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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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中学生時代から、所謂ライフハック系の本が大好きです。
そして割と人間が嫌いです。
前世で何をやらかしたらこんなろくでもない環境に生まれるの。

こんにちは、和美です。
今回はそんな辺りを諦める方法を考える話です。

【目次】


  1. アンガーマネジメントとは

  2. 原則

  3. 怒りの種類

  4. 犯罪者を処分するのは罪なのか


1. アンガーマネジメントとは


怒りの感情を管理する 『 アンガーマネジメント 』 という考え方があります。
英語で 『 Anger Management 』 と綴り、アメリカで生まれました。
自分が変えられない状況は冷静に受け止め、自分で変えられる状況では怒りを上手に伝えるための技術です。

2. 原則


原則は、感情のままに原因となった本人に怒りを向けても、他人の言動を変える事は困難、という事実です。
なので、怒りを自分で制御して相手に伝わるように管理しよう、というのがアンガーマネジメント。
中でも有名な方法は、怒りを六秒間我慢すると感情の波が引くので、その間をやり過ごす、通称 『 6秒ルール 』 と呼ばれるものです。
和美の怒り方は持続性があり、何年も経ってから思い返して余計に苛々するので、ずっとこの 『 6秒ルール 』 に疑問を抱いていました。

3.怒りの種類


転職のための面接練習で訪れたビルで配布していたフリーペーパーに、アンガーマネジメント講演の話が少しだけ載っていました。

怒りの種類は以下の四つに分類できるそうです。
強度が強い、持続性がある、頻度が高い、攻撃性がある。
聴講者に挙手制で尋ねたところ、 『 持続性がある 』 と回答した方が大半だったそうで、講師の方も 「 会場のみなさんは根に持つタイプなんですね 」 と仰って笑いを誘っていました、と締め括られていました。

基本が 『 6秒ルール』 なので、普通の人達は瞬発的な怒りしかないのだと思っていたのですが。
何年経っても思い出して殺意沸くレベルで苛々するのが私だけではなさそうで安心しました。
講演の詳しい内容は分かりませんが、転化する方法を探してみます。

怒りの種類を理解して寛大さを高める:ビジネスマネジメント.com

4. 犯罪者を処分するのは罪なのか


ちなみに和美は、相手に対して 『 こいつ殺しても犯罪にならないよね 』 というのが本音です。
むしろこの私が直接手を下してやる事に感謝しろ。

歌ってみた、レイヤー、盜権など、いずれも日本では犯罪行為として処罰されるべき事例です。
例外のない非親告罪化を、首を長くして待っています。
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七月十六日、京都国立近代美術館で開催されていた、『 横山大観展 』 に行きました。
今更ながら感想記事です。

【目次】

  1. 横山大観とは
  2. 感想:展示されていない作品
  3. 感想:好みではない作品
  4. 感想:富士山
  5. 感想:好みの作品
  6. 感想:一般展示
  7. 次回:東山魁夷

1. 横山大観とは

ご存知ない方のために作者、横山 大観の話から。
近代の日本画では最も著名な画家で、竹内栖鳳と共に、第一回の文化勲章を受章しました。
『 好き嫌いに関わらず、基礎教養として見ておくべき人 』 という評が的確だと思います。
特に富士山を好んで描いた人で、今回も富士山は多かったです。

2. 感想:展示されていない作品

電車の乗り換え駅を間違えたので開館には間に合いませんでしたが、まだ混雑する前に着けたので良かったです。
当時飛来したハレー彗星を描いたという ≪彗星≫を含め、記念碑的な作品が期間限定出品で驚きました。
会期終了直前に行ったところ、他にも ≪ ナイヤガラの滝 ≫、≪ 瀟湘八景 ≫、≪ 朝陽霊峯 ≫ と、会場内の説明文には挙げられているのに作品がない不思議な構成でした。
その上、宮内庁に要請を受けて描いた描いたという ≪ 朝陽霊峯 ≫ は、今も宮内庁が所蔵しているにも関わらず 『 京都展非出品 』 と書かれていて更に謎です。
個人所属や他の美術館からであれば、会場である京都近代美術館に貸したくないと断るのも分かりますが……。
そもそも会場である京都近代美術館が所蔵していても通期展示ではない作品もあり、出展目録を見るたび不快になりました。
京都近代美術館は、京都の美術館"にしては""比較的"態度が"マシ"なので、まだ不満は少ないですけれども。

3. 感想:好みではない作品

雨が降ってから蒸発するまでの水を描いた、日本一長い巻物である ≪ 生々流転 ≫ は全巻の写真を見たところ、中期が好みではないので、出品目録と総合すると、前期に行っておくべきだったかな、と思いました。
後期は朦朧体の滲み方が素晴らしかったです。
≪ 杜鵑 ≫ など、風景画や家屋が下手だと感じたので、巻物の中期にある川のほとりの風景が多分苦手です。

4. 感想:富士山

ポスターやチラシに使われていた ≪ 群青富士 ≫ は、ポスター絵を見てもさほど惹かれなかったのですが、本物を見てもやっぱり微妙でした。
≪ 霊峰十題 ≫ も苦手です。

二〇一五年の富士山だけを集めた特別展で、出展されていた竹内栖鳳の富士山がババロアのように偽物らしくて驚いた事があるのですが。
参考リンク:当ブログ記事:富士名品展
その時に出品されていた富士山が素晴らしかった横山大観も、同じようなババロア富士山を描いていて驚きました。
解説には 『 対象(富士山)を単純化した 』 と書かれていましたが、単純化したら偽物のように見えてしまうのですよね……。
和美が関西圏在住のためか富士山に全く愛着はないので、余計にそう感じるのかもしれません。
現住地は一応、富士山撮影の最南端記録がある県です。(2018年現在)

同じ大観でも ≪ 山に因む十題のうち霊峰四趣 ≫ など、他にもっと良い富士山を描いているのに、なんでこれを代表作品にした?と疑問です。
単純化した富士山の絵でも、≪ 霊峰十趣 ≫ の秋だけは良かったのですが、秋の方が断然良かったです。

5. 感想:良かった作品

展示替えによって前期、中期、後期とあり、 ≪ 生々流転 ≫ のところで 『 前期に行くべきだったかな 』 と書きましたが、後期展示の ≪ 迷児 ≫ が見られたのは良かったです。
子供の周りに、キリスト、ブッダ、孔子、老子と四人の宗教家が集まっている絵です。
宗教観が薄まって曖昧になった現代を表しているそう。
木炭の黒一色で、綺麗でも華やかでもありませんが、心に残りました。

あとは ≪ 屈原 ≫ や ≪ 游刃有余地 ≫ も良かったです。
小品ですが、枝に雪が積もった ≪ 雪旦 ≫ が今回一番の好みでした。


6. 感想:謎の作品

大観展では最後の感想です。
≪ 焚火 ≫ という作品が謎でした ……。
掛け軸三幅の作品で、真ん中はもちろん題名の焚火です。
両幅には中国っぽい服装の男二人が描かれているのですが、何かを企んでいるような、ニヤニヤ?した不気味な笑顔でした。
何か古典からの引用かと思いましたが、解説にも書いておらず……謎は謎のままです。

7. 感想:一般展示

次は、特別展のチケットで見られる常設展示の話。
特集展示は写真家でした……。

日本の水俣病を取り上げた事で有名だそうですが、未だに写真の何が芸術に分類されるのかが分かりません。
Instagramにアップされている、現代画家のKAGAYAが撮った写真はさすがにKAGAYAらしい雰囲気だと思いましたが。
車のロードサービス会社であるJAFの情報誌に載っていた、動物写真コンテストの優勝作品が鉄道に撥ねられた鹿の死体で、「同じ写真を撮ったら誰でも優勝できるんじゃ?」と思ったのもあります。

写真家はW.ユージン.スミスという人で、第二次世界大戦や僻地医療など、社会問題を扱った人のようでした。
チッソと言えば、公民の授業で習った「過去の出来事」だと思っていたのですが。
2011年、新聞の一面に「チッソ分社化」というニュースが載り、まだ補填が終わっていない事に驚いた記憶が蘇ります。

特別展が横山大観だったので、常設展示にも横山大観や同時代の菱田春草ら画家の所蔵作品が展示されていました。
こちらの≪春風≫という作品が綺麗でした。

あとはピカソとマティスを中心とした展示も。
……両方とも父が好きな画家だなぁという感想が真っ先に出て来ます。
和美はパブロ・ピカソの苦手意識はかなり減りましたが、アンリ・マティスは今も少し苦手です。
……切り絵の連作≪ジャズ≫は好きですけれども。
なぜかピエト・モンドリアンが出ていて、洗練される前の古い作品が意外でした。

そんな辺りかなー。
工芸は分からないので省略。

8. 次回:東山魁夷

次の特別展は東山魁夷かいいです。
割と最近まで生きていた(1999年没)日本画家です。
平山郁夫と並ぶ巨匠……という印象です。
横山大観と同じく、『 好き嫌いに関わらず、基礎教養として見ておくべき人 』 という評に当てはまる人かと。
二枚で二千円のペアチケットが売っていたので、親に一枚売却しようかと悩みましたが、京都国立博物館の会員カードによる割引が効くので買っていません。

その次が藤田嗣治つぐはること洗礼名:レオナール・フジタなので、通し券が欲しかったです……。
※藤田嗣治も苦手です。


部屋の片づけが相変わらず苦手です。
こんにちは、和美です。
今回は、そんな部屋を片付ける方法を考えてみました。

【目次】

  1. ゴミ出しの話
  2. 曜日感覚
  3. お風呂場
  4. 洗濯物
  5. 洗い物
  6. まとめ

1.ゴミ出しの話

現住所のマンションはゴミの分別が緩く、瓶、缶、ペットボトル、粗大ゴミ、有害ゴミ以外は全て生活ゴミという分類です。
なので、大抵のゴミは同じ袋に捨てられるのですが。
そのゴミ袋を、出掛ける時に一緒に持って行って捨てるのは不可能だと気付きました。
単純に、荷物が多いためです。

朝、ご飯をお弁当箱に詰めてから冷ましている間は時間があるので、パジャマではなくルームウェアを着ている日に捨てに行くようにしています。

2.曜日感覚

和美の職場では、全く関係ない人が使う休憩所を毎朝掃除させられています。
その休憩所を使う人達が誰も掃除せず、放置しておくと汚くなっていくためです。

休憩所は、電子レンジ、冷蔵庫の中、床など、曜日毎に掃除する場所が決まっています。
そこを参考に、自分の部屋でも曜日毎に掃除する場所を決めたら楽なのかなと気付きました。

仮で作ってみたものです。

掃除する場所一覧

日:トイレ・お風呂
月:机の上
火:床
水:電子レンジ
木:冷蔵庫
金:床・玄関
土:廊下

床が二回あるのは、すぐに散らかる事と、部屋の入口側と奥側で分けられるかなと思ったためです。
……職場の掃除も、床は週二回ありますしね。
掃除機を掛ける日が決められれば更にいいのですが。

前の居住地は生活ゴミが週二回だったので、ゴミを出す際に不要物を探して袋をいっぱいにする癖をつけていました。
ですが、毎日捨てられると、逆に「いつでも良いや」といい加減な気持ちになってしまいますね。

3. お風呂場

お風呂場の掃除の話も少し。
わたなべぽん先生が描く片付けのエッセイ漫画で、お風呂場の髪の毛を摘むトングを買ったら便利、という話が載っていまして。
紹介されていたトングはお風呂掃除用のブラシとセットになっていて高かったので、百円均一のパスタ用トングで代用しています。
それまでは小さいゴミ袋を裏返して摘んでいたのですが、気が付いた時にすぐ捨てられて便利だなぁと思っています。

お風呂場に置く都合上、金属ではなく総プラスチック製のトングを選んだのですが、黒しかなかったのが残念です……。

4. 洗濯物

ゴミではありませんが、ゴミよりも早い頻度で溜まっていくのが洗濯物です。in 夏。
幸い、現住所には共同洗濯機があるので、部屋の中に洗濯機は置かずに済んでいます。
が、10時までに回し始め、11時までに使用終了という規則があるので、うっかり時間を逃すと数日分溜まってしまいます。
間に合わなかった夜は六時間のタイマーを掛けて朝干していますが、そのうち注意書きが書かれそうで怖いです。
前回の記事 【 睡眠時間を確保したい 】で載せたタイムテーブルを守りつつ、毎日八時から八時半に洗濯物を回しに行きたいですね。
一度時間を計った時は、洗濯物を干すのに七分、取り込んだ洗濯物を片付けるのが二分でした。
洗濯物の量に左右されるはずで、ちょうど少ない時に計ってしまいましたが、取り込んだ後の衣類置き場が明確には決まっていないのが時間が掛かる一つの要因だと気づきました。
服、下着置き場も作らないといけませんね……。

5. 洗い物

洗濯物と並んで溜まっていくのが食器類の洗い物です。
こちらも時間を測ったところ、朝ごはんの片づけが一分、水筒をしっかり洗って十分、洗い物の合計が約四十分でした。
しかも洗濯物とは異なり、こちらは浸け置く時間や洗い終わった食器の置き場が必要です。
特に洗い終わった食器を乾かす場所が狭いので、残っていても終わらざるを得ない時があります。
こまめに片付けるのが一番なので、溜め込まないようにしたいですね。

6. まとめ

毎日少しずつでも掃除する。
……当たり前ですね。頑張ります。
この記事は美術館の感想です。



六月三十日に、国立国際美術館で開催されていたコレクション展 『 視覚芸術百態 』 を見ました。
前回の 『 トラベラー展 』 (当ブログ内過去記事)に引き続き、開館四十周年記念です。

【目次】

  1. 期待と結果
  2. 今まで知らなかった
  3. 作品と再会
  4. 印象に残った作品
  5. 一番好きな人
  6. 買い物
  7. また来ます
  8. 年間パスポートと友の会

1. 期待と結果

開館四十周年記念のコレクション展なので、国立国際美術館が所蔵するニキ•ド•サンファルの立体が出るかと期待していたのですが …… 出ませんでした。

2. 今まで知らなかった

会場内で、美術館スタッフとも思えないような人達が 『 写真撮影許可証 』 というタグを首から下げて、スマートフォンで写真を撮っていたのに気がつきまして。
検索したところ、インフォメーションに届け出るだけで写真撮影の許可証がもらえると初めて知りました ……。
下記の通り、一応規約があります。
  • 一作品だけの撮影は著作権に関わるので、複数作品が写るように撮る
  • 動画撮影は禁止
ただし、細かく部屋が別れている割には学芸員も多くはないので、規約違反でも注意はされにくいかと思います。
和美の場合、後でブログ記事を書くのに作品名と題名を一致させるために使いたかっただけですし。
……あと、図録に載っていない方向からの写真が欲しかったという理由もあります。
【 追記 】
図録を見ていると、どこにも注記はありませんが、著作権の関係か掲載されていない作品が半分はあるようで……。
全作品の写真を撮影しておくべきでした。

3. 作品と再会

ここからは作品の感想です。

ジャン•フォートリエがありました。
名前は記憶から飛んでいましたが、卵のような頭蓋骨の絵 ≪ 人質の頭部 ≫ はポスターに使われていたのでよく覚えています。
この国立国際美術館で特別展が開催されていて、最終日直前の水曜日に慌てて見に来たのです。
あと、兵庫県立美術館で開催されていたジョルジュ•モランディの瓶が並んだ静物画。
豊田市美術館まで見に行ったアルベルト•ジャコメッティ。
大阪市立美術館で開催されていた 『 こども展 』 に出展されていたパブロ•ピカソ。
と、他の美術館で開催されていた特別展で見た作品もいくつかありました。
(モランディだけは、ほぼ全て同じような静物画なので自信がありませんが……)

4.印象に残った作品

ここからは印象に残った作品を挙げていきます。
まずは岡崎乾二郎という人。
白い背景に絵の具を適当に散らした系の抽象画なのですが。
絵の具で下に絵を描いておいて、その上から白を塗って削ったのかな、と勘違いしてしまうほど綺麗に植物っぽく見えている部分があって不思議な感覚でした。

今回一番良かったのは、マイク•ケリーの≪シティ7-1(「 カンドール 」 シリーズより≫という立体作品です。
例によって初めて聞いた名前ですが、題名からしてシリーズもののようなので、他の作品も見てみたいです。

レゴ
最初に挙げたポスターの作品は≪レゴ≫という題名で、そのままレゴを使って作られています。
裏側も綺麗に色分けされていました。

5. 一番好きな人

現代アートでは和美が一番好きな、アンディ•ウォーホルも出ていました。
が……≪マリリン≫と今回初めて知った≪グレムリン≫という作品でした。
アンディ・ウォーホルもニキ•ド•サンファルと同じく、東京で開催された特別展を逃したので大半の作品を知りません。
一番好きなキャンベルスープ缶ではなくて残念でした。
……真面目に欲しいのですが、おいくら万円なのでしょうか。
追記:1缶だけなら300万円程でした。

人気作の≪マリリン≫は三作が出展されていました。
全十色の色違いのうち黒、赤、緑が人気作ですが、展示作は緑、青、ピンクでした。
図録にもデジカメにも記録がなく …… 緑があったのは覚えていましたが、黒や赤などではなく 『 ぼんやりした色 』 という記憶だったのですが、Twitterに写真が載っていて特定できました。
助かりましたが、撮影規約に違反しています。

6. 近代と現代の違い

国立国際美術館は名前に近代と入っていない割に、近畿圏内で一番の近現代美術館のような気がします。
近畿圏内で近現代美術というと、京都近代美術館は明治〜昭和辺りで国立国際美術館よりまだ古い年代。
国立国際美術館と近いのは、京都文化博物館がたまにヤノベケンジを扱っているのと、兵庫県にある横尾忠則現代美術館ぐらいでしょうか。
お金がなかった頃に音声ガイド借りるのをやめてから作品に向き合えるようになった気がするのですが、やっぱり現代美術は解説が欲しいです。
【 追記 】
記憶になかったのですが、音声ガイドもあったようです。
借りれば良かった……。

7. 買い物

ちなみに今回最大の目的は、前回の特別展でああった 『 トラベラー展 』 の図録だったのですが、無事に買えました!
今回の 『 視覚芸術百態 』 も、もちろん図録を買えました。
が、会場に置いてある閲覧用の図録を読んだ限り、作品毎の解説が全くないようで困ります。
しかも著作権の関係か、図録に載っていない作品があると後から気づきました……。シンジラレナイ。

8. また来ます

次回のプーシキン展の前売り券も買う予定だったのですが、『 前売り券は美術館内で売っていない。コンビニなどでのみの販売 』 という初めての経験をしました。
どうせ団体割引が効くので、コンビニの文字しか書かれていない前売り券は諦めて当日券を買う事にしました。

9. 年間パスポートと友の会

昨2017年の十一月末に京都国立博物館で年間パスポートを買ったのですが、もう元は取れた気がします。

有効期限が一年間なので、そろそろ更新の事を考える時期に近づいて来ました。
京都府内のお寺や美術館などで割引が効くので京都国立博物館で入会しましたが、国立国際美術館の友の会の方が、特別展が一回は無料になる分合計金額では安いのかもしれません。


完結まで読み切って集め切った漫画は意外と少ないです。
こんにちは、和美です。

奈良万葉文化館で開催されていた 『 マンガで語る古代大和 ー 学術と創造の融合 ー』 展に行きました。

【目次】

  1. 特別展の概要
  2. 漫画の概要
  3. 特別展の感想
  4. その他の施設
  5. 帰り際に

1. 特別展の概要

特別展の題名 『 マンガで語る古代大和 ー 学術と創造の融合 ー』 からは内容が一つも分からないと思うので、まずは解説です。
里中 満智子先生の漫画 『 天上の虹 ー 持統天皇物語 ー』 を元に、漫画の冒頭部分と史実を照らし合わせて、史実と里中先生が創造した部分を比べてみよう、という話です。
冒頭とは、漫画の主人公である鸕野讃良うののさらら ( 天智天皇の娘で後の天武天皇妃、持統天皇 ) の誕生から、大化改新、白村江はくすきのえの戦いを経て、天武天皇と結婚、皇后として即位するまでです。
……漫画の副題は 『 持統天皇物語 』 なのに、持統天皇になっていませんが……。
持統天皇は、特別展の会場:奈良万葉文化館がある飛鳥ではなく現奈良市で即位するためでしょうか。

2. 漫画の概要

特別展の元となった漫画の話も。
……ごめんなさい完結していたと今回の特別展で初めて知りました。
副題の通り持統天皇の伝記ですが、一巻の後書きによると、『 万葉集の漫画 』 らしいです。
和美が知ったのは二十年以上前。
単行本の七巻だけフリーマーケットで古本を他の漫画と共に買ったのが出会いで、そこから時々思い出したように読んでいました。
十年近く前に単行本版を読んだ時に 「 連載雑誌が休刊して何度も移転して今は描き下ろし連載です 」 というような後書きに驚いたのが最後でしょうか。
今回は会場の資料室に漫画があったので一巻から読み返しましたが、閉館時間までに読み切れませんでした。

3. 特別展の感想

特別展は概要でも書いた通り、漫画の中でもごく初期の部分、七巻の途中で大海人皇子おおあまのおうじが天武天皇として即位するまでです。
特別展の副題 『 学術と創造の融合 』 をテーマに、漫画の一場面を抜き出して、漫画の解説と史実との違いを書いてあって、あちこち驚きました。

まずは大海人皇子が額田王ぬかたのおおきみと結婚したという史実はない、という解説。
作中では大海人皇子と額田王は一度は結婚。
その後、額田王は要請を受けて天智天皇に嫁ぎますが、天智天皇が崩御。
後を継いだ子供が失脚した後、額田王は天皇に即位した大海人皇子=天武天皇と結婚するのですが……。
今後遺跡の発掘調査などで文献が新しく発見されて二人の結婚が否定されると、物語の筋が大きく変わってしまいそうです。

天智天皇と結婚している額田王と大海人皇子が、天智天皇の前で和歌を披露する場面があります。
その和歌が残っていて、酒宴の席の戯れなのか、実際に不義密通があったのかという二種類の解釈があり、作中では両方が成り立つように描かれていました。

恋愛と言えば、万葉集に二首しか残っていない、反逆の罪で亡くなった有馬皇子ありまのみこと主人公の讃良さらら(後の持統天皇)の悲恋も漫画の中では大事な場面として描かれていますが、こちらも想い合っていたという史実はないそう。

和歌の名手として後年まで名前の残る柿本人麻呂が 『 歴史書には名前が出てこない 』 というのも驚きました。
……確かに国語で習ったのは覚えていますけれども。
作中で 『 有馬皇子と顔が似ている 』 と讃良が言っているのは伏線かと思っていましたが、違いそうなのが不思議です。

余談も一つ。
……讃良がいつの間にか年下だと気付いて驚愕です。
天武天皇の即位に伴って皇后になった時点で二十九歳だそう。
一般に成人年齢が早いと精神面の成長も早く、教育のしっかりした天皇家に生まれ育ち、幼くして母親を亡くし、十二歳で嫁いでいるので老成しているように感じられるのは普通なのですが……。

特別展はそんなところでしょうか。
図録もないのに写真撮影も禁止だったので、記憶に頼るしか出来ません。

4. その他の施設


会場である奈良万葉文化館の施設の話でもと思いましたが、地下にある一般展示室はあんまり面白くなかったので特に書くこともなく。
ミュージアムショップに図録はなく、仕方なくクリアファイルを買いました。
…… 『 姫が行く!』 が里中 満智子先生だと初めて知りました。
『 天上の虹 』 と一緒にフリーマーケットで買った古い漫画のうちの一冊です。
カバーは捨てたのか紛失しましたが、漫画は今も実家にあります。

缶筆箱の方が好きな絵柄が多かったのですが、実用性を考えるとクリアファイルですね。
いや絵葉書を発売してくれれば図録代わりに全種類買ったのですが。
万葉文化館の常設展示図録も買いました。

5. 帰り際に

庭が綺麗でしたが、閉館時間の五時半になってしまったので鑑賞は断念しました。
サルスベリと何かです。
写真は省略しますが、歌碑もありました。



近くのお土産物屋さんは四時に、隣接する資料館は五時に閉館という酷さで何も出来ず……。
一時間に一本のバスで帰りました。

もう少し暑くなければ、一応徒歩圏内らしい石舞台古墳や飛鳥寺辺りに行ってみたかったです。

最後は奈良駅で撮った、『 なら燈花会とうかえ 』 という観光客を呼ぶためだけの迷惑な催しの写真です。

税金は湯水のごとく。


朝は起きられません。
いい加減早く転職したいです。
こんにちは、和美です。

今回は、睡眠時間を確保するために、夜の行動から考えてみました。

【目次】

  1. きっかけ
  2. 行動予定表のための逆算
  3. ご利用は計画的に
  4. 選択と集中
  5. 時間の有効活用
  6. まとめ

1. きっかけ

この記事は、過去に書いた朝起きて家を出るまでにやりたいことを書き出してみた(当ブログ過去記事)の続きです。

安眠のためには、寝る一時間前にお風呂に入るのがベスト。
という記事を読みました。

和美は遅くとも朝六時には起きる必要があります。
寝つきが悪いので、十時には布団に入りたいです。

一時間前というと、九時にお風呂から上がらないと駄目。
更に逆算すると、八時にご飯を食べ終えて八時半から入れば十分間に合うのです。

…… この時点では、「思ったよりも時間に余裕がある」と甘く考えていました。

2. 行動予定のための逆算

ところが、この逆算を更に進めていくと、八時にご飯を終えるためには七時半にはご飯を食べ始めないといけないという事実に気が付きました。
純黒の下請け零細企業なので、定時は五時半ですが、基本は七時にしか仕事が終わりません。
そこから買い物して帰ったら、ご飯を食べ始める七時半には全く間に合いませんでした……。

炊事や洗濯は、ご飯を食べ終わってからお風呂に入るまでの三十分か、お風呂上がってからの一時間が使えますが。
入眠時間から固定された、夕ご飯を食べ始める時間を早めたいです。

タイムテーブル

~7:30:帰宅
7:30-8:00:夕ご飯(準備含む)
8:00-8:30:休憩 兼 家事
8:30-9:00:お風呂
9:00-10:00:休憩 兼 家事
10:00~:睡眠

3. ご利用は計画的に

帰宅時間を早める方法は、買い物時間を削るぐらいしかありません。
という事で、買い物を曜日で固定しようかと思いました。
朝に飲む牛乳は、二パックまとめて買えば回数も減らせますしね。

4. 選択と集中

時間の使い方を考えていたら、『 選択と集中 』が出来ていないんだと気づきました。
時間の使い方の基本でもある、したい事の優先順位を決めて優先順位が低い事を削る事です。
順不同に挙げると、自炊、パソコン、絵を描く、部屋掃除、ブログの記事、勉強。
有限である使える時間に対して、やりたい事が多過ぎて絞れていないのです。
が、和美はやりたい事を諦めたくありませんので、付き合い残業も多い仕事を減らしたいです。
目指せ九時五時の完全週休二日制。

5. 時間の有効活用

別の観点から時間を確保する方法も考えてみました。
タイムテーブルの中にある一時間半の『 休憩 兼 家事 』の中身です。
過去のブログ記事で、夜寝るまでに翌朝の着替えを準備しておく、と書きました。

今は、取り込んで箱に入れた服の山から翌日の着替えを分離して、足りない分は更に取り込んでいます。

準備の段階から更に時間を遡ると、洗濯物を取り込む時点で着替えを分けておくと便利なのかな、と思いました。
理想は着替えの箱を複数用意して、数日分まとめて準備したいです。
が、箱の容量と置き場を考えるとあまり現実的ではありません。

6. まとめ

上述の 『 2. 行動予定のための逆算 』 内で挙げたタイムテーブルを再掲。
とりあえずこれを守る事から始めます。

タイムテーブル

~7:30:帰宅
7:30-8:00:夕ご飯(準備含む)
8:00-8:30:休憩 兼 家事
8:30-9:00:お風呂
9:00-10:00:休憩 兼 家事
10:00~:睡眠

この記事は読書感想文です。
最近は珍しく立て続けに本を買って読んでいます。
懐の都合上、全て古本ですが。

図書館で借りて読むよりは僅かでもお金を出している分マシだと思っているのですが、作家さん達は古本屋さんを叩いて図書館には何も言わないのが不思議です。
こんにちは、和美です。

先日の記事実録手記:「 聞け、"てるくはのる"よ 」で触れた、図書館戦争シリーズを別冊まで読み切ったので感想文です。

【目次】


  1. 初めに

  2. きっかけ

  3. 感想(長いです)

  4. ちなみに



1. 初めに


図書館戦争シリーズは、本編が四冊、番外編が二冊の合計六冊です。
昭和の後、架空の元号正化せいか二十年代を舞台に、実弾を伴った検閲、没収制度が合法化され、本は贅沢品になった時代。
図書館は自衛隊にも劣らない武力を持って検閲に対抗する組織を持ち、自由に本を読める重要な場所になりました。
検閲に対抗する武装組織、図書隊の精鋭、図書館特殊部隊ライブラリータスクフォースに入った主人公の話です。

シリーズ名は以下の通り。
時系列が入れ替わる事もほぼありませんので、順番に読んでいく事をお勧めします。

  1. 図書館戦争

  2. 図書館内乱

  3. 図書館危機

  4. 図書館革命

  5. 別冊 図書館戦争 I

  6. 別冊 図書館戦争 II


2. きっかけ


元から、「本を紹介する本 」 というジャンルが割と好きです。
面白そう、と思ってそのまま読まない事も多いですけれども。
図書館戦争シリーズを読んだきっかけも、そんな 「 お薦めの本を紹介する本 」 を立ち読みしたのがきっかけです。
一人一作ずつ……かな?見開き一ページで紹介する形式で、 「 表面的には恋愛物語だけど、それだけで読者を甘やかさない話 」 と紹介されていた事から興味を抱きました。
が…… 恋愛が表に出過ぎていて、舞台が特殊なだけの恋愛系ライトノベルという印象でした。

3. 感想


詳しい感想。
……少女漫画かな、これ。(ダメな意味で)
特に別冊の二冊は口から砂糖を吐くかと思う甘さでした。

長くなったので細かい目次を。

【目次】


  1. 舞台

  2. 文章

  3. 言葉の意味

  4. 登場人物と伏線



A. 舞台


作者の有川 浩ありかわ ひろ先生の企画コンセプトは 「 月9でGo!」 らしいですが……図書館という場所(セットが組める規模ではなく、建物が必要な大きさ)が必要な上、武装組織はCG処理が必要です。
なので、地上波放送のTVドラマでは不可能です。
実写版もTVドラマではなく映画でした。

B. 文章表現


なぜかハードカバーでも発売されていますが、ライトノベル出身だなと分かる文章の書き方でした。
美人という設定のある主人公の友人を指す形容詞が 「 美人 」 しか出て来なくて語彙力が心配です。
ライトノベルの書き方の本ですら、 どこがどう美しいのかを言葉で表現しろと書いてあるのですけれども。
整った顔立ち、切れ長の二重、風に揺らめく長い髪、と(例は月並みですが)表現はあります。

『 図書館革命 』 が劇場版アニメ化された記念に紀伊国屋書店で限定販売されたアニメ版表紙の 『 図書館危機 』 表紙では、全く美人でもない上に、微妙に古臭い絵でがっかりしました。

C. 言葉の意味


内乱辺りで出てきた、言葉の使い間違いも引っかかりました。
国語が得意な俳優が 「 煮詰まる 」 を誤用していたのです。
正しい意味は、「物事が決まりかけた状態 」 で 「行き詰まった状態 」 を指す言葉ではありません。
(TRPGの 『 魔道書大戦 マギカロギア 』 でも同じ誤用がありました)
という辺りももやもやしましたが、基本的には面白かったです。

恋愛が主軸ではないはずなので、主人公達だけで良いと思うのですが……なんであっちもこっちも恋愛ばっかりしているのかな。

D. 登場人物と伏線


別冊IIで手塚と柴崎が交際開始したのも残念でしたが、緒方の元彼女の作家が出て来た時には 「 そんな設定どこにもなかっただろうが 」 と思いました。
緒方自体も名前だけで影が薄いキャラクターですしね。
緒方とほぼ同期である進藤の方が、印象は強かったです。

『 図書館革命 』 に出て来た、同じく作家の当麻 蔵人と併せて、伏線を引くのが下手というか、ゲストキャラクターを突然出す癖があるのかなと思いました。

3. ちなみに


図書館戦争シリーズは実写映画、アニメ、漫画版もありますが、見ません。
見た目が小説のイメージと一番似ていたのは実写映画版でしたが、北川景子は身長170cmもない(公称160cm)ですし、体育会系馬鹿でもありませんので。

アニメ版は上記の 『 3. 感想 B. 文章表現 』 で触れた通り、柴崎が不細工。
鞠江の方が可愛い上、全体的に 『 こんなイメージじゃない 』 顔ばかりでがっかりしました。

以上。
この記事は美術館鑑賞の感想です。



大阪文化館・天保山で開催されていた 『 はがね錬金術師れんきんじゅつし展 』 が、巡回で神戸開催と知ったので、最終日の七月八日に行きました。

【目次】

  1. 初めに:漫画の紹介と感想とか
  2. 神戸ゆかりの美術館
  3. 特別展の感想
  4. 余談

1. 初めに:漫画の紹介と感想とか

はがね錬金術師れんきんじゅつし 』 は、少年ガンガンで連載されていた漫画です。
錬金術が特殊能力として使われている世界で、架空のアメストリスという国を舞台の中心にしたファンタジーです。
アニメ化は二回、連載終了後に実写化されました。
今回の特別展は、実写映画化記念として開催されたものを原画を中心に再構成されました。
実写映画化記念は東京、大阪開催分のみで、その後の神戸、次の北九州市開催分は再構成版です。
京都に来るかなぁ。

一回目のアニメの最後にあった映画も酷かったのですが、二回目のアニメで声優さんの大半が入れ替わったので予告編で切り捨てて全く見ていません。
大佐は大川 透さんしか認めません。
( 病気復帰おめでとうございます )

実写映画化は、単行本の後書きで挙がっていた妄想キャストと一人たりとも一致しなかったので見ていません。
及川 光博さんの大佐が見たかったです。

最近の原作者:荒川 弘先生については、実写化のニュース感想で見た、「連載終了後に生まれた二人目のお子さんに障害か重い病気でも見つかったんじゃ」 という邪推に納得せざるを得ません。

気を取り直して漫画の感想。
話は面白くて好きでしたが、失礼ながら絵は上手いとか思いませんでした。
イベントの無料配布漫画で大阪開催分の感想を読んで行きたくなっただけです。

漫画では、語ってほしかった話がいくつか。
名前すら一度も出て来ませんでしたが、イシュヴァール戦の引鉄を引いた穏健派将校は誰なんでしょうね。
マスタング大佐の実の父親では、という説を聞いてからずっと気になっています。
( マダム・クリスマスは養母 )
あと単行本に載っていた予告漫画を読んでから気になっている、最後のゲームのノベライズが見つかりません。

2. 神戸ゆかりの美術館

こんな名前の美術館で開催されましたが、原作者の荒川先生は神戸出身ではありません。
北海道の酪農家出身という話がファンの間では知れ渡っています。
……どんな所縁があったのでしょうね。

美術館は魚崎か住吉から六甲ライナーに乗り換えた人工島にあります。
神戸ファッション美術館と同じ建物。
この美術館は展示替えのため休館中だったのでがっかりしました。
常設展に興味があったので行きたかったのですが。

3. 特別展の感想

感想。
美術館の職員の態度悪過ぎ。
もう二度と行きたくない。

特別展のグッズには、個数制限をされている物がいくつかあります。
その個数制限を管理するため、だとは思いますが……会計は半券一枚につき一度きりで、会計時に半券の裏にハンコを押されました。

和美は、混雑する特別展では完売を防ぐために先に図録やグッズを買う事があるので驚きました。
今回はリターン式コインロッカーに使うための百円玉がないという理由でしたし。
過去に何度か漫画アニメ系の特別展に行った事がありますが、そんな事をする特別展なんて一度も見た事がありません。
(バブルジャンルには行った事がないのでたまたまかもしれませんが……、ジブリ、ディズニー、ピーターラビット、魔法少女まどか☆マギカ、絵師100人展、カードキャプターさくら、黒執事のとぼそ やな展もそんな頭おかしい事はやっていません)
たまたま会場内で半券を拾ったので、しれっと二回目の清算をしましたけれども。

そしてチケット購入。
手元にあった小冊子 『 阪神沿線ミュージアムガイド 』 で団体料金になると書かれていたので提出したところ …… 通常料金を請求されました。
詰問したら、優待券一覧を見て先輩らしき隣の職員に確認を取ってようやく割引が効きましたが……教育が終わっていない新人を一人で置くな。

音声ガイドは、エドワード•エルリック役の朴 璐美とアルフォンス•エルリック役の釘宮 理恵だけなので借りませんでした。

…… 特別展は実写化記念の企画だったのに、音声ガイドがアニメ版の声優さんというのも不思議ですね。
原画展に来る、アニメ版が好きで真っ当な神経をしたファンは実写映画なんか見に行きませんよ。
映画の続編の企画はどうなるんでしょうか。


原画展……。
参考資料は楽しかったのですが、やっぱり絵が上手いとは思いませんでした。
あと枠外を全く描いていなくて驚きます。
腕とか髪の毛とか、枠外だからって途切れるんだ?
背景に紙の白がそのまま残っているのも不思議でしたが、そこはイラストだからでしょうか。
(古典美術ではご法度です)

参考資料で、シン組が使っている武器が苦無クナイではなくひょうという中国の投擲とうてき武器だと知りました。
形はほぼ苦無と同じですが、持ち手に紐を通す穴が空いています。
用途は日本の手裏剣だそう。

過去に所用で調べた事があるのですが、苦無は武器ではなく、壁を登る時などに使う道具です。
投げて当てればそれなりに怪我もさせられるかとは思いますが、本来の用途ではありません。

原画には、原稿用紙の裏面が一枚のみならず展示されていると思い込んでいたのですが、全くありませんでした。
荒川先生は裏面に落描きやキャラクター設定を描く事が知られています。
単行本のカバー下もトイレの四コマもありませんでした。

参考資料はあったのに、漫画系特別展によくある、過去発売グッズの総覧もなくてまた驚きました。
第一期アニメの頃に発売されたミニ六穴のシステム手帳は今も職場で愛用しています。

マスタング組が並んでいる扉絵の原画では、みんな予想外にスタイルが悪くて驚きました。
軍服だから短足に見えたのかなぁ。
大佐とリザさんって意外と身長差ないんですね。

カラー扉絵のコメントに、二回も 『 仕上げに雪を降らせる予定だったのに忘れた 』 と描かれていたのですが。
原画集の発売時や原画展開催決定の時にでも追加すれば良いのに …… と思いました。

カラーイラストの線画を鉛筆で描いている時期が長くて、勢いのある絵でも線画がぼやけるので綺麗に見えないのかなぁ。

最終回周辺の原画を見ていると、大佐とホーエンハイムが初めて会った時に何もなかったなぁとがっかりした事を思い出しました。
ホーエンハイムは、兄弟が人体錬成という禁忌を犯した事について、ピナコに 「 なんで誰も叱ってやらなかったんだ 」 (自分はどう叱って良いのか分からん )と話しています。
兄弟の過ちを叱ったのは、作中で大佐ただ一人です。
ホーエンハイムと大佐が出会ったら、そんな話が出て来るかもしれない、という話を同人小説で書いた事があるのですが。
同ネタ多数と思っていたのに、結局一度も見かけた事がありません。
第一期アニメ放送中(最盛期)にはまだジャンルにいなかったためでしょうか。

そんな記憶から、イズミさんと大佐の顔が似ている事から兄妹(姉弟)説があった事も思い出しました。
(ロイズミ党 同盟 で検索したらまだ出るはず?)
ただ単に荒川先生が描き分けられていないだけだと、当時から思っています。
ちなみにイズミさんが結婚しているので苗字は違って当たり前です。
……上述の原作の感想で触れた、大佐の父親 = 穏健派将校説を採用すると、別々に引き取られた可能性もありますね。
ちなみに同盟では大佐が兄でしたが、大佐は二十九歳〜三十歳。
イズミさんは兄弟の事を 「あの子(亡くなったイズミさんの実子)が生きていたらあれぐらいの年齢かな 」 と話しているので、大佐よりイズミさんの方が年上だと思います。
豆つぶと大佐だと年齢差がおかしくなりますから。


最後に、描き下ろしポスターの製作風景映像が流れていました。
図録の特典についている三十分のDVDを四分にまとめたものだそうです。
大佐の顔が初登場時より童顔に描かれている事に気付いて嬉しかったのですが(作中でどんどん面長になっていくのが嫌でした)
つまり絵が安定していないという事でもあるのですよね ……。
中盤に過去話(イシュヴァール戦)があるので、年齢による変化ではありません。

描き下ろしポスターと同じ構図でホムンクルス組版も描かれていましたが、……セリムそこ?(エドワードの位置)
そして改めてポスターの人物チョイスが全くの謎ですね。
アームストロング少佐は荒川先生の好みで選んだのでしょうか。

そんなところかなー。

個数制限があるブラインド形式のグッズは、嫌いなエンヴィーが当たらなくて良かったです。
キーホルダーでは無事に大佐を引き当てましたし。

4. 余談

時間があるので小磯 良平記念美術館に行こうかと思いましたが、体力切れと懐事情で諦めました。
一万円以上買うとか思いもよりませんでしたよ。
イベントに行ってから体力回復が終わっていません。
こんにちは、和美です。



今回は同人イベントのスケッチブックの話です。

【目次】

  1. スケッチブックとは
  2. 失敗、危うく
  3. 対策
  4. 完成

1. スケッチブックとは

まずはスケッチブックとは何か、という話から。
画用紙を束ねて綴じた物……という一般的な意味ではなく。
同人イベントで作品を購入した好きなイラスト、漫画サークル様にスケッチブックを渡して好きな絵をお願いして描いて頂く文化です。
略称は 『 スケブ 』 。

スペースに 『 スケブ受け付け中 』 と掲げているサークル様であれば大丈夫でしょうが、受け付けていないサークル様もいるので注意が必要です。
最近ではデジタルでしか絵を描かない方も多いですしね。
……好きな絵師様が完全デジタル移行した後、スケブを受けなくなってしまったそうで残念です。

依頼は取り扱っているジャンル、キャラクターにする、一回につきお願いできるキャラクターは一人だけ、など色々と決まり事がありますので、詳しくは検索してください。

2. 失敗、危うく

和美は五年ほど前に参加したオフ会で二冊導入してから、時々イベントでお願いしています。
先日参加した、アイドルマスターオンリーのイベントにて、可愛らしい絵の漫画サークル様がいたのでお願いしました。
依頼アイドルは、その日の新刊でもあった鷺沢さぎさわ 文香ふみかさん。
二冊持っているスケッチブックのうち、マルマンの方を渡しました。

完成した頃にスケッチブックを取りに行って、サークル様の前で何となくページをめくったところ……他のページが真っ白。
和美のスケッチブックは前述の通りオフ会で導入したので、最初のページはその時に描いてもらったUTAUの絵です。
つまり、同じマルマンのスケッチブックで同じ鷺沢さぎさわ 文香ふみかさんを依頼した方が他にもいたのです。
危うく間違えて持って帰るところでした……。

3. 対策

他の人のスケッチブックと見分けがつくように対策を考えました。

何か表紙でもつけよう。

参考がてら 『 スケッチブック 表紙 』 で検索したところ。
時々発売されているコラボのスケッチブックを買えば簡単に見分けがついたのに……。
という後悔の念に駆られましたが、そもそも二冊あるスケッチブックのうち片方はマルマンではないので、他のスケッチブックにした方が早いですね。

結局、素材サイトの イラストAC (外部リンク)で枠画像を頂いてきて文字を入れた紙を貼り付けました。
今後もメインジャンルはVOCALOIDとUTAUなので、五線譜絵が入った枠を選んでいます。
面倒なので白黒印刷。

スケブを依頼する時の注意点が書かれた画像を見つけて、その中に書いてあった 『 裏表紙に連絡先を 』 も追加しておきました。
Twitterアカウントが書いてあるのは、会場内に忘れてしまった時に安全なやり取りがしやすいかと思ったためです。

4. 完成

完全した表紙写真がこちら。

……片面にしか貼っていませんが、両面にした方が良さそうですね。
あと元の表紙の色が濃いので透けて見えるのは何とかしたいです。

こちらは裏表紙。

(本名と携帯の電話番号は伏せています。Twitterアカウントはそのまま)
下の名前が初見では多少迷われる読み方なので、念のためにふりがなを振っています。
H.N.も書いておけば良かったかなぁ。
住所は引っ越し予定があるので書いていません。

表紙、連絡先とも普通のコピー紙を両面テープで貼り付けただけですが、普段、スケッチブックは専用の布袋に入れているので破れる危険性はあまりないはずです。


最近、衝動ではない高額の買い物が続いていてお金がありません。
こんにちは、和美です。

今回は、先日書いた記事登山に行ってみたい話(当ブログ内記事)の続編です。

【目次】

  1. モンベル・アウトドア・チャレンジ
  2. 靴と靴下の話
  3. ヘッドライトと防災用品と
  4. ついでにスキーの話
  5. モンベルカード会員

1. モンベル・アウトドア・チャレンジ

前回の記事登山に行ってみたい話(当ブログ内記事)の最後に、

モンベル・アウトドア・チャレンジの 『 春日大社の原生林 』 に申し込んだら改めて記事を書く予定です。

と書いていたのですが…… 6 / 24 日曜日に開催だと思い込んでいたら、 6 / 23 土曜日の開催で参加できませんでした……。
次に6 / 24 日曜日開催の、 『 生駒山で地図の読み方講習 』 というイベントを見つけたので参加してみようと思ったのですが、開催日前日の午後七時では参加受け付けが締め切られており、断念しました。
夏は暑くて熱中症が怖いので、次はせめて九月かなぁ。

2. 靴と靴下の話

そんな話はさておき、とりあえず登山靴を買おうと思いました。
気に入った靴のサイズが店頭在庫になく、取り寄せになりました。
前回の記事で

靴紐が一般的ですが、解ける心配のないワイヤー型にしようかと思います。

と書いたのですが、ワイヤー型はサイズ展開がなかったため、結局靴紐型です。
赤くて可愛かったのになぁ。

登山靴のサイズは、通常の靴 + 1cmが目安なので、24.5〜25cmの和美は26cmとなり、女性向けでは選択肢が限られてしまいます。
ちなみに男性用は甲の厚さが違うため、同じ性別から選ぶ方が良いそう。


ピンクですが、履いてみると意外と良い感じでした。
靴下は登山用の試着を使っています。

靴下の素材は化繊と羊毛ウールがあり、夏は化繊とお勧めをされたので灰色の化繊にしました。
五本指靴下が好きなのですが、羊毛しかなく……断念しました。
意外と調湿性や脱臭効果に優れているらしく、夏でも羊毛という方もいるようですが、暑いのは苦手ですし、冬山登山の予定は全くないのです。

3. ヘッドライトと防災用品

ここからは、購入していませんが、店頭で気になったものです。
まずはヘッドライト。
他のアウトドア系のお店でもらってきたフリーペーパーを読んでいると、遭難時の状況と捜索費用の一覧が載っていました。
その中で気になった話が一つ。

下山途中に転倒するも行動。
深夜十二時に電灯の電池が切れたため緊急野宿ビバーク
家族より救助要請があったが翌日自力下山。

電池切れは怖い……!と思い現物を見てみたところ、連続使用が十二時間という製品があったので夜中の電池切れにも納得しました。
ヘッドライトを使う時は、交換用の電池も必要そうですね。
読み返すと 『 電灯 』 と書かれているので、ヘッドライトではなく手持ちライトだったのでしょうか。

次は防災用品。
大阪北部の地震の影響ではなく、元から防災用品を買い揃えたかったのと、登山の必需品として救急用品と書かれているのに具体的に何を持って行けばいいのか分からなかったためです。
絆創膏、消毒液、笛、被ると暖かいアルミ毛布、刺抜き、救急ハンドブック辺りのようです。
モンベルでは全てがウォーターボトルに入って売られていたので、家の防災鞄にもウォーターボトルを足してみました。
……防災鞄としてはポリタンクを入れた方が良いのでしょうが……まだ買っていません。

4. ついでにスキー用品

スキー用品と書きつつ、厳密にはスキー用品ではないのですが……。
三年程前からアイゼンが欲しいのです。
スキー場は当然ながら雪が積もっているので、スキー靴に履き替える前、普通のブーツでは滑ってしまいます。
が、スキー場に売っているのは高く……モンベルの会員登録をしたので、年末にでもスキーの予定が決まったら買おうと思います。
二千円かー。

……その頃にはスキーゴーグルも揃っていると思うので頑張って買い漁りたいです。
目指せ転職とせめて奈良県脱出。

5. モンベルカード会員

別日に入会したのでそんな話も。
年会費は1500円掛かるのですが、前回記事登山に行ってみたい話(当ブログ内記事)や冒頭で触れた 『 モンベル・アウトドア・チャレンジ 』 の全ての参加費で、一般参加と会員参加の差額がちょうど年会費の1500円なのです。
二回参加すると元が取れる仕組み。

今回は参加できませんでしたが、九月以降にいくつか気になる初心者向けイベントがあるので参加したいです。
……なんで七月三連休に開催がないのでしょうか……。
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プロフィール
書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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