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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 美術鑑賞 > いわさきちひろ展


京都の伊勢丹で開催されていた『 生誕100年 いわさき ちひろ、絵描きです。』 展に行き来ました。
こんにちは、和美です。
行くだけ行って書いていなかった、美術館の鑑賞記事シリーズです。

【目次】

  1. いわさきちひろとは
  2. 感想
  3. 超拡大絵
  4. ミュージアムショップ

1. いわさきちひろとは

筆名がひらがなばかりで書き辛いですが、いわさき ちひろは絵本作家です。
挿絵もよく手掛けていたようです。
ミュージアムショップで絵本を何冊か読んでしまいましたが …… 代表作は何でしょう。
今回は生誕百周年の記念展です。
割と幼い頃から絵の才能に恵まれて、ほぼ終生幸せに生きたようです。

2. 感想

最初にあったのが、先日逝去したアニメ監督:高畑 勲氏への弔辞でした。
この特別展の監修も務めていたそうで、最後に触れる超拡大絵を提案したそうです。

本題、まずは本人愛用の品から。
話や構図を考える時は鏡を見る癖があったという事に驚きました。
画家の特別展に自画像が出展されている事は多いですが、鏡を見る癖は自分の顔が嫌いではなかったという意味なので羨ましいです。

自作の服が展示されていて、当時大ヒットしたミュージカルを気に入り、主人公と同じような服を自分で作って着ていたというエピソードが添えられていました。
絵だけでなく裁縫も得意だったようですね ……。

後半の絵本では、ほとんどが線画なしの水彩一発描き(塗り?)でした。
割ととんでもない画力しているよな、という点に気づいてから、感想が 『 すごい ……』 しか出てこなくなりました。

特別展では、代表作ではない作品が一番気に入る確率が高いのですが、珍しく後期というか成功してからの作品が好みでした。
が、その直前の作品も良かったです。

ボールペンで長男を描いたスケッチは、専門家から 「 月齢が分かる絵 」 との評価を受けたそう。

ふわっとした穏やかな絵の記憶がありましたが、ちゃんと見ると、子供の顔が日焼けしたような褐色で塗られていた事に気付いて驚きました。

3. 超拡大絵

故・高畑 勲監督が 『 いわさきちひろの作品世界に没入できる 』 と提案した、超拡大絵の展示が最後にありました。
せいぜいA3程度しかない原画を1m以上の大きさに引き伸ばしただけです。
確かに没入できる感じがあって良かったのですが、今の印刷技術のレベルでは、原画より確実に劣化しています。
この特別展のためにどんな高性能な印刷技術を使っているのかは分かりませんが、滲みや紙質は原画でないと味わえないと思います。

4. ミュージアムショップ

展示されていた絵に全く心当たりがなく、どこで知ったのかと疑問を抱いたので、販売されていた本を数冊読んでみました。
松谷みよ子という人が話を書いたシリーズの表紙を見た覚えがあるのですが、内容が一つも記憶にないという不思議な結論に至りました。
この後実家に帰ったため確認したところ、母はいわさきちひろが好きらしいですが、家に絵本はないとの事だったので、幼稚園か小学校で触れたのでしょう。
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