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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 雑談 > めも。大物男性アーティストたちが語った作詞作曲法
大物男性アーティストたちが語った作詞作曲法
http://matome.naver.jp/odai/2133269830683085601?&page=1
スガシカオ

例えば“空の青さ”を書こうとしても、言葉で説明すればするほどその青からどんどん遠くなっちゃう。
自分の気持ちとか…それで空の青さを書く。あとは他の人から見た空の青さとか。空の青さだけを追求して一生懸命書こうとすると、どんどん曇ってきちゃう。
枕詞が大切なんです。
希望が100パーセントの歌は書かないし、書けない。

斉藤和義
(曲作りは)愚痴に近いかんじ。セラピーっぽいところもあるし、作るとちょっと自分がスッキリする。
長くやる才能はあるのかもしれないと思いますけど進歩が遅いから、その分、牛歩戦術でいこうかな、というかんじ。

井上陽水
高い音で伸ばすときは、多少詞が変になっても、ウよりもイで終わる言葉の方が、聴いている方は気持ち良い。
言葉だけだと意味が伝わりすぎるでしょう。
自分にとって理想的な詞が、必ずしもいい商品かどうか、これはまた別ですからね。
自分の読み筋になかったような展開だと嬉しい。
(曲作りは)特殊な才能がなければと考えているかもしれない。まったくそういうことはない。
フスマ貼りと同じで、一種の仕事にすぎない。
100書いて、いいのが一つあるかどうかだから、いっぱい書くことが大事。
歌を作るときの90パーセントのエネルギーが作詞で、10パーセントが作曲なんです。
タイトルは、パッと見て「この歌詞、何が書いてあるんだろう?」っていう引っ掛かりがないといけない。
言いたいことがあってもそれを最後までは言いたくない。最後まで言っちゃおしまいよというか。
サビの部分に自分の言いたいことを書き、残りの部分は意味のないことを適当に書く。

町田康
歌詞を端から書くと先が続かない。まず、自分がいま思ったことを真ん中(サビ)に書く。
思いをサビに持ってきたら、それ以外のパートには目で見えたことを書く。
体言止めを使うとイメージが完結する。
サビで全体がまとまってくるから、それ以外はバラバラでいい。

歌詞は論理的であってはいけない。錯乱したような状態のほうがいい。
ライブでは、サビだけ決まっていて、それ以外のパートの歌詞は毎回ちがう。

桜井和寿:Mr.Children ボーカル。
バンドでセッションしながら、音に包まれて、音を味方にしていると、そのメロディーに引っかかって言葉が生まれてくる。
ひとつの価値観を物語の中で見せていって、でも逆から見たときに今度どうかを考える。
(曲が先にできる。)曲が、訴えたいこと・歌いたいこと・叫びたいことのイメージを持って生まれてくる。
メロディを適当に歌ったときの、口の開きかたとか声のかすれかたから(歌詞のイメージを)もらう。
言葉の意味よりも、声に出したい響きのほうが大事なんだと思う。
最近は、自分がこうしたいとかこんなことを思っているということを詞にするのに抵抗がある。まっさらな状態で音と向き合ったときに、音楽が自分の中の何かを引き出してくれる。
世の中にあふれている、常套句とかテーゼとか既成概念の裏にある真実を発見しようと心がけている。
できるだけ字で書きたい。パソコンだと訂正すると消えてなくなっちゃうんだけど、手書きだとまちがったアイデアも残しておける。残しておいたものが後々すごく大事な役割をすることがある。
人が無意識にやる動作に注目して、それを歌詞に表現することが多い。
五感を使って感じてもらえるものを書きたい。そのほうがよりリアルに臨場感をもって伝わるんじゃないかと思うから。
タイトルは、それだけ見てもイメージが広がりやすくインパクトのあるものを選ぶ。
自分から出てきちゃったものだから、愛するほかはないという作品もある。

さだまさし
飛行機という前提条件を出して、その人に情景描写をしてもらう。
そうすると、その人がどこを見ているか良くわかるのである。・・・・・・思いつくままに並べるだけで百や二百はありそうだが、これだけあってもとてもとてもまだ足りない。
僕の場合は、その作品を一言で表現できる言葉を選び、あるいは、作品自体の不足点を補う言葉を捜しタイトルを決める。
霧に泣いてるカモメの波止場とか、熱いくちづけどうした云々とか、自分自身が発見したものでない表現方法だけは安易に引用しないほうがよい。借りてきたネコを働かせるには、それなりの手が必要。
男って「私はこういう人間ですよ」という感じじゃなくて、「今、僕はこう思っています」なんだよね。だから女性の書く詩のほうが深いなと思うときがある。どうしても男のほうがカッコつけるね。
人の発する言葉がすでにメロディを持っている。
「ことばをジャンプ」させてみよう。ただ言いたいことを順番に並べるのではなく、時に逆さにしてみる、あるいは通常使わないような言い回しをしてみる。
突飛な「モノ」に感情移入して、なんと言っているか想像するトレーニングをしよう。
トレーニングを積んでみると、自分自身の思いを、今までになかった表現でより明確に伝えることができるはず。
(曲の)前半だけでも楽しいかどうかをチェックしよう。
いくら後半でカッコいいことを言っていても一番で楽しくなければ、人は二番まで聞いてくれない。
いいメロディの中には、譜面に直してみると、山に上がってそこから下りてくるという構造になっているものがあり、そういう曲はほとんどヒットしている。
「彼が」と歌ってきたものを、サビでいきなり「あなた」に変えることで、その「あなた」にこめられる思いがものすごい熱量を帯びてくる。
また、逆に「あなた」と歌ってきたものを、「彼」と変えるやり方もある。
(外出先などで突然メロディが浮かんだとき)もし忘れちゃうようなメロディだったら、僕の場合捨ててしまう。
作品は、「ひとりよがり」でいい。
ただ、「自己弁護」になっているとしたらまずいかも知れない。
自分を良く見せようとか。

つんく♂:シャ乱Q ボーカル
やっぱり男性の詞を書くときは「これってつんく♂の考えかな」と思われてしまう。
女性の詞の方が、プロとして、作家として書ける。
旬というか、現在の瞬間を切り取ってる部分と、いつ聴いても普遍的な部分と、2種類を使い分けてます。
歌手の顔はなるべく見えてた方が書きやすいです。
何歳か、どんな性格か、どんな家族か、どんな友達か。
どんなシングルが調子良くて、どんなシングルで引き気味だったとか。
そういう前例がある方が、ジャストミートできる可能性は高いですね。
だけど、必ずしもその子の見え方だけでイメージを作り上げるわけではないです。
「おまえなんでそんなの歌わされてんねん」って歌を歌わせようと。・・・・・・プロを徹底させるという意味でも、ああいう曲は必要なんです。
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プロフィール
書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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