気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
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ざっくざく > 美術鑑賞 > 不思議の国のアリス展に行きました
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兵庫県立美術館で開催されていた 『 不思議の国のアリス 』 展に行きました。
こんにちは、和美です。
美術館の感想記事ですが、他の話も多いです。
特別展の題名は 『 不思議の国のアリス 』 ですが、続編の 『 鏡の国のアリス 』 も含まれています。
両方とも、話を忘れてしまったか通読していないような気がしてきたので読み直したいです。
特別展では、なぜかルイス・キャロルの本名がチャールズ・ラトウィッジ・ドットソンと表記されていました。
一般的にはチャールズ・ラトウィッジ・ドジスンだと思います。
ルイス・キャロルが書いた、アリスシリーズ以外の児童書の存在を初めて知りました。
『 不思議の国 』 が売れた後、イギリス女王に 「 新作が完成したら是非読ませてほしい 」と要望され、数学書を渡したという笑い話が伝わっていますが( この逸話は後世の創作 )
他の児童書や数学書(クイズ問題集?)は日本でも出版されているのだろうか、と気になります。
作者の代表作以外の作品は、解説として粗筋がついているのが普通なのですが ……。
( 他の作品も中身を併せて紹介されるのが最も一般的 )
2ちゃんねるの児童書板辺りで、「不思議の国のアリスが児童書の定番や傑作として扱われている事に違和感がある」という内容のレスを見かけてイラッとした事があるのですが。
学寮長の娘アリス・リデルに贈った私家版が学寮長室に置かれていて、訪れる人達に人気だったから出版に到った、という話が紹介されていたので、やっぱり当時から人気があるのですよ。
『 不思議の国 』 より少し早く発売されて人気だった児童書は、人種差別の描写が問題になって人気が落ちた、という解説もありましたし。
日本でアリスといえば、フリルがついたふわふわのワンピースにフリルエプロンを重ねたロリータファッションが一般的ですが、海外のアリスは意外とバラバラでした。
特にヘレン・オクセンバリーが描いた、装飾のないノースリーブのワンピース姿で素足に白いスニーカーだと、その辺にいる普通の女の子に見えました。
ただ、一番意外だったのは、チャールズ・サントーレ版の、黄色いフリルワンピースに青いラインが入った白いフリルエプロンを重ね、青のカラータイツを履いた衣装でした。
『 不思議の国のアリス 』 の原型である『 地下の国のアリス 』 も紹介されていました。
昔、黒柳 徹子が解説を書いているのが嫌だなぁと思いながら、日本語訳の数量限定の特装版を買いました。
難解な言葉遊びが多い『 不思議の国 』に比べて話が単純なのが特徴だそう。
ちなみにルイス・キャロルによる 『 子供部屋のアリス 』 という短いバージョンもあるそう。
初版本と復刻版があり、特装版は初版本だったと思いますが、表題がカリグラフィーで書かれた復刻本もすごく綺麗でした。
TRPGの 『 モノトーンミュージアム 』 にはハンプティ・ダンプティを元にした 『 卵男 』 というキャラクターが出て来るのですが。
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一枚だけあったアンヘル・ドミンゲス版の挿絵?が一番好きなアリス( アニメ:アリスSOS )に似ていて嬉しかったです。
アリスの挿絵を紹介するコーナーが二章あり、最初の一章だけ写真撮影可能。
その後のコーナーは撮影禁止と書かれているにも関わらず、スマホのシャッター音が大音量で聞こえてきて不快でした。
撮影禁止の理由は展示されていたディズニーの原画だと思いますが、和美はその次にあった、サルバドール・ダリが描いた挿絵を撮影したかったです。
図録には載っているはず、と信じて我慢しましたが。(載っていました)
『 不思議の国のアリス 』展では、有料で謎解き脱出ゲームが開催されていました。
気になったものの、一人で参加しても寂しいし、と思いながら入ったら、案外参加している人が多く、途中から入口に戻って参加してしまいました ……。
一人千五百円と高かったのですが、さすがに面白かったです。
相談できる相手がいないため難しく、ほぼ全ての問題でヒント集を見てしまいました。
関西では大阪・心斎橋にもある、アリスシリーズ関連グッズショップ 『 水曜日のアリス 』で販売しているものが多かったです。
一度行きたいなと思っているのですが、常設店舗なのでグッズは買っていません。
( 過去には梅田LOFTで出張販売もありました )
たまたま今公式サイトを見たら、パッケージデザインが特別展限定の物がいくつもありました ……。
それ書いといてください。
普段、特設ショップの関連書籍は買わないのですが。
好奇心に負けて図録のついでに買った『 アリス好きに贈る33の謎 』という本は、特別展限定商品のようです。
書いていなかったのか見逃したのか、知らなかったので驚きました。
詳しくは忘れてしまいましたが、キャロルが存命中、既に青い服のアリスが描かれていたという結論だったと記憶しています。
似たようなページがあったので紹介。
アリスの服の色:チャールズ・ラトヴィッジ・ドジスンの紹介
ちなみに最初のジョン・テニエル版は白黒、 『 子供部屋のアリス 』 の表紙は黄色で塗られています。
世間一般は知りませんが、私はアリスに青のイメージが全くありません。
私が最初に興味を抱いたアリスはアニメ 『 アリスSOS 』 で、服の色はピンク。
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ただ、原作はライトノベルのシリーズ。
表紙にカラーで描かれているアリスは毎回服が違い、私はなぜか黄緑の表紙が印象に残っています。
細かい話はこちら。アリスSOSの話:
その次が同じNHKの枠内で放送されたアニメ『 アリス探偵局 』 のアリスで、服は濃いピンク。
次は携帯アプリゲーム 『 歪みの国のアリス 』で、アリスの服の色は赤。
私が青い服で好きになったアリス作品は、原作ゲーム会社が潰れてから古本をコミカライズで読んだ 『 ハートの国のアリス 』 が最初にして今のところ唯一です。
…… 上海アリス幻楽団が頒布するパソコンゲーム:東方プロジェクトシリーズに登場するアリス・マーガロイドも一応青い服を着たアリスですが …… 不思議の国に関係するかどうかは知りません。
東北の大震災が起きた後の三月十一日に、公式アカウントからツイートされた「何でもない日におめでとう」です。
( この呟きは当然大炎上して削除されました )
一度も見た事がありませんが、図録の解説に
ルイス・キャロルによる言葉遊びは、『 地下の国 』 から 『 不思議の国 』 に修正された時の一番の変更点で、最大の特徴なのですけれど。
何かの本で、その動物達の中にいるドードーは作者:ルイス・キャロル(本名:チャールズ・ラトウィッジ・ドジスン)の事、という話を読みました。
一般表記の『 ドジスン 』 だと分かりませんが、展覧会で使われていた 『 ドットソン 』 だと、ドードーと響きが何となく似ているな、と納得しました。
SNSで見つけた同伴者募集は平日。
和美は仕事の都合で土日しか無理、当時は大阪府でも堺市在住だったので梅田が遠く、企画が立てられないまま期間が終わってしまいました ……。
調べたところ、似たようなイベントが東京、名古屋、大阪(梅田)の各大都市圏で開催されていて、大阪の直近だとゴールデンウィークまで開催というのもありました。
いつか行きたいです。
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兵庫県立美術館で開催されていた 『 不思議の国のアリス 』 展に行きました。
こんにちは、和美です。
美術館の感想記事ですが、他の話も多いです。
【目次】
- 不思議の国のアリス
- 特別展の感想
- 謎解きアドベンチャー
- 展覧会限定ショップ
- アリスにまつわる雑談
1. 不思議の国のアリス
十九世紀に数学者のルイス・キャロルが書いた、世界的に有名なファンタジー児童小説ですね。特別展の題名は 『 不思議の国のアリス 』 ですが、続編の 『 鏡の国のアリス 』 も含まれています。
両方とも、話を忘れてしまったか通読していないような気がしてきたので読み直したいです。
2. 特別展の感想
特別展では、なぜかルイス・キャロルの本名がチャールズ・ラトウィッジ・ドットソンと表記されていました。
一般的にはチャールズ・ラトウィッジ・ドジスンだと思います。
ルイス・キャロルが書いた、アリスシリーズ以外の児童書の存在を初めて知りました。
『 不思議の国 』 が売れた後、イギリス女王に 「 新作が完成したら是非読ませてほしい 」と要望され、数学書を渡したという笑い話が伝わっていますが( この逸話は後世の創作 )
他の児童書や数学書(クイズ問題集?)は日本でも出版されているのだろうか、と気になります。
作者の代表作以外の作品は、解説として粗筋がついているのが普通なのですが ……。
( 他の作品も中身を併せて紹介されるのが最も一般的 )
2ちゃんねるの児童書板辺りで、「不思議の国のアリスが児童書の定番や傑作として扱われている事に違和感がある」という内容のレスを見かけてイラッとした事があるのですが。
学寮長の娘アリス・リデルに贈った私家版が学寮長室に置かれていて、訪れる人達に人気だったから出版に到った、という話が紹介されていたので、やっぱり当時から人気があるのですよ。
『 不思議の国 』 より少し早く発売されて人気だった児童書は、人種差別の描写が問題になって人気が落ちた、という解説もありましたし。
日本でアリスといえば、フリルがついたふわふわのワンピースにフリルエプロンを重ねたロリータファッションが一般的ですが、海外のアリスは意外とバラバラでした。
特にヘレン・オクセンバリーが描いた、装飾のないノースリーブのワンピース姿で素足に白いスニーカーだと、その辺にいる普通の女の子に見えました。
ただ、一番意外だったのは、チャールズ・サントーレ版の、黄色いフリルワンピースに青いラインが入った白いフリルエプロンを重ね、青のカラータイツを履いた衣装でした。
『 不思議の国のアリス 』 の原型である『 地下の国のアリス 』 も紹介されていました。
昔、黒柳 徹子が解説を書いているのが嫌だなぁと思いながら、日本語訳の数量限定の特装版を買いました。
難解な言葉遊びが多い『 不思議の国 』に比べて話が単純なのが特徴だそう。
ちなみにルイス・キャロルによる 『 子供部屋のアリス 』 という短いバージョンもあるそう。
初版本と復刻版があり、特装版は初版本だったと思いますが、表題がカリグラフィーで書かれた復刻本もすごく綺麗でした。
TRPGの 『 モノトーンミュージアム 』 にはハンプティ・ダンプティを元にした 『 卵男 』 というキャラクターが出て来るのですが。
と紹介されていたのを挿絵を見ながら思い出して一人で笑ってしまいました。
食通によると、「 頭が痛くなるような味 」がするらしい。
一枚だけあったアンヘル・ドミンゲス版の挿絵?が一番好きなアリス( アニメ:アリスSOS )に似ていて嬉しかったです。
アリスの挿絵を紹介するコーナーが二章あり、最初の一章だけ写真撮影可能。
その後のコーナーは撮影禁止と書かれているにも関わらず、スマホのシャッター音が大音量で聞こえてきて不快でした。
撮影禁止の理由は展示されていたディズニーの原画だと思いますが、和美はその次にあった、サルバドール・ダリが描いた挿絵を撮影したかったです。
図録には載っているはず、と信じて我慢しましたが。(載っていました)
3. 謎解きアドベンチャー
『 不思議の国のアリス 』展では、有料で謎解き脱出ゲームが開催されていました。
気になったものの、一人で参加しても寂しいし、と思いながら入ったら、案外参加している人が多く、途中から入口に戻って参加してしまいました ……。
一人千五百円と高かったのですが、さすがに面白かったです。
相談できる相手がいないため難しく、ほぼ全ての問題でヒント集を見てしまいました。
4. 展覧会限定ショップ
関西では大阪・心斎橋にもある、アリスシリーズ関連グッズショップ 『 水曜日のアリス 』で販売しているものが多かったです。
一度行きたいなと思っているのですが、常設店舗なのでグッズは買っていません。
( 過去には梅田LOFTで出張販売もありました )
たまたま今公式サイトを見たら、パッケージデザインが特別展限定の物がいくつもありました ……。
それ書いといてください。
普段、特設ショップの関連書籍は買わないのですが。
好奇心に負けて図録のついでに買った『 アリス好きに贈る33の謎 』という本は、特別展限定商品のようです。
書いていなかったのか見逃したのか、知らなかったので驚きました。
5. アリスにまつわる話
ここからは、特別展から離れて、和美のアリスとルイス・キャロルの思い出話です。【 ミニ目次 】
- 青い服のアリス
- 夢の国のアリス
- 涙の海で溺れたい
- アリスのお茶会
1. 青い服のアリス
以前、「ディズニーでも用いられているアリスの青い服は誰が最初に使ったか」という話を読んだのを思い出しました。詳しくは忘れてしまいましたが、キャロルが存命中、既に青い服のアリスが描かれていたという結論だったと記憶しています。
似たようなページがあったので紹介。
アリスの服の色:チャールズ・ラトヴィッジ・ドジスンの紹介
ちなみに最初のジョン・テニエル版は白黒、 『 子供部屋のアリス 』 の表紙は黄色で塗られています。
世間一般は知りませんが、私はアリスに青のイメージが全くありません。
私が最初に興味を抱いたアリスはアニメ 『 アリスSOS 』 で、服の色はピンク。
ただ、原作はライトノベルのシリーズ。
表紙にカラーで描かれているアリスは毎回服が違い、私はなぜか黄緑の表紙が印象に残っています。
細かい話はこちら。アリスSOSの話:
その次が同じNHKの枠内で放送されたアニメ『 アリス探偵局 』 のアリスで、服は濃いピンク。
次は携帯アプリゲーム 『 歪みの国のアリス 』で、アリスの服の色は赤。
私が青い服で好きになったアリス作品は、原作ゲーム会社が潰れてから古本をコミカライズで読んだ 『 ハートの国のアリス 』 が最初にして今のところ唯一です。
…… 上海アリス幻楽団が頒布するパソコンゲーム:東方プロジェクトシリーズに登場するアリス・マーガロイドも一応青い服を着たアリスですが …… 不思議の国に関係するかどうかは知りません。
2. 夢の国のアリス
青のイメージを固定させたのは恐らくディズニーのアニメだとは思いますが、ディズニーでアリスというと、真っ先に嫌な思い出が出てきます。東北の大震災が起きた後の三月十一日に、公式アカウントからツイートされた「何でもない日におめでとう」です。
( この呟きは当然大炎上して削除されました )
一度も見た事がありませんが、図録の解説に
とあったので、出来は期待しない方が良さそうですね。
言葉遊びを減らしたミュージカル仕立て。
鏡の国のキャラクターや挿話を含み、原作には存在しないキャラクターが登場するなど独自の要素が見られる。
ルイス・キャロルによる言葉遊びは、『 地下の国 』 から 『 不思議の国 』 に修正された時の一番の変更点で、最大の特徴なのですけれど。
3. 涙の海のアリスとドードー
巨大化したアリスが涙を流し、小さくなったアリスと動物達がその涙でできた海で泳ぐという場面があります。何かの本で、その動物達の中にいるドードーは作者:ルイス・キャロル(本名:チャールズ・ラトウィッジ・ドジスン)の事、という話を読みました。
一般表記の『 ドジスン 』 だと分かりませんが、展覧会で使われていた 『 ドットソン 』 だと、ドードーと響きが何となく似ているな、と納得しました。
4. アリスのお茶会
数年前に大阪のホテルで開催されていたアリスのティーパーティ(三千円程のアフタヌーンティーメニュー)に行けなかった事も思い出しました。SNSで見つけた同伴者募集は平日。
和美は仕事の都合で土日しか無理、当時は大阪府でも堺市在住だったので梅田が遠く、企画が立てられないまま期間が終わってしまいました ……。
調べたところ、似たようなイベントが東京、名古屋、大阪(梅田)の各大都市圏で開催されていて、大阪の直近だとゴールデンウィークまで開催というのもありました。
いつか行きたいです。
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