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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 美術鑑賞 > マウリッツハイス
職場の人と一緒に行こうと言っていたのですが、予定が合わず、結局一人で行きました。
こんにちは、和美です。
神戸市立博物館で開催されていた 『 マウリッツハイス美術館 』 展の感想記事です。

【目次】

  1. 美術館の紹介
  2. 特別展の感想その1
  3. 閑話休題
  4. 特別展の感想その2

1. 美術館の紹介

会場は三ノ宮にある神戸市立博物館です。
入場券売り場が少し混雑しかけていてちょっとひんやりしましたが。
中はそれなりの人で比較的まだ大丈夫でした。

音声ガイドのSPナビゲーターは武井 咲。
プロローグが特に苛々させられる話し方でした。

美術館になっているマウリッツハイスは元々個人の邸宅ですが、収蔵はオランダ王家の収集品らしいです。
……和美が絵画を見る時の目線は基本的に「この絵欲しい」という蒐集家と同じ気がします。
審美眼はなさそうですが。

2. 特別展の感想その1

まず良かったのはサロモン・ファン・ライスダールが描いた、帆船の浮かぶ湖。
小さいですが、さざ波の立つ湖面が綺麗でした。
パウルス・ポッテルの牧場の牛も割と好きです。
二十八歳で亡くなってしまったそうで、早すぎだろ。爆薬庫の事故に巻き込まれたそうで、何やっているの。と本気で思いました。
ヤーコプ・ファン・ライスダール(サロモンの子供?)のベントハイム城の眺望は小高い丘のような風景の構図がRPGを彷彿とさせました。
ルーベンスの ≪ 聖母被昇天 ≫ は下絵と本物を見比べてみたいです。
ちゃんと手元に下絵を残していたのは良い人だ。

ところで、ルーベンスと言えば、アニメ 世界名作劇場 『 フランダースの犬 』 で主人公が見たがった教会の絵が一番有名だと思います。
あの絵は現存するのか、そして今も有料なのかがずっと疑問でした。
調べても特には書かれていなかったのですが、聞いたところ数百円の浄財を払うだけで、五枚ほどの大きな絵が見られるそうです。

レンブラントと弟子のヘルデルによる、二種類の ≪ シメオンの賛歌 ≫ 。
別々の効果を狙って描かれたようですが、両方良いなぁ。

フェルメールの ≪ ディアナとニンフたち ≫ は音声ガイドの解説で、絵を洗浄したら弟子のサインの下からフェルメールのサインが出てきた、という話が紹介されていました。
……なぜフェルメールより知名度が落ちると思われる弟子の名前が書かれていたのかが疑問です。
そして洗浄ってどうやるのでしょうか。

今回の目玉、同じくフェルメール ≪ 真珠の耳飾りの少女 ≫ 。
……この絵だけで一室使っていました。

長い列に並ぶと間近で見られますが、最前列の人が気にならないなら並ばなくても良い。というシステムでした。
もちろん並びましたよ。

フェルメールは裕福な妻と結婚した上、割と若いうちに死んでいるので残っている作品数は少ないらしいです。
三十五点って……誰か全作集めた展覧会をですね(無理)
金持ちの奥さんをもらったのなら、美術商なんかやってないで絵描けよ!と思いました。
一生分稼いだせいでゲームばっかりやっていると言われる漫画家の冨樫みたいなものでしょうか。

頭のターバンは瑠璃の顔料を使う事で異国情緒を連想させる意図があったそうなので、やっぱり題名は ≪ 真珠の耳飾りの少女 ≫ より ≪ 青いターバンの少女 ≫ の方が相応しいと思いました。

過去に ≪ 真珠の首飾りの少女 ≫ を見に行った時は、思ったより小さくてがっかりしたのですが。
≪ 真珠の耳飾りの少女 ≫ は大塚美術館で実物大の複製を見たことがあったせいか、特に小さいとは思いませんでした。

後から考えると、 ≪ 真珠の首飾りの少女 ≫ はポスターやチラシで元絵から中途半端に切られていたせいもあるのかな、と思いました。

3. 閑話休題

並んで見終わった後、館内喫茶店でお昼にしました。
喫茶店に置いてある図録が読めたのは良かったです。
耳飾りにサインないのか。
フェルメールの特徴は布の塗り方だと思っていたのですが、点々で光を表すのが癖らしいです。

4. 特別展の感想その2

フランツ・ハルスの ≪ 笑う少年 ≫ が題名の通りに思いっきり笑っていて驚きました。
フランツ・ハルスは、一度ポーズを取らせたら一気に描いて加筆もしないそうです。
肖像画を依頼するという事はお金のある人です。
お金のある人は忙しい人という可能性が高いので、そんな描き方だったら人気あっただろうなぁと思いました。
レンブラントは自画像がすごく多いらしいので、自画像だけの展覧会 Part 2を開催してほしいです。
( Part 1 は長崎で開催されていたゴッホ)

静物画のどこかにひっくり返った蟹が描かれていたので、蟹はひっくり返して並べる事もあるようですね。
長崎のゴッホ展に展示されていて、ずっと疑問でした。
懐中時計は鎖ではなくりぼんがついていたせいか、あんまり懐中時計っぽくは見えなかったです……。
ちなみに時計は、「 今この時が永遠ではない 」 という意味を持つ物の一つらしいです。
静物画に書かれた物にまで意味を持たせる理由が分かりませんでした……。

感想は途中ですが、以上です。
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PV数より共感が欲しい。
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