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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 勉強記録 > 漢字の勉強:四字熟語
漢字辞典
漢字検定は一応準二級持ちです。
こんちは、和美です。
今回は知らなかった四字熟語をつらつら並べてみました。多分第一弾です。
勉強って大事。
……いい加減、今の仕事に関わる資格も勉強して受験したい所存です。( 三年ぐらい前から言っている )

【目次】

  1. 初めに
  2. 夜雨対牀
  3. 股肱之臣
  4. 歌舞音曲
  5. 草行露宿
  6. 是非曲直
  7. 乾坤一擲
  8. 落花流水、落花狼藉
  9. 南船北馬
  10. 約法三章
  11. 戮力協心
  12. 不抜之志
  13. 艱難辛苦
  14. 五風十雨
  15. 最後に

1. 初めに

国語の類いは文法以外昔から割と得意なのですが、たまたま入れたiPhoneアプリで知らない四字熟語が大量に出てきたので調べてみました。
一般教養の範囲かどうかはiPhoneで変換されたかで判定しています。

和美が読めなかった四字熟語や漢字にはルビを振ってありますが、環境によってはデザインが崩れる可能性があります。ご注意ください。( 崩れた方はコメント欄に環境をお教え頂けると嬉しいです )

2. 夜雨対牀

夜雨対牀やうたいしょうと読みます。
兄弟・友人仲が良好で仲睦まじい事の例えだそう。
雨が降る夜、寝台を並べて眠る状態を表すそう。
牀は床の意味で寝台を表し、夜雨、牀に対すと訓読するそうなので中国由来です。
夜雨対牀:goo四字熟語

という事で調べ直すと、まずは韋応物いおうぶつが 「 風雪対牀ふうせつたいしょう 」 と詠み、そこから白居易はくきょいが 「 聴雨対牀 」 と詠み。
更に蘇軾そしょく( 雅号:蘇東坡 )が詠んだ「夜雨対牀」が最も有名な四字熟語として残っているようです。
参考リンク:四字熟語根掘り葉掘り65:「夜雨対牀」が生まれるまで:漢字カフェ

3. 股肱之臣

股肱之臣ここうのしんと読みます。
主君の手足となって働く忠実な家来、いつも身近にいて信頼できる腹心の部下のことだそう。
参考リンク:股肱之臣:goo四字熟語
股と書きますが太腿、肱は肘の意味で手足を指し、なくてはならないものだそうです。
出典は史記。そのままの比喩表現で出てきた模様です。
上記参考リンク先にある類語の「腹心之臣」も知りませんでしたが、他に検索して出てきた下記リンク先にある類語の股肱羽翼ここううよく股肱之良ここうのりょう股掌之臣こしょうのしん、いずれも初耳です。
…… 類語は右腕だと思いました。
参考リンク:股肱之臣【ここうのしん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)四字熟語の百科事典

4. 歌舞音曲

歌舞音曲かぶおんぎょくは歌ったり踊ったりや音楽の事。音曲は古語で音楽の意味だそうで、狭義で古典芸能を指す事があるよう。
この辺りで四字熟語が壊滅的だと気付きました……。つらい。
参考リンク:歌舞音曲:goo四字熟語
古典芸能を指すという解説がgoo以外になかったので調べたところ、「 音曲おんぎょく 」 自体の意味が曖昧でよく分かりませんでした……。
参考リンク:音曲:Wikipedia

5. 草行露宿

iPhoneで出てきませんでした。
草行露宿そうこうろしゅくは草を掻き分けて道なき道を行き野宿をする、非常に苦しい旅の事。
……有名な八甲田山の雪中行軍遭難事件を思い浮かべましたが、あれは道なき道でも掻き分けたのは草じゃなくて雪ですね。無能な上司は死者を出す代表例。
漢検では四級の範囲だそうです。受かったけどこんなの知らんぞ。
参考リンク:草行露宿:goo四字熟語
似たような四字熟語で風餐露宿ふうさんろしゅく風餐雨臥ふうさんうががあるようです。両方とも準一級の範囲。
風餐露宿には困難な旅の例えという解説があるのに、ほぼ同じ意味の風餐雨臥には旅や野外の仕事の苦痛、野宿の事としかないのが不思議です……。
参考リンク:風餐露宿:四字熟語辞典風餐雨臥:四字熟語辞典
三種類の中で、風餐露宿だけはiPhoneで出てきました。

6. 是非曲直

ここまであんまりにも成績が酷すぎたので、漢検四級の四字熟語だけ試しました。
四級なんて誰でも受かるような問題しかなかった思い出なのですが、やっぱり知らないのがあります……。
初めて受けた漢検が四級でした。この級から書き順が範囲外となります。そんな理由で選んだ受験級。
是非曲直ぜひきょくちょくは物事の善悪・正不正のことだそう。
「是非」は何が何でもという意味でよく使われますね。
参考リンク:是非曲直:goo四字熟語

7. 乾坤一擲

乾坤一擲けんこんいってきもイマイチ意味を知りませんでした。
運命を賭けた大勝負に出る事だそう。え、宝貝パオペエの名前でしょ( 違う )※ 正しくは乾坤圏
参考リンク:乾坤一擲:goo四字熟語
ちなみに乾坤は易( 中国の古い占い )の卦( 結果 )である乾と坤、天と地の意味との事。
……易経は伏羲ふっきが書いたらしいと知ったので、兵法書の六韜りくとう三略さんりゃくと共にいつか読んでみたい所存。( 週刊少年ジャンプ藤崎竜版封神演義ファン脳 )

8. 落花流水、落花狼藉

落花流水らっかりゅうすいは落ちぶれた様子の喩えで、戦いに大敗する事。
……知っているはず、と思ったのですが、正しくは落花狼藉でした。後半の二文字で意味が全く違いますね。
参考リンク:落花流水:goo四字熟語落花狼藉:goo四字熟語
落花狼藉は花びらが乱れ散った様子、または花を女性に見立てて、女性に乱暴をはたらく意です。

9. 南船北馬

全国を忙しく旅行すること、絶えず旅をして忙しないこと。転じて、あちらこちらと忙しく動き回ること。南船北馬なんせんほくばと読みます。
中国の交通手段。南は川が多いので船を、北は山が多く、馬をよく用いた。移動手段に絶えず乗っていることから、頻繁に旅をする意。
……「 手帳にはいつも旅立ちとメモしてある 」ってこんな感じでしょうか。( 中島みゆき:withより )
参考リンク:南船北馬:goo四字熟語

10. 約法三章

iPhoneで変換できませんでした。約法三章やくほうさんしょうと読みます。念のため。
元は中国漢の始祖王、劉邦が作って民衆に約束した三つの法律の事。転じて、事前に決めておく簡単な約束事・規則の事や簡単な法律の総称だそうです。
「約法」は法律を約束すること。……今でいう立法でしょうか。「三章」は劉邦が定めた三つの法律の事。
劉邦が秦を滅ぼして王になった暁には、秦のややこしい法律を廃止し、三種類( 殺人は死刑、傷害と窃盗は罪 )の簡易な法律のみとすると約束し、民衆を喜ばせた史記の故事から。
参考リンク:約法三章:goo四字熟語
……ややこしいですもんね、法律……。大学の一般教養で習った時に六法全書を読むのがちょっと楽しかったのを思い出しました。日本国憲法は中学の時に読みましたが。
「 法の無知はこれを許さず 」( 自分のやった事が犯罪になると知らなかった、は情状酌量の対象にならない )が原則なので、難しいです。

11. 戮力協心

「さつりょく」と誤読してしまったのですが、「殺戮」と同じ字なので一文字目は「りく」ですね。戮力協心りくりょくきょうしんと読みます。
参考リンク:戮力協心:goo四字熟語
全員の力を結集し、一致協力して任務に当たること。「 戮 」は合わせる、一つにする、という意味で「 戮力 」は力を合わせること。「 協心 」 は心を乱さず、調和を諮ることだそう。
「殺戮」は残忍な方法で多くの人を殺すことなので、「多くの人」が一つにするの辺りに掛かっているのでしょうか。

12. 不抜之志

読めませんでした。「 ふばつのし 」かと思いきや「 ふばつのこころざし 」 だそう。iPhoneでは四字熟語としては出てきません。
参考リンク:不抜之志:四字熟語辞典オンライン
何があっても諦めないこと。
「 不抜 」 はどうやっても抜くことができないの意味から、とても硬い事の喩えで、漢検では準一級の範囲との事。
この参考リンク先に表示されている四字それぞれを含む四字熟語二十四種類のうち、六件しか知りませんでした……。つらい。

13. 艱難辛苦

読めませんでした。「かんなんしんく」で、非常な困難にあって苦しみ悩むこと。「艱」は「難」と共に辛い、苦しい、悩むの意味。
参考リンク:艱難辛苦:goo四字熟語
艱って一体何に使うんだよ、と思ったら、艱苦かんくはiPhoneで変換されたので、他にも用途はあるようです。
漢検では一級の範囲との事。
艱:漢字ぺディア

……一応説明を入れておくと、椅子の椅←この字はほぼ他の用途に使いません。「椅几いき」という言葉はあるそうですが。

14. 五風十雨

「何があっても諦めない事」という意味を持つ四字熟語を選ぶ問題で、不正解の選択肢として出てきました。( 正解は不抜之志 )
風と雨が並んでいるところから困難を表すのか、と思った想像が大きく裏切られました……。
参考リンク:五風十雨:goo四字熟語
「ごふうじゅうう」と読み、意味はまさかの世の中が平穏無事であるたとえ。気候が穏やかで順調なことで、豊作の兆しとされる、だそうです。
豊作、いい事ですね! …… あまりに豊作だと、出荷する方が赤字になるため、畑に漉き込んでしまう事もあるようですが。

15. 最後に

まだアプリでの勉強は続けているのですが、さすがに量が多いのでこの記事は一旦ここまでとします。
漢詩も中国古典も好きなのに、自分の知識のなさに絶望しました。泣きたい。
生涯勉強、頑張ります。
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書いている人:七海 和美
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