気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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忘れて、た……!
今から超特急でルコの日に変更します。>トップ絵
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私が通う学校では、一年次は二学期の大半をかけてワルツを学ぶ習わしになっている。
――などと書きだすと、「ああ、最近流行りのお嬢様学校ね」と思われる方も多いかもしれない。
だが、私の通う学校は共学である。
私立である、という点は正しいのだが、何百年もの古くに端を発するような歴史はない。
開校から確か五十年ほど。
しかも、ワルツを習うようになったのは、私の親世代からだという。
しかもその理由が、当時の教頭の趣味だったというのだから笑えない。
「一と、二と、三。一と二と三」
「Bチーム、遅れてる」
凛とした声が体育館に響く。
厳しく、明るく。指導に有無を言わせない。
ワルツの授業のために招聘される顧問の先生は、そんな人だ。
「んー、ちょっと疲れてきたかな。休憩」
「おっしゃあ!」
主に男子から喜びの声が上がる。
規定のステップを踏みつつ上半身は相手と合わせる。
そんな複雑な動きは、十分も続けるとあっという間に体力を消耗してしまうらしい。
もっとも私は、なぜかすんなり覚えてしまったのだが。
運動能力が皆無な割には、大した出来だ。
「Eチームの……ええと、名前なんだっけ」
友人が後ろから、くいくいと私の短い髪を引っ張る。
「ねぇ、呼び鈴じゃないんだけど」
注意しながら私が振り向くと。
「ああ、ちょっと良いか?」
先生のど・アップの顔。
「……へ?ああはい何でしょうか」
びっくりして少し早口になってしまった。
「次、Cチーム見ててくれないか?先生はBチームに集中するから」
「あ……はい」
そっか、じゃあ頼むな。
そう言って先生はニカッと笑った。
笑顔が爽やかで、太陽のようだ。
五分間の休憩を挟んで、私はCチームの練習に付き合った。
「普段鈍くさい割、こーゆーのは得意なんだな、お前」
「だってそんなに忙しくないじゃない。ほら、足間違えてる」
「えー、それだけの理由かー?」
「Cチームうるさい」
からかう男子達に、まともに相手をしてしまった。
先生から注意が飛ぶ。
いけない、しっかりしないと。
「何が良いんだかねぇ。あんな自己中教師」
「さっき注意されたでしょ。居残りたいならご勝手にどうぞ」
「うげ」
Cチームの男子は私があの先生を好きだと決め付けて、まだ私語を続ける。
基礎のステップができていない、特に遅れている、と判断された生徒は、放課後に補習を受けさせられる。
その判断が先生の独断、かつ強制だから、脅しのネタには丁度いい。
出来の悪い生徒達が先生を嫌う、最大の理由でもあるのだけれど。
でも。
ちゃんと見ていれば分かる。
傍目には習熟度は同じぐらいに見える人は何人もいる。
けれど、補習の判断はその後だ。
注意されたことがすぐに直せるか。
覚えていないんじゃなくて疲れて間違えてしまっただけか。
ステップは覚えたけれど、上半身がついていかないだとか。
たまたま出来の悪いパートナーに当たって、つられてしまっているだけの人だっている。
そこまでちゃんと見ているのだ、先生は。
「そこの二人、そっちと代わってみてくれる?」
「ん?あぁ……」
指示を出すと、男子三人女子一人はすんなり入れ替わる。
「ええと、ちょっとストップ。ちょっと私とやってみるか」
えっと驚いた顔の男子の手を取って踊りだす。
うん、こっちは合っているのよね。
ワルツは二人の呼吸を合わせて踊るもの。
片方が間違っていたら、もう片方もつられて間違えてしまう。
どちらが正しくて、どちらが間違っているのか、それを見極めるのが大事。
踊っていると、お互いに自分は正しいと思ってしまうから。
「はい、じゃあ休んでて。お待たせ、相手お願いね」
一人空いていた女子の手を取って、もう一度踊りだす。
……やっぱり。
「ちょっと遅い……のかな?全体的に」
「一、二、三、一、二、三」
早めに唱えると、少しずつ足が合ってきた。
うーん、違うテンポを唱えながら三拍子で、間違いなく踊るのって難しい。
「お、うまくなったな」
「先生より教え方うまいもん」
先生の褒め言葉に、踊っていた女子は憎まれ口を叩く。
その『先生より教え方がうまい』という私は、先生から教わったのだが。
「あはは、藍より青し、だな」
「そんなことないですって」
その憎まれ口を否定せず、笑う。
先生のお茶目なところだ。
ちなみに藍より青し、とは、慣用句『青は藍よりい出て藍より青し』のこと。
青という染料は植物の藍から採って作るのに、もとの藍より青い、という意味だ。
トンビが鷹を生む、と似たようなものだろうか。
「じゃあ休憩したら一周踊ってみようか」
先生がぱんぱん、と手を叩いて、私は休憩に入った。
【追記】
用事とかなんやかやで無理でした。
明日まとめて書きます……。
【後書き】
太陽、ワルツ、唯我独尊。
……唯我独尊?何それおいしいの。
太陽のような、とワルツを重視した結果がこれだよ!
――などと書きだすと、「ああ、最近流行りのお嬢様学校ね」と思われる方も多いかもしれない。
だが、私の通う学校は共学である。
私立である、という点は正しいのだが、何百年もの古くに端を発するような歴史はない。
開校から確か五十年ほど。
しかも、ワルツを習うようになったのは、私の親世代からだという。
しかもその理由が、当時の教頭の趣味だったというのだから笑えない。
「一と、二と、三。一と二と三」
「Bチーム、遅れてる」
凛とした声が体育館に響く。
厳しく、明るく。指導に有無を言わせない。
ワルツの授業のために招聘される顧問の先生は、そんな人だ。
「んー、ちょっと疲れてきたかな。休憩」
「おっしゃあ!」
主に男子から喜びの声が上がる。
規定のステップを踏みつつ上半身は相手と合わせる。
そんな複雑な動きは、十分も続けるとあっという間に体力を消耗してしまうらしい。
もっとも私は、なぜかすんなり覚えてしまったのだが。
運動能力が皆無な割には、大した出来だ。
「Eチームの……ええと、名前なんだっけ」
友人が後ろから、くいくいと私の短い髪を引っ張る。
「ねぇ、呼び鈴じゃないんだけど」
注意しながら私が振り向くと。
「ああ、ちょっと良いか?」
先生のど・アップの顔。
「……へ?ああはい何でしょうか」
びっくりして少し早口になってしまった。
「次、Cチーム見ててくれないか?先生はBチームに集中するから」
「あ……はい」
そっか、じゃあ頼むな。
そう言って先生はニカッと笑った。
笑顔が爽やかで、太陽のようだ。
五分間の休憩を挟んで、私はCチームの練習に付き合った。
「普段鈍くさい割、こーゆーのは得意なんだな、お前」
「だってそんなに忙しくないじゃない。ほら、足間違えてる」
「えー、それだけの理由かー?」
「Cチームうるさい」
からかう男子達に、まともに相手をしてしまった。
先生から注意が飛ぶ。
いけない、しっかりしないと。
「何が良いんだかねぇ。あんな自己中教師」
「さっき注意されたでしょ。居残りたいならご勝手にどうぞ」
「うげ」
Cチームの男子は私があの先生を好きだと決め付けて、まだ私語を続ける。
基礎のステップができていない、特に遅れている、と判断された生徒は、放課後に補習を受けさせられる。
その判断が先生の独断、かつ強制だから、脅しのネタには丁度いい。
出来の悪い生徒達が先生を嫌う、最大の理由でもあるのだけれど。
でも。
ちゃんと見ていれば分かる。
傍目には習熟度は同じぐらいに見える人は何人もいる。
けれど、補習の判断はその後だ。
注意されたことがすぐに直せるか。
覚えていないんじゃなくて疲れて間違えてしまっただけか。
ステップは覚えたけれど、上半身がついていかないだとか。
たまたま出来の悪いパートナーに当たって、つられてしまっているだけの人だっている。
そこまでちゃんと見ているのだ、先生は。
「そこの二人、そっちと代わってみてくれる?」
「ん?あぁ……」
指示を出すと、男子三人女子一人はすんなり入れ替わる。
「ええと、ちょっとストップ。ちょっと私とやってみるか」
えっと驚いた顔の男子の手を取って踊りだす。
うん、こっちは合っているのよね。
ワルツは二人の呼吸を合わせて踊るもの。
片方が間違っていたら、もう片方もつられて間違えてしまう。
どちらが正しくて、どちらが間違っているのか、それを見極めるのが大事。
踊っていると、お互いに自分は正しいと思ってしまうから。
「はい、じゃあ休んでて。お待たせ、相手お願いね」
一人空いていた女子の手を取って、もう一度踊りだす。
……やっぱり。
「ちょっと遅い……のかな?全体的に」
「一、二、三、一、二、三」
早めに唱えると、少しずつ足が合ってきた。
うーん、違うテンポを唱えながら三拍子で、間違いなく踊るのって難しい。
「お、うまくなったな」
「先生より教え方うまいもん」
先生の褒め言葉に、踊っていた女子は憎まれ口を叩く。
その『先生より教え方がうまい』という私は、先生から教わったのだが。
「あはは、藍より青し、だな」
「そんなことないですって」
その憎まれ口を否定せず、笑う。
先生のお茶目なところだ。
ちなみに藍より青し、とは、慣用句『青は藍よりい出て藍より青し』のこと。
青という染料は植物の藍から採って作るのに、もとの藍より青い、という意味だ。
トンビが鷹を生む、と似たようなものだろうか。
「じゃあ休憩したら一周踊ってみようか」
先生がぱんぱん、と手を叩いて、私は休憩に入った。
【追記】
用事とかなんやかやで無理でした。
明日まとめて書きます……。
【後書き】
太陽、ワルツ、唯我独尊。
……唯我独尊?何それおいしいの。
太陽のような、とワルツを重視した結果がこれだよ!
ミクシアプリry
「カフェつく」カルボナーラとアップルパイ習得。
しょっちゅう「通信エラーです。アプリを起動し直してください」のダイアログが出るのがうざいですw
レベル30になったので、コインをを貯めてコンロを増設しようと思います。
【追記】
そんな宣言した直後がトウモロコシとかぼちゃってどういうことなの。
両方5000コイン以上掛かる上に滅多に出てこないのですよorz
【更に追記】
コンロ増設完了。うん、絶対貯まらないコレwwww
かぼちゃがあればパンプキンパイが習得できるので、一応かぼちゃ目指しますか。
「My Room」はコミュで宣伝していないにも係わらず、ぽつぽつ評価がついていました。
二個目の天井収納とテレビ用スピーカーを衝動買い。
スピーカーをパソコンの両脇に置いて、偽DTMerを演出してみましたw(ぉ
2.1chスピーカーが現実世界でまじめに欲しいです。
「脳力大学漢字テスト」は、温泉を全問正解でクリアしました。
温泉地とか読めねえwwwww
(奈良の温泉で、「とうせんじ」だそーです……)
勲章が十三個になったので、連続正解で三十を超えれば新しいジャンルが解禁になるのですが……無理ぽ“〇| ̄|_
上下一心(しょうかいっしん)とか戦く(おののく)とか一刀三礼(いっとうさんらい)とかさぁ!
「姫ジェンヌ」はモンブランデコを作りました。
……ここから何になるんだろ。
「カフェつく」カルボナーラとアップルパイ習得。
しょっちゅう「通信エラーです。アプリを起動し直してください」のダイアログが出るのがうざいですw
レベル30になったので、コインをを貯めてコンロを増設しようと思います。
【追記】
そんな宣言した直後がトウモロコシとかぼちゃってどういうことなの。
両方5000コイン以上掛かる上に滅多に出てこないのですよorz
【更に追記】
コンロ増設完了。うん、絶対貯まらないコレwwww
かぼちゃがあればパンプキンパイが習得できるので、一応かぼちゃ目指しますか。
「My Room」はコミュで宣伝していないにも係わらず、ぽつぽつ評価がついていました。
二個目の天井収納とテレビ用スピーカーを衝動買い。
スピーカーをパソコンの両脇に置いて、偽DTMerを演出してみましたw(ぉ
2.1chスピーカーが現実世界でまじめに欲しいです。
「脳力大学漢字テスト」は、温泉を全問正解でクリアしました。
温泉地とか読めねえwwwww
(奈良の温泉で、「とうせんじ」だそーです……)
勲章が十三個になったので、連続正解で三十を超えれば新しいジャンルが解禁になるのですが……無理ぽ“〇| ̄|_
上下一心(しょうかいっしん)とか戦く(おののく)とか一刀三礼(いっとうさんらい)とかさぁ!
「姫ジェンヌ」はモンブランデコを作りました。
……ここから何になるんだろ。
明日は朝からVS NMMですよ。
頑張る(`・ω・´)キリッ
頑張る(`・ω・´)キリッ
サイズ間違えてたとか……ないわ“〇| ̄|_
ほんとごめんなさいすみませんでした(ノД`)・゜・。
しかしあの点滅程度なら再現できたかなぁ。
そしてもうちょい時間があれば軽量化できたのにw
めもめも
ParafLa!544px × 56px
ううう。
ほんとごめんなさいすみませんでした(ノД`)・゜・。
しかしあの点滅程度なら再現できたかなぁ。
そしてもうちょい時間があれば軽量化できたのにw
めもめも
ParafLa!544px × 56px
ううう。
四月上旬、暦の上では季節は春。
だというに、頭の三度笠にはうっすらと雪が積もっていた。
俺は、北を目指して歩いていた。
親父の親戚の知り合いだという、寺だ。
面識のある知り合いがいる訳じゃない。
ただ、できれば遠くの、できれば知り合いの、寺に行きたかっただけだ。
信心などこれっぽちもなかった俺が、なんで急にそんなところへ行きたがったのか。
親父は疑問に思っただろうが、何も言わずに送り出してくれた。
北への旅は、まだ季節的に向かず。
もう帰れないかもしれない。
それでも。
俺は行かなければならなかった。
―― 否、離れなければならなかった。
俺が生まれ育った、あの場所から。
俺は、失恋した。
相手は、幼馴染。
地元でも大手の茶屋の、看板娘だ。
取引先の豪商から、俺と共通の幼馴染、果ては通りすがりの客まで。
気立てがよく顔も良い彼女は、引く手あまただった。
だが、茶屋のおかみさん―――看板娘のおっかさん――は、なぜか俺に縁談を持ってきた。
「うちの娘をどうですやろか」と。
俺は耳を疑い、何度も聞き直した。
「ほんまに俺ですか?」
幾日空け、幾度同じ問いを繰り返しても、おかみさんの答えは変わらなかった。
「ええ。うちはおまえさんが良いんです」
そうして俺と彼女は付き合い始めた。
俺は天にも昇る想いで、日々を過ごした。
――この時、俺は彼女の、何を見ていたのだろう。
多分、俺は彼女の何も見えていなかった。
表面の、素の美しさに見惚れて。
彼女の目が沈んでいたことに、彼女の唇が綺麗な弧を描くことがなくなったことに、俺は気づけなかった。
ある日、俺は丸一日出掛けた。
帰りに通った隣町で、俺は彼女を見つけた。
知らない男と、ひどく楽しそうに話す彼女。
べたべたと手に、腕に、肩に触れる男。
俺は二人をじっと見つめて、そして思い出した。
常連客の男だ、と。
そっと会話を立ち聞きできる位置まで俺は動いた。
「ほいじゃあ、そろそろ帰らにゃ……」
「ああ、また次な」
「うん。また時間見つけて会おうなぁ」
色気を帯びた、彼女の声。
事情を知らぬ者が聞けば、恋仲にある男女の会話にしか聞こえないだろう。
「……そっか」
俺は、彼女の気持ちが自分にないことを知った。
それからしばらくして、俺は彼女に別れを告げた。
間を置いたのは、彼女の本意を確認するためと、自分の気持ちを整理するため。
それから、彼女に俺が「知っている」事を知られないためだ。
彼女に本命がいると分かれば、彼女を推してくれたおかみさんにも迷惑が掛かるから。
彼女の気持ちが俺になくとも、俺は彼女が好きで。
だから彼女に辛い思いをさせるのは、俺の望むところじゃなかった。
彼女に別れを告げた時、彼女が密かに喜んだことが、俺にとって唯一の救いだった。
俺は、彼女を俺のものにするより、彼女が幸せでいられることの方が、嬉しかったから。
どうか、時よ。
叶うなら、俺のこの気持ちを、降りしきる雪で覆い隠して。
もう二度と彼女を思い返すことがないように。
俺は、白くなり始めた道を歩き続けた。
たった一度の恋心を抱えながら。
完。
お題は「三度笠、看板娘、別れても好きな人」でした。
三度笠ってナニ!?とか思ったのですが、木枯らし紋次郎がかぶっている笠らしいですね。
(例えがいい加減かつ古い)
もしくは北風小僧の寒太郎。(だから古(ry
演歌調にしようかと思ったのですが、早々に断念しました。
多分時代は江戸とか明治とかその辺です。
交通機関が発達していなさそうな。
だというに、頭の三度笠にはうっすらと雪が積もっていた。
俺は、北を目指して歩いていた。
親父の親戚の知り合いだという、寺だ。
面識のある知り合いがいる訳じゃない。
ただ、できれば遠くの、できれば知り合いの、寺に行きたかっただけだ。
信心などこれっぽちもなかった俺が、なんで急にそんなところへ行きたがったのか。
親父は疑問に思っただろうが、何も言わずに送り出してくれた。
北への旅は、まだ季節的に向かず。
もう帰れないかもしれない。
それでも。
俺は行かなければならなかった。
―― 否、離れなければならなかった。
俺が生まれ育った、あの場所から。
俺は、失恋した。
相手は、幼馴染。
地元でも大手の茶屋の、看板娘だ。
取引先の豪商から、俺と共通の幼馴染、果ては通りすがりの客まで。
気立てがよく顔も良い彼女は、引く手あまただった。
だが、茶屋のおかみさん―――看板娘のおっかさん――は、なぜか俺に縁談を持ってきた。
「うちの娘をどうですやろか」と。
俺は耳を疑い、何度も聞き直した。
「ほんまに俺ですか?」
幾日空け、幾度同じ問いを繰り返しても、おかみさんの答えは変わらなかった。
「ええ。うちはおまえさんが良いんです」
そうして俺と彼女は付き合い始めた。
俺は天にも昇る想いで、日々を過ごした。
――この時、俺は彼女の、何を見ていたのだろう。
多分、俺は彼女の何も見えていなかった。
表面の、素の美しさに見惚れて。
彼女の目が沈んでいたことに、彼女の唇が綺麗な弧を描くことがなくなったことに、俺は気づけなかった。
ある日、俺は丸一日出掛けた。
帰りに通った隣町で、俺は彼女を見つけた。
知らない男と、ひどく楽しそうに話す彼女。
べたべたと手に、腕に、肩に触れる男。
俺は二人をじっと見つめて、そして思い出した。
常連客の男だ、と。
そっと会話を立ち聞きできる位置まで俺は動いた。
「ほいじゃあ、そろそろ帰らにゃ……」
「ああ、また次な」
「うん。また時間見つけて会おうなぁ」
色気を帯びた、彼女の声。
事情を知らぬ者が聞けば、恋仲にある男女の会話にしか聞こえないだろう。
「……そっか」
俺は、彼女の気持ちが自分にないことを知った。
それからしばらくして、俺は彼女に別れを告げた。
間を置いたのは、彼女の本意を確認するためと、自分の気持ちを整理するため。
それから、彼女に俺が「知っている」事を知られないためだ。
彼女に本命がいると分かれば、彼女を推してくれたおかみさんにも迷惑が掛かるから。
彼女の気持ちが俺になくとも、俺は彼女が好きで。
だから彼女に辛い思いをさせるのは、俺の望むところじゃなかった。
彼女に別れを告げた時、彼女が密かに喜んだことが、俺にとって唯一の救いだった。
俺は、彼女を俺のものにするより、彼女が幸せでいられることの方が、嬉しかったから。
どうか、時よ。
叶うなら、俺のこの気持ちを、降りしきる雪で覆い隠して。
もう二度と彼女を思い返すことがないように。
俺は、白くなり始めた道を歩き続けた。
たった一度の恋心を抱えながら。
完。
お題は「三度笠、看板娘、別れても好きな人」でした。
三度笠ってナニ!?とか思ったのですが、木枯らし紋次郎がかぶっている笠らしいですね。
(例えがいい加減かつ古い)
もしくは北風小僧の寒太郎。(だから古(ry
演歌調にしようかと思ったのですが、早々に断念しました。
多分時代は江戸とか明治とかその辺です。
交通機関が発達していなさそうな。
ミクシアプリry
「カフェつく」はぺぺろんちぃの(違w)カフェモカ、ナン習得。
レベルは28になりました。
「はじめようマイバー」は招待でルーレットができるようになりました。
しかし惨敗☆
Flash重いよFlash。
モバイル版がもうすぐリリースだそうなので楽しみです。
「ハッピーキッチン」は四日分のクイズ忘れていましたorz
キクラゲと梨のスープレベルアップ。
「MyRoom」も一日ログインし損ねました><
お金はかなり貯まっているのですが、コインが多いに越したことはないのですよ。
「ぼくのレストラン」はヌードルガチャで鍋焼きうどんをもらいました。
ぐぎぎ、調理時間遅いのか……。
スクラッチを始める時にもらったアイテムで宣伝回数を一回だけ増やしたのですが。
直後に携帯の電池が切れたため無駄にしてしまいました……。
「姫ジェンヌ」はナッツの木でサトウキビを集めてもこもこブルマを作っています。
……これ毛糸パンt(ry
「カフェつく」はぺぺろんちぃの(違w)カフェモカ、ナン習得。
レベルは28になりました。
「はじめようマイバー」は招待でルーレットができるようになりました。
しかし惨敗☆
Flash重いよFlash。
モバイル版がもうすぐリリースだそうなので楽しみです。
「ハッピーキッチン」は四日分のクイズ忘れていましたorz
キクラゲと梨のスープレベルアップ。
「MyRoom」も一日ログインし損ねました><
お金はかなり貯まっているのですが、コインが多いに越したことはないのですよ。
「ぼくのレストラン」はヌードルガチャで鍋焼きうどんをもらいました。
ぐぎぎ、調理時間遅いのか……。
スクラッチを始める時にもらったアイテムで宣伝回数を一回だけ増やしたのですが。
直後に携帯の電池が切れたため無駄にしてしまいました……。
「姫ジェンヌ」はナッツの木でサトウキビを集めてもこもこブルマを作っています。
……これ毛糸パンt(ry
ぱらふらむずいお。
誰もやらないんだったら……とか思って作ったんですが……指摘されたミスが自分で確認できないという。
灰色の線ってどれですk
てゆか丸投げしたい。いやしましたけども。
ううん。勉強します。
てか画像ファイルでやれば簡単なことなのに、スクリプトでやると大変なのねん。
途中でフォント変えるとか当たり前でしょ(待て
誰もやらないんだったら……とか思って作ったんですが……指摘されたミスが自分で確認できないという。
灰色の線ってどれですk
てゆか丸投げしたい。いやしましたけども。
ううん。勉強します。
てか画像ファイルでやれば簡単なことなのに、スクリプトでやると大変なのねん。
途中でフォント変えるとか当たり前でしょ(待て
投稿できた……。
二回接続エラー(403)で飛ばされて、今度は連投扱いですか(-_-;)
まぁ良いや。
二回接続エラー(403)で飛ばされて、今度は連投扱いですか(-_-;)
まぁ良いや。
波音リツの目はマジョーラカラーって言うのかー。
絵見たらグラデーションになっているから、何色かと思いましたよw
三月に計画して、四月から放置し続けて。
今日ようやく完成しました。
後で描いたリツだけがサイズ違う件www
絵見たらグラデーションになっているから、何色かと思いましたよw
三月に計画して、四月から放置し続けて。
今日ようやく完成しました。
後で描いたリツだけがサイズ違う件www
カテゴリー
レコメンド
プロフィール
書いている人:七海 和美
紹介:
更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
PV数より共感が欲しい。