気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
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こちらは美術館鑑賞記事です。
静岡市美術館に、白隠展を見に行きました。
こんにちは、和美です。
【目次】
白隠とは、正式名白隠慧鶴。
禅宗の一派である臨済宗、中興の祖です。
なので、お坊さん兼画家です。
禅宗では 「 禅宗の教えを広める 」 目的で、仏教全般や宗派の話(説話)を元にした絵や書が描かれてきました。
宗派の中でも位の高い僧が、当代の専業画家に引けを取らない素晴らしい絵を描いた、というのは世界でも珍しいそうです。
( どこかの特別展の解説より )
日本にある世界遺産は宗教的な物が多く、その宗教も多岐に渡るという話を思い出しますね。
( 海外だと一宗教に偏りますが、日本は仏教、神道の両方があります。キリスト教は申請中 )
かれこれ五年近く前に東京の特別展を諦めてから、白隠の絵がどうしても見たかったので、新幹線日帰りの強行軍です。
お金を下ろそうにも、通帳もカードも見当たらない、という状況でしたが、部屋に置いていたお金で何とか行けました。
こだましか停まらない静岡駅までだと、さすがに金券ショップには新幹線の切符がありませんね……。
経路は近鉄奈良ー大和西大寺ー京都ー名古屋ー静岡です。
京都駅では、取った指定席より一本前の新幹線に乗ろうとしてしまったり。
途中で浜松駅を通過するので、聖地:YAMAHA本社が見えるかなと期待したのですが……方角は正しいはずなのに割と遠いためか建物に阻まれて見当たらず。
代わりに、磐田市にあるYAMAHA発動機の本社らしき建物が見えました。
ボーカロイド事業部がある聖地:YAMAHA静岡支社はGoogleマップに載っておらず、場所が不明なので探せませんでした。
そんな事もありましたが、静岡駅からはほぼ迷わずに到着しました。
乗り換え検索の目的地を、最寄り駅の静岡駅ではなく静岡市美術館に設定したため、最寄り出口が表示されたのが要因かと思います。
松坂屋静岡店に掲げられた幟に従って地下へ降りると、細かく案内表示がされていて好感が持てました。
途中で案内表示が途切れる施設を頻繁に見かけます……。
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静岡市美術館は葵タワーの三階。
閉館が決まってしまった、名古屋ボストン美術館を想起させる立地ですね。
開館当時からの場所とは思えないので、途中で移転したのでしょうか。
富士山を意匠したロゴマークを含め、全体的にスタイリッシュなデザインです。
前半部分にあまり好みの絵がなかったのですが、池大雅ら白隠を支えた周囲の人間を挟んで、後半部分は軽くて可愛い絵が多くて良かったです。
七福神の一人、布袋が特に可愛かったのですが 「 施しを受けて過ごし、貰った物は背負った袋に入れていた 」 という説明が……。
富貴繁栄を司るとして七福神に列せられている伝説の名僧だそうですが、あまり崇拝される対象ではないような?と考えてしまいました。
禅宗の開祖でもある達磨が白隠の代表作ですが、和美は穏やかな雰囲気の蓮座菩薩図が好みでした。
禅画という特性から同じ主題の絵が数多く残るのですが、下山釈迦図はもじゃもじゃの胸毛や髪の毛の表現が微妙でした……。
書(墨跡とも呼ぶ)は……全く分かりません。
名前だけで中国の書聖:王羲之が好きですが……狂草体なんて初めて聞きました。
検索したところ、王羲之を学んだ後に形式的でない自由な書を求めて作られた字体のようです。
杜甫が好きだったのだとか。
特別展の外で、白隠の生涯をざっくり紹介する映像が流れていました。
白隠が住職を務めたお寺の現住職さんが「 白隠さん 」 と呼んでいて違和感を覚えました……。
和美は別宗派(浄土真宗本願寺派)のお寺出身ですが、中興の祖を「さん」付けで呼んだ事がありません。
まあ浄土真宗本願寺派の中興の祖:蓮如上人は本山の門主(同じ宗派のお寺を統括するお寺の代表)なので、白隠禅師とは少し立場が違うかもしれませんが……。
あと、白隠が住職を勤めたというお寺がコンクリート製になっていて驚きました。
檀家さん達から反対の声はなかったのでしょうか。
そんなところかなー。
過去記事で何度か書いた 『 ポスカホリック 』 という美術館の観覧記録に使うため、気に入った作品の絵葉書を一枚買うようにしていたのですが……。
特別展のチラシを切り取って使うしかないかなぁ。
参考記事:ポスカホリックを買いました(当ブログ内記事)
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喫茶店で紅茶を頼んでおやつにしました。
静岡県産の紅茶でファーストフラッシュと書かれていたのは覚えているのですが……何だったかな。
新幹線の中で摘もうと思って持参したかりんとうが、良いお茶請けになりました。
時間があったら、YAMAHA本社付近に完成する予定の企業博物館と併せて行きたいのですけれども。
時間もお金もないので、諦めて帰りました。
この日は部屋の中で通帳を紛失したのでギリギリの金額しか持っていなかったのです。
節約のため、名古屋駅から近鉄特急を使おうかと思っていたのですが……到着予定が十一時過ぎと出たので心が折られました。
交通系ICカードは全国共通なのに、ICOCAではJR東海の新幹線には乗れないようで意味不明です。
乗り換えの名古屋でみそかつえびヒレ重を買って終わりです。
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往路と同じく充電コンセント目当てで一番前の席を選んだのですが、往路で充電が終わっていたので、復路は窓際を選べば良かったと後悔しました……。
YAMAHA発動機本社をもう一度見たかったです。
×
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こちらは美術館鑑賞記事です。
静岡市美術館に、白隠展を見に行きました。
こんにちは、和美です。
【目次】
- 初めに
- 到着まで
- 感想
- 今後の予定
- 売店と喫茶店
- 帰り
1.初めに
静岡市美術館で、「白隠禅師 二百五十年遠諱記念展 〜 駿河の白隠さん 〜」 を見てきました。白隠とは、正式名白隠慧鶴。
禅宗の一派である臨済宗、中興の祖です。
なので、お坊さん兼画家です。
禅宗では 「 禅宗の教えを広める 」 目的で、仏教全般や宗派の話(説話)を元にした絵や書が描かれてきました。
宗派の中でも位の高い僧が、当代の専業画家に引けを取らない素晴らしい絵を描いた、というのは世界でも珍しいそうです。
( どこかの特別展の解説より )
日本にある世界遺産は宗教的な物が多く、その宗教も多岐に渡るという話を思い出しますね。
( 海外だと一宗教に偏りますが、日本は仏教、神道の両方があります。キリスト教は申請中 )
かれこれ五年近く前に東京の特別展を諦めてから、白隠の絵がどうしても見たかったので、新幹線日帰りの強行軍です。
2.到着まで
朝寝坊した上、財布の中身が猛吹雪。お金を下ろそうにも、通帳もカードも見当たらない、という状況でしたが、部屋に置いていたお金で何とか行けました。
こだましか停まらない静岡駅までだと、さすがに金券ショップには新幹線の切符がありませんね……。
経路は近鉄奈良ー大和西大寺ー京都ー名古屋ー静岡です。
京都駅では、取った指定席より一本前の新幹線に乗ろうとしてしまったり。
途中で浜松駅を通過するので、聖地:YAMAHA本社が見えるかなと期待したのですが……方角は正しいはずなのに割と遠いためか建物に阻まれて見当たらず。
代わりに、磐田市にあるYAMAHA発動機の本社らしき建物が見えました。
ボーカロイド事業部がある聖地:YAMAHA静岡支社はGoogleマップに載っておらず、場所が不明なので探せませんでした。
そんな事もありましたが、静岡駅からはほぼ迷わずに到着しました。
乗り換え検索の目的地を、最寄り駅の静岡駅ではなく静岡市美術館に設定したため、最寄り出口が表示されたのが要因かと思います。
松坂屋静岡店に掲げられた幟に従って地下へ降りると、細かく案内表示がされていて好感が持てました。
途中で案内表示が途切れる施設を頻繁に見かけます……。
静岡市美術館は葵タワーの三階。
閉館が決まってしまった、名古屋ボストン美術館を想起させる立地ですね。
開館当時からの場所とは思えないので、途中で移転したのでしょうか。
富士山を意匠したロゴマークを含め、全体的にスタイリッシュなデザインです。
3.感想
中身は……途中で池 大雅が好みだなぁという酷い結論に達しそうになって少し残念でした。前半部分にあまり好みの絵がなかったのですが、池大雅ら白隠を支えた周囲の人間を挟んで、後半部分は軽くて可愛い絵が多くて良かったです。
七福神の一人、布袋が特に可愛かったのですが 「 施しを受けて過ごし、貰った物は背負った袋に入れていた 」 という説明が……。
富貴繁栄を司るとして七福神に列せられている伝説の名僧だそうですが、あまり崇拝される対象ではないような?と考えてしまいました。
禅宗の開祖でもある達磨が白隠の代表作ですが、和美は穏やかな雰囲気の蓮座菩薩図が好みでした。
禅画という特性から同じ主題の絵が数多く残るのですが、下山釈迦図はもじゃもじゃの胸毛や髪の毛の表現が微妙でした……。
書(墨跡とも呼ぶ)は……全く分かりません。
名前だけで中国の書聖:王羲之が好きですが……狂草体なんて初めて聞きました。
検索したところ、王羲之を学んだ後に形式的でない自由な書を求めて作られた字体のようです。
杜甫が好きだったのだとか。
特別展の外で、白隠の生涯をざっくり紹介する映像が流れていました。
白隠が住職を務めたお寺の現住職さんが「 白隠さん 」 と呼んでいて違和感を覚えました……。
和美は別宗派(浄土真宗本願寺派)のお寺出身ですが、中興の祖を「さん」付けで呼んだ事がありません。
まあ浄土真宗本願寺派の中興の祖:蓮如上人は本山の門主(同じ宗派のお寺を統括するお寺の代表)なので、白隠禅師とは少し立場が違うかもしれませんが……。
あと、白隠が住職を勤めたというお寺がコンクリート製になっていて驚きました。
檀家さん達から反対の声はなかったのでしょうか。
そんなところかなー。
4.売店と喫茶店
売店では……特別展限定の絵葉書が全くありませんでした。過去記事で何度か書いた 『 ポスカホリック 』 という美術館の観覧記録に使うため、気に入った作品の絵葉書を一枚買うようにしていたのですが……。
特別展のチラシを切り取って使うしかないかなぁ。
参考記事:ポスカホリックを買いました(当ブログ内記事)
喫茶店で紅茶を頼んでおやつにしました。
静岡県産の紅茶でファーストフラッシュと書かれていたのは覚えているのですが……何だったかな。
新幹線の中で摘もうと思って持参したかりんとうが、良いお茶請けになりました。
5.今後の予定
静岡県内にある「佐野美術館」という別の美術館で、五月末から別の白隠展が開催されるそうなのですが、行こうかどうか悩んでいます……。時間があったら、YAMAHA本社付近に完成する予定の企業博物館と併せて行きたいのですけれども。
6.帰宅
余裕があったら静岡県内限定で展開するハンバーグレストラン:さわやかを食べてみたかったのですが……。時間もお金もないので、諦めて帰りました。
この日は部屋の中で通帳を紛失したのでギリギリの金額しか持っていなかったのです。
節約のため、名古屋駅から近鉄特急を使おうかと思っていたのですが……到着予定が十一時過ぎと出たので心が折られました。
交通系ICカードは全国共通なのに、ICOCAではJR東海の新幹線には乗れないようで意味不明です。
乗り換えの名古屋でみそかつえびヒレ重を買って終わりです。
往路と同じく充電コンセント目当てで一番前の席を選んだのですが、往路で充電が終わっていたので、復路は窓際を選べば良かったと後悔しました……。
YAMAHA発動機本社をもう一度見たかったです。
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