気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 文章 > 三題噺 五
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今日、化粧品を買った。
ファンデーションを一つ。
始まりは、かなり前の話になる。
長期休暇で海外旅行に行った友人のおみやげに、口紅をもらったのだ。
「よく分かんないブランドだったんだけど、かぶれにくいらしいよ!」
そう、私は肌が弱いのだ。
色はいピンク色で、あまり好みではなかったけれど。
試しに一度使ってみた。
全くかぶれない。
見た目の割に、鮮やかな発色。
友人受けも良かった。
口紅をくれた友人に言うと、一言「うっそぉ!?」と驚かれた。
店頭で試したのだが、彼女にはあまり合わなかったらしい。
その口紅、箱の隅に「Jank-DK」と記されていた。
それがブランド名だろうか。
名前は酷いが、使い心地の良さに、私は惚れた。
丁寧に使ったけれど、半年でその口紅は切れた。
仕方なく前のメーカーに戻したけれど、そこよりは格段に質は落ちていた。
それが今月。
たまたま寄った薬局で、同じ口紅を見つけたのだ。
箱は少々違ったけれど、雰囲気は変わらない。
箱の裏を見ると、「Jank-DK日本支社:紅生姜」だそうだ。
「……酷いネーミングセンス……」
それしか言うことはない。
Jank-DKも酷かったけれど、紅生姜って。
もっとも、赤の発色は確かに綺麗だったけれど。
紅しょうがの赤色って、化学薬品だよね、多分。
肌が敏感な私は、妙な知識ばかりが増えていく。
仕方ない、これも自己防衛である。
ちなみに口紅は、一本五千円だった。
海外ブランドにしては安いような高いような。
私の肌に合うものとしては格段に安いから、別に構わないのだけれど。
そして今日。
カラオケの帰りに同じ薬局へ寄ったら、今度はファンデーションが売っていた。
雰囲気は相変わらず。
箱の隅には「日本支社:紅生姜」とのみ記されていた。
速攻で買った。
こちらは三千円。
……口紅と、値段設定逆じゃないだろうか。
友人達と別れてすぐ。
私は待ちきれずに箱を開けた。
目に飛び込んできたのは金色。
ゴールド。
キンキラきん。
何だこの金ぴかは。
としか言いようがない。
けれど。
どれだけネーミングセンスが酷くても。
どれだけ配色センスがなくても。
私はこのブランドを使い続けるのだろう。
多分、ずっと。
完。
お題は「化粧品・ゴールド・紅生姜」でした。
「紅しょうがって何!?とか思いながら書き進めたんですが、割とうまく行ったかな?w
ちなみにどうでも良い後日談。↓
帰ってからすぐ。
私はパソコンを借りて、検索してみた。
紅生姜。Jank-DK。
ヒットしたのは、日本支社:紅生姜のサイト。
緑の地色にどぴんくのメニュー。
各地に灯る、青いNEWの文字。
ああやっぱり配色センスがない。
ちなみに、通販は行っていないらしい。
ページメニューには見当たらなかった。
……珍しい。
「ミニコラム:社名」というコーナーを見つけた。
タイトル;社名
「紅しょうがって何?」
お客様からよく聞かれます。
ええと、正直にお答えします。
社長の好物です。
日本支社社長です、ちなみに。
出張してきた本社役員に、「和食では何が好き?」と英語で聞かれ、「紅しょうがの天ぷらが好き」と答えたそうです。
ちなみに会議中ではありません。
廊下です。立ち話です。
この時点ではちなみに、支社長になることは決まっていませんでした。
会社の名前に決まったとき、支社長(仮)は頭を抱えて思ったそうです。
「自分の好みが一生残るのか」と。
完。
はいそんなオチ。
ちなみにJank-DKはオリジナルでたまに使っていた名前です。
会社立ち上げ時のメンバー全員の頭文字、というどうでも良い設定がw
あ、紅生姜の赤はしその色だそうですよ。
ファンデーションを一つ。
始まりは、かなり前の話になる。
長期休暇で海外旅行に行った友人のおみやげに、口紅をもらったのだ。
「よく分かんないブランドだったんだけど、かぶれにくいらしいよ!」
そう、私は肌が弱いのだ。
色はいピンク色で、あまり好みではなかったけれど。
試しに一度使ってみた。
全くかぶれない。
見た目の割に、鮮やかな発色。
友人受けも良かった。
口紅をくれた友人に言うと、一言「うっそぉ!?」と驚かれた。
店頭で試したのだが、彼女にはあまり合わなかったらしい。
その口紅、箱の隅に「Jank-DK」と記されていた。
それがブランド名だろうか。
名前は酷いが、使い心地の良さに、私は惚れた。
丁寧に使ったけれど、半年でその口紅は切れた。
仕方なく前のメーカーに戻したけれど、そこよりは格段に質は落ちていた。
それが今月。
たまたま寄った薬局で、同じ口紅を見つけたのだ。
箱は少々違ったけれど、雰囲気は変わらない。
箱の裏を見ると、「Jank-DK日本支社:紅生姜」だそうだ。
「……酷いネーミングセンス……」
それしか言うことはない。
Jank-DKも酷かったけれど、紅生姜って。
もっとも、赤の発色は確かに綺麗だったけれど。
紅しょうがの赤色って、化学薬品だよね、多分。
肌が敏感な私は、妙な知識ばかりが増えていく。
仕方ない、これも自己防衛である。
ちなみに口紅は、一本五千円だった。
海外ブランドにしては安いような高いような。
私の肌に合うものとしては格段に安いから、別に構わないのだけれど。
そして今日。
カラオケの帰りに同じ薬局へ寄ったら、今度はファンデーションが売っていた。
雰囲気は相変わらず。
箱の隅には「日本支社:紅生姜」とのみ記されていた。
速攻で買った。
こちらは三千円。
……口紅と、値段設定逆じゃないだろうか。
友人達と別れてすぐ。
私は待ちきれずに箱を開けた。
目に飛び込んできたのは金色。
ゴールド。
キンキラきん。
何だこの金ぴかは。
としか言いようがない。
けれど。
どれだけネーミングセンスが酷くても。
どれだけ配色センスがなくても。
私はこのブランドを使い続けるのだろう。
多分、ずっと。
完。
お題は「化粧品・ゴールド・紅生姜」でした。
「紅しょうがって何!?とか思いながら書き進めたんですが、割とうまく行ったかな?w
ちなみにどうでも良い後日談。↓
帰ってからすぐ。
私はパソコンを借りて、検索してみた。
紅生姜。Jank-DK。
ヒットしたのは、日本支社:紅生姜のサイト。
緑の地色にどぴんくのメニュー。
各地に灯る、青いNEWの文字。
ああやっぱり配色センスがない。
ちなみに、通販は行っていないらしい。
ページメニューには見当たらなかった。
……珍しい。
「ミニコラム:社名」というコーナーを見つけた。
タイトル;社名
「紅しょうがって何?」
お客様からよく聞かれます。
ええと、正直にお答えします。
社長の好物です。
日本支社社長です、ちなみに。
出張してきた本社役員に、「和食では何が好き?」と英語で聞かれ、「紅しょうがの天ぷらが好き」と答えたそうです。
ちなみに会議中ではありません。
廊下です。立ち話です。
この時点ではちなみに、支社長になることは決まっていませんでした。
会社の名前に決まったとき、支社長(仮)は頭を抱えて思ったそうです。
「自分の好みが一生残るのか」と。
完。
はいそんなオチ。
ちなみにJank-DKはオリジナルでたまに使っていた名前です。
会社立ち上げ時のメンバー全員の頭文字、というどうでも良い設定がw
あ、紅生姜の赤はしその色だそうですよ。
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書いている人:七海 和美
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