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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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天王寺公園内にある、大阪市立美術館で開催中の特別展「伝説の洋画家たち 二科100年展」を見てきました。
公園内にある、と書きましたが、公園自体は工事中のため休園中です。

ずっと特別展の題名を「にしな」と読んでいたら、正しくは「にか」でした……。
(iPhoneでは「にか」は変換できません)
文展から分離した、という割にはあまり棲み分けができていない感じです。
同時出品は不可ですが、作品傾向等で明確に分かれているのかと思ったらそうでもないらしいです。

以下展示内で良かった作品の作者と作品名です。
三井文二≪京都疎水ダム≫
京都疎水ダムには長くてややこしい歴史があったような気がするのですが覚えていません。

東郷青児。
……言われてみると確かにキュビズムっぽい雰囲気がありますね。
そうそう、同じ超現実主義派のマグリットに似ているのですか。
留学前後両方の作品が出ていたのですが、絵柄はそんなに変わっていない気がします。
≪超現実派の散歩≫はチケットの絵に使われていました。
ちなみに、新宿にゴッホ≪ひまわり≫を所有している事で有名な「東郷青児記念 損保ジャパン美術館」という美術館があるのですが。
損保ジャパンと日本興亜が合併したので、所蔵者の名前が「(前略)損保ジャパン日本興亜美術館」に変わっていました。
( 竹内栖鳳展で≪金獅子≫がボークス所有になっていて驚きました……)
( 私設美術館マダー?)

鍋井克之≪秋(正倉院の庭)≫木の端がぼやけているのは木の描き方なのかと思っていたら、筆致からすると、上から空を描いてぼかしたらしいです。
……普通は空を塗ってから木を描くと思うのですが……逆ですね?

小出楢重≪帽子を被った自画像≫はポスターにも使われた絵ですね。早い。

木下孝則・義謙兄弟の来歴がすごかったです。
佐伯祐三と交流があり、叔父が美術評論家だったからって、兄弟揃ってあんなに絵が上手くなるものでしょうか……。
特に木下義謙の≪横向きの婦人像≫が好みです。
中山巍≪ヴィオロニスト≫は配色が良かったです。
野間仁根≪ぜ ふうるむうん≫
どこからどう見ても絵の上手くなったシャガールで笑いました。
こんなペガサス描いていたなぁ。
清水登之≪父の庭≫ 庭が、でかいです。
独特の絵だなぁ。
安井曾太郎の≪玉蟲先生像≫
厚塗りみたいなデフォルメをしているのに絵が上手い。すごい。
伊藤研之≪岬≫
ふと、超現実主義派が好きなのかなぁと思いました。
解説に「鯨らしき骨」とあったのですが、どこの骨なのでしょうか。
藤田嗣治ことレオナール・フジタもいました。
フランスでエコール・ド・パリの一人として有名になりましたが、その後帰国したのですね。
てっきり客死したものだと思い込んでいました。
追記:帰国後、日本では大幅に作風を変えて活動したものの、その作風が受け入れられず再度フランスに渡り、そのまま亡くなったそうです。

この後、あべのハルカス美術館で開催していたムーミンの作者展にも行きました。
別記事を書きます予定。
書いていません。
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京都市立美術館で開催中で、ルーブル美術館展の時には空調設備が故障という理由で臨時閉館だったマグリット展に行ってきました。
うっかりしている間に、会期終了一週間前ですよ。
ルーブル美術館展の記事はこちら:京都市美術館:ルーブル

ルーブル美術館展の半券を提示すると二百円の割引が効いたのに、綺麗さっぱり忘れていました……。
公式サイトによると、セットで半額以下になる前売り券もあったようですね。


マグリット……分かりやすい絵のイメージがあったのですが、難しいです……。
最初期のキュビスム寄りの絵の方が、まだ主題としては分かりやすいかもしれません。
戦中戦後辺りの作品が印象に残りました。
空に浮く岩「ピレネーの城」や、街中に男性が浮く「ゴルコンダ」など有名な絵は、ほとんどが五十代以降から晩年に描かれたようですね。

Twitterで「二次創作ってこういう感じだよな」と例えに出されていた絵がなくてちょっと残念でした。
もっと残念だったのは、一番気に入った絵の絵葉書が、売り切れたのか最初からなかったのか……。
ちなみに図録は以前ルーブル美術館展に来た時、ついでに買ってもらいました。

道路を挟んで向かい側にある、京都国立近代美術館で開催される「琳派のイメージ」展は来週末から、だったのですが。
コレクション展が「ルオーとシャガール」となっていて、しかも観覧料無料となったらそりゃ行くでしょう。
一昨年頃、汐留パナソニックミュージアムで開催されていた『ルオー展』に行きそびれてからずっと気にしているのです……。
シャガールは版画も展示されていたのですが……色がないと一気に誰か分からなくなるなぁ。

とか言いつつ、惹かれたのは初秋の日本画展内、西内利夫「秋茄子」でしたが。
白っぽい背景に黒い茄子の茎とか実が綺麗でした……!
しかも撮影できるっていうね。


洋画家:鳰川 誠一氏の作品の寄贈を受けた特集があり、その鳰川(におがわ)が影響を受けた、としてルオーとシャガールの特集が併催されたようです。
見てみると、ステンドグラスのような線の太さはルオー似、雰囲気はシャガール似でした。
色使いが暗いシャガールみたいな。
でもペン画の方が好きです多分。

焼き物は富元憲一とかが出展されていたのですが、理解不能。(ぶん投げ)

堂本印象の甥である堂本尚郎の特集もありました。
「惑星W」は良かったのですが……全体的に抽象画というか現代アートというべきか。

美術館に飾られている、他の美術館や博物館の特別展を告知するポスターを見ていたら。
ニキ・ド・サンファル展が東京で開催中なのですね……。
巡回展ないかなぁ。
小学校の図画工作の教科書に見開きで紹介されていて、印象に残っています。
過去に検索した時はそれらしい作品が見当たらなかったのですが、知名度が上がったという事でしょうか。


受付に飾られていて可愛かった、京都のゆるキャラ:まゆまろです。
8/28、たまたま時間があったので、親にくっついて美術館に行ってきました。
写真は後日追加予定。

滋賀県の山奥にある、MIHO MUSEUMという美術館で開催されていた、伊藤若冲と与謝蕪村の特別展です。
……同年生まれの同い年で、今年生誕三百周年らしいです。
知らなかった……。
与謝蕪村の方が伊藤若冲より二十年近く早く死んでいるので没年は全く違うのですが。

京都駅からJRで三駅ほど先の石山駅からバスで約50分なのですが……バス乗り場でやけに長く伸びる行列……。
臨時便が出る程の盛況振りでした。
閉幕直前、最後の休日の前日ってのは何か関係あったのでしょうか。

バスを降りた先にはレストランがあり、そこから更に長くて緩やかな坂を登って美術館に着きます。
歩くのが嫌な方は無料の電動バス列に並んでいたようですが、こちらもそれなりに長かったので歩く事に。
ちなみに途中のトンネルは寒いです……。
手前が多分有名な枝垂れ桜。
(もちろん桜は咲いていないので不確定です)
トンネルを抜けると特徴的な美術館入り口が見えてきます。
(ルーブル美術館の透明なピラミッドを設計した建築家がデザインしたらしい)

観覧券はJAFの会員割引が使えました。
落語家の桂南光とここの館長が対談しているという音声ガイドは全台貸し出し中でした。

ここから本題です。
与謝蕪村はさらさらと即興で描いた簡単な絵だと思っていたらそんな事もなく、伊藤若冲といえば細かい筆致の絵だと思っていたらそうでもなく。
見ている間にどっちがどっちか分からなくなりました。

若冲が描いた拓本の版画「乗興舟」がものすごく綺麗でした。
背景の一部が墨のグラデーションになっているのですが、どうやって刷ったのか分からないらしいです。(父解説)(出典:美の巨人)
版木も残っているのですが、なんと一時期縁側の板に使っていたのだとか……。
という、一体何を考えていたのか理解に苦しむ解説がついていました。
ボストン美術館 日本画の至宝展で見た伊藤若冲の鸚鵡に再会したり。
技法の名前は忘れましたが、特定の和紙に墨で線を引いて、少し時間が経ってから重ねるように線を足すと、最初に引いた線と後に引いた線の間にくっきりとした白い隙間が出来るという技法が、実際ビデオで見ても理解不能でした。
何あれ。
賛を寄せている人は篆書体が得意だったと解説されていて、あんな字が得意な人がいるのだと驚きました。
与謝蕪村の字が可愛いです。←結論
以上……かな?

代表作みたいな感じでチラシに載っていた若冲の象の絵が展示されていなかったり(たまにある)
展示目録一覧を見ていると、京都にある細見美術館が出展している作品がなぜか東京のサントリー美術館でしか展示されないと書かれていて疑問に感じたり。

特別展は以上です。
拓本版画の絵葉書がなかったので、円山応挙と伊藤若冲の合作の絵葉書を買いました。

常設展示は茶色っぽかったです。
一部金色の装飾品があってちょっとときめいたり、美術館の案内冊子の表紙にもなっているテンペラ画があったり。
常設展示用のショップでは、フェリシモの500色の色鉛筆の解説本が売っていて欲しくなりました。
いや本音では本体が欲しいですが。

雨が降ってきたので電動バスを待とうかとおもったのですが、長蛇の列になっていたので、無料の長傘を借りて坂を下りました。
バスにギリギリ間に合ったので良かったかな。

……特別展がなければ行かない場所でした。
余談ですが、auの電波は繋がりません。死。


就職活動のために大阪の御堂筋を歩いていたら、彫刻を見つけました。
ヘンリー・ムーアの「二つに分断された人体」です。
彫刻はよく分からなくて苦手なのですが、ヘンリー・ムーアは父が好きで覚えました。
曰く、彫刻の中では分かりやすいとの事。

人体らしいですが……これ左側が頭ですか右側が頭ですか。
最近前後が判明した古生物の、頭の方向を考えていた研究者ってこんな気分だったのでしょうか。

たまに道端に彫刻が置いてありますが、野晒し雨晒しなので、酸性雨で溶けたりしないのでしょうか……。
さすがに盗まれる事はないかと思いますが。

ちなみに今日の会場は、両親が結婚式を挙げた場所で、男性向け同人イベント会場にもなった事があり、今日は会社説明会です。
何それ酷い。
……インテックス大阪で一度遭遇した、会場の半分で同人イベント、もう半分で合同企業説明会(同日開催)よりはきっとマシ。
京都に用事があったので、ついでに伊勢丹京都店内の「えき 京都」という美術館?で開催している『富士山名品展』に行きました。

チラシ表面に出ていた横山大観と、名前だけ載せられていた竹内栖鳳を楽しみに行ったのですが……。
竹内栖鳳の富士山が存外に微妙でショックでした。
あれはババロア?それとも白いプリン?
と聞きたくなるような、イメージだけで描いたような、のっぺりとした山が、竹内栖鳳に限らず数人いました……。
いや竹内 栖鳳にも苦手な絵があるのは先刻承知の上でしたが。うん。
(人物画は妹弟子である植村松園の方が上手いと思います)

本物を見て描くって大事ですね……。

横山大観はさすがの出来でした。
やっぱり近くにあると描きやすいんですかね。
富士山を頻繁に描いていたらしいので、慣れもあるかとは思いますが。

そうそう、実際に登ったという富岡鉄斎の絵がなかったのは疑問でした。
(富岡鉄斎の富士山に衝撃を受けた横山大観は、しばらく富士山を描かなくなったという逸話が残っています)

全く知らない画家で、筆致も荒いのにすごく惹かれる絵がありました。
名前なんだっけな。
葛飾北斎の凱風快晴だったかな?に着想したらしい、荒天の富士山がすごく綺麗だったのです。
追記:検索したら、川端龍子≪寒雷≫だそうです。

赤富士が……苦手です。多分。
赤いという時点で富士山に見えなくなるのでしょうか……。
偶然見た、夏の富士山のような微妙さでした。
(雪がないとただの山)

笊の上にヒメマス、下に富士山を描いて、富士五湖の一つである西湖を表した絵の発想がすごいなと思います。
……誰だっけな(再び)
追記:出典目録から、西山英雄≪富士西湖≫だと思います。

中島千波という、桜の絵で有名な現代日本画家がいまして。
代表シリーズである桜の絵は苦手だったのですが、富士山の絵はすごく綺麗でした。
もっと描けば良いのに。

最後は、花で富士山のシルエットを表した絵でした。
……コラージュ苦手。
花の色は赤系統ながら数種類あったのですが、花の大きさと形が画一的で、あまり綺麗に見えませんでした。

グッズを売っているところで、アンケートに答えると先着でJR特製ボールペンがもらえるとなっていたので回答しました。
春画展やりませんか。(真顔)
「海洋堂の時に苦情を出したかったので、アンケートを毎回実施してほしいです」と書いて出しておきました。
クッキーババアを期待して見に行ったんだよ私は!!!
(出ていた展示物はそれはそれで良かったのですが)

……富士山名品展も良かったのですが、図録が出ていない事を、アンケートを出して会場を出てから知りました……。
アンケートを書いた時点で知っていたら、裏面に及ぶまで苦情を書き連ねたのに……。

ちなみに京都伊勢丹 美術館の良いところは、ICOCAで当日券を買うと、前売り券の金額になる点ですね。
次回はお化け浮世絵展らしいですが、上記の事情により前売り券を買っていません。

その次に予定されている現代絵本作家展は悩むところですが、更に次がユトリロとなっているので楽しみです。
天王寺公園内にある……はずの大阪市立美術館「肉筆浮世絵展」と、あべのハルカス内美術館「こんぴらさん」を見て来ました!
……美術館記事は、書くのが遅くなると忘れてしまうので、その前に。


肉筆浮世絵展、気がついたら会期終了二日前ですよ!
天王寺公園が工事中で、外側から美術館に行く道路を通ったら、なぜか二宮金次郎の像がありました。
二宮金次郎の像は母校では、職員室の前と校門の二ヶ所にあったので、全国の小学校にあるものでしょ?と思いながら説明の石碑をざっくり読んだところ、高度経済成長の頃に相当数が撤去されたそうです。
隣にも石碑があったので読みましたが、そちらは茶臼山という地名の説明でした。


作品は全てウエスティンコレクションというそうで、蒐集家は今もご存命の、現代の方のようです。
……ああ、流出が。
肉筆浮世絵は、割と初期の、線が太い絵が好みです。
あと、北斎の娘が美人画の名手なのにありませんでした……。
(以前行った、北斎の肉筆画展に陳列されていたのです)
肉筆との事でしたが、着物の柄はどう見ても判を押したように画一的だったので、型でもあったのでしょうか。

最初が京都と奈良の寺社仏閣を描いた屏風でした。
奈良の絵は少ないそうで……。
県民として悔しいです。
奈良は説明にあった剥き出しの東大寺大仏殿、京都は清水寺以外さっぱり分かりませんでした。

江戸時代、町人の着物は色が茶色とねずみ色に決められていたという話を聞いた事があるのですが、時代が違うのか、見た目の問題なのか。

最後にあった、延暦寺の火事を描いた絵も好きです。
延暦寺を恨んで命を絶った人が、鼠となってお寺と経典を焼き尽くしたという逸話に基づくそうですが、そこまで恨むって一体何があったのでしょう……。
追記。仲の悪いお寺のお坊さんだったそうです。

ついでにコレクション展も見ました。
中国画が苦手らしいと初めて気づいたのですが、色紙に描かれた牛がやたら可愛かったです。
金や銀で書いた経典がすごく綺麗だったのですが、銀は黒変しやすいそうで。
展示中に黒変しないのか心配です。
文字作品は苦手ーです。

続いてあべのハルカスのこんぴらさんへ。
告知が始まった当初は興味が湧かなかったのですが、円山応挙や伊藤若冲の絵があるとの事で、俄然興味を抱いたのでした。
歴史宝物と立体が苦手です。


代用犬の風習には笑いました。
(添付は金刀比羅宮に残る宝物)
金刀比羅宮は、伊勢神宮と共に「一生に一度はお参りすべき場所」だったそうですが、金銭的に行けない自分の代わりに、飼い犬にお金や名前を書いた紙などを入れた風呂敷を結びつけて参拝を頼んだ事もあったそうです。
……無事に帰ったのか……?

円山応挙の虎襖絵が可愛かったです。
もふもふしたい(* ´艸`)

謡曲を元にした絵がいくつかあったので、読まなきゃいけないのかなぁ……と思いました。
三十六歌仙もよく知りませんし。

襖絵を屏風に仕立て直した、損傷の激しい風景画が……すごくショックでした。
名画なんだからもっと丁寧に扱えよ。
と思っていたら、伊藤若冲の襖絵は虫食いが激しかったため描き直してもらった、という記録が伝わっているようで……。
(一部の絵は残っているそう)
信じられない。

ちなみに明治時代の神仏分離令の時、金刀比羅宮は神社として残る道を選んだのですが、その時に仏像や仏画を焼却したそうで。
信じられない。(二度目)

以上……ですかね。
あべのハルカス美術館は、次回がムーミンで知られるトーベ・ヤンソン展らしいのでまた行きます。
前売り券を買ってしまいましたヾ(*´▽`*)ノ
先日、大阪と京都で美術館を三軒はしごしたのに書き忘れていました。
そんな記事。


大阪は天保山にあります旧サントリーミュージアム天保山(現名称失念)で「魔女の世界展」
三月上旬から開催していたのですが、会期終了が近づいてきたので慌てて行きました……。
直前に偶然、割引券を入手できたので、良かったといえば良かったです。
迫害の歴史……の中で、魔女と断定された女性が娘に送った手紙を、主催テレビ局のアナウンサーが読み上げていたのですが……やっぱり下手ですね。
途中で聞くのを諦めました。

次は映像で男性(こちらも下手)からの尋問。
自白が最重要視されていたそうです。

魔女裁判は女性だけではなく男性も被害に遭っていたそうで。
魔女と断定された男性が娘に遺した手紙が翻訳をパネルで展示しているだけでした。
前述の女性も同じようにしてほしかったです。

親を誘ったら「グロテスクそう」と断られたのですが、過激な表現は特にありませんでした。
拷問器具があった程度です。


次が京都国立博物館の「桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち」。
えーと……記憶が。
狩野派は大きな絵が多くて良いですね。
豊臣、徳川、どこが政権を取っても大丈夫なように勢力を分散させた辺り策士だなぁと感じます。

余談。

行かなきゃ。(使命感)



最後は急遽行った京都文化博物館「琳派400年記念 現代作家200人による日本画・工芸展 京に生きる 琳派の美」
琳派だと思って行ったらまさかの現代作家だった罠……。
とは言っても現代画家をほとんど知らないので、気持ちを切り替えて見る事にしました。
作品の横に作者によるコメントがあったのですが、松伯美術館館長でもある上村淳之がさすが、と言った感じでした。
(作品自体はやっぱり三代目って……という絵ですが;)
京都の工芸家協会と同じく日本画協会の会員を集めたらしく、時折微妙なコメントが散見されたのが残念でした。
「これまで琳派を意識して制作したことはありません」ってもう少しマシな表現できないのか。
(意識したことはありませんが、自分の中に無意識に息づいていると思います、というコメントもちゃんとありました)

題名では興味を惹かれなかったのですが、ミュージアムショップで見た図録の表紙が綺麗だったのでやっぱり行きました。
通常特別展「増誉大僧正900年遠忌記念展 聖護院門跡の名宝 -門跡と山伏の歴史-」
龍谷ミュージアムとの合同開催だそうで、図録の表紙になっていた絵はなく、山伏の法螺貝がちょっと面白かっただけでした……。



あれ、今年って狩野派も似たような記念年だったような……?
と思ったら、「桃山時代の狩野派 ― 永徳の後継者たち ―」(外部リンク)は記念年でもなくただの大型企画展のようです。

親が行きたいと言っていた、大阪高島屋の「琳派400年記念 細見美術館 琳派のきらめき ― 宗達・光琳・抱一・雪佳 ―」展に先に行ってきました!
ふと美術館メモを見たら、会期終了まで残り三日間でしたよ。(12日日曜日まで)
危ない。

心斎橋に用事があったので、難波まで近いと言えば近いのがまだ良かったですが……。
最近の寝不足とお昼直後という時間帯が重なり、あんまり説明が頭に入っていませんが、良かった部分抜粋を。
俵屋宗達の伊勢物語「大淀」の絵は、言い寄る男とつれない女の距離感がすごく良く表現されていて綺麗でした。
絵葉書では「何じゃこれは」ってなりましたが。

今回初めて知った中村芳中ってのが、豪快な絵柄であんまり琳派らしくなくて面白かったのですが、絵葉書ありませんでした……。
涙。
家系&師弟図を見ていたら、やっぱり誰とも繋がりがなかったようで、ぽつんと離れた場所に書かれていました。
なんで琳派に分類したんですか。

神坂雪佳、題名に入っている琳派の中で一人だけ知名度が低いような?
と思っていたのですが、正面を向いた金魚の掛け軸がすごいインパクトでした。
その後に展示されていた、表装の部分にまで絵が描いてある掛け軸も結構衝撃的でしたが。

鋼にハマっていた頃植物の絵を連作にしていたので、絵が描きたくなりました……。
今回見た中だと、藤がコピペで描きやすそうです。
あと雪(別名:六花)とか。

メモ
水底にしづく 白玉 誰ゆゑに 心尽くして わが思わなくに。
金魚って何か「花」に関係する異称がついていそうだなぁと思って検索したのですが……個人ブログで載っていた、出展不明の「水底の花」以外には出てきませんでした。
むしろ「金魚の異称」自体が存在しないようで。あるぇ?

京都市美術館のフェルメールの予告チラシがもう出ていたので「行かなきゃ」と思ったのですが。
……開催が今年の十月から来年の一月だと……。
早すぎる、よりも、京都市美術館はその前の展覧会も告知しろ!と思いました。
http://museumweek2015.org/

3/23からTwitterで#ミュージアムウィーク(#MuseumWeek)というイベントが始まりました。
3/29までの一週間、美術館や博物館のイベント開催概要や告知、宣伝を行うTwitter公式のイベントです。
@TwitterArtsJPってアカウントでも情報発信して頂ける様なので楽しみ。
……誰かTogetterでもまとめてくれないかなぁと思っていましたw(横着)


大丸心斎橋店で開催されている「カードキャプターさくら原画展」に行きました。
本当は朝から行きたかったのですが……まあいいや。
(言えない……二度寝しただなんて)
一時過ぎから行ったら、待機列は解消、限定グッズつき当日入場券は完売という微妙な状態でした。
うん、いいや当日券高いし。(負け惜しみ)
開催初日に行った友人は、待ち時間三時間の表記で諦めたそうなので、それよりはマシです。

会場は絵ばかりです。
ちょっとアニメがあったかな?程度で、大半が原画です。
話知らずに行ったら話が分からないまま終わりそうなぐらい絵ばかりです。

それにしてもすごい話でしたね。
少女漫画でノーマルBL百合年齢差(犯罪級のロリコン含む)のカップリングを網羅って。
昔はそんな重い話(例:こどものおもちゃ)がそれなりにあったのですが、今も大概ですかね。

学校の先生と正式に交際している利佳ちゃん(漢字合っているのかな;)の将来が心配です。
ロリコンなのかそうじゃないのかは彼女の将来に掛かっているのですよ。
少女漫画なのできっと大丈夫だと思いますが、レイアースを描いたCLAMP先生だからなぁ。
(※たまたま好きになった人が幼かっただけという可能性があるので、一人付き合っているだけではロリコンではありませんという定義がある)

テーマに合わせてコーナーが分かれている中に「想い、そして再会」というカップルを集めた場所があったのですが。
そこに桃矢と雪兎がいたのはどうなんだ。
どこからどう見てもBLですが、あれカップルじゃないぞ一応。

原画は……レースすごいなー。塗りの模様すごいなー。
雰囲気最優先で、あんまり細かい事気にしちゃ駄目なんだろうなー。
帽子とかどうやって考えているんだろう。
つか知世ちゃんはデザイナーかパタンナーになると良いよ。
あれ小学生で作ったのかどうなってんだ。
しかし男性陣の顔が綺麗な逆三角でびっくりしました。帝。(違う)

最後の方に最近の一番くじやソーシャルゲームの原画があったのですが……さくらちゃんの髪質変わっただろこれ。
昔はもっと硬そうな髪質だったのに……。
そうそう、知世ちゃんの髪が、漫画としてはかなり珍しいレベルで量が多い事に気づきました。
なぜか髪を束ねると量が大幅に減るキャラがほとんどなのですよね。

物販コーナーだけ少し入場制限が掛かっていましたが、数分も待たずに入れました。
アニメ版絵葉書セットだけ売り切れていたのかな。
結局、原画とアニメ版の絵葉書セットを買いました。
クロウカードセットが四千円で売っていてちょっと欲しかったのですが、別に会場内限定でもないのでやめました。
ポイント入るとこで買うよ。
(物販コーナー自体アニメイトが関わっているらしい。袋より判断)

クロウカードって、タロットカードを元にしていたのだと今更気づきました。
タロットは大アルカナ二十二種類、または小アルカナ四種類だと各十四枚で計五十六枚なので、大アルカナの絵柄で枚数を増やしたのかなー。

実物大魔法の杖も売っていました。
……封印の鍵は欲しいのですが、あんな子供のおもちゃみたいな出来の杖イラネ。
搾取に掛かるなら、相応のクオリティにしてください。
貢ぎたくない訳でもないので、良いものなら買います。

題名は第一期OPです。
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プロフィール
書いている人:七海 和美
紹介:
更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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