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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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高齢化社会が更に進んだ未来。
六十歳以上の人口比率は、当時既に国民の半数を軽く超えてしまっていた。
そこで金のない新政府が思いついたのが、棄民である。
――働かないなら、捨ててしまえ。
政治家にしてはまだ若く、少し過激な発言が若者に人気があるその政府代表――総理大臣の、鶴の一声でその政策は決まった。

「父ちゃん、ごめんな」
「本当は俺達がお金出せたら良かっ……「全くだな」
平謝りするのは、まだフリーターの男性。
横柄な態度で返したのは、明後日六十五歳を迎える、男性の父親だ。

「俺の人生も申年で終わりかー」
男性の父親は、遠くを見るように首を振った。

この棄民政策は、本人が生まれた時の干支で決める。
今年は申年なので、申年生まれの老人……六十五歳以外に、七十七歳、八十九歳なども対象になる。
これは親を養う子供の生活能力の変化を想定したもので、六十五歳を無事に迎えられたからといって七十七歳の時も無事とは限らない。
もちろん急激な変化に対応できるよう、簡単な申請さえ行えばそれ以外の十二支生まれでも処分できる。

「マンホールに落とされるんですってね」
父親を残して部屋を出た男性に話しかけたのは、妻。
こちらは契約社員だ。
「ああ、そうらしいな」
「口うるさくなってきたし、正直ちょっと安心するよ」
「ふふ、私もそうだったわ。懐かしい」

「大きな声では言えないけど、私がフリーターから契約社員になれたのだって棄民政策のおかげだもの」
「じゃあ俺もちょっとは期待していいって事かな」
夫婦二人、密やかに笑い合う。
父親が落ちていったマンホールを見ながらの夕ご飯も悪くない。
生涯最期の日を明日に控え、これまでの人生に思いを寄せる父親と。
明日の夕ご飯は少し豪華にしようか、などと言い合う息子夫婦。
二つの思いが重なることは、ついになかった。


お題は高齢化社会、十二支、マンホールでした。
高齢化社会なんだから仕方ないね。
小話にまとめるため、政策の具体的な内容は削除しました。
毎年一人の老人につき一定の額を子供が国に払う、というシステムです。
この夫婦はそのお金を払えない(払う気も多分ないw)ので父親はマンホールに落とされます。
老人本人ではなく子供が、というところがミソです。
金は天下の回り物。(きぱ)
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「ぼくのレストラン」レベルアップしました。
席数微妙に増えたのは良かったのでしょうかとか言ってみる。
「(略)2」共々今日はちゃんとランチ登録したお!w

「セルフィれすとらん」メンテなのをすっかり忘れていました……。
腐らなかったので何より。
オーナーレベルが上がりました。


というかなんというか。
とある事情のためついったに投稿しようとして挫折した何かです。
こっちにアップしちゃえ、と今気づいたのでした。

うん、実はボツったんだ。
事情をだばぁしてしまうと、とある人が絵を募集されていたので、それに応募しようと描き始めたのですが。
先に他の絵師さんが手を挙げたそうで。
しかも募集した人が好きな絵師さん。

あ、じゃあこの絵ボツだよね。
で一緒にやる気もさようならw

いえ線画終わりかけなのでちゃんと仕上げますが。
右側にもう一人いるので、バラバラにすればバレないだろw
ある国に、二人の兄弟がいた。
顔も髪の色も肌の色すら似ていない二人は、しかし仲が良かった。
料理家でバイオリニストという華やかな弟の陰に隠れて、大人しい兄は目立たなかった。
けれど。

料理番組で取材を申し込んだ私達は、それが外部の人間によって作り上げられた虚像であると知る。
「兄ちゃん、次の料理どうする?」
「今度品評会があるんだけど」

「……蛸」
弟の問いかけに、兄はぽつり一言。
「品評会のメインは蛸ですか」
私の確認の問いかけに、兄はこくりと頷いた。
「蛸かぁ。煮物にするとすごく生臭いんだよね」
弟の呟きを兄は首を振って否定し、近くのメモ用紙に何かを書き付ける。
小さいメモ用紙の半面では足りず、裏にも短く文字を書いて弟に渡す。
「……兄ちゃん、レシピはちゃんとしたノートに書いてってば……」
迷うことなく書き綴られたそのメモ用紙は、蛸を主題に据えたレシピであるらしい。

――そう、この兄弟は、兄がレシピと楽譜を書き、弟が料理を作り演奏するのだ。

「……ええと、どちらが主体なのでしょうか」
つい、思い浮かんだ疑問を口にする。
「僕らは二人で一つです。僕は新しい料理も新しい曲も作れないし、兄は料理を作れないし楽器も演奏できません」
昔からずっとそうでした。
――弟の言葉は続く。

僕が料理を作って、それを食べた兄が提案を示す。
出された改善策をまた僕が作って、兄が食べる。
その繰り返しです。

「人に理解できなくても、僕らはこのスタイルを変えられません」
そう言って笑った弟の顔は、それが心からの事実である事を雄弁に語っていた。



料理、兄弟、音楽です。
あんまり音楽が出せていませんね。うう。
最初は片方ずつ設定するつもりだったのですが、料理人と音楽家(演奏家)どちらも無口な人って似合いそうで。
だったら兄=構想する人、弟=実現する人にしてしまえとw
ちなみに血が繋がっていないという設定にしようかと思っていたのですが、出せませんでした……。
ミクシアプリry
「セルフィれすとらん」エリアレベルアップ。お好み焼きが調理できるようになりました。

「ぼくのれすとらん」「ぼくの(略)2」ランチ登録忘れました><
今日も宣伝回数が使い切れそうにありません……。
追記:クイズも2のディナー登録も忘れましたorz

「パティシエになろう」抹茶プリンを習得。

「エドニワ」は今日も期間限定クエストが攻略できません……。
なんか期間短くなったらしいしもう無理ぽ。

余談。
なんとか機がバージョンアップしていて驚くなど。
バージョンアップのすぐ下の記事にウタさんがいてびっくり。
そしてTシャツの粗さにがっくりするなど。久々にGIMP立ち上げるかな。
某D氏の絵も全体的に雑い……。絵は良いんだけどなぁ。
素体の全身、接地面の足がおかしい気がするのですが気のせいでしょうか。
これから全身対応も増えていくと良いなぁ。
『……議定書の策定に向け、今後も話し合いを続けていくことを……』
テレビに映るアナウンサーが、地球温暖化防止の世界会議のニュースを読み上げる。
ここは法律事務所、俺はそこに勤める事務員……という名の雑用なのだが。
客が来ていないとは言え、れっきとした勤務時間中なのにテレビなんか見ていて良いものなのだろうか。
それともニュースだから例外だとかそんな問題なのか。

カッシャーンッ

音がした方を向くと、普段は冷静沈着な弁護士の先生が割れたコップを目の前に、おろおろしていた。
……珍しい。
「ああ、ええと、すみませんっ」
「……いえ、火傷とか怪我とか大丈夫ですか?」
「え、ええ……」
コップが落下した音だったらしい。
俺は小さいゴミ袋とティッシュケースを手に、割れたコップを片づけ始めた。
「大丈夫ですか?疲れてらっしゃるんですか?」
他の事務員も弁護士の先生達も、意外、の表情を隠せない。
「大丈夫……です……」
「……今のニュースに出ていた外務大臣が、知り合いに似ていたものだから、驚いてしまって」
そういえば外務大臣は前任が急病とかで、今の大臣に代わってから一週間も経っていなかった。
ニュースの会議が、ほとんど初めての公務となる。
「……熱っ」
今度は何だ。
コップの破片を粗方片づけ終えた俺が上を見ると、机の端からコーヒーが滴り落ちていた。
「あー、そこも今拭きますね」
言いながら俺はティッシュを数枚取って渡す。
「ありがとう……」
塗れている手を拭くより先に、先生はキーボードを縦にした。
白いキーボードの溝を焦げ茶色の液体が伝う。
キーボードにも零したのか。
「大臣と似ているっていう方とはどういう関係なんですか?」
「……離婚した母に引き取られた兄です」
カタカタとキーボードを叩きながら先生が答える。
「名字は母の旧姓……。年齢も、名前も合っているわ」
外務大臣の事を検索したらしい。

「ごめんなさい、お騒がせして」
「いえ、大丈夫ですよ」

そんな間にニュースも終わり、テレビの電源が切られ。
法律事務所は日常に戻った。

完。
温暖化、落下、キーボードでした。
途中までなんちゃってファンタジーで書き勧めていたのですが、そっち系の話が多い気がしてきたので書き直しました。
主人公が社会人だと大体会社が舞台になってしまうので、たまには趣向を変えて法律事務所で。
大臣の平均年齢的に、先生と大臣は結構年が離れている気がします。
ミクシアプリry
「もふもふガーデン」昨日はログイン忘れていました……。
ツバキの合成が全て終了。
次はグラジオラスxサボテンです。
しかしサボテン派生種の合成がががg
これでロード画面に出てくる幻の花粉シリーズが終わります。
レベルアップ。新しく

「姫ジェンヌ」はひたすら水着シリーズです。
ココナッツめんどくせぇww

「ぼくのレストラン」シリーズ、ランチ登録を忘れました……。

「エドニワ」また仕様変更ですorz
神様を招くと経験値が100もらえていたのですが、行動力1増加に変更。
しょっぼ。
てかエドニワてシステム変わる度に微妙になっていってるなぁ……。
残り体力に合わせてクエストのページ飛ばしてくれていたのもなくなったし、その頃にあったリンク形式の各ページジャンプがなくなって今や前へと次へしかないし。

しかし七夕の限定建物は欲しい。

ぼそり。
ぴくしぶの掲示板消える予定……?独り言書くのに便利だったのにー!
そしてあの方は今月いっぱいで失踪か(つω;`)
Mさんとしてじゃなくて良いから、また出てきてほしいなぁ。……但し2ch以外でw(ここ大事w)
しかしJVKに繋がる三部作だったのかー。ますます羨ましい><。
そして某所で編集しまくってみた。楽しいよwki。
しかし編集されてなさ過ぎてめんdげふん。
奴はいくつなんだ。
ちなみに今晩は某遅刻魔が来ましたwおお、wktk。
サターン式ロケットV型とかいうやつの画像を検索するのをすっかり忘れていました……。
あばば。
「ただいまー」
学校から帰った私は、キッチンに立つ姉に声を掛けた。
「おかえり」
ふわりと振り返った姉の声が返る。
「今日は……ってお寿司だよね」
「そう、お寿司よ。……忘れてた?」
からかいの意味を含みながらも、軽く咎めるような声。
「ううん、お寿司って事を忘れていただけ」
私は首を振って否定した。

私達の父と母──両親が、突然の死を迎えてから三年。
母は即死、父は病院に運ばれる救急車の中で絶命した。
ナイフか包丁か、刃物による殺人だった。
命の終わりを自覚した父が最期に遺した言葉は『……昨日の……寿司……』だった。
確かに昨日の夕ご飯はお寿司だったけれど。
それ以上の意味は分からないまま、私達姉妹は犯人の手掛かりを求めて両親の遺品を漁った。
預金通帳と共に見つかったのは『虎の巻』と表書きされた古い和綴じの本。
中に書かれていたのは、お寿司の作り方だった。
両親を殺した犯人も、その理由も、その本の意味も分からない。
ただ、月命日にはその本に載っていたお寿司を作るのが習慣になっていた。

いつか犯人を見つけた時。
このお寿司の意味も分かるのだろうか。

答えは、未来だけが知っている。


完。
お題は昨日、寿司、虎の巻でした。
……なんで殺人とかになったし。
ご飯を作る人を姉に設定した瞬間からですね。
ほんと、何があったんでしょうか、この両親。(どこまでも無責任)
ミクシアプリry

「姫ジェンヌ」です。
クッキーボンネットからコルセットドレス二色目ー。
……疲れた……っ!
何ゆえ三十回近くもミルクを搾らねばならんのだ。
(乳搾りから採れる色素材がなかなか出なかったのですよ><)
まぁクッキーボンネットの材料としてミルクはかなりの数がいるので使い道はあるのですが。

二枚目は新しい課題の水着と浮き輪です。
パイナップルにようやく使い道が出来た……のかな?確か。

「すしワールド」レベルアップ。季節が変わりました。秋です。
最初に出てくるアシスタントのコメントに、新しくクイズが書かれていたのですが。
……えーと、文章途中で切れてる件。
気づいてなかったのか運営。

「セルフィれすとらん」コミュを見なくてもメンテの告知が分かるシステムが切望されていたのですが。
最初のポップアップでお知らせが出ました。
今回が緊急だからかもしれませんが。
毎回ちゃんと告知出るようにしてくれたら良いなぁと思いつつ、ポップアップの数が多くてうぜぇww

ちなみに「セルフィちゃんねる」と本家は繋がりにくくて諦めました><
追記:本家は動きました。花火一回しか作れないとかマジ鬼畜……。
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プロフィール
書いている人:七海 和美
紹介:
更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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