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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > ニュース > こうのとりのゆりかごの話
正式名称『こうのとりのゆりかご』こと、俗称『赤ちゃんポスト』の話です。

たまには時事ネタでも。

赤ちゃんポストという呼び名は、設置団体側は全く使っておらず、むしろ「その呼び方を辞めてほしい」とすら話しているのですが、報道ではほとんど『赤ちゃんポスト』と呼ばれていますね。
分かりやすいって大事。

国内では二ヶ所に設置されていますが、最大の問題点は「子供を生んだ母親すら分からない」事。

設置される理由は「母親が思い詰めて赤ちゃんを殺してしまうよりは預けてほしい」という団体の願いだとは思いますが。

預けられた子供がある程度以上の年齢に達した頃、
・『こうのとりのゆりかご』に預けられた事
・母親が『自分の意思』で子供を手放した事
をどう感じているか、がそろそろ疑問です。
感じ方は人それぞれですし、ゆりかごに預けられた後の育ち方も、ずっと施設だったのか養子に引き取られたのかで異なるとは思いますが、子供本人が「生きていて良かった」と思えるのかなと考えてしまいます。
……障害児が多いらしいので、確認が取りにくい可能性もありますが……。

ただ、その「ある程度以上の年齢」に達した頃、一番怖いのが兄妹婚だと思っています。

海外では、身元を明かさずに子供を産める設備が整っており、そこから養子に出される事も多いようです。
子供本人が望めば、親の情報が得られるのが一番良いところ。

具体的な国名は忘れましたが、海外の実例をニつ。

一つ目。
「抗いがたい運命を感じた」と結婚を希望した男女が、入籍の際に実の兄妹である事が分かり、結婚を取り消されたという事件が起きています。
離婚によって別々に引き取られて育ったのか、育てられないため養子に出されたのかは知りませんが、親が分からない、というのはそんな悲劇も引き起こす可能性がある事を、もっと利用者も設置団体側も考えてほしいです。

二つ目。
こちらは『身元を明かさずに子供を産める設備』を利用したケースです。
とある夫婦には、養子が四人いました。
同じ施設から引き取った子供を育てていた夫婦は、ある時、四人の顔が似ている事に気づきました。
親の名前を聞く事は出来ませんが、施設に問い合わせたところ、同じ親から生まれたと分かったそうです。

四回も妊娠し、出産し、育てられないからと捨てる、そんな親も実際にいます。
別々に引き取られていたら分からなかった話でしょうけれども。
(日本では、子供四人を出生直後に殺した夫婦が、殺人罪で捕まった事件もありました)

女性が離婚した後、再婚するまでに180日空ける必要があるのは、妊娠しているかも知れない『子供の父親』を確定させるためです。

女性同士で同性婚をし、知人男性から精子を提供してもらって妊娠、出産したというニュースも挙がっていました。
子供が成長して結婚できる年齢になった時、結婚を考える異性が現れたら。
その異性が、実は母親が異なるきょうだいだったら。

民法の戸籍は、今生きている人間のためにある物ではありません。
これから生まれる子供のための法律なのです。
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書いている人:七海 和美
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