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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 行楽 > そういえば色々書きそびれ:告白
書きたい内容が溜まってしまったので、だらだら書いていきます。

えーと、何日だ。先々週の土曜日だから3/31ですかね。
通販して頂いた同人誌を読んでいたら、何となく小説が読みたくなりまして。
古本屋さんで、本を衝動買いしました。
湊かなえの「告白」と、宮部みゆきの「ブレイブ・ストーリー」(前後編)です。
宮部みゆきは以前読んだ「模倣犯」が面白かったので欲しかったのですが……全五巻になるので諦めました。
ちなみに「告白」も「ブレイブ・ストーリー」も映画化作品ですね。

「告白」は映画の予告CMがすごく面白そうだったのです。
が。
「私の娘はこのクラスの生徒に殺されました」というから、何となく主人公の娘は高校生ぐらい(生徒と同い年ぐらい)だと思っていたら、全然違いましたw

一章で一人がひたすら喋り続ける辺り、恩田陸の「Q&A」を思い出しました。
あれは一応インタビューのような形式になってはいますが。

犯人二人のうちの片方の母親の考え方がすごく好きです。
母親としての責任をちゃんと分かっているのかな。
でも息子に関してはやたら甘いので、理想と現実の差異が受け入れられていないような。

主犯の方は思考回路がイマイチ理解出来ないのですが、宮部みゆきの「模倣犯」の主犯を思い浮かべました。
偶然だと思いますが。

そこまでして母親に会いたいのかよというか、そうしないと母親に会えないと思い込み過ぎというか。
途中で出てくる次年度の担任はうざかったです。
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のギルデロイ・ロックハート先生みたいな。
台詞が劇場型ですよね。

最終章は最初の主人公によるネタばらしで、また良かったです。
復讐のためだけに生きている感じなので、この後の人生が心配ですが。

湊かなえは大学の時、友人に借りて読んだ事があったのですが。
話はレズっぽかった記憶が微かに←

それが語り手がころころ変わってすごく読み辛かったのです。
……これ、携帯小説か?ってレベルで。
なので、この本を買った時もかなり不安だったのですが……面白くて良かったです。


ちなみに和美は携帯小説は嫌いではないです。念のため。
ただ、話題になっているからという理由で立ち読みした「恋空」が酷かっただけで。
多分「もし高校野球のマネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」より酷いはずです。
あれも文章がかなり酷いのですが、何とか完読出来たので。

携帯小説はYoshiの「DeepLove」が好きです。
第二章の最後の救いのなさと第三章のラストは納得行きませんが。
番外編は割と好きです。
一番はやっぱり第一章ですが。

ってそういえば、「告白」と「DeepLove」は同じ病気を扱っているのですが。

両方とも多分……病気の内容を誤解しているような。
あの病気、感染して発症しても別に死にませんから。
免疫力が低下するので、普段なら罹らないような病気に罹患しやすくなるのです。
直接はその病気ですが、それに感染する原因がエイズなので、ややこしい病気になっているのです。

「DeepLove」は売春でエイズに感染した女性からの書き込みが小説を書くきっかけなので多少は調べていると思いますが……多分こちらも誤解しているんだろうなぁ。
うん。

とりあえず久々の読書感想文でした。
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書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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