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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 美術鑑賞 > 日本美術の至宝展に行きました
「日本美術の至宝」展(後期)に行きました。
前期と後期でほぼ全ての展示内容が入れ替わるのです。
曽我蕭白の雲龍図だけは会期中ずっとあるようですが。

音声ガイドが微妙でした。イライラさせられる声だなこいつ。
いや誰だか知りませんが。

序章が岡倉天心、フェノロサともう一人というボストン美術館の蒐集を担当した三人の紹介。
墨でフェノロサを描いた絵が……なんかもうこれ絵じゃなくて写真だろCGだろって絵でした。
先日の高橋由一展で見たミレーの模写の時も思ったけど、墨を使い慣れた画家の絵って見ていても墨に見えませんね。

次が仏教画。
牛の絵がちょっと印象的でした。誰だっけあれ。
廃仏毀釈の時に奈良県にあった大伽藍を持つ古刹が廃寺になったらしいのですが……どういう基準で廃寺とか決めたんだろう。
東大寺とかでかいけど無事ですよ?
四天王の絵は……なんで二枚しか展示していないの美術館にあるのないのそれぐらい書いとけよおい。

絵巻物。
混雑しやすいから空いている時に見てね!と案内が書いてあったのですが、普通に見られて良かったです。
後ろに人が多かったので、もう少し遅かったらアウトか。
古い絵巻物だと、雲が描かれてあったのか表面が剥落して見えないのかの区別がつき辛いですね。
途切れた線の先が太かったので雲で隠れているのだろうと判断しましたが。
しかし阿倍仲麻呂を幽霊として登場させた意図が分かりません。
説明を読む限りでは仲麻呂の方が優秀って解釈できるのですが。
平治絵巻は……上皇を拉致なんかしちゃって良いのかおい。
牛車と寝殿の構図がよく分かりません。
寝殿を破壊して牛車ごと突っ込んだように見えるのですが。
あと地味に字が下手なのか嘲笑の意味を込めて達筆と呼ぶべきか。
注目すれば意外と読めなくもない文章でした。
書道の草書とか崩し字とか勉強していれば読めるの?あれは。

四階は多分これで終わり。次が五階です。

狩野派と長谷川派でしたっけ。
系譜を見ても長谷川派ってほぼ等伯一人しかいないように見えるのですが。
その系譜には曽我派ってのもあったのですが、いや曽我派って全然繋がってないやんwwwwwwww
狩野派の元信?が微妙に下手というか修正跡多すぎwwwとか思いました。
長谷川等伯の父親?は雪舟を研究して雪舟五代目とか名乗ったらしいですが……あんまり似ていないような六代目。
雪舟って崖の表現に癖があるように感じます。
しかし職業画家が禅僧画家の後継を名乗るってのも違和感がありますね。
日本画って色々特徴があるのですが、僧侶が画家を兼任して、しかもかなりレベルが高い、というのも他の国では見られないとかNHK辺りが言ってた><
とりあえず鷹かっこいいよ鷹。


白い鸚鵡の細かい絵と僧侶の絵を同じ人物が描いたって断定するその心意気にびっくりです。
すげえなおい。

一章ぐらい飛んだ気がしますが、最後が蕭白でした。
意外とサインもでかいですね。
ちゃんと読める字で書いてあるし。
四居士図は右端の人が一番面白い顔をしていると思います><
とりあえず雲龍図でけええええええ。
雨宿りをしている間に襖絵を描いたという逸話が残っているらしいですが、雨宿りで済むような通り雨の間に背景をこれだけ黒く塗り潰すのは無理だと思いますん。

グッズは大量の絵葉書と図録。
なのですが。
東京展の図録だと名古屋には出されなかった刀や着物も載っているという事で、エコバックつきを諦めて東京展の図録を買いました。
wikiによると名古屋ボストン美術館は本家の姉妹館(という名の下部館)だし、十年間で何億かの寄付(という名の上納金)を出しているんだから名古屋展の方が規模が大きくなって然るべきだと思うのですが……。
いやまあ確かに展示スペースは狭いですけど!
このビル美術館のために建てたはず(wiki参照)なのに狭いってどういう事よ。

あとなんで名古屋駅に作らなかったし。
つか名古屋駅が意外と何もないところで泣いた。
ただの乗り換え駅って事ですか分かりません。

ギャラリーでは他の美術館のチラシが山ほどあって嬉しかったです。
ほぼ行けないですが。
過去の展覧会の図録もあったので表紙を見ていったら、「カンディンスキーと青騎士」がありました。
全く知らない画家だったのですが、チラシの裏面が綺麗でずっと覚えていたのです。
……カンディンスキーって意外と絵は上手くない(´・ω・`)

会期中限定でガチャポンもあったのでやったのですが……欲しいものが当たらない物欲センサー作動しまくってて泣いた。
三百円で回して同じの二個もいらないし。
他のなら何でも良い><とか思いながら回したらあんまり欲しくなかったのが当たるし。
いや一番微妙な仏教画が出なくてまだ良かったですが。

常設ショップでゴーフレットに惹かれつつ財布と腹囲を理由に諦めました……。
限定缶ちょう大好き。
美術館に五百円以上寄付したら過去の展覧会のパンフレットをプレゼント、というので五百円だけ寄付しました。
岡倉天心でした。微妙。

以上です。
また追記します予定。
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書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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