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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞から同人イベントまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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キモい展2ポスター
八月二十九日 木曜日、梅田LOFTの 『 キモイ展 2 』に行きました。
こんにちは、和美です。

『 キモイ展 1 』 とはいつ開催されていたのでしょうか ……。
美術館ではありませんが、感想記事です。
…… なお、キモイ写真は下の方に分けてあります。大丈夫です。
ポスター写真だけで泣きそうになった方はごめんなさい。

【目次】

  1. 総合感想
  2. 細かい感想:前編
  3. 細かい感想:後編
  4. 昆虫食とグッズの話
  5. 余談

1. 総合感想

自転車で行ったら、雨が降ってきた上に梅田の周りで迷いました。
普通にキモイやつも多かったのですが、爬虫類と両生類は割と好きで、昆虫が駄目、という自分の傾向は分かりました。
カエルやヤモリなど可愛い生き物に混ざって、時々不意打ちのようにワームなどを小出しにして 「 キモい展ってこういうやつも普通にいますよ 」 と思い出させるのはやめてほしいです。

2. 細かい感想:前編

最初にいたトッケイヤモリは「 七回連続で鳴き声を聞いたら幸せになれる」という噂があるそう。
理由があって鳴いていると思いますが、一回だけでも聞いてみたかったです。

そのあとはコモリガエル、デンキウナギ、ヒラムシ、ナマコ。
……ウナギとナマコがキモいというなら食べなくていいのでは、と思いました。
和美はナマコは未経験ですが、食べ物としての鰻と穴子が嫌いです。
この辺りは深海生物であるためか、青いライトで照らされていて、写真撮影に失敗しました……。
撮影が下手な自覚はあります。
同じコーナーにウミウシもいて、いやウミウシ可愛いだろ!と思いました。
( アイドルマスターミリオンライブ脳 )

ヘビやヤモリなどは可愛かったのですが、奥の隅っこに丸まっているのは、過去の来場者達にガラスを叩かれて怯えたせいなのかなと心配になってしまいました。
ベントリヤドクガエルという、黒地に黄色い模様の可愛いカエルは手前で静止していましたが。
グランカナリアカナヘビの 『 脚のある蛇 』が理解できなかったので調べたところ。
ヘビではなく、カナヘビというトカゲの一種で、木上に棲むのがトカゲとは違う点だそう。
カナヘビの名前の由来には『 可愛いヘビ 』 という説があるそうです。
『 キモい 』 とは。

3. 細かい感想:後編

正直、終盤は見に来るんじゃなかったと後悔する内容もありました。
タランチュラまでは大丈夫だったのですが、最後は☆☆タワーやヤスデなど、「 来るんじゃなかった ……」 と思わせる「 普通に気持ち悪い 」 部屋が待ち受けていました……。
気持ち悪過ぎて、和美はほぼ通り過ぎるような見方をしましたが、先に入っていた、家族で来た小学校低学年と思われる男の子二人は「 何匹か死んでるんちゃうん 」としっかり見ていたのはすごいなと思いました。

子供がトイレの話を好むのは、生物学的に「 トイレは必要なもの 」だと認識させるためだという話を聞いたことがありますが。
( 成長するに従ってその話を避けるようになるのは「 トイレは不衛生 」だと認識するためだそう )
小学生が虫や恐竜が好きなのにも何か理由があるのでしょうか。

4. 昆虫食とグッズの話

最後は、おそらくイベントの会場に使ったと思われる、『 昆虫食のイベントがある 』 という告知だけの部屋で終わりです。
会場内グッズ販売の中に 『 ちょい足し昆虫食 』 というシリーズがあったので悩みましたがやめました ……。
一度は食べてみたいのですが、高いし。
結局グッズ類は何も買っていません。

5. 余談

開田 裕治のガンダム箱絵展が別の階で開催されている事を、当日に会場で知りました。
感想記事は分けてあります。( 未執筆 )

閲覧注意

閲覧注意!
この先、細かい写真が載っています。
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横山崋山ポスター1
八月十一日日曜日、京都文化博物館で開催されていた、横山 崋山展を見てきました。
こんにちは、和美です。
暑かったのですが、買ってから着そびれていた夏着物で行きました。
そんな美術館感想記事と、少しだけ着物の話です。

【目次】

  1. 特別展のキャッチコピー
  2. 特別展の感想
  3. 師匠と私淑
  4. 京都祇園祭の巻物
  5. 着物の話

1.特別展のキャッチコピー

横山崋山展のキャッチコピーは 『 まだいた、忘れられた天才絵師 』
「 忘れられた天才絵師 」 というのは和美も好きでよく見に行きますが、美術館の自嘲が見えますね。
過去の特別展だと、不染鉄、木島 櫻谷が思い浮かびます。
……和美が知ったのは松柏美術館の館蔵品展ですが、竹内栖鳳も京都市美術館で特別展が開催されるまであまり有名ではなかったように感じます。

横山崋山ポスター1

2. 特別展の感想

酒席で描いたらしい、さらっとした絵が全体的に好みでした。
崋山が画題として好きだったのか、曲水宴という宴の絵が多かったです。
屋敷の庭に作った川に盃を流して、その盃が目の前から流れ切る前に和歌を詠むという遊戯です。
ただ、ほとんどが和歌に関係なく呑んでいるだ.けの絵でした。
普通は怖くなるはずの百鬼夜行が題材の作品ですら幽霊達が呑んでいたので、横山 崋山という人はよほどの酒好きで上戸だったのだろうなと思いました。

どの年代かは分かりませんが、墨の濃淡が綺麗な絵は全体的に良かったです。
松竹梅に鶴亀龍と縁起のいいものを組み合わせた三枚一組の掛け軸がありました。
他に類例のない題材なので、組み合わせは崋山が決めたと推測されているそう。
龍に梅の組み合わせは不思議に思いましたが、鶴は松なので、残る亀と龍なら竹と梅か、と考えると納得できるような。
でも竹はよく伸びてよくしなるので、嵐を起こす龍と合わせても良いと思うのです。

3. 師匠と私淑

冒頭に、奇才と名高い 「 曾我そが 蕭白しょうはくに影響を受けた 」 と書いてあったので、直接手解きでも受けたのかと思いきや、曾我 蕭白と年代は重なっていませんでした。
崋山が養子に出された先である横山家が蕭白の後援者だったそうなので、蕭白が亡くなった後も原画が身近にはあったのでしょうが、直接指導を受けていないので私淑に近い状態だと思います。

4. 京都祇園祭の巻物

横山崋山ポスター2
最後は風俗画。京都祇園祭の巻物がメインです。
≪ 祇園祭礼図 ≫ という上下巻合わせて30mに及ぶ巻物が展示されていて、描いてある全ての山鉾の解説も別にありました。
中の一山の解説が「多くの方々の応援を頂き」「お日様の下で巡航ができました」と書いてあり 「…… 地元の人?」 と疑問に思いました。
祇園祭は一度も見た事がありませんが、同じ京都文化博物館の常設展で毎回一山ずつ解説がされていて、蟷螂とうろう山だけが妙に記憶に残っています。
展示されていた横山 崋山の巻物に、詳細不明だった休み山(と呼ぶそう。過去、祇園祭に参加していたが今は巡行に参加していないところ)の絵が描かれていて、この巻物を典拠にして復興予定の山があるそうです。
山鉾に飾る緞帳どんちょうは平山 郁夫など、当代随一の画家に依頼する事が多いです。
( 旧ペルシャ:現イラクなどの海外輸入品の時もあります )
今なら誰に依頼するのかと疑問に思いました。
現役の画家で上村松園の孫の上村 淳之あつしの山がありましたが、上村家は初代の松園を最高峰に、世代を経るごとに画力が落ちていっているように感じてしまいます。

巻物にしては珍しく展示替えもなく、全てが一度に展示されていました。
( 公式サイトによると、特別展の目玉のようです )
思っていたより意外と異様に多かったので、全ての山が揃ったら何基(何座?)あるんだろうかと疑問です。

5. 着物の話

小千谷縮の麻着物
麻の着物を買ってから、ずっと暑さに負けて着そびれていました。
麻の着物は七月と八月限定なので、「 暑いから 」 では着る機会がありません。
着物を買った呉服屋さんから 「 もう着たんですか?」 と聞かれたので、思い切って着てみました。
「 着付けの間が一番暑い。着てしまえば暑さは洋服と大して変わらない 」と言われていた通り、クーラーを入れても着付けが一番暑かったです ……。
全く気づかずに行きましたが、京都文化博物館はきものパスポート対象施設です。
ヨーロッパ絵画展
七月二十七日土曜日、京都伊勢丹の中にある美術館:えき京都で開催されていた、ヨーロッパ絵画展に行きました。
こんにちは、和美です。
予定が大幅に狂いましたが、感想記事です。

【目次】

  1. 初めに
  2. 総合感想
  3. 絵の見方
  4. 細かい感想
  5. 余談:ノイシュヴァンシュタイン城

1. 初めに

冒頭に掲示されていた挨拶文で、「有名な画家の作品はありませんが」と書かれていて驚きましたが、本当に知らない画家ばかりでした。
割と読まない人が多いようですが、色々な思いが書かれているので一読をお勧めします。

詳しい説明は覚えていませんが、特別展の正式題名が『 長坂コレクション ヨーロッパ絵画展 ~ バロックから近代へ ~ 』 なので、おそらく個人コレクションの中の一部です。
個人コレクションは、美術館から所蔵品を借り受けた特別展に比べて、収集した本人の趣味が強く反映されるため、系統立っていないのが特徴です。
有名な画家でも代表作とは雰囲気が違ったり、全く知名度のない(= 美術史上でも重要ではない )画家が多いです。
今回は全く知名度のない画家ばかりで、それが色々な面で良く作用していました。

2. 総合感想

挨拶文の宣言通りに知らない画家ばかりでしたが、ポスター絵に使われたオノリオ・マリナーリの ≪ 聖チェチリア ≫ を代表に、心に残る絵が多かったです。
肖像画のコーナーで思い出しましたが、国立西洋美術館の常設展示で、和美が好きなマリー・ガブリエル・カペの ≪ 自画像 ≫ も他の作品どころか、画家の活動年代すら知りませんし。
知らない画家の方が、特別展でも混雑しなくて良いですね。

ちなみに聖チェチリアは音楽を司る守護聖人で、頭につけているのは薔薇の花冠だそう。

3. 絵の見方

先日EverNoteを整理していたら、絵の見方について「 学芸員は、向かい合う絵の配置や、部屋に入った時の第一印象まで気を配っています」と書いてあったのを思い出して、各部屋を見返してみました。
≪ 聖チェチリア ≫ が今回の目玉のためか、一番目立つ配置になっていたように感じました。

4. 細かい感想

良かった作品と感想をまとめて列挙します。
ダニエル・ザイター ≪ キリストと姦婦 ≫
キリストの有名な逸話「あなた方の中で罪のない者だけがこの女に石を投げなさい」の絵です。
当時、死刑執行の権利はユダヤ人にはなく、ローマ人にだけあったため、キリストが 「 死刑にせよ 」 と言った場合は越権行為に当たる。という時代背景は初めて知りました。
ちなみにキリストがユダヤ人というのも、今回の特別展の他の解説で初めて知りました。

聖家族と幼い洗礼者ヨハネ
マリアーノ・サルバドール・マエーリャ ≪ 聖家族と幼い洗礼者ヨハネ ≫
館外の飾りつけに絵が出ていました。
父親のヨセフが珍しく若く描かれていると解説にありましたが、後光が描かれているのも珍しいと思います。
(ヨセフは大抵白髪で痩せこけた老人として描かれています)
ヨセフ、マリア、キリストの三人をまとめて『 聖家族 』 と呼び、宗教画で多く描かれる組み合わせですが、いつもヨセフが除け者にされているように感じます。
そしてマリアが少女のように異様に若くて不気味に感じたのは、斜め上を向く顔が下手なのかもしれません。
マリアがヨセフとの性交渉なくキリストを身篭った『 無原罪の御宿り 』 を主張したところで、既婚のマリアが非処女なのは確定だろう。と思ってしまいます。

ヨハン・ハイス ≪ 画家のアトリエ ≫
両端に大理石の像が置かれた、モデルのような人が真ん中にいる、美術学校の教室のような絵です。
大理石の像が変なポーズなのが謎です ……。

ピョートル・クリロフ ≪ 赤い椅子に座る女性の肖像 ≫
黒い服の、滑らかな肌がすごく綺麗な女性の肖像画です。
有名ではない画家ばかりなので、画家の解説も絵の解説と共に書かれているのですが、文章が短いので、詳細が分からないのでしょうね ……。

アルフレッド・ド・ブリーンスキー ≪ 湖の風景 ≫
題名には湖とありますが、湖畔の黄色く紅葉した大木が主題だと思います ……。
印象派を彷彿とさせる筆触分割が特徴の絵で、この特別展一番の当たりでした。綺麗。

ヴィルヘルム・アンベルク ≪ 教会のグレートヒェン ≫
グレートヒェンは女性で、椅子にもたれて神父が弾くオルガンに聴き入っているという絵。
なのですが、聴き入っているというより、片思いする神父様の仕事終わりを待っているように見えてしまいました。

フェリックス・ジョゼフ・バリアス ≪お気に入りの鳴き声 ≫
窓を開けて、鳥籠の小鳥に餌をあげる女性の絵です。
木の籠に入れた小鳥に麦の穂をあげている女性の絵。
先に挙げた ≪ 聖チェチリア ≫ と並んで、この特別展で二番目の当たり。
絵葉書を買いました。

エドゥアール=ジャン・コンラッド・アマン ≪ 家族のピクニック ≫
題名は 『 家族の 』 とついていますが、解説を読むと家族ではなさそう、という謎な絵です。
絵を見ても、中央のベンチに座った女性を男が口説いているように見え、左側に子供に母乳を飲ませる母親か乳母がいるので家族?と疑問に思っていました。

エルンスト・ベルガー ≪ 庭で編み物をする女性 ≫
編み物という題名の割には細い糸だなと思ってよく見たら、女性の手元に垂れているのがレースのようでした。
編み物をできる人はすごいと思いますが、レース編みは更に技術が必要そうですよね。

5. 余談:ノイシュヴァンシュタイン城

気に入った絵ではありませんが、ルードウィヒ二世というバイエルンの王を描いた絵がありました。
解説によるとワーグナーのパトロンで、ノイシュヴァンシュタイン城を代表にお伽話のような城をいくつも築いたと紹介されていました。
ディ○ニーのシンデレラ城のモデルとして有名なノイシュヴァンシュタイン城は国費浪費の代物だったのか、と驚きました。
印象派からその先へ展
七月二十一日日曜日、知人を誘って、兵庫県立美術館の 『 印象派からその先へ 』 展に行きました。
こんにちは、和美です。
同じ美術館内にある常設展の感想も併せてどうぞ。

【目次】

  1. 特別展の前に
  2. 特別展の感想
  3. 安藤 忠雄ギャラリー
  4. 屋外展示
  5. 常設展 1:県美八景
  6. 常設展 2:芸術のなかのかたち
  7. 常設展 3:横山 崋山
  8. 今後と次の特別展

1. 特別展の前に

今回の特別展は 『 吉野石膏コレクション 』という、企業の蒐集品の特別展です。
美術館ではない個人の蒐集は、コレクションの中に偏りがあったり、代表的な雰囲気ではない作品が混ざっていたりするのが特徴です。

十時開館なので十時に着いたら良いやと思っていたら、最終日のためか、チケット購入待ち列もチケット購入済みの開館待ち列もすごく長くて驚きました。
特別展の題名が『 印象派とその先へ 』 ではなく、例えば『 近現代絵画史 』 という名前だったら見に来る人の量は違ったんだろうかと疑問に感じました。
和美は別に印象派が好きでもないのですが、日本人はなぜかやけに印象派が好きなので。

2. 特別展の感想

印象派からその先へ展
印象派は各個人の特別展も印象派単独の特別展も見に行ったので知らない人はいませんが、新印象派のシスレーとスーラが頭の中で混ざっている事に気づきました ……。
でも、印象派より新印象派の方が明るくて好きです。

コローの説明に 『 バルビゾン派の基礎となった 』 と書いてあり、コローをバルビゾン派だと認識していたので驚きました。
印象派の後はゴッホとフォービズム。
ゴッホは印象派とフォービズムの中間という認識でこれまた不思議でした。
今回出ていたゴッホの絵がゴッホらしくなくて好みでした。
セザンヌに似ている気がします。

フォービズムはヴラマンクが好きなのですが、あまりヴラマンクらしくない絵でした。
他の画家の作品でも 「 あれ、この人こんな作品だっけ……?」 と思ったのは個人コレクションのよくある話ですね。
フォービズムは好みなのだろうなと思いますが、人気がないのか、特別展が近畿圏に見当たらないため、ヴラマンク以外の画家が分からないままです ……。
特別展などである程度まとまった量を見ないと、「 この人はこういう絵 」という認識ができないのです。
アルベール・マルケやキース・ヴァン・ドンゲンなど、フォービズムは初めて聞いた名前多かったです。

次がキュビスム。
ブラックは、キュビスムから離れた後半の作品が見たいです。
ヴァシリー・カンディンスキーも出ていたのですが、初めて見たのが青騎士時代の絵だったためか、未だにキュビスムみたいな絵に慣れません。

添付写真のメインポスターもルノワールです。
ルノワールにしては珍しくパステルで、普段の油絵より好きです。
印象派からその先へ展

3. 安藤 忠雄ギャラリー

安藤 忠雄ギャラリー
常設展のコーナーから独立した、兵庫県立美術館を設計した安藤 忠雄ギャラリーにも行きました。
個人邸も十軒以上手掛けていて驚きました。
相変わらずのコンクリート打ちっ放しでしたが、設計だけでいくら掛かるのでしょうか。
東京で開催された、安藤 忠雄特別展の目玉だった 『 光の教会 』 を、何も調べずに「 どうせ首都圏だろー」 と思い込んでいたら、大阪府茨木市にあると知って驚きました。
経済的な制限、と書かれていたのでお金がなかったと推測するのですが、その状態で有名建築家に依頼する神経が分かりません。
まさか値引きを強要したのでしょうか。

兵庫県立美術館の設計を手掛けたのが縁となって特別室があるのですが、兵庫県に一時期住んでいたというのは今回初めて知りました。
阪神淡路大震災の時のスケッチに、毎日増えていく死者数の発表が書かれていて驚きました。
和美は京アニの放火事件で、時間毎に増えていく死者数が嫌になり、途中でニュース見るのを辞めました。
安藤 忠雄が当時どこに住んでいたのかは知りませんが、ニュースにかじりつくぐらい心配だったんだろうなと思います。
( 和美は震災当時が小学四年生頃。あまり記憶がなく、当時から既にほとんどTVを見ない性格でした )

瀬戸内海にある直島で、建物も含めて総合的に設計していたという紹介もありました。
とりあえず地中海美術館は見に行きたいです。

ヨーロッパの作品は安藤忠雄っぽくないなと思ったら、元からあった建物を原型にしていて、本人が手を加えた部分はいつものコンクリート打ちっ放しでした。

ギリギリ徒歩圏内である、大阪は中之島に 『 子供の森美術館 』 という建物があると知ったので見に行きたいです。
目玉の青リンゴ。
安藤 忠雄の青リンゴ

安藤忠雄ギャラリーの図録がサイン入りで売っていたので買いました。
安藤忠雄ギャラリーの図録
下側の最後がOかな、以外の文字が全く読み取れません ……。
Sに見える部分が横書きのUでしょうか。

4. 屋外展示

青リンゴのすぐ奥にあるヤノベケンジの巨大人形もついでに撮りました。
ヤノベケンジの作品
橙色と水色の棒は元永 定正の作品です。
元永 定正の立体作品

5. 常設展 1:県美八景

兵庫県立美術館けんび八景
常設展は 『 県美八景 』 というテーマで、最初が菅井 くみ 生誕100周年でした。
記念に特別展は開催しないのでしょうか。
それとも、抽象画よりなので和美が確認しなかっただけで開催していたのでしょうか。
次が片山 昭弘という人の日本列島シリーズ。
絵からは日本列島とも判別がつきませんでしたが、良かったです。
≪ 重油富士 ≫ とは何でしょうか。

次のテーマが 『 瓶花の魅力 』
金山 平三の絵が出ていて、「日本の印象派 」 と評されるほどぼんやりした絵なのに、すごく綺麗でした。
以前開催された特別展で完売していた図録は、ヤフオクやメルカリで転売が出ていないでしょうか。
秋野 不矩の ≪ 時計草 ≫ は逆にはっきりした絵なのにこちらも綺麗でした。
この人も名前はよく聞くのですが、詳しくは知りません。

聽濤きくなみ譲治の、アクリルっぽい丸くて小さな立体を、ピンクのキャンバス全体に綺麗に並べて貼り付けた作品。
≪ 作品 ≫ という、白いキャンバスに絵筆のような白い立体の棒を貼り付けて、そこからカラフルな布っぽいのが放射線状に出ているという作品も良かったです。
…… 作品の題名はもっと考えてつけてほしいですが ……。

6. 常設展 2:美術のなかのかたち

企画展:八田 豊
常設展内特別企画一つ目は、「美術のなかのかたち」という、直接手で作品を触れるシリーズです。
何となく説明を読んだところ、1989年から開催されていて、今回で三十回目だと知って驚きました。
前に見た(触った)二回は彫刻の立体だったのですが、今回は和紙の原料を貼り付けて作られた平面作品なので、「 触られ続けている間に汚れていくんじゃ ……?」と思ってしまいました。

作者の八田 豊は芸術家になった後の失明者だそうです ……。

普通は取り除かれる、鬼皮おにかわと呼ばれる、和紙の原料に混ざる黒い木の皮が何作品かにわざと残されていました。
見た目では同じぐらいの残り方なのに、片方は和紙らしい滑らかな手触りで、もう片方は指に引っ掛かるので驚きました。

7. 常設展 3:村上 崋山

企画展:村山崋山
常設展内特別企画その二は、京都で特別展が開催されている日本画家:村上 崋山でした。
印象に残る作品はありませんでしたが、「 絵には人格が現れる 」 という本人の文章が紹介されていて驚きました。
少なくとも現代絵師(イラストレーター)において、和美は、絵が上手くても人格はゴミクズと判定している連中が何人かいます。
代表例:iXima。

8. 今後と次の特別展

この後は近くにあるBBプラザ美術館に行きました。
感想は別記事へ。( 未更新 )

兵庫県立美術館は次の特別展も個人コレクションで、前衛芸術か現代アートのようです。
忘れていなければ行くと思いますが、紛失した経験があるので前売り券は買っていません。

あと、姫路市立美術館がバルセロナの絵らしいのでまた行きたいなぁと思います。
バルセロナ展案内
中国現代花鳥画の世界展

六月二十九日の土曜日、丹波市立植野記念美術館の館蔵品展、『 中国現代花鳥画の世界 』 展に行きました。
こんにちは、和美です。
兵庫県なのに遠いですね ……。
そんな感想です。

【目次】

  1. 到着まで
  2. 感想
  3. 帰路と近くの観光施設
  4. 次の特別展

1. 到着まで

途中からICOCA非対応の路線でした。
和歌山や広島などド田舎ならまだ理解できるのですが、福知山線は兵庫県から京都に行く路線なのですが。
「 自動改札のある駅で精算しろ 」というスタンスですが、全てJRなので、家の最寄り駅まで自動改札は通らないのですよ ……。

追加料金を払わされて駅で降りたら、チラシに載っているバス会社の行き先が四ヶ所もありました ……。
チラシに行き先は書いていないのに、一時間に一本もなく、次が一時間後。
帰りは一時間掛かるけど歩こう。と心に決めて、結局タクシーに乗りました ……。

2. 丹波市立植野記念美術館

丹波市立植野記念美術館
丹波市立植野記念美術館は、外観が石造りでなかなかテンションが上がりました。
そして入口の解説を読んだところ、同じく行こうと思っている 『 エンバ中国近代美術館 』 という陶器の美術館も同じ植野氏が建てたそう。
美術品を買い集めて美術館を建てる人と企業は基本的に素晴らしいと思っていますが、もっとまともな立地にしてくれ、と思います ……。
ちなみに後日行ったエンバ中国近代美術館は、別の意味で酷かったです。

タクシーの車内で 「 館蔵品展なのに ……」 と思いましたが、中国絵画の館蔵品展は過去に三回しか行った事がありませんが、外れがないのが辛いところです。

チラシの地図の書き方が悪いのは、チラシの住所からたかが三文字の県名を抜いている時点で気づくべきでした。
チラシを見つけた時、「 丹波市って名前は知っているけど何県だろう 」 と思って調べたのです。

3. 感想

中国現代花鳥画の世界展
絵葉書も図録も何もないらしくてびっくり……というより泣きそうになりました。

朝顔の絵に添えられていた解説が意外でした。
七夕の頃に咲く朝顔は彦星と織姫との逢瀬が叶った印で、遠く離れた友を思う心を表す、縁起の良い画題、だそうな。
前半部分は分かるのですが、後半の飛躍が理解できません。

水露偕老
一番良かったのは、チラシの裏面にも載っていたおう 雪涛せっとうの ≪ 水露偕老かいろう ≫ です。
解説はありませんでしたが、題名の意味からすると、つがいの鴨が仲良く暮らしている図のようです。
同じ人の作品が五作並んでいる中で、他の絵は普通に文人画の雰囲気なのに、一枚だけ線がくっきりしていて、他の作品と全く雰囲気が違いました。
ちなみに同じ画家の隣の ≪ 奇石蘭芝図 ≫ も方向性は違いますがすごく綺麗で好みでした。

安田虚心:颯々
チラシでは見逃していましたが、同時特集で水墨画の安田家一族が展示されていました。
写真はチラシの裏に載っていた安田 虚心きょしんの ≪ 颯々 ≫ です。
安田一家は田能村 直入の弟子だそう。
という解説で、以前、奈良市の大和文華館で見た富岡 鉄斎展を思い出しました。
鉄斎は田能村 直入を 『 俗人 』 と呼んで嫌っていたという逸話が解説にあったのです。
大和文華館の富岡 鉄斎展に行きました( 当ブログ内過去記事 )

4. 帰路と近くの観光施設

日本一低い中央分水嶺の地図
駅まで一時間のところ、迷ったためもう少し追加で掛かりましたが、無事に着きました。
駅の地図で見つけた 『 水分かれ資料館 』 という場所が気になったのですが、歩いて十五分、電車は一時間に一本。
その時点で五時半なので、きっと閉まっていると思って諦めました。
駅には日本一低い中央分水界と大々的に書かれていました。
が、正しい一番低い位置は帰る途中で、説明看板があったので、写真を撮って読んできました。

5. 次の特別展

アンケートに苦情を書いたら、次の特別展の招待券を二枚頂きました。
が、次の特別展は苦手な彫刻なので行きません。

その後は九月から中国人画家。
更にその次が印象派。
年明けの令和二年二月末から中国現代陶磁器展だそう。
中国人画家からは、またチラシが手に入って興味が沸いたら行くかもしれません。
帰りは歩きでも良いですが、朝から出てせめてバスに乗りたいです。
奈良町資料館
六月二十三日の日曜日、たまたま 『 奈良町資料館 』 という私設美術館に行きました。
こんにちは、和美です。
そんな …… 美術館とは言いがたい施設の感想記事です。

【目次】

  1. きっかけ
  2. 奈良町資料館
  3. お触り観音
  4. 特別展示
  5. その他の展示
  6. 行き方
  7. おまけ

1. きっかけ

日本伝統工芸近畿展 in 奈良 』 の帰りに寄った 『 にゃらまち猫祭り 』 という催し物のため、奈良駅付近をあちこち歩きました。
メインイベント会場の手前にあったのでたまたま立ち寄った 『 奈良町資料館 』 が今回の話題です。
『 にゃらまち猫祭り 』 はまた別の記事で。

2. 奈良町資料館

奈良町資料館
奈良町資料館は入場無料の施設です。
名前から何となく奈良市が建てたのかと思っていたら、なんと私設美術館だそう。

身代わり申
身代わりさるが大量にいました。
身代わり申とは、光沢のある布で作られた、軒先に吊るして厄除けにするお守りです。
庚申こうしんさん 』 の通称で呼ばれる青面しょうめん金剛像の使いだそう。
背中(下側)にお願い事を書く事もあるようです。

3. お触り観音

外側にお触り観音という、痛みを取り除く観音菩薩様がいらっしゃったので、とりあえずお手を触ってきました。
和美が痛いのは肩です。
お賽銭箱を探していたら、横に黒い日傘が忘れられていたので、お賽銭箱の場所を聞く時にお知らせしておきました。
ちなみにお賽銭箱は、雨が降ったので一旦引っ込められたそうです。

日傘を忘れられた方は、奈良にいる間に気づかれたのでしょうか ……。

4. 特別展示

せっかく中に入ったし、と一周見て回ったところ、明治文豪の直筆原稿の複製展示があってびっくりしました。
展示されていた作品名と作者名一覧です。
  • 暗夜行路:志賀 直哉
  • 春の雪:三島由紀夫
  • おかる勘平:北原白秋
  • 吾輩は猫である:夏目漱石
下が志賀直哉。
志賀直哉直筆原稿

下が夏目漱石です。
夏目漱石直筆原稿

複製展示なので本物ではありませんが、なぜ直筆原稿が奈良にあるのかと不思議でした。

5. その他の展示

他にお世辞にもあまり絵が上手いとは思えない、穏やかな筆致のパステル画の作品が展示されていました。
松本さゆり氏だそう。

あと、奈良県に本社がある、有名な丸いラムネも売られていたのですが ……。
ラムネとして見た目が変わっているのが珍しいだけで、味は普通のラムネの方が断然美味しいです。

6. 行き方

奈良町資料館の公式サイト
( 携帯用サイトなし )
開館時間はどこかと思ったら、『 みちじゅん 』 に書かれていました。
入り組んだ細い路地の中にあるので、Googleマップだけに頼ると、ほぼ間違いなく迷うと思います。
大きめの道路から細い道に入ると、所々に高さ50cmほどの茶色い道案内が立っています。
その道案内を確認しながら行った方が良いと思います。
ちなみに和美は帰りに迷いました。

4. 余談

同じ日に行った別の催し物はこちら。
日本伝統工芸近畿展
六月二十三日の日曜日、なら工芸館で開催されていた日本伝統工芸近畿展 in 奈良に行きました。
こんにちは、和美です。
やっぱり奈良は観光地であって住む場所ではないなと痛感しました。
そんな美術館 …… とも博物館とも言い難い、なら工芸館の感想記事です。

【目次】

  1. 日本伝統工芸近畿展
  2. 常設展示
  3. ミュージアムショップ
  4. おまけ

1. 日本伝統工芸近畿展

日本伝統工芸近畿展
一階が特別展のよう。
写真撮影が禁止だったので、記憶にしか残っていません ……。
チラシに載っていた作品が、二種類とも別の賞を取ったらしくて展示されておらず、代わりに同じ作家の別の作品がありました。
代理作も綺麗でしたが、今年の方がもっと綺麗に見えます。
上記写真の右側 ( 黒い方 ) で、奈良県知事賞を受賞した、しんたにひとみ作 ≪ 乾漆かんしつ螺鈿らでん平文ひょうもん鞘翅箱さやはねばこ ≫ です。
代わりに展示されていた作品も同じ螺鈿細工でした。

他に展示されていた作品だと、花絽織はなろおりの反物がすごく綺麗でした。
すすきをイメージしたと書いてある通り、パステル系の黄色で淡いグラデーションのようになっていて、秋のすすきらしく綺麗でした。
絽なので、七月と八月にしか着られない透ける生地ですね。
…… 着物ではなく反物のまま展示されている作品は珍しいですね。

あと、チョークで描いたというモクレンの鉢も綺麗でした。
モクレンに青い花があるのか? と、チョークで描いた絵って落ちないのか? が疑問でした。
壺か花瓶に見えたのですが、飾るための鉢であって使うための物ではないのでしょうか。

ただ、前日にお会いした京友禅の有名な作家さんは、「 昔は訪問着をずっと描いていたけど、売れないし普段着てほしいから小紋みたいな訪問着などを作るようになった 」 と言っていたのです。
売れればどちらでも良いのか。
やっぱり作るからには使ってほしいのか。
そもそも展覧会に出品する作品は、使われるためではなく飾るための物なのか。
というのがすごく気になりました。
なお、白地に青と紫の中間のような色で描かれたチョークのモクレンは綺麗でした。

2. 常設展示

なら工芸館
二階が常設展示です。
説明で奈良の事を 『 南都 』 と書かれていて不愉快でした。
奈良の次に遷都した先である京都から見て 『 南にある 』 都の意味で、東西南北の方角がつく地名は、『 中心地が他にある 』 という事です。
ちなみに東京も 『 京都から見て東 』 の意味。

名前を失念しましたが、一刀彫りの作家さんが一人綺麗でした。
一刀彫りはざっくりとした掘り味が魅力のはずですが、やっぱり細かい造形に惹かれますね。
あと 『 奈良団扇 』 という伝統工芸を初めて知りました。
骨に切り絵を貼り付けた団扇なので、涼しくはなさそうです。

3. ミュージアムショップ

入場無料なので当然絵葉書も図録も何もなく …… 。
( チラシと同じデザインの無料配布の絵葉書はありましたが、本物は見ていません )
それもどうかと思ったので色々見ていたところ、キティちゃん柄の赤膚焼あかはだやきがあったので買ってしまいました。
赤膚焼の湯呑み
ちなみに赤膚焼は、奈良市と隣の大和郡山市に窯がある焼き物です。
Wikipediaによると、白っぽい釉薬と、『 奈良絵 』 と呼ばれる微妙に下手な絵付けが特徴だそう。
陶器でできた十五万円ほどの黒っぽい茶碗がすごく綺麗で心惹かれました ……。
そんな高額の手持ちも、即決できる神経も、使う予定も、何もないので諦めました。

4. 余談

同じ日に行った別の催し物はこちら。
造幣局外観
六月二十三日の日曜日、造幣博物館に行きました。
こんにちは、和美です。
六月末まで開催されていた、御即位・改元記念の特別展が目当てだったのですが、常設展が普通に面白かったです。

【目次】

  1. 造幣局
  2. 入館方法
  3. 歴史と鋳造方法
  4. 記念硬貨
  5. 勲章・メダル
  6. 海外の記念硬貨
  7. 企画展示

1. 造幣局

造幣局は大阪市中之島にある施設です。
名前の通りお金を作っているところ。
ですが、関西圏では 『 桜の通り抜け 』 で知られる桜の名所として有名です。
毎年ソメイヨシノが散った頃、一週間だけ公開されます。
なお、桜の通り抜け期間中は、今回行った造幣博物館は臨時閉館しています。

2. 入館方法

造幣局入館証
入館の際は本名をフルネームで書いて、入館者番号を書かされて、渡されたバッヂを左胸につけるという謎のシステムでした。
入館者番号は117だったかな?
日毎の通算だと思いますが、番号を決めるのは造幣局の受付側なのに、入館者側が書かされる理由が分かりません。
ちなみに入場無料。

3. 歴史と鋳造方法

最初が造幣局の歴史と鋳造方法。
入館直後にシアター上映の開始のお知らせが流れたので、慌てて見に行きました。
まず、造幣局は大阪が本拠地なのか、と驚き、大阪に設置された理由の一つ 『 江戸の治安が悪かった 』 に笑いました。
一応、明治時代は大阪が商業の中心地だったとか、明治維新に色々な面で協力した大阪へのお礼を兼ねているとか、他にも理由はあったそうですけれども。
大阪以外には、さいたまと広島に分局があるそう。
明治時代の貨幣デザインは、一人のデザイナーとその弟子一門が担当していたというのがすごかったです。

造幣局記念撮影場所
ちなみに造幣博物館はほぼ写真撮影ができます。
例外として、特別展、富本銭、五輪メダル、勲章だけが禁止されています。
ただ、富本銭の鋳造途中を再現した資料でも駄目な理由は分かりません ……。

『 大判小判の現在の価値はいくらぐらいか、という質問が多いので 』 と書き足してあって笑いました。
大きく造幣局と書かれたTシャツを着た学芸員の方が何人かいましたが、わざわざ質問しに行った人が大勢いたのですね ……。

4. 記念硬貨

アジア競技大会の記念硬貨が日本初のカラー硬貨と説明があり、『 アジア競技大会 』 とはそんな大きなイベントなのかと不思議に思いました。

あと、地方行政開始五十周年の記念硬貨の石川県が世界の硬貨から選出されるデザイン賞を受賞したのですが。
絶対他の地域の方が綺麗だわ …… と選んだ人の感性が不思議でした。
あまりに数が多いので、近畿圏、静岡県、石川県だけ見ました。
静岡県は横山大観の富士山の絵そのままです。

過去記事: 横山大観展 より、添付写真の右側の絵です。
単純かつ特徴的な絵で分かりやすいですが、横山大観の富士山の絵の中でも酷い出来の方に分類されると思っています。
あと静岡側から見た富士山なのか?という大事な視点もありますね。
本物を見た事がありますが、解説は忘れました。

5. 勲章、メダル

造幣局は硬貨と紙幣以外を作っているイメージが全くなかったのですが、勲章も作っていると書いてあって驚きました。
五百万円以上の寄付かつ表彰に値すると認められた場合、という条件の褒章があると知ったので欲しいです。
本当は紫綬褒章辺りが欲しいのですが、今から狙ってどうにかなる類のものではないので諦めかけています ……。
ただ、文化勲章も紫綬褒章も和美が大嫌いな人に受勲されているので受賞基準が不明です。
年は曖昧ですが、特に2008年頃の紫綬褒章は他人の作品をうまく利用しただけとしか思えなくて今でも不満ですし、MIDI規格を作ったRolandの社長が受賞していないだなんて信じられません。

ラグビーワールドカップの記念貨幣が出ていたと知って、今更ながら欲しかったです ……。
東京五輪と三輪の一般アンケートが開催中でしたが、東京在住ではない日本人としては、今年のラグビーワールドカップなど国家行事ではなく 『 地方 』 行事なので、二回目の開催より二回目の中止の方が面白いと思います。

札幌五輪の入賞メダルのデザインが前衛的過ぎて、何の競技か全く分かりませんでした。
上にスキーしている人の絵があったのでスキー部門の何かだと思いますが、何の競技が採用されていたのかも知りませんし、シュプールが描かれていたのでジャンプではない、程度にしか想像がつきませんでした。

ところで造幣局って硬貨オンリーなのでしょうか。
紙幣の話が全くなかった事に後で気がつきました。

6. 海外の記念硬貨

ここからは海外の記念硬貨の話です。
パズル型硬貨
システィーナ礼拝堂の天井画が、形が違う1ドル硬貨を33枚、並べて繋げて一枚の絵が構成される33ドル硬貨という発想に笑いました。

ネフェルティティの胸像硬貨
クレオパトラと並んで『 古代エジプト三大美女 』の一人に数えられるというネフェルティティ( 残る一人はネフェルタリ )の胸像を元に、彫刻の輪郭の形をした変形記念硬貨が出ていて驚きました。

ダイアナ元皇太子妃の追悼硬貨があったのですが、英国王室が追い詰めて王室から追放したようなものでは。と本気でイギリスの神経を疑いました。

ドイツが第二次世界大戦中に陶貨を作らせていまして、依頼先がほとんどマイセンというところに納得しました。
小さくて使いにくそうでしたが、真っ白くて綺麗でした。
釉薬をかけていなさそうだったのが謎です。

なお、陶貨は太平洋戦争末期に日本でも作られたのですが、依頼先が京都と有田とどこか陶器の名産地でやっぱり納得。
予定枚数を製造し終わる前に終戦を迎えたため流通しなかったそうなので、案外遅かったのですね。
ちなみに個人的にはマイセンの陶貨の方が綺麗です。

なぜかスターウォーズ記念硬貨もありました。
あと、フランスの 『 種を蒔く自由の女神 』 というのがありました。
空に向かって種を蒔いているそうで、自由の女神はフランスからのアメリカ独立百周年記念に贈られたという話を思い出しました。
『 歴史を学んで分かる事は、人は過去の歴史から何も学んでいないという事だ 』という歴史学者の嘆息をアメリカは知っているのでしょうか。

『 珍しいデザインの硬貨 』 という項目では、解説もなく五十枚程ずらっと並べられていて、何が珍しいんだか全く分かりませんでした ……。
走るカンガルーがあり、オーストラリアかニュージーランドなら安直なぐらい普通じゃないの?と不思議です。
五百玉より大きな硬貨の中に穴があり、直径1cm程の小さい硬貨がぴったり嵌まる親子硬貨は面白かったです。

7. 企画特集

皇室関係記念メダル展
ようやく目当ての企画特集コーナーです。
イギリスを代表例に、硬貨のデザインには国家元首を描くのが世界の一般らしいのですが。
日本は現人神あらひとがみである天皇陛下を描くのは畏れ多い、という理由で拒絶。
代わりに元首の象徴である龍を描いた、という逸話があるのですが。
もし当時に天皇陛下を描いていたら、日教組辺りが喚いて、第二次世界大戦後か平成辺りでデザインが大幅に変わっていそうだなと思いました。

造幣局に宮家が行幸される毎に記念メダルが作られているそうで。
現天皇陛下と皇后陛下の記念メダルもあったのですが、全く似ていなかったので、辞めておいて正解だと思います。
…… ところで、なぜ造幣局のくせに記念グッズにメダリオンがないのでしょうか。

天皇制を廃止しようという話が挙がっているのを見るたびに、「 学生時代に日本史を取っていなかったんだろうけど、今からでも日本史か世界情勢を勉強したら?」 と思います。

なお、天皇陛下即位の記念硬貨は七月に予約開始予定と書いてあって少し安心しました。
上皇陛下の即位三十周年記念切手は、写真つきが即完売だったため、シート一枚だけしか持っていません ……。
需要を無視した制作枚数なのはさすが郵便局ですね。( 大嫌いです )

ちなみに図録がなさそうだな …… と思っていたら、やっぱりありませんでした ……。
ブライアン・ウィリアムズ展
六月十六日、東大阪市民美術センターで開催されていた、ブライアン・ウィリアムズ展を見に行きました。
最近、知らない画家の特別展が多いですね。
こんにちは、和美です。
今回も美術館の鑑賞記事です。

【目次】

  1. きっかけ
  2. 画家略歴
  3. 特別展の感想
  4. 会場周辺

1. きっかけ

東大阪市民美術センター
どこかの美術館でチラシをもらって来て、行けたら行こうかな、と思っていたうちの一枚です。
会場の東大阪市民美術センターには行った事がありませんでしたが、比較的近く、最終日になったので慌てて行きました。

2. 画家略歴

ブライアン・ウィリアムズは初めて知りました。
特別展の最初に書かれていた略歴が 『 アメリカから卒業旅行の世界一周で日本に立ち寄って、そのまま定住した 』 から始まっていまして。
「どうせ東京だろうけど、どこ在住なんだろう?」 と思いました。
続きを読んだら、『 家を念願の滋賀県のヨシで茅葺にした 』 や『 佐川美術館で特別展開催 』 など、滋賀県の琵琶湖畔周辺と思わせる文章が続いたので好感度が上がりました。

挨拶によると、会場の東大阪は、『 四十四年一緒に過ごしている連れ合いの出身地 』 との事。
『 連れ合い 』 という表現を選んだところが翻訳ではなく、日本語が母国語でもない人だなと感じました。

絵を、板を曲げて歪めた曲面に加工したキャンバスに描くのが特徴ですが、必然性が全く見当たらず、なぜ始めたのかの解説もなかったのが不思議です。
後述の事情で検索した時に出てきたニュース記事に、理由が載っていました。

「人間の視野は球体的に感じている。体の感覚も球体。画面を曲げればそれを表現できるのでは」とひらめき、紙を曲げてみたところ、「臨場感が違う。これは面白い現象だ。曲げることによって球体の感覚と目の動きの2つを表現できる」と実感したという。
元記事サイト: 東大阪でブライアン・ウィリアムズさん特別展:Yahoo!ニュース
人の視野とは違う方向に曲げている作品が多かったので何だかなぁ、と思いました。

3. 特別展の感想

ブライアン・ウィリアムズ展
最初に展示されていた自画像が普通というか、あまり上手いとは感じられなかったのが驚きです。

≪ 六甲アイランドの夕 ≫ という夜景が一番好みでしたが、図録も絵葉書もありませんでした ……。
チラシの裏に載っている作品のはずですが、なぜか作品名が書かれておらず、検索しても出て来ないので特定できません。
感性がやっぱり外国人だな、というか日本人ではないように感じました。

特別展の図録がなかったのと、チラシを断ったら出品目録ももらえなかったのは残念でした ……。
良かった作品をチェックしながら見るので最初に欲しいのです。

他に良かったのは、≪ 琵琶湖展望月の出 ≫ という夜景と、≪琵琶湖展望日の出 ≫ という朝、≪ 仁王 あ ≫、≪ 仁王 うん ≫ という阿吽の金剛力士像です。

清水寺で開催された特別展の記録映像が流れていました。
清水寺の法被を着た職員の方が、絵を素手で触っていた事に気付いて驚愕しました。
運んでいる最中には画面に顔も擦れていて …… せめて美術の素養がある方に対応してほしかったです ……。
会場内で流される映像はテレビ局などの高画質カメラで撮影された作品が多いのですが、画質が悪かったので驚きました。

4. 会場周辺

東花園ラグビー場
会場の東大阪市民美術センターは、花園ラグビー場の手前にあります。
なので、今年開催されるラグビーワールドカップ日本大会一色です。
素晴らしいですね。
立っていたのぼりに書かれているのが 『 四年に一度じゃない、一生に一度だ 』 と、来年開催されないかもしれない地方イベントを全力で煽りにかかっている感があってすごく好きです。
ちなみに周辺の細かい話は別の記事にします。
璉珹寺外観
五月三十一日、用事で奈良に行ったついでに、去年逃してしまった秘仏公開を見ました。
こんにちは、和美です。
今回は璉珹寺れんじょうじの拝観感想記事です。

【目次】

  1. きっかけ
  2. 漣珹寺
  3. 秘仏公開
  4. 御朱印とお茶
  5. 余談

1. きっかけ

秘仏公開広告
二年ほど奈良市郊外に住んでおり、駅から家まで歩く途中に『 秘仏公開 女人裸形阿弥陀像 』 と立て看板が設置されていました。
期間は五月の丸一ヶ月間、家から徒歩圏内。
いつでも行ける、と思っていたらさにあらず、気づくと終わっていました。
という去年の失敗を覚えていたので、翌年の今年、五月一日に引っ越しはしたものの、最終日に何とか行けました ……。
同じ日に行った他の美術館はこちら:奈良市 杉岡 華邨かそん書道記念美術館に行きました

2. 璉珹寺

璉珹寺外観
飛鳥時代からの古いお寺ですが、宗派は当初の法相宗から浄土宗に変わり、今は浄土真宗遣迎院けんごういん派という天台宗系統のお寺だそう。
…… 浄土真宗本願寺派 名古屋別院が別の宗派から転派したと聞いた時にも思いましたが、檀家さんやご家族からの反対はなかったのでしょうか。
璉珹寺は脇侍わきじがいるものの、ご本尊が秘仏の阿弥陀如来で浄土真宗という名前なので、浄土真宗本願寺派から分裂したのかと思っていたのですが。
検索したところ、浄土真宗遣迎院派というのは、天台宗から分離独立した一派のようです。
ちなみに浄土真宗は、阿弥陀如来を単体でご本尊とし、脇侍と呼ばれる他の仏様はいません。
璉珹寺では、脇侍が観音菩薩と勢至菩薩で、いずれも明治時代に国宝の指定を受けた、今は重要文化財です。
観音菩薩は平安時代の一木造りによる美しい仏像ですが、勢至菩薩は後世に観音菩薩に合うように作られたそう。
重要文化財に指定されている通り、頑張って作られているようですが、観音菩薩に比べると技量は少し劣るとの事。
璉珹寺の庭
五月上旬には色々咲く庭も綺麗だそうです。

3. 秘仏公開

さて、本題の秘仏。
奈良県指定有形文化財の指定を受けています。
裸形像は鎌倉時代に流行したものの、遺例は少ないそう。
『 女人裸形 』 という割には上半身だけで胸の膨らみもさほどなく、下は茶色い服。
正直、なぜ女人だと判断したのか不思議に思うほどでした。
まあ白木なのが女性らしいと言われればそうかもしれませんが ……。
暗い本堂でお話を聞いたところによると、下半身に身につけているのは、なんと西陣織の袴。
一般参拝客は見られませんが、その下は全裸だそうなので、性別は確実に女性だと分かるのでしょう。

今は毎年五月に一般公開されていますが、昔は五十年毎、袴を履き替える年にだけ公開していたそうです。
前回が平成十年だったので、次は令和二十九年でしょうか。
女性の仏様なので、袴の履き替えは未婚女性が担当する事と決まっていて、前回の平成十年は、高校生と大学生だったお寺の住職さんのご令嬢お二人が行ったそう。
…… 胸も隠して差し上げてください ……。

別室で公開されている、平成十年まで履かれていた西陣織の袴も見てきました。
写真は撮れませんでしたが、毎回同じ柄で、朱雀、玄武、青龍、白虎が描かれているそう。
…… 説明を受けないと分からない柄です。

4. 御朱印とお茶

璉珹寺のお茶
秘仏公開の後、本堂とお座敷を結ぶ渡り廊下で、絵葉書と御朱印が販売されていたので御朱印を買いました。
御朱印は印刷かと思ってしまいましたが、別紙に書き置きされているタイプです。
そして、令和元年お祝いの限定御朱印は目の前で売り切れました ……。
さすが最終日。
「 来年も作ります 」 と仰っていましたが …… 来年まで覚えて頂けているとは思えません。

それにしても、貼り付け型の御朱印って、参拝者の御朱印帳のサイズを考慮していないんですね。
とりあえず御朱印帳に挟んで持って帰り、縦が長かったので、家で文字の入っていない場所を折って貼り付けました。
…… 和美が持っている御朱印帳より小さいサイズも出ていた記憶がありますが …… 文字がはみ出てしまう可能性もありそうです。

お座敷にお茶とお菓子のセットがあったので、枇杷びわ茶をお願いしました。
他に二種類選べました。
美味しかったので、実家に生えている枇杷でも一度作ってみたいです。
お菓子は落雁らくがんでした。
落雁は中に粒あんが入っていて残念でした ……。
というか、落雁は中に何も入っていないものだと思っていました。

5. 余談

この日は元の部屋の鍵引き渡しでした。
拝観の後に時間が空いたので、寂れているせいか人気の雑誌も売れ残っている本屋さんに行ったら、探していた漫画を二冊も見つけて驚きながら買いました。
ありがとうございます。三省堂書店様。
残念ながら、目当ての雑誌は見つかりませんでした。
HN:
七海 和美
年齢:
33
性別:
非公開
誕生日:
1986/12/22
職業:
純黒CADオペレーター兼転職希望。
趣味:
美術鑑賞:絵画好き。鑑賞記事は近畿圏中心。開催期間終了後。
自己紹介:
更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数を稼ぐより共感コメントが欲しい。
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