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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 美術鑑賞 > 美術鑑賞:ピカソ at あべのハルカス
一人暮らしで金銭的に余裕がなくなっても、美術館巡りはやめられません。
和美です。

大阪は天王寺にある近鉄百貨店本店の十六階、あべのハルカス美術館に行きました。
開催しているのは「ピカソ、天才の秘密」展です。

【目次】

  1. 初めに
  2. 感想
  3. ピカソが目指した場所
  4. 来館スタンプ

1. 初めに

ピカソといえば、大作ゲルニカに代表される抽象画のキュビスムが有名ですが。
その前である「青の時代」「バラ色の時代」を中心に、キュビスムという発想に至るまでを辿ってみよう、という意図です。

ちなみに和美は抽象画自体あまり好きでもなく、キュビスムならピカソと同じく創始者であるブラックの方が好きです。

ピカソは十八歳頃に描いた戴冠式の絵がすごかったので、初期の絵が見たいのです。
……何だかんだ言いつつ、有名な画家なので、開催されていたら見に行ってしまいますが笑

音声ガイドが池田 秀一だったのですが、金銭的に厳しいので諦めました……。
うう、やっぱり借りれば良かったかなぁ。

2. 特別展の感想

父親が美術学校の教師だったので、英才教育を受けて育ったようです。
しかも顔も割と良いので嫉妬。

画家といえば有名美術学校を首席卒業から始まる経歴が多いのですが、ピカソは飛び級で入った美術学校を途中で退学したそう。
時期によってモディリアーニ、マティス、セザンヌなど有名画家の影響を受けているので「これはあの人の絵に似ているな」とか考えられて楽しかったです。
あとルーベンスが天才には同意。

青の時代最初期に描かれた ≪ 鼻眼鏡をかけたサバルデスの肖像 ≫ がすごく良かったです。
以前に他の画家の展覧会で書きましたが、普通に描いたら上手いので、本人が普通に描くことに飽きてしまうのでしょうね……。
でも肖像画ではない絵は割と微妙でした。

バラ色の時代は……素描が多くて判断がつきませんでした。
異世界のような雰囲気の ≪ パンを頭にのせた女 ≫ はバラの時代の終盤らしいですし。

キュビスムは……なぜかギターの絵が多くて疑問でした。
たまたま出展が偏っただけなのか、好んでよく描いたのかは分かりません。
現実を抽象画として描いているらしいですが、題名を見ないと描かれている物が何か分からない絵が多かったです。
現実との繋がりを持たせるため、絵に文字を入れるようになったという解説も理解不能でしたが。

最後にあった ≪ 肘掛け椅子の女 ≫ は薄い青地に線画と白いハイライトだけで描かれていて綺麗でした。

3. ピカソが目指した場所

ピカソは 「 子供のような絵が描きたい 」 と言っていたらしいですが(出典:父)
ピカソが最終的に目指したのは 「 父の呪縛から逃れる事 」 なのではと感じました。

美術教師の父からみっちり英才教育を受け、美術理論に則った、デッサン的に正しい絵しか描けない。
心理学用語でエディプスコンプレックスと呼ばれる、同性の親に抱く嫌悪感・競争心だったのかなと思いました。
「 子供の頃に許されなかった、子供のような自由気ままな絵 」 が目標とか。
そんな感想です。

4. 来館スタンプ

あべのハルカス美術館は特別展の三回に一回ほどの割合で来ていますが、今回から来館スタンプが始まりました。
が……今回を含め予定されている特別展の六回分でスタンプを貯め切らないと割引やプレゼントがもらえないらしいです……。
次はスターウォーズなので絶対に行きませんし、大妖怪展は悩んでいる最中。
棟方志功は行く予定ですが、今回のピカソ展と他にもう一回行かないと入場料は割引になりません……。
特別展の内容に関わらず来館回数で、だったらピカソ展に行く予定の父親の協力も得られるのですが。
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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