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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > パソコン > 雑誌【Windows 100%】の休刊と思い出話
パソコン雑誌【 Windows 100% 】が休刊になりました。

雑誌でも告知でも【 休刊 】とはなっていますが、【 廃刊 】として雑誌コードを手放すと出版社的に都合が悪いので【 休刊 】にしてあるだけです。
この【 Windows 100% 】に限らず、一度休刊になった雑誌が復刊する可能性はほぼありません。

昔はアングラ系の魅力に溢れていた雑誌ですが、数度のリニューアルを経て軽いサブカル系に落ち着いてしまったのが敗因でしょうか。
元読者として感じていた編集方針は「時代に流されろ」でしたし。

想定読者層も、当初は40代〜50代の古くからパソコンを使っていて自作もする、調子が悪くなったら自分で原因を特定できる、高レベルの男性でした。
途中のリニューアルから、電気屋さん(パソコンショップではない)で買った量産型のパソコンを使って何かを作る若者(性別は問わない)に変わった(パソコンが目的から手段になった)のも一つでしょうか。

そんなWindows100%の思い出語りです。
最終号は数年振りに買いました。

合成音声歌唱界隈では、MMD講座とUTAU講座があり、割と話題にはなりました。

MMD講座は、VOCALOID黎明期に初音ミクのデモソングであった「01 ballade」のPVでデビュー、続く「melody...」で一躍有名になり、使用した3Dモデルを配布したキオさんがモデラーを務めていました。
MMD配布開始前という、VOCALOIDでも黎明期に発表された動画ですが、3Dモデルとしては未だ最高傑作に君臨していると思っています。
(クリプトンの公式3DモデルよりKEIさん絵にそっくりなのです)

UTAU講座はまるさん担当。
毎号の録り下ろし音源が魅力でした。

そんなWindows100%最終号の知らせをたまたまTwitterで見たので、遅ればせながら探したのですが……。
どこも完売になっていました。
そういえば六月発売の七月号ですね!
買ったのは七月ももう二週目に入ってからですが。

天王寺で本屋さんを三軒回って、最後の喜久屋書店様に泣きついたら普通に出て来て「さすが……!」と思いましたありがとうございます。
喜久屋書店様にはよくお世話になっています。

Windows100%を探している最中に気づいたのですが、兄弟誌のiP!は季刊になって残るのが不思議です。
iP!もパソコン雑誌で、紙面もほとんどWindows100%と同じ。
というか、Windows100%からサブカル笑とエロを抜いただけのライト向けに見えるのですが、読者層が微妙に違うのでしょうか……。
謎です。

以下、Windows100%本文の感想です。

巻頭特集がWindows100%の歴史を振り返る。
2000年代(ゼロ年代)の企画が懐かしくて大好きでした!
この頃、定期購読ではありませんが、父がたまに買っていました。
脱衣雀の完全版って家にあったかなぁ。

ミクが取り上げられているのに、なんで絵がゴミ新絵師なんですか……!
絵が下手くそ過ぎて、塗り潰したくなりますね。
後釜絵師ってオリジナルより悉く画力が落ちているので全員大嫌いです。
KEIさんより絵が上手いとか思っていそうです。
(勘違いしていないと後釜なんて引き受けませんけれどもね……)

違法ダウンローダーのcabosも懐かしいのですが、多分ここら辺で親が買う回数減ったのですよね。多分。
Parfect Dark特集は覚えているから09年かな?
十周年と100号の記念号を親に買わせた覚えがあるので、その時かもしれません。

『2010年がニコニコ動画の絶頂期』に完全に同意します。
ニコニコ動画の運営元であるニワンゴの初代代表取締役は、2ちゃんねるの開設者として有名な西村ひろゆき氏でした。
そのひろゆきが超会議の開催に大反対していて、代表取締役を辞任するきっかけになったので、今でも超会議が大嫌いです。
個人的に超会議嫌いにとどめを刺したのは、UTAUをVOCALOIDカテゴリで投稿できるようにした第二回の発表ですが。

フリーOSのUbuntuの特集にも覚えがあるのですが……このWindows100%ハイパーライト時代って何を目的に買っていたのでしょうか。謎。

月刊ニコニコが記憶の限りゴミ企画でした。
ヒャダインってまだ捕まっていませんでしたっけ?
……ヒカキンと言い、後に違法行為をするような連中ばっかり連載させている気がします。
死んで良いと思うのですが。
キオさんとまるさんは当然の例外ですが、ジャンルの問題ですかね。

Windows100%を読んでいた頃の謎企画というと、間違いなく「サポートが切れた後のWindows98」連載だと思います。
パソコン雑誌のくせにセキュリティを無視して古いOSを使い続ける謎精神も好きでした。
MacOSをインストールする特集もなかなか面白かったです。
フリーOSであるLinaxもUbuntuもWindows100%で知りました。

Tシャツの作り方の翌月号を買ったのは覚えています。
確かUTAU講座でムック……ではなく、中の人の松田さんの音源がついた回でした。

2014年のデジタル登山特集が地味に気になります。
以上が巻頭特集の歴史でした。

次が過去収録のソフト。
最終号に違法DLとフリーソフト特集を入れるのは、本来の購読者層を把握できている証拠でしょうか。
Claving Explorerを愛用していました。
懐かしい。
でも最終号特集ならちゃんとエロ入れてくれ!!!
この辺はネット環境ないと何とも評価できませんが。

年表形式で再びの歴史特集。
ミクの説明にある「YAMAHAのVOCALOIDに対応」って日本語がおかしいです。
初音ミクはVOCALOID音源であり、他の用途に使うのは全て規約違反です。

不細工な歌い手(笑)が未成年との淫行で逮捕された事件は覚えていたのですが、年表に載っていた名前は全く聞き覚えがありませんでした。
盗作なので緒方 恵美を含めて全員捕まってほしいです。
例外として許されるのは、ピコ(歌手音 ピコの中の人)、真優(MAYUの中の人)、小林 幸子(Sachikoの中の人)、林原 めぐみ(アンナ名義で恐山ル・ヴォアールを歌った)だけです。
著作権法違反も、もう親告罪ではなくて良いですよ。

歌い手(笑)の小林幸子がVOCALOID化された事を記念して、という「VOCALOIDのデザインを元にした雑誌オリジナル衣装」という謎のMMDモデルは一体どこに何の需要があるのでしょうか。
VOCALOIDのSachikoそのままならVOCALOIDのPVを作る際に使えますが……。

違法ダウンロードで感染が広がったイカタコウイルスが可愛くて大好きでした。
当時テレビニュースを見ながら画像が欲しかったのを思い出します。
違法ダウンロードはしないのですが、どこかのサイトで全てのウイルス画像をまとめて見られないかなと。

イカタコウイルスは、exeファイルを実行すると、パソコン内のデータが全てイカやタコなどの画像に差し変わってしまうウイルスでした。
イカやタコの絵はウイルスを開発して逮捕された人の自作です。

クラナドウイルスの名前で話題になった、アニメ「CLANNAD」の画像が出てくるウイルスも同じ作者で、京都府警はアニメ版「CLANNAD」を制作した京都アニメーションに依頼して「著作権法」で逮捕しました。
著作権法は、著作権者が訴えないと犯罪にならない「親告罪」です。
当時はパソコンウイルスの作成も配布も犯罪ではなかったので、そんな罪状になったのです。
イカタコウイルスは器物損壊で検挙したのだったかな。

そんなクラナドウイルスで「著作権者がいない画像にすれば良い」という斜め上の発想に至り、超絶可愛いイカタコウイルスは生まれたのでした。

誰かたこルカでパロディイラストを描いてほしいです。

当時はお金がありませんでしたが、今なら安いネットブック一台ぐらい潰せる収入があるので全ての画像が欲しいです……。

当時の報道を思い出す限り、OSには被害出ないようでしたし。
そして確かイカタコウイルスってmp3.exeのような、分かりやすいファイル名末尾になっていたはずですし。
……どんだけ覚えているでしょうね。私。
ほんと可愛かったです。

以上。


最後まで読んだのですが、巻末は怪しげな出会い系じゃないし、投稿者コーナーもないし、その隅にあった今号の編集部コーナーもないし、エロを切り捨てたのがほんと嫌でした。
実写グラビアもAVも興味はありませんが、エロゲコーナーは好きだったんですよ!!!
折角復活したエロが、読者アンケートの不人気コーナーで上位独占なんて回もありましたが……。
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プロフィール
書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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