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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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ざっくざく > ニュース > 言葉の力を信じていますか
七月上旬のニュースをきっかけに記事を書き始めたはずですが、内容がまとまらないまま放置して九月が終わってしまったので、諦めて投稿します。

七月十三日、中国でりゅう 暁波ぎょうは氏が亡くなりました。

共産主義の中国で民主化を訴えて、思想統制により投獄され、二〇一〇年、獄中でノーベル賞の平和部門を受賞した事で有名になりました。
本業は著作家……だそうですが、人権運動家と言った方が正しい気がします。
ちなみに、人権運動家になる前は、アメリカの大学で客員教授をしていたそうです。

ノーベル賞は投獄中の授賞なので、劉氏は授賞式には出られず声明が発表されたのみでした。
……ちなみに、他の部門も含めて中国在住のままノーベル賞を授賞したのは初めてだそうです。

その後末期癌に罹り、外国で治療を受けたいという希望が出されましたが、劉氏の影響力を懸念した中国政府により、希望は通らないままでした。
(国内の病院で治療は受けたそうです)

「ペンは剣よりも強し」という諺があります。
『ペン』は『言葉』、『剣』は『武器』。
言葉はどんな武器よりも強い。という意味です。

劉氏が平和賞を受賞した際、中国政府は「内政干渉」として強く反発しました。
ですが、劉氏は六十歳の高齢で、しかも末期癌、先の限られた病気です。
そんな弱り切った、たった一人の人間を外国に渡航させる事すら出来ないほど、中国政府は『言葉の力』を信じているのだな、と少し不思議に感じました。
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書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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