忍者ブログ
気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
[4856]  [4855]  [4854]  [4853]  [4852]  [4851]  [4850]  [4849]  [4848]  [4847]  [4846
ざっくざく > > [PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ざっくざく > 美術鑑賞 > フランス近代美術展に行きました
フランス近代絵画展
五月三十日木曜日、JR難波駅からほど近いホテルモントレの中にある、山王美術館で開催中の 『 開館十周年記念 フランス近代美術館 』 展に行ってきました。
こんにちは、和美です。
美術館は最低限、土日祝日に開館すべきだと思います。
そんな美術館鑑賞記事です。

【目次】

  1. きっかけ
  2. 山王美術館
  3. 感想
  4. 次回開催

1. きっかけ

五月中に行きたい場所は、以下の合計四件。
  • 奈良 杉岡華邨かそん 書道美術館
  • 璉珹寺れんじょうじ:秘仏公開
  • 山王美術館
  • 造幣局博物館
このうち上の二件は奈良市なので、他の用事と併せて翌日の五月三十一日に行きました。
造幣局博物館は六月末まで開催。
山王美術館は七月末までの開催ですが、土曜日も日曜日も閉館です。
次の平日休みは七月十五日にある海の日だけなので、今日行かないと時間がない。
と、お昼過ぎに気がつき、予定を変更して行く事にしました。

2. 山王美術館

山王美術館
山王美術館は、大阪ミナミ、JR難波駅の近くにあるホテルの館内美術館です。
ほぼ全て館蔵品展のような気がします ……。
元は土日休みではなく常識的な休館日の、普通の美術館でした。
が、今年二〇十九年の一月、突然 『 一年間の告知が終わったため 』 と美術館としてもホテルとしても非常識な土日休みに変更になりました。
二〇十八年の三月に行った時、係員から何も言われませんでしたよ。

ちなみに原因は、美術館の前にある結婚式専用の教会の予約が多いため。
美術館開設時の失敗という反省も、移転するという改善予定も何一つないようです。

着いてから気づいたのですが、館蔵品展なのに入館料が千円と高額でした。
館蔵品展は平均的に安く、七百円までが常識だと思います。
平日日中のみの開館なので入館者も少なく、高額にしないと元が取れないのでしょうね。
平日の真昼間なので当然、入館者は和美一人しかおらず、監視がずっと後ろを着いて来てすごく気分が悪かったです。

3. 感想

フランス近代絵画展
気を取り直して、館蔵品展の感想を。
藤田嗣治やミレーなど良い作品もありましたが、『 フランス近代 』 と括りが大雑把なので、『 人気がありそうな画家を集めただけ 』 という雰囲気が拭えませんでした。
オディロン・ルドンってあんなのだっけと思ったのですが、後半生の「 色彩と結婚した 」 (本人談)後の作品が好きではなかったのだと思い出しました。
ルドンは前半の白黒の時代が好きです。
( 過去に東京へ特別展を見に行きましたが、感想記事はありません )

年末年始に東京で開催していたピエール・ボナールの特別展に行こうかと悩んでいる、と美術好きな父に話した時、父が「 ボナールはあんまり好きじゃない 」 と言っていたのですが。
( そもそも会期期間を間違えていたため行けませんでした。巡回来い )
展示作品を見ていると、理由が分かった気がしました。
人物も背景もぼやけた雰囲気が陶板画のように感じてしまうのです。

ただ、オーギュスト・ルノワールですら最初期の作品なのか代表的な作品とは異なる雰囲気。
和美が好きなモーリス・ド・ヴラマンクも 「 あんな絵じゃない 」 と思ってしまったので、ボナールとは言っても代表的な雰囲気とは違う可能性が高いのですが。
公立の美術館ではない、個人蒐集の悪い点ですね。
ジャン=フランソワ・ミレーもクロード・モネもグワッシュか何かで、言われてみれば確かにミレーとモネっぽい気もしますが、洋画家が描いた絵の具ではないスケッチのような絵なので、雰囲気が全く違いました ……。

藤田 嗣治は、京都国立近代美術館の特別展でポスターに使われていた、肩に猫がよじ登っている椅子に座って机に向かう自画像がありました。
代表的な乳白色の時代とその後の円熟期の作品があり、円熟期は背景も人もしっかり塗られていてはっきりした絵になっているのが好きなんだよな、と自分の好みを分析していました。
藤田 嗣治といえば乳白色の時代が有名ですが、背景も人も両方ぼんやりした白なのでいまいちはっきりしないのに、人の輪郭線が黒でくっきり書かれているので背景に溶け込みもしない、という事に気がつきました。

4. 次回開催

次も同じく館蔵品展の日本画です。
入館料は引き続き千円、今まで通り図録も出ない。
チラシを見る限り、和美が一番好きな日本画の竹内 栖鳳はいない、というので悩んでいます。
年末年始の休みは他の美術館に比べると短いですが、ホテル館内美術館なのに大晦日と元日が休館なのが逆に不思議です。
まあホテルのくせに土日が休館なので前回の小磯良平は来られませんでしたし、告知もせずに土日が休館に変わったので山王美術館が大嫌いになったのですが。

美術館の前の教会が混むなら、場所を移転するか美術館を潰すかはっきりさせるべきだと思います。
全て館蔵品展なので展示替えに時間は掛からないのに、特別展の間が一ヶ月程休館なのも解せません。
解説も絵葉書も展覧会の内容が決まった時に作れるので、やる事は本当に作品の入れ替えだけですし。
二月に開館していたら前回は来られたのです。

まだ美術館を出てもないのに展示室に行く扉を勝手に閉められたので、「 出品目録を見ていたらやっぱりもう一周したい 」が出来ないので、なおさら損している気分になりますね。
PR
【 この記事へコメント 】
名前
コメントタイトル
URL
本文
削除用パスワード
累計アクセス数
アクセスカウンター
レコメンド
プロフィール
書いている人:七海 和美
紹介:
更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
忍者ブログ [PR]