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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > 合成音声 > 初音ミク十周年の話

VOCALOIDの初音 ミクが二〇一七年八月三十一日で十周年を迎えたので、今更ながら思い出話をだらだら書いてみます。
こんにちは、和美です。

最初に明言しておきます。
かなり批判的な内容が多いです。

【目次】

  1. 発売元の話
  2. グッズの話
  3. コミケに行かなくなった理由
  4. 嫌いになった企業
  5. それでも好きです
  6. 同じジャンルを名乗らないでほしい
  7. 目的と手段
  8. ニコニコ動画のバージョンの話
  9. 公式CD
  10. 好きな歌

1.発売元の話

……一応発売年内(正確には冬コミ頃)にハマったはずですが、十年前はこんなろくでもないメーカーだとは思いもよりませんでした。
……実は一周年を迎える遥か前、発売からおよそ半年目にして、クリプトン•フューチャー•メディア社の本性は既に片鱗を見せていたのですが。
二〇〇八年二月十四日、なぜかよりにもよってYAMAHA歴KAITOの誕生日に決行された 『 デッドボールPの投稿曲全曲削除 』 の事ですよ。

『 VOCALOID 』 がバージョン 1 の事を指していた当時、VOCALOIDのバージョンが上がるとも思いませんでしたが、何より想像しなかったのは、パッケージイラストがKEIさんではなくなる事。
もっとまともな会社だと思っていました。

ただ、VOCALOIDはV3が至上でした。
V4版は発表生放送の視聴を途中で打ち切る程の酷さではありましたが、バージョンアップする理由も大して見出せませんでした。
無限リドゥに勝るバージョンアップなんて、今後も存在しないかとは思いますけれども。

本体は結局販売終了となったLOLAしか持っていません。
あんな酷い事になるなら先に買っておけば良かったです。

iXmaの同人絵が発表されたのは、みんな大好きを自称していた和美が 「 一番好きなのはミクだ 」 と自覚した瞬間でもありました。
APPEND版のパッケージ絵が、どう見ても 『 VOCALOIDのイメージだけで衣装を再構成してみた 』 という捻りのなさが嫌いです。
パソコンソフトが歌うってなんか未来的だよね。という感情をそのまま衣装デザインに落とし込んだだけで、本来の初音ミクのイラストと、モチーフになったシンセサイザー:DX-7の存在を完全に無視しています。
そんな酷い絵の後にVOCALOID 3版のKAITOが発表されたため 「 元の衣装ほぼそのままだからAPPENDに比べればマシ 」 と思ってしまったのですが、VOCALOID 3版の絵を見て気づきました。
「 こいつはKEIさんより自分の方が上だと思い込んだ、原作への尊敬心がない同人ゴロだ 」 と。

同じ理由で雪ミクシリーズが大嫌いです。
結局あの会社が行きたい方向性は『 VOCALOID 』 という 『 音楽 』 ではなく、『 キャラクター・ボーカル・シリーズ 』 を代表とする 『 キャラクター商品の権利販売 』 です。
VOCALOIDではない合成音声歌唱ソフトに移植される。
中の人が藤田咲さんではなくなる。
VOCALOID製品の販売を打ち切る。
現在のあの会社を見ていると、いずれの事態もあり得そうで怖いです。

十周年の各種記念絵はちゃんとKEIさんに依頼している辺り、KEIさん絵が売れるという認識があっての同人絵なのかな、とも思いますが……。

同年の十二月に発売されて同じく十周年を迎えた鏡音リン•レンよりはマシでしょうけれども。
コミケ直前〜真っ最中に発売されたので毎年誕生日は小規模になりがち。
公式記念イベントは絶対にない。
十周年記念ですら同人絵。
中の人が一人で二役なのでリアルライブもあり得ない。

2. グッズの話

和美が人生で初めてハマった漫画は(仙界伝)封神演義でした。
時期はアニメ化終了後、原作は連載終了直前、と旬を過ぎてグッズなどが出尽くした後。
再放送を録画できたのでセルビデオは興味ありませんでしたが、グッズはなかなか手に入りませんでした。
その教訓を生かし、その後にハマったジャンル(BLACK CAT以降)はなるべくグッズなどを買うようにしていたのですが。

VOCALOIDはここまで種類が雑多に発売されるとは思いませんでした。
買ったものの、未開封のまま処分したいグッズが出るとは。
ファミリーマートコラボだったか、一番くじの開催終了後にある投げ売りで買ったのですが、よく見ると全く可愛くない同人絵でした。
二〇〇七年冬コミの企業スペースで販売されたらしい一万円のグッズセットが、バラ売りで各一万円程に値上がりしていて、同人CDしか買わなかったのを今更後悔しています。
KEIさん絵の初音ミク抱き枕カバーなんて、会社方針上、二度と出ないだろうなぁ。

3. コミケに行かなくなった理由

和美がコミケに行かなくなったのも、元を辿ればミクが原因です。
歌ってみた自体、コミケの方針 『 既存の小説を読み上げただけでは創作要素がないため出展不可 』 に照らし合わせて落選すべきジャンルだと思っているのですが。
(歌うだけなら誰でもできる 自分で書くのはダメですよ?songs by 初音ミク)
小林幸子がサークル参加した際、コミケの公式ライブに出た、という噂を聞いてからです。

ちなみにGoogleが嫌いになった理由は、当選倍率が十倍というコミケ企業スペースの難関を勝ち取って出した販売情報が 【 No Deta 】
当日は謎のガチャポンで場を濁したせいです。
Googleが出たのはもちろん、CM曲 【 Tell Your world 】 を初音ミクが歌ったためです。

4. 嫌いになった企業

Google以外にも嫌いになった企業が数社あります。

ファミリーマートは、コラボの一番くじにKEIさん絵がほとんどなかったのでコンビニごと嫌いになりました。
『 VOCALOID全員が好き 』 を名乗る和美としては、「 VOCALOID 2でオリジナルVOCALOIDを発表したローソンの後追いじゃねーか 」 と感じたせいもあります。
既に売れているキャラクターを使う事で、投入時のリスクも減りますからね。
コンビニコーヒーもセブンイレブンが始めたものですし、ファミリーマートは他の大手二社が始めた事を少し変えて真似しているだけに見えます。

LUXのCMに不細工な3DCGが出た上、髪型が変わったのでユニリーバが嫌いです。
チョコパイの絵が可愛くない上に似せる気もない同人絵だったので森永乳業も嫌いです。
変な絵のグッズを出したぺんてるもロート製薬も大嫌いです。
みんなまとめて潰れてしまえ。

CMにピアノカバー曲を使ったTOYOTAは、YAMAHA発動機の最大手株主なので嫌いにはなっていません。
日本車で最高額の落札金額を記録した五十年前の名車:TOYOTA 2000GTの内装をYAMAHA(楽器)(当時の社名は日本楽器だったかな?)が手掛けたそうなので、むしろ好きです。

5. それでも好きです

かなり色々書きましたが、やっぱり歌と元の絵は好きです。
……昔はVOCALOIDカバーも嫌いではありませんでした。
VOCALOID→VOCALOIDカバーが嫌いになったのはVOCALOID 4の発表からなので、ミクは全く関係ありませんが。
今もKAITOが歌うTake on meは好きです。

6. 同じジャンルを名乗らないでほしい

ちなみに、和美が原曲至上主義の歌ってみた大嫌いになったのはルカが原因です。
歌ってみた信者に、ルカが歌う隠れた名曲の動画を荒らされたのがきっかけです。
商業デビューしたようですが、荒らした張本人はいつ削除されるのでしょうか。

7. 目的と手段

P名もつかない腕のユーザーが、アルバムも出せずに商業デビューして、作曲家ではなく歌手を名乗って活動する事例が最近増えてきたようですが。
和美は 『 VOCALOIDオリジナル曲 』 だから聴くのであって、VOCALOIDを使っていない人間の声に興味はありません。
Windows 100%廃刊の記事でも触れましたが、目的と手段が入れ替わると駄目だなぁと感じます。

発売当初 『 VOCALOIDに歌ってほしい』が目的でした。
『 ボカロP 』 は『 VOCALOIDをプロデュースする 』 という意味。
今は 『 VOCALOIDで有名になって(作曲家、歌手など)になりたい 』 が目的になっているようです。
『 ボカロP 』 という言葉の意味は『 VOCALOIDを使って[ 自分 ]をプロデュース 』 に変わりました。

彼らにとってVOCALOIDは手段でしかなく、自分が目標を叶えたら、ただの手段、踏み台であったVOCALOIDに用はないのです。
クリプトンを代表とする企業が、ライブやアルバムなどで 『 お金を払って 』 呼ばない限り、彼らはVOCALOIDには戻って来ていません。

8. ニコニコ動画のバージョンの話

そんな思い出も含めて、ニコニコ動画最盛期だったRC2に戻りたいです。
RCが無理なら夏でも良いです。
まだマシだったのは、原宿と新宿のどちらだったか覚えてはいませんが。
酷くなってからはプレミアム会員を辞め、ログインもしなくなりました。

VOCALOID界隈では 『 たらこP 』 を名乗っていた、初代ニワンゴ代表取締役であった2ちゃんねる創始者:西村 ひろゆき氏がニワンゴを退いてから駄目になった感覚が強いです。
辞任前

東京に居ない人のほうが多いのに、東京近郊の人ばかり取り上げられるサイトってアレでしょ。

東京でイベントをやること自体はアリだと思うのですが、東京のイベントにサイト全体が向いてるように見えるのって、このサイトは自分とは関係ないって、多くの人に思わせることになるんですよね。
と発言していた辺り、地方出身なのかな、と思ったりしました。(東京のようですが)

クリプトンも、北海道に本社を置く理由を 『 地方に企業を置いておかないと、クリエイターが東京に出て行ってしまう 』 と語っていた事がありました。
が、MEIKO発売十周年記念ライブを含むイベントを東京だけで開催していたら、田舎の北海道なんかに住む理由はありませんよ。
初音ミク十周年記念クラシックコンサートも、東京・大阪のみ開催でした。
後から札幌公演が追加された記憶が薄くありますが、札幌を含む北海道公演を三回はしないと効果はないと思います。

8. 公式CDの話

十周年記念のコンピレーションアルバムが発表されましたが。
過去に発売された、一周年記念と五周年?記念に同じ歌が入っていて引きました。
『 みっくみくにしてあげる 【 してやんよ 】』 レベルの名曲でもなかったので、『 いつ投稿された動画か覚えていないから、一周年に入れたかもしれないけど入れておこう 』 という感覚だったのではと推察しています。

五周年?記念でそれ以上に酷かったのは書き下ろしでしたが。
P名がつかないレベルのユーザーが、ミク以外クリプトン組でミクの発売を祝う内容でしたが、MEIKOの歌詞に『 君に出会って世界が変わった 』 はないです。
ユーザー側としては、ミクに出会って世界が変わった人も多いでしょうが、MEIKOにとってミクは、KAITOに続く弟妹達のうちの一人。
MEIKOの世界が変わったというなら、KAITOの存在でしょう。

そもそも世界から見れば、VOCALOIDの存在そのものが世界を変えた原因であり、立役者の一人としてミクは登場するでしょうが、最初に売れ行きが良かったのはMEIKO。
世界で最初に発売されたVOCALOIDは日本語版ではなく英語版のLOLAとLEON(いずれも廃盤)です。
(初のCD化はMEIKOとKAITO(こちらも廃盤)
クリプトンの社長が紫綬褒章を受章したのも意味不明でした。
せめて開発元でしょうが。

9. 好きな歌

KAITOがメインで歌っていた初期の名曲 『 卑怯戦隊うろたんだー 』 のような歌は、今のVOCALOID界隈では生まれないでしょうね。
この歌はクリプトン組だけですが、商業化を推し進めた今、メーカーの垣根を超えた歌はもう恐らく作られません。
CD化とProject DIVAへの入曲を目標として、ソロ曲ばかりが増えて行くかと思います。

そんな話はさて置いて。
最後にクリプトン組で雑に好きな歌でも挙げておきます。
卑怯戦隊うろたんだー:KAITO、MEIKO、ミク、リンレン
Fotune Diver:MEIKO
初音ミクのちょっとHな曲3発目:私は人間じゃないから:ミク
Symmetric target:ルカ
銀の少女:リン(ミクカバーもあり)
Promise:ミク
Tell Your World:ミク(英語版セルフカバーを除く)
リンリンシグナル:リンレン
初音ミクのちょっとアレな歌:コンドロイチン:ミク
初音ミクの消失:ミク
私の時間:ミク
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