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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 美術鑑賞 > 北斎とフランス

えーと写真が一枚しかありません……。
会期終了が迫ってきたので、神戸市立博物館の北斎展と、兵庫県立美術館のフランス絵画に行きました。
今回初めてB.B.プラザ美術館を諦めました……。涙。
あと音声ガイドも諦めました。号泣。

北斎展

四月から専門学校生になったというのに、学生証を忘れて一般料金で入りました……。
北斎展は一昨年頃に二回行ったし、もう良いかなぁとか思っていたのですが、やっぱり行きました。
展示される内容ってあんまり変わらないような気がするのですが、そうでもないのかなぁ。
花の絵が綺麗でした。すげえ。
連作で四枚あるのに、二枚ずつ筆致が違うので同一人物かどうか疑ってしまいました。
でも綺麗。
あとはー、紙に印刷されたパーツを切り取って組み立ててジオラマ背景を作る物は初めて見ました。
組み立ててて遊ぶものなので、やっぱり現存数が少ないらしいです。

中学の時に作った絵画を立体にする授業を思い出しました。
好きな絵画を選んで、遠景・中景・近景に分けて厚紙に描き写し、間にスポンジを挟んで立体的に見せるというもので、先生の作品例が北斎の富岳三十六景より神奈川浦沖だったのです。
(和美は黄公望という中国の画家の絵を選びました。当時封神演義ブーム真っ只中)

富岳三十六景は有名じゃない作品の方が綺麗な気がします……。
四月五月頃に東京方面で「広重ブルー」という特別展が開催されていて悔しい思いをしていたのですが、ちょっと満たされた気分になりました。
和美は綺麗な青が好きです。

北斎展は以上かな?

神戸市立博物館と兵庫県立美術館は駅一つ離れているだけです。
同じ駅に作ってくれたらありがたかったのですが、そうも我侭は言えません。ぐぎぎ。

フランス絵画と印象派展

兵庫県立美術館は「フランス絵画と印象派展」……だったかな。
モーリス・ド・ヴラマンクが綺麗でした。
油絵なのに、「今描いたような絵」というか、絵の具が乾いていない感じというか。
美術的に絵画論的に褒め言葉になっているかどうかは疑問ですが、すごく綺麗でした。
過去に大阪市立近代美術館設置準備室(名称曖昧)で佐伯祐三が憧れた画家として一枚見ただけだったのですが……あんな絵もあったんだ……。
あと去年の夏からずっと言い続けていますルオーもありました。
……上手いのかなぁ?謎。
正直和美はその二人で満足してしまいました。

特別展は以上。

常設展

通常展では、いつも素通りしていた彫刻がまとめて展示してある場所に、ドガの彫刻が一体あった事に初めて気づきました。

ドガは晩年、緑内障だか白内障だかで視力が悪化し、油絵を諦めてパステルに移行したものの、パステルですら一枚の絵も完成させられなくなりました。
画家友達に「生き地獄だっただろう」とまで言われたそのドガの死後、アトリエから高さ30cm未満の小さい踊り子の彫刻が大量に見つかった、という話があります。
ちなみに一体だけあった大きな踊り子(縮尺1/2ぐらい?)の作品はボストン美術館蔵。
大きな踊り子は無理でも、小品は一度見てみたい、と思っていたのですが……こんなところにあったのか。
(時々展示を入れ替えているようです)

館内図書閲覧コーナー

館内図書閲覧コーナーで金山 平三の特別展図録を眺めて帰りました。
会期終了間際に行ったら図録が売り切れていたため持っていないのです……。

今回初めて知ったのですが、兵庫県立美術館って特別展を開催している時は、金曜日と土曜日は午後七時だか八時だかまで開館しているそうです。
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書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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