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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 文章 > 三題噺 二十四
久々に文庫本を買った。
最近、仕事の都合で実用書しか読めていなかった私にとって、それは一時の憩いだった。

しかし。
「外した……かなぁ、これは」
作家は新人らしい。
なんちゃってファンタジーとでも言うべき内容。

――
「くっそー!これでも食らいやがれっ」
俺はシャキーンと鳴る、秘められた鋏を構えて叫んだ。

「奥義・黄金の鋏(ゴールド・シザー)!」

ゴゴオオオオオオオオオオオ!と奇妙な音を立てて、敵は崩れた。
だが、これで終わりじゃない。
俺は、相変わらずつま先立ちをするような恰好で浮かび続ける彼女に寄り添った。

――

大した特徴もないカタカナの効果音。
出てくる武器や技、そしてただの情景描写にまでつけられる、漢字で書いて英語その他外国語でふりがなを振る難読のオンパレード。
メインヒロインと思しき特殊生命体に限らず、出てくる女性は全て可愛く美しく、しかも全員主人公が好きだと言う。

「今度からはこの人、買わないでおこう……」
文庫本一冊七百五十円也。
それは、内容をよく見ないでポップアップだけで買うと損をする、ということの勉強代となった。


完。
え、何これwww
文庫・シャキーン・つまさき立ちでした。
実体験ではないですが、何となく読みづらい文章の人っているんですよね。
擬音はよほど特徴ある書き方でないと文章が軽く=現実味がなくなるというのは、「ラノベの書き方」で書いてあった内容です。
最近文庫本買わないので、一冊いくらか忘れました……。
中原涼先生、生きてらっしゃるんだろうか。
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書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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