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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 美術鑑賞 > 美術館:フェルメールとレンブラントと三軌展

1/5日曜日に、会期最終日の京都市美術館で開催していた「フェルメールとレンブラント 世界劇場の女性~17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち~」に行きました。

フェルメールは≪水差しの女≫が初来日!でしたが……そういえばフェルメールは割と実物の絵が小さいのでした……。
東京に≪首飾りの少女≫を見に行った時にも思ったのですが、忘れていました。
≪天文学者≫は比較的大きかったのですけれども。
和美は大きな絵を描く人が好きです。

他は、冬の月で有名だというアールト・ファン・デル・ネールの≪月明かりに照らされる村≫や、メインデルト・ホッベマの≪水車小屋≫も良かったです。
この時代は風景画の中でも専門分野が細かく分かれていて、建築画家は少なかったという解説がありました。
西洋も東洋も建物を描くのは難しいので当然です。

コルネリス・クラースゾーン・ファン・ウィーリンゲンの≪港町の近くにて≫も割と良かったのですが、私は帆船はあまり好きではないようです……。
海洋画家も、もっと展示して欲しかった。

レンブラントの≪ベローナ≫(戦いの女神)もフェルメールの≪水差しの女≫と同じく初来日らしいです。
が、レンブラント門下で早逝したカレル・ファブリティウスの方が良かった思い出。

最終章「黄金時代の終焉」で一枚だけあったアルノルト・ハウブラーケン≪イピゲネイアの犠牲≫も好きです。
叙事詩を元にした絵ですが、この時代の詩の定義が全く分かりません。
小説という分類があったら小説と呼ばれていたのでしょうかと時々思います。

同じ京都市美術館の半分で日展が開催されていて、興味はあったのですが先立つものがないので断念。

無料らしいので、別館で開催されている「三軌展」に行きました。
現代画家の公募展……なのかな。
図録もパンフレットもなく、チラシが二枚だけだったのですが、小林俊彦という画家を筆頭に、樫原隆男、下徳芳人、平尾倫子、水沢健太、六鹿泰が良かったです。
チラシに載っていた小林俊彦の「潮汐」という絵が見たかったのですが……なかったのでショックです。
東京で開催された絵画、彫刻・工芸、写真合同の第67回目特別展で三軌会賞を獲ったそうです。


そうそう。
美術館本館の前で発掘調査が行われていました。
柵の間から中を見たところ、柱の跡が狭い間隔で多数あり、どんな建物だったのか全く想像がつきませんでした……。
移転のために地質調査をしたら出てきたので、詳しくはこれから、との事です。

しらっと埋めてその上に建築なんて、馬鹿げた真似はしないと信じています。
(遺跡の多い奈良県民)
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書いている人:七海 和美
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