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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 美術鑑賞 > 伝説の洋画家たち展
天王寺公園内にある、大阪市立美術館で開催中の特別展「伝説の洋画家たち 二科100年展」を見てきました。
公園内にある、と書きましたが、公園自体は工事中のため休園中です。

ずっと特別展の題名を「にしな」と読んでいたら、正しくは「にか」でした……。
(iPhoneでは「にか」は変換できません)
文展から分離した、という割にはあまり棲み分けができていない感じです。
同時出品は不可ですが、作品傾向等で明確に分かれているのかと思ったらそうでもないらしいです。

以下展示内で良かった作品の作者と作品名です。
三井文二≪京都疎水ダム≫
京都疎水ダムには長くてややこしい歴史があったような気がするのですが覚えていません。

東郷青児。
……言われてみると確かにキュビズムっぽい雰囲気がありますね。
そうそう、同じ超現実主義派のマグリットに似ているのですか。
留学前後両方の作品が出ていたのですが、絵柄はそんなに変わっていない気がします。
≪超現実派の散歩≫はチケットの絵に使われていました。
ちなみに、新宿にゴッホ≪ひまわり≫を所有している事で有名な「東郷青児記念 損保ジャパン美術館」という美術館があるのですが。
損保ジャパンと日本興亜が合併したので、所蔵者の名前が「(前略)損保ジャパン日本興亜美術館」に変わっていました。
( 竹内栖鳳展で≪金獅子≫がボークス所有になっていて驚きました……)
( 私設美術館マダー?)

鍋井克之≪秋(正倉院の庭)≫木の端がぼやけているのは木の描き方なのかと思っていたら、筆致からすると、上から空を描いてぼかしたらしいです。
……普通は空を塗ってから木を描くと思うのですが……逆ですね?

小出楢重≪帽子を被った自画像≫はポスターにも使われた絵ですね。早い。

木下孝則・義謙兄弟の来歴がすごかったです。
佐伯祐三と交流があり、叔父が美術評論家だったからって、兄弟揃ってあんなに絵が上手くなるものでしょうか……。
特に木下義謙の≪横向きの婦人像≫が好みです。
中山巍≪ヴィオロニスト≫は配色が良かったです。
野間仁根≪ぜ ふうるむうん≫
どこからどう見ても絵の上手くなったシャガールで笑いました。
こんなペガサス描いていたなぁ。
清水登之≪父の庭≫ 庭が、でかいです。
独特の絵だなぁ。
安井曾太郎の≪玉蟲先生像≫
厚塗りみたいなデフォルメをしているのに絵が上手い。すごい。
伊藤研之≪岬≫
ふと、超現実主義派が好きなのかなぁと思いました。
解説に「鯨らしき骨」とあったのですが、どこの骨なのでしょうか。
藤田嗣治ことレオナール・フジタもいました。
フランスでエコール・ド・パリの一人として有名になりましたが、その後帰国したのですね。
てっきり客死したものだと思い込んでいました。
追記:帰国後、日本では大幅に作風を変えて活動したものの、その作風が受け入れられず再度フランスに渡り、そのまま亡くなったそうです。

この後、あべのハルカス美術館で開催していたムーミンの作者展にも行きました。
別記事を書きます予定。
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