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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 美術鑑賞 > 知られざる絆とリマスターアート
予告をしたので、美術館の観賞記録です。

【目次】(リンクは繋いでいません)
0.京都国立博物館:国宝(断念)
1.堺市東文化会館:知られざる絆 堺ゆかりの日本画家・松岡政信と杉若義幸
1.5.単眼鏡(別記事です)
2.大丸神戸店:オルセー美術館 至高のリマスターアート

0.国宝


10/15日曜日に京都、大阪府堺市、兵庫県神戸市の美術館巡りを企画して……寝坊のために京都を諦めました。
間抜け!

京都国立博物館の国宝展で四回もある展示替えのうち、初回の展示が十五日までなので行きたかったのですが……。
四回行ける割引前売り券も欲しかったのですが。

1.知られざる絆 堺ゆかりの日本画家・松岡政信と杉若義幸



気を取り直して、最初の目的地:大阪府堺市へ。
実は和美の旧居住地なのですが……政令指定都市という事もあって割と広く、全く知らない地名と駅と会場です。

堺市東文化会館で開催された「知られざる絆 堺ゆかりの日本画家・松岡政信と杉若義幸」
入場無料で市の文化会館、とどめに両方とも知らない画家なので、全く期待はしていませんでしたが……駅で見かけたポスターで興味が湧いたので行きました。

添付にもある、告知ポスターに使われていた松岡 政信がすごく良かったです。

二人の画家の解説。
画壇に出てきた、まだ若い松岡 政信に、当時既に高名な画家だった杉若 義幸が興味を抱いたそうです。
師弟関係は結んでいないものの、松岡が求めると杉若は助言を与える、という関係だったようです。


告知ポスターに使われていた虎も、当初は派手な色彩で非現実的な絵を描いていた松岡に、杉若が動物を描くことを勧めたために描いた絵だそうです。
非現実的な絵もKAGAYAのようで綺麗でしたが、この次に展示されていた動物園のペンギンの絵も写実的で綺麗でした。

杉若は東南アジア系の人の絵であまり好みではありませんでしたが……大家だったというので人気があるのでしょう。
和美が苦手なゴーギャンに雰囲気が似ています。

写真は撮れなかった上に絵葉書なども販売されていなかったのですが。
入場の時に、出展作品が全て掲載されたフルカラーの図録が無料でついてきて驚きました……。

最終日という事もあり諦めかけていましたが、行って良かったです。

1.5.単眼鏡


次が大丸神戸店で開催されていた「オルセー美術館 至高のリマスターアート」展。

……の前に、乗り換え駅の大阪梅田にあるヨドバシカメラで、美術館用単眼鏡を買いました。
こちらは別記事です。
単眼鏡を買いました
リマスターアート展にルーペ付き前売り券の設定があった事がきっかけです。

大丸神戸店:オルセー美術館 至高のリマスターアート


三ノ宮駅にある神戸市立博物館の手前に大丸があるので、存在は認識していましたが……全く入った事がありませんでした。
神戸市立博物館も、時間があったら行きたいけど無理なら諦めがつく、程度の特別展しかないので、滅多に行きませんし。
さすがに今開催中のボストン美術館展は行きますが。


という事でリマスターアート展。
正直ルーペも単眼鏡もいりませんでした……。
美術館に展示されている本物は、作品保護のため手前に線が引かれているので近寄れる限界があるのですが。
複製原画なので、作品を覆う額とガラスにさえ触らなければ大丈夫な距離まで近づけます。
肉眼でもじっくり見えました。

残念だったのが印象派。
リマスターアートは、高画質と言えども所詮は「印刷」です。
モネの雪が降った朝の絵がそうでした。
同じ絵の中にある雪でも、日が当たる場所では解けかけ、影の部分は氷状になっている、と状態が描き分けられているのですが。
筆致が残って立体になっているのに、リマスターアートには原画には存在しない筆致の『影』があって「ここが限界か……」と残念でした。

ちなみに日本公開済み作品と同じモチーフで、別の構図が未公開になっている作品も何点かありました。
……和美は公開済み作品の方がぶっちゃけ好みでしたが。笑。
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