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この記事は読書感想文です。
最近は珍しく立て続けに本を買って読んでいます。
懐の都合上、全て古本ですが。
図書館で借りて読むよりは僅かでもお金を出している分マシだと思っているのですが、作家さん達は古本屋さんを叩いて図書館には何も言わないのが不思議です。
こんにちは、和美です。
先日の記事実録手記:「 聞け、"てるくはのる"よ 」で触れた、図書館戦争シリーズを別冊まで読み切ったので感想文です。
図書館戦争シリーズは、本編が四冊、番外編が二冊の合計六冊です。
昭和の後、架空の元号正化二十年代を舞台に、実弾を伴った検閲、没収制度が合法化され、本は贅沢品になった時代。
図書館は自衛隊にも劣らない武力を持って検閲に対抗する組織を持ち、自由に本を読める重要な場所になりました。
検閲に対抗する武装組織、図書隊の精鋭、図書館特殊部隊に入った主人公の話です。
シリーズ名は以下の通り。
時系列が入れ替わる事もほぼありませんので、順番に読んでいく事をお勧めします。
元から、「本を紹介する本 」 というジャンルが割と好きです。
面白そう、と思ってそのまま読まない事も多いですけれども。
図書館戦争シリーズを読んだきっかけも、そんな 「 お薦めの本を紹介する本 」 を立ち読みしたのがきっかけです。
一人一作ずつ……かな?見開き一ページで紹介する形式で、 「 表面的には恋愛物語だけど、それだけで読者を甘やかさない話 」 と紹介されていた事から興味を抱きました。
が…… 恋愛が表に出過ぎていて、舞台が特殊なだけの恋愛系ライトノベルという印象でした。
詳しい感想。
……少女漫画かな、これ。(ダメな意味で)
特に別冊の二冊は口から砂糖を吐くかと思う甘さでした。
長くなったので細かい目次を。
作者の有川 浩先生の企画コンセプトは 「 月9でGo!」 らしいですが……図書館という場所(セットが組める規模ではなく、建物が必要な大きさ)が必要な上、武装組織はCG処理が必要です。
なので、地上波放送のTVドラマでは不可能です。
実写版もTVドラマではなく映画でした。
なぜかハードカバーでも発売されていますが、ライトノベル出身だなと分かる文章の書き方でした。
美人という設定のある主人公の友人を指す形容詞が 「 美人 」 しか出て来なくて語彙力が心配です。
ライトノベルの書き方の本ですら、 どこがどう美しいのかを言葉で表現しろと書いてあるのですけれども。
整った顔立ち、切れ長の二重、風に揺らめく長い髪、と(例は月並みですが)表現はあります。
『 図書館革命 』 が劇場版アニメ化された記念に紀伊国屋書店で限定販売されたアニメ版表紙の 『 図書館危機 』 表紙では、全く美人でもない上に、微妙に古臭い絵でがっかりしました。
内乱辺りで出てきた、言葉の使い間違いも引っかかりました。
国語が得意な俳優が 「 煮詰まる 」 を誤用していたのです。
正しい意味は、「物事が決まりかけた状態 」 で 「行き詰まった状態 」 を指す言葉ではありません。
(TRPGの 『 魔道書大戦 マギカロギア 』 でも同じ誤用がありました)
という辺りももやもやしましたが、基本的には面白かったです。
恋愛が主軸ではないはずなので、主人公達だけで良いと思うのですが……なんであっちもこっちも恋愛ばっかりしているのかな。
別冊IIで手塚と柴崎が交際開始したのも残念でしたが、緒方の元彼女の作家が出て来た時には 「 そんな設定どこにもなかっただろうが 」 と思いました。
緒方自体も名前だけで影が薄いキャラクターですしね。
緒方とほぼ同期である進藤の方が、印象は強かったです。
『 図書館革命 』 に出て来た、同じく作家の当麻 蔵人と併せて、伏線を引くのが下手というか、ゲストキャラクターを突然出す癖があるのかなと思いました。
図書館戦争シリーズは実写映画、アニメ、漫画版もありますが、見ません。
見た目が小説のイメージと一番似ていたのは実写映画版でしたが、北川景子は身長170cmもない(公称160cm)ですし、体育会系馬鹿でもありませんので。
アニメ版は上記の 『 3. 感想 B. 文章表現 』 で触れた通り、柴崎が不細工。
鞠江の方が可愛い上、全体的に 『 こんなイメージじゃない 』 顔ばかりでがっかりしました。
以上。
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この記事は読書感想文です。
最近は珍しく立て続けに本を買って読んでいます。
懐の都合上、全て古本ですが。
図書館で借りて読むよりは僅かでもお金を出している分マシだと思っているのですが、作家さん達は古本屋さんを叩いて図書館には何も言わないのが不思議です。
こんにちは、和美です。
先日の記事実録手記:「 聞け、"てるくはのる"よ 」で触れた、図書館戦争シリーズを別冊まで読み切ったので感想文です。
【目次】
- 初めに
- きっかけ
- 感想(長いです)
- ちなみに
1. 初めに
図書館戦争シリーズは、本編が四冊、番外編が二冊の合計六冊です。
昭和の後、架空の元号正化二十年代を舞台に、実弾を伴った検閲、没収制度が合法化され、本は贅沢品になった時代。
図書館は自衛隊にも劣らない武力を持って検閲に対抗する組織を持ち、自由に本を読める重要な場所になりました。
検閲に対抗する武装組織、図書隊の精鋭、図書館特殊部隊に入った主人公の話です。
シリーズ名は以下の通り。
時系列が入れ替わる事もほぼありませんので、順番に読んでいく事をお勧めします。
- 図書館戦争
- 図書館内乱
- 図書館危機
- 図書館革命
- 別冊 図書館戦争 I
- 別冊 図書館戦争 II
2. きっかけ
元から、「本を紹介する本 」 というジャンルが割と好きです。
面白そう、と思ってそのまま読まない事も多いですけれども。
図書館戦争シリーズを読んだきっかけも、そんな 「 お薦めの本を紹介する本 」 を立ち読みしたのがきっかけです。
一人一作ずつ……かな?見開き一ページで紹介する形式で、 「 表面的には恋愛物語だけど、それだけで読者を甘やかさない話 」 と紹介されていた事から興味を抱きました。
が…… 恋愛が表に出過ぎていて、舞台が特殊なだけの恋愛系ライトノベルという印象でした。
3. 感想
詳しい感想。
……少女漫画かな、これ。(ダメな意味で)
特に別冊の二冊は口から砂糖を吐くかと思う甘さでした。
長くなったので細かい目次を。
【目次】
- 舞台
- 文章
- 言葉の意味
- 登場人物と伏線
A. 舞台
作者の有川 浩先生の企画コンセプトは 「 月9でGo!」 らしいですが……図書館という場所(セットが組める規模ではなく、建物が必要な大きさ)が必要な上、武装組織はCG処理が必要です。
なので、地上波放送のTVドラマでは不可能です。
実写版もTVドラマではなく映画でした。
B. 文章表現
なぜかハードカバーでも発売されていますが、ライトノベル出身だなと分かる文章の書き方でした。
美人という設定のある主人公の友人を指す形容詞が 「 美人 」 しか出て来なくて語彙力が心配です。
ライトノベルの書き方の本ですら、 どこがどう美しいのかを言葉で表現しろと書いてあるのですけれども。
整った顔立ち、切れ長の二重、風に揺らめく長い髪、と(例は月並みですが)表現はあります。
『 図書館革命 』 が劇場版アニメ化された記念に紀伊国屋書店で限定販売されたアニメ版表紙の 『 図書館危機 』 表紙では、全く美人でもない上に、微妙に古臭い絵でがっかりしました。
C. 言葉の意味
内乱辺りで出てきた、言葉の使い間違いも引っかかりました。
国語が得意な俳優が 「 煮詰まる 」 を誤用していたのです。
正しい意味は、「物事が決まりかけた状態 」 で 「行き詰まった状態 」 を指す言葉ではありません。
(TRPGの 『 魔道書大戦 マギカロギア 』 でも同じ誤用がありました)
という辺りももやもやしましたが、基本的には面白かったです。
恋愛が主軸ではないはずなので、主人公達だけで良いと思うのですが……なんであっちもこっちも恋愛ばっかりしているのかな。
D. 登場人物と伏線
別冊IIで手塚と柴崎が交際開始したのも残念でしたが、緒方の元彼女の作家が出て来た時には 「 そんな設定どこにもなかっただろうが 」 と思いました。
緒方自体も名前だけで影が薄いキャラクターですしね。
緒方とほぼ同期である進藤の方が、印象は強かったです。
『 図書館革命 』 に出て来た、同じく作家の当麻 蔵人と併せて、伏線を引くのが下手というか、ゲストキャラクターを突然出す癖があるのかなと思いました。
3. ちなみに
図書館戦争シリーズは実写映画、アニメ、漫画版もありますが、見ません。
見た目が小説のイメージと一番似ていたのは実写映画版でしたが、北川景子は身長170cmもない(公称160cm)ですし、体育会系馬鹿でもありませんので。
アニメ版は上記の 『 3. 感想 B. 文章表現 』 で触れた通り、柴崎が不細工。
鞠江の方が可愛い上、全体的に 『 こんなイメージじゃない 』 顔ばかりでがっかりしました。
以上。
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