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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 勉強記録 > 決算書の見方
決算資料読み方イメージ
image:写真AC
簿記は四級だか三級だかを取りましたが、中身は完全に忘れました。
一度受験して落ちたもう一つ上の級も取りたいのですが、その前に合格級の勉強し直しからかな……と思っています。
こんにちは、和美です。
会社で「 会社の損益計算書は読めるようになった方が良いです 」と言われたので勉強です。
参考サイトはこちら。
カブスル:決算書の見方
公開されている実際の決算短信で計算していますが、端数切捨てなどで分かり辛くはしてあります。
会社名が特定できても気にしない。

目次

  1. 貸借対照表
  2. 損益計算書
  3. キャッシュフロー計算書
  4. 最後に

1.貸借対照表

英訳であるバランスシート( 略称:B / S )の意味を今まで知りませんでした。
左側:資産 = 右側:負債+純資産
の左右合計金額が一致する = バランスが取れているから、だそうです。
こじつけ ……。
ここで算出するのは自己資本比率、流動比率、固定比率の三つ。
結果が%で出てくるので分かりやすいですね。
・自己資本比率:資本÷総資産×100=77%:優良
50%以上で優良なので、超優良、と表現して良いのでしょうね ……。
・流動比率:流動資産÷流動負債×100=186%
こちらは100%以上ないとダメ。200%以上の超優良には一歩届きませんが、多分かなり優良な部類なのでしょう。
・固定資産÷資本×100=固定比率:86%
100%以下の望ましい数値以内に収まっています。

2.損益計算書

こちらは金額で出てきて、企業がどれくらい儲けたかが分かる一覧です。
ITパスポートにも計算問題が出てきました。
数年分を計算して比較しないといけないため、単年度では良し悪しが分かりません ……。
参考として載せられている前年度分も計算した方が良いのでしょうが、横着して単年度分のみです。
注目すべき項目は五つもあります。
( 単位:百万円 )で書かれていたので、数値変換は以下を参考にさせていただきました。
参考サイト:一億人の投資術:決算書の「百万円」や「千円」の単位を素早く読む方法
やっぱり「単位:百万円」ってみんな読み辛いと思っているんですね。
高校の授業で習った特殊産業簿記のおかげで三桁コンマ区切りには慣れたのですが……。
※今では滅多に使われていませんが、日本の桁区切りは四桁です。

・売上高-売上原価=売上総利益(粗利益)
略称は粗利。725億。
商品販売の基本となる利益で、企業の採算性が分かる。
載っている売上高と売上原価で計算した時と、載っている売上総利益の金額が違う ……。
公表されている損益計算書は百万円単位なので、十万円の単位を四捨五入した時にずれたのでしょうか。
下の経常利益の時に気づいて驚きました。
・売上総利益(粗利益)-販売費および一般管理費=営業利益
79億。本業で稼ぐ力が分かります。
・営業利益+営業外損益(営業外収益-営業外費用)=経常利益
企業の採算性が分かります。100億円。
・経常利益+特別損益(特別利益-特別損失)=税引き前当期純利益
84.7億円。
経常利益から臨時で発生した収益と損失を足した利益です。
・税引き前当期純利益-法人税等=当期純利益
59億円。
この当期純利益が企業の最終利益で、株価に直結する数値です。

3.キャッシュフロー計算書

こちらは企業の現金の増減、現金の使われ方や投資効率、どこの部分で利益(現金)が出ているのか?が分かります。
注目する部分は三ヶ所、最終的に必要なのは一つです。
・営業活動によるキャッシュフロー
小計は153億円のプラスですが、前年比5.6億円下がっています。
合計は前年比4.9億円増えていますが、利息・配当金、災害保険金の受取金額が増えているので、営業活動とは言い難いですね ……。
災害で潰れたと自称して良いのは被害地域だけだと思っています。
昔勤めていた奈良県の会社も、倒産は東北の大震災が原因と発表していましたが、正直関係ないだろと思いました。
その前から業績は悪かったです。
・投資活動によるキャッシュフロー
投資活動なので通常はマイナスになりますが、保有していた株式や設備を売却した場合はプラスになります。
前年から4.6億円増えて12.5億円。

・財務活動によるキャッシュフロー
借入金の増加や返済などが分かり、マイナスになるのが通常です。
66.7億円のマイナス …… なのかな?
正直、この項目の見方が分かりません。
・自由に使える現金の総額
営業活動によるキャッシュフロー-投資活動によるキャッシュフロー=自由に使える総額
優良企業ほどフリーキャッシュフローの金額はプラスですが、投資活動によるマイナス額は、将来の利益への貢献可能性も考慮する必要があります。
マイナス金額の実例として、ボーダフォンを買収した時のソフトバンクが載っていました。
27.5億円のプラスです。

4.最後に

簿記に合格した時からずっと株と投資に興味があったのですが …… 業界平均値、数年単位で比較する必要があるなど、なかなか難しいと知りました。
単年度の決算すら難しいと嘆いていては、自分で判断するのは無理そうですね。
証券会社の方など、会社四季報を買って読み切る=全社の分析をする人もいるので尊敬します。
口座を開設すると証券会社の分析レポートが無料で見られるそうなので、登録してみようかなと思いました。
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プロフィール
書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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