気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
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二度目の小林美術館に行きました。
今回の特別展は「春の息吹と夢見る乙女」です。
こんにちは、和美です。
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さて、特別展の題名は「春の息吹と夢見る乙女」
春っぽい絵と女性の絵です。
以下、良かった絵の画家と内容です。
橋本 関雪の ≪ 巣鶴 ≫ 雛を見つめる親鶴が可愛い。
中村 岳陵の ≪ 薫春 ≫ と川端 龍子の ≪ 香雀図 ≫ だったかな。
両方とも画風は違いますが、どちらも可愛い鳥と梅でした。
竹内 栖鳳の ≪ 春暁 ≫ 木の幹は好みですが、枝に留まるミミズクはイマイチでした……。
でも、何となく眠そうに感じました。
「春暁」は有名な「春眠暁を覚えず」から始まる杜甫の五言絶句ですので、感想は間違っていません。
竹内栖鳳の隣にあった塩川 文麟の ≪ 蛍と蛙 ≫
塩川文麟は初めて聞く名前でしたが、特別展の白眉。
蛍の灯りが灰色なのは不思議でしたが、おっさんのような蛙が本当にいい感じでした。
説明を読んだところ、塩川 文麟は竹内 栖鳳の師である幸野 楳嶺の師匠だそうです。
上村 松園から上に師弟系譜を辿って行くと、ことごとく好みの絵で驚きます。
大橋 翠石 ≪ 猛虎護児之図 ≫ 虎が恰好良い!
眼光が鋭くて、子供でもやっぱり虎は虎だなぁと思いました。
美人画も出展されていましたが、今回は全く好みと合いませんでした……。
藤田 嗣治は割と好みでしたが、素描のような雰囲気だった上、春らしさは皆無です。
会場に入って真っ先に目に入ったのが、あまり好きではない中島 千波の ≪ 梅花富士 ≫ だったので少し悩んだのですが、飛ばさずにちゃんと一周して良かったです。
……中島 千波の、特に代表作である桜の絵が嫌いです。
以前えき京都で見た富士山の絵はまだ良かった思い出もありますが……。
当ブログ内記事:美術鑑賞:富士山名品展
常設展は現代画家が多めです。
木村 圭吾の ≪ 花あかり ≫ 枝垂れ桜が幻想的でした。
奥村 美佳 ≪ 風の森 ≫
春らしさどころか季節感の全くない風景画ですが……バルビゾン派のカミーユ・コローのような、幻想的な森の中の道がすごく綺麗でした。
が、説明を読んだら、まさかの日本、奈良市 白毫寺からの風景で驚きました。
しかも2014年の展覧会で発表(入選作)という新しさ。
佐藤 太清 ≪ 牡丹 ≫ 徳岡 神泉 ≪ 芍薬 ≫ と、花の絵は良いですね。
稗田 和穂 ≪ 朧春 ≫
こちらも枝垂れ桜が綺麗だったのですが、右下に浮かぶデザイン的な月が……雰囲気ぶち壊しでした。
月明かりが欲しかったのは分かるのですが、見えない月を想像するのも良いと思うのですよ!
最後が梅原 龍三郎 ≪ 静物 ≫
梅原龍三郎は人物画が絶望的に下手なのですが……花の絵は良かったです。
三月頃にあべのハルカスで開催していた特別展を逃したのですが、やっぱり行くべきでした ……。
特別展、常設展とも著作権の関係上、図録は販売されていないので、絵葉書を二枚買いました。
前回の小林美術館 鑑賞記事はこちら→当ブログ内記事「京都 円山四条派 美の系譜展」
表紙です。
よくあるポイントカードと同じようなサイズです。
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中身。
銀が貼られていて、使う日の年月日だけを爪で削って剥がして使います。
日付は、iPhoneの予測変換で「きょう」と入力して調べました。
平成二十九年で良いでしょ今日は!
(和暦は年の途中で変わる可能性があるので、西暦の方が便利なのだとは思いますが……)
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公式サイトで見てから食べたいなーと思っていた、併設喫茶店の氷くるみ餅は無理でした……。
ラストオーダーは美術館の入場と同じく四時半です。
九月二日まで開催予定の、次の特別展も行くつもりなので、次回に持ち越しですね。
(お盆休みにでも行っておかないと……イベントと引っ越しと重なって逃してしまいそうです)
次こそは氷くるみ餅!
今回の特別展は「春の息吹と夢見る乙女」です。
こんにちは、和美です。
【目次】
- 特別展の感想
- 常設展の感想
- 一日乗り放題切符
- 次の予定
1. 特別展の感想
さて、特別展の題名は「春の息吹と夢見る乙女」
春っぽい絵と女性の絵です。
以下、良かった絵の画家と内容です。
橋本 関雪の ≪ 巣鶴 ≫ 雛を見つめる親鶴が可愛い。
中村 岳陵の ≪ 薫春 ≫ と川端 龍子の ≪ 香雀図 ≫ だったかな。
両方とも画風は違いますが、どちらも可愛い鳥と梅でした。
竹内 栖鳳の ≪ 春暁 ≫ 木の幹は好みですが、枝に留まるミミズクはイマイチでした……。
でも、何となく眠そうに感じました。
「春暁」は有名な「春眠暁を覚えず」から始まる杜甫の五言絶句ですので、感想は間違っていません。
竹内栖鳳の隣にあった塩川 文麟の ≪ 蛍と蛙 ≫
塩川文麟は初めて聞く名前でしたが、特別展の白眉。
蛍の灯りが灰色なのは不思議でしたが、おっさんのような蛙が本当にいい感じでした。
説明を読んだところ、塩川 文麟は竹内 栖鳳の師である幸野 楳嶺の師匠だそうです。
上村 松園から上に師弟系譜を辿って行くと、ことごとく好みの絵で驚きます。
大橋 翠石 ≪ 猛虎護児之図 ≫ 虎が恰好良い!
眼光が鋭くて、子供でもやっぱり虎は虎だなぁと思いました。
美人画も出展されていましたが、今回は全く好みと合いませんでした……。
藤田 嗣治は割と好みでしたが、素描のような雰囲気だった上、春らしさは皆無です。
2. 常設展の感想
次は常設展「四季の万華鏡 - 春の足音 -」です。会場に入って真っ先に目に入ったのが、あまり好きではない中島 千波の ≪ 梅花富士 ≫ だったので少し悩んだのですが、飛ばさずにちゃんと一周して良かったです。
……中島 千波の、特に代表作である桜の絵が嫌いです。
以前えき京都で見た富士山の絵はまだ良かった思い出もありますが……。
当ブログ内記事:美術鑑賞:富士山名品展
常設展は現代画家が多めです。
木村 圭吾の ≪ 花あかり ≫ 枝垂れ桜が幻想的でした。
奥村 美佳 ≪ 風の森 ≫
春らしさどころか季節感の全くない風景画ですが……バルビゾン派のカミーユ・コローのような、幻想的な森の中の道がすごく綺麗でした。
が、説明を読んだら、まさかの日本、奈良市 白毫寺からの風景で驚きました。
しかも2014年の展覧会で発表(入選作)という新しさ。
佐藤 太清 ≪ 牡丹 ≫ 徳岡 神泉 ≪ 芍薬 ≫ と、花の絵は良いですね。
稗田 和穂 ≪ 朧春 ≫
こちらも枝垂れ桜が綺麗だったのですが、右下に浮かぶデザイン的な月が……雰囲気ぶち壊しでした。
月明かりが欲しかったのは分かるのですが、見えない月を想像するのも良いと思うのですよ!
最後が梅原 龍三郎 ≪ 静物 ≫
梅原龍三郎は人物画が絶望的に下手なのですが……花の絵は良かったです。
三月頃にあべのハルカスで開催していた特別展を逃したのですが、やっぱり行くべきでした ……。
特別展、常設展とも著作権の関係上、図録は販売されていないので、絵葉書を二枚買いました。
前回の小林美術館 鑑賞記事はこちら→当ブログ内記事「京都 円山四条派 美の系譜展」
3. 一日乗り放題券
今日は、天王寺のあべのハルカス美術館で開催している「マティスとルオー」展にも行きたかったので、いつもの回数券ではなく、「全線1日フリー乗車券 てくてくきっぷ」を使いました。表紙です。
よくあるポイントカードと同じようなサイズです。
中身。
銀が貼られていて、使う日の年月日だけを爪で削って剥がして使います。
日付は、iPhoneの予測変換で「きょう」と入力して調べました。
平成二十九年で良いでしょ今日は!
(和暦は年の途中で変わる可能性があるので、西暦の方が便利なのだとは思いますが……)
4. 次回の予定
だらだらしていたので、到着は四時半前。公式サイトで見てから食べたいなーと思っていた、併設喫茶店の氷くるみ餅は無理でした……。
ラストオーダーは美術館の入場と同じく四時半です。
九月二日まで開催予定の、次の特別展も行くつもりなので、次回に持ち越しですね。
(お盆休みにでも行っておかないと……イベントと引っ越しと重なって逃してしまいそうです)
次こそは氷くるみ餅!
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