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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 美術鑑賞 > 伊藤若冲と与謝蕪村
8/28、たまたま時間があったので、親にくっついて美術館に行ってきました。
写真は後日追加予定。

滋賀県の山奥にある、MIHO MUSEUMという美術館で開催されていた、伊藤若冲と与謝蕪村の特別展です。
……同年生まれの同い年で、今年生誕三百周年らしいです。
知らなかった……。
与謝蕪村の方が伊藤若冲より二十年近く早く死んでいるので没年は全く違うのですが。

京都駅からJRで三駅ほど先の石山駅からバスで約50分なのですが……バス乗り場でやけに長く伸びる行列……。
臨時便が出る程の盛況振りでした。
閉幕直前、最後の休日の前日ってのは何か関係あったのでしょうか。

バスを降りた先にはレストランがあり、そこから更に長くて緩やかな坂を登って美術館に着きます。
歩くのが嫌な方は無料の電動バス列に並んでいたようですが、こちらもそれなりに長かったので歩く事に。
ちなみに途中のトンネルは寒いです……。
手前が多分有名な枝垂れ桜。
(もちろん桜は咲いていないので不確定です)
トンネルを抜けると特徴的な美術館入り口が見えてきます。
(ルーブル美術館の透明なピラミッドを設計した建築家がデザインしたらしい)

観覧券はJAFの会員割引が使えました。
落語家の桂南光とここの館長が対談しているという音声ガイドは全台貸し出し中でした。

ここから本題です。
与謝蕪村はさらさらと即興で描いた簡単な絵だと思っていたらそんな事もなく、伊藤若冲といえば細かい筆致の絵だと思っていたらそうでもなく。
見ている間にどっちがどっちか分からなくなりました。

若冲が描いた拓本の版画「乗興舟」がものすごく綺麗でした。
背景の一部が墨のグラデーションになっているのですが、どうやって刷ったのか分からないらしいです。(父解説)(出典:美の巨人)
版木も残っているのですが、なんと一時期縁側の板に使っていたのだとか……。
という、一体何を考えていたのか理解に苦しむ解説がついていました。
ボストン美術館 日本画の至宝展で見た伊藤若冲の鸚鵡に再会したり。
技法の名前は忘れましたが、特定の和紙に墨で線を引いて、少し時間が経ってから重ねるように線を足すと、最初に引いた線と後に引いた線の間にくっきりとした白い隙間が出来るという技法が、実際ビデオで見ても理解不能でした。
何あれ。
賛を寄せている人は篆書体が得意だったと解説されていて、あんな字が得意な人がいるのだと驚きました。
与謝蕪村の字が可愛いです。←結論
以上……かな?

代表作みたいな感じでチラシに載っていた若冲の象の絵が展示されていなかったり(たまにある)
展示目録一覧を見ていると、京都にある細見美術館が出展している作品がなぜか東京のサントリー美術館でしか展示されないと書かれていて疑問に感じたり。

特別展は以上です。
拓本版画の絵葉書がなかったので、円山応挙と伊藤若冲の合作の絵葉書を買いました。

常設展示は茶色っぽかったです。
一部金色の装飾品があってちょっとときめいたり、美術館の案内冊子の表紙にもなっているテンペラ画があったり。
常設展示用のショップでは、フェリシモの500色の色鉛筆の解説本が売っていて欲しくなりました。
いや本音では本体が欲しいですが。

雨が降ってきたので電動バスを待とうかとおもったのですが、長蛇の列になっていたので、無料の長傘を借りて坂を下りました。
バスにギリギリ間に合ったので良かったかな。

……特別展がなければ行かない場所でした。
余談ですが、auの電波は繋がりません。死。
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書いている人:七海 和美
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