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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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所蔵品展だし、と一度は諦めたのですが、最終日に急遽行ってしまいました。
こんにちは、和美です。
大阪府にある、和泉市 久保惣 記念美術館の特別展鑑賞記事です。

【目次】

  1. はじめに
  2. 特別展の感想
  3. 常設展の感想
  4. 和泉市 久保惣 記念美術館
  5. 図録
ポスター切り抜き

1. はじめに

大阪府にある、和泉市 久保惣 記念美術館の所蔵品の特別展「中国近代絵画の魅力 ー 花さき、鳥うたう ー」に行きました。
公式サイト

以前に記事を書いた小林美術館の鑑賞後です。

2. 特別展の感想

ポスター切り抜き
特別展はポスターにも使われていた牡丹の絵が最初。
ちらほら水墨画も混じりましたが、淡彩の掛け軸のような絵は全体的に綺麗でした。
ただ、全ての絵が違う画家で、その画家全員と大半の作品に解説がついているので、必要ですが、数が多くて読んでいると途中で疲れるという二律背反……。
諦めて、途中から解説は気に入った作品の画家だけにしました。
雀や謎の鳥が可愛かったです。

3. 常設展の感想

常設展示は中国の石窟でした。
解説にあった儒教の説話は興味深かったのですが、石板の絵が角度的に見辛くて、何が描かれているか分かりませんでした……。

4. 和泉市 久保惣 記念美術館

館名の「和泉市 久保惣 記念美術館」とは、説明によると和泉市の実業家一族:久保氏の創業者のようです。
三代ほどに渡って美術品を蒐集し、美術館を建てて和泉市に寄贈したとの事。

記念美術館に名前がつけられるのは、蒐集家か芸術家のどちらかです。
芸術家だと、移転リニューアルした、旧損保ジャパン 東郷 青児 美術館(現:SONPO美術館)がありますね。
東郷 青児は洋画家で、損保ジャパンの社長と交流があったのだったかな。

建物は新館と本館で完全に分かれていますが、新館に直接入館はできません。
本館から長くて綺麗な日本庭園を通った先が新館なので、コインロッカーに携帯やデジカメを預けて後悔しました……。

住所、氏名、電話番号を書くだけで単眼鏡が借りられるサービスを使ってみました。焦点がほぼ一ヶ所でしか合わないので使い辛かったです……。
自分で買うなら違う機種かなぁ。

6. 図録

所蔵品展なので、専用の図録はありません。
告知チラシにも使われていた絵が綺麗だったので、所蔵品が収録されたハードカバーの図録三冊を買ってしまいました。
セットになっている二冊を買うと、特製の紙袋がもらえるのです。
特別展の図録によくついてくる、布製のエコバッグは割と全体的にあまり良いセンスではないのですが。
( 図録を入れるのにちょうど良いサイズなので、たまに買います)
こちらは雑貨 / 飲食店のAfternoon tea辺りを真似たのか、美術館名を英字で書いていて珍しくお洒落でした。
紙袋片面
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この記事は、美術館特別展の鑑賞記録です。



今回行ったのは小林美術館。
「京都円山四条派 美の系譜」展です。
小林美術館 公式サイト

【目次】

  1. きっかけ
  2. 特別展の感想
  3. 常設展の感想1:日本画
  4. 常設展の感想2:洋画
  5. 常設展の感想3:参考資料
  6. 喫茶店
  7. 売店

1. きっかけ

現住地の近くを通る路面電車の阪堺線の終点「浜寺公園駅」の近くに美術館があるらしい、と親から教えられたので、会期終了直前の一月二十八日に行きました。
常設展の冒頭にあった文章によると、塗装会社辺りの社長による私設美術館のようです。

開館は二〇一六年の六月なので、ほんの最近……というか、今回の特別展が開館記念の次ぐらいでしょうか。
六月末頃に美術館の存在を聞いたので、親は開館のニュースで知ったのでしょう。

2. 特別展の感想

まずは特別展から感想を思いつくままに。

円山四条派!大好きです。
和美が一番好きな日本画家、竹内 栖鳳が四条派の末裔、幸野 楳嶺の門下なのです。
ちなみに竹内 栖鳳自身も一応円山四条派に分類されます。
今回出展されていた竹内 栖鳳の絵は微妙でしたが……。

円山派の始祖、円山応挙の鶴や烏。
呉春の山桜、国井応陽の松、上村松園の美人画辺りが印象的でした。
雪を被った松はハズレがないのかなぁと思っていたら、応挙の模写だそうです。
上村松園の美人画は安定して綺麗ですね。
黒々とした墨で描かれた烏も個人的に好きな題材です。

最後に円山四条派の系譜がありました。
上村松園は円山派の鈴木 松年の弟子らしいですが、後に四条派の幸野 楳嶺、兄弟子の竹内 栖鳳に学んでいるので、単純に円山派に分類されると違和感しかありません。
今検索したところ、鈴木松年と幸野楳嶺は仲が悪かったそうです。

展示替えがあったようで、前期に展示されていた菊池契月の紫式部も見たかったのですが、円山応挙の烏や呉春の山桜が後期のみ展示なので、両方行きたかったです。(結論)
前期には竹内栖鳳の烏もあったようですし……。

橋本関雪がなぜか山口華楊と混ざるなぁと思っていたのですが、よく考えたら橋本関雪って兵庫県立美術館の特別展に行こうと思っていたのに寝坊して逃したやつだ。
ある程度の数をまとめてちゃんと見ていないと覚えていないのですよ……。
山口華楊は京都近代美術館に見に行ったのですが、両方とも動物画が得意だそうです。

3. 常設展の感想1:日本画

次は常設展「四季の万華鏡 ー 秋のささやき、冬のきらめき ー」
横山大観の富士山が小品ながら、綺麗さの中に畏れも感じさせて良かったです。
同じく平山郁夫の富士山も。

平山郁夫は、和美が中学校の時に初めて自分から「見に行きたい」と思った画家なので印象深いです。
(なのに見に行った絵の記憶が全くありませんが……)
その告知ポスター(五重塔に桜)の印象が強くて、代表シリーズでもある有名なシルクロードの絵があまり好きになれません。

上村淳之……未だに名前の読み方が覚えられません。
「あつし」と読むそうです。
奈良市学園前にある松柏美術館の館長で、上村松園の孫、同じく日本画家の上村松篁の子です。
並べると親の方が上手いなあと感じてしまいますが、単品で見るとやっぱり綺麗ですね。

国府克「田圃の木」も綺麗でした。
この人は全く知らなかったので、覚えておかないと。

4. 常設展の感想2:洋画

常設展の端に「洋画コレクション」として四枚ほど梅原 龍三郎が出ていました。
今度あべのハルカス美術館で開催される特別展を見に行こうかどうか迷っているのですが……。
やっぱり絵上手くないよなぁ。
ルノワールの弟子らしいですが、ルノワールも割とふわっと雰囲気で流す系統ですし。

全く知らない画家の特別展でも、行ったら行ったで数枚は良いなと感じる絵がありますし、ポスターや告知のチラシに載る有名な作品より、小品の方が好みに合う事が多いので結局行くとは思いますが。
(和美がやたらと特別展に行く理由の一つです)

5. 常設展の感想3:参考資料

常設展の最後に、参考資料として文化勲章を受勲した日本画家の一覧がありました。
東山魁夷と平山郁夫が並び称される事が多い気がするのですが、東山魁夷の方がかなり早く受勲していたようです。なぜだ。
ちなみに初回の文化勲章は竹内栖鳳と横山大観です。

6. 喫茶店

一階に併設されている喫茶店で、お昼ご飯代わりにお餅とお茶のセットを頂いて終了しました。

7. 売店

入り口にある売店の感想。
美術館の所蔵品図録を!早く!出してください!!!

受付の方に尋ねたところ、没後から五十年が経過していない(= 著作権が切れていない)画家が多いため出せない、との事でした。
上村 淳之に至っては没後五十年どころか存命の現役画家ですしね……。

でも絵葉書があるなら図録も出せるでしょ!!!出してください!!!

ちなみに売店では、現代作家による即売式の小型画廊もありました。
ほわっとした絵柄が多いですね。
以上です。

最近寒くなってきましたね……。
そろそろ冬眠したい和美です。

職場で無料招待券を頂いたので、第六十八回正倉院展に行ってきました。
会期が短いので、結局行ったのは会期終了直前ですが……。

実家からの方が近いので、先週帰ったついでに行けば良かったです。
いやその時はあべのハルカス美術館の 「 大妖怪展 」 に行こうか迷っていたのですが。
(結局時間がなくて諦めました。そして行けない間に会期終了……)

十年程前に行った時はそんなに混雑していなかったのですが……中身なんて毎年そんなに変わり映えしない(酷い)のに、何この列は。
(一度出展すると、十年は出展しない、という基準があるそうです)

正倉院の解説

さて、正倉院展の解説でも。
正倉院が特殊なのは二点。
伝世品でんせいひん
対義語は「出土品」。
土を掘り返して出てきた物ではなく、宝物殿に収められた物です。
見た目が茶色くないのが特徴です。
来歴が記録に残っているため、年代鑑定の必要がありません。
捏造の心配もありませんね。
元が天皇家なので、管轄が割としっかりしています。
宮内庁は、奈良県明日香村にある、壁画で有名なキトラ古墳を潰したので良い印象はありませんが(奈良出身民)

・日常品
聖武天皇の崩御後に愛用品を皇后が東大寺に奉納し、宝物殿が建てられたのが正倉院宝物殿の始まりです。
大仏開眼会など特殊な儀式で使われた物は残される傾向にあるのですが、日常生活(天皇家という特殊なお立場ですが(笑)で使われていた物はほとんど残りません。
当時の生活を推測するのに役立ちます。

今年の目玉は舶来の漆胡瓶しっこへいだったかな。
木に漆を塗って上から模様をつけた水差しです。
ベースとなる木の成形方法が分かっておらず、輪っか状に組んだか、薄く切って成形したか、らしいですが、どちらにしても作るのは難しそうだなぁと思いました。

「う」(漢字は竹冠に干)という、笙より大きくて低音が出る楽器も出ていました。
笙は世界で唯一、和音が出せる吹奏楽器だと聞いた事があったのですが、「う」も形はほぼ同じです。
十年程前?の正倉院展に行った時は楽器が多く出展されていて、復元した楽器の音色が聴けたら良いのになーと思った事を思い出しました。
笙は聞いた事があるのですが、琵琶や「う」も聴いてみたいです。
……「う」はほとんど現存していないらしいので、楽譜もないのでしょうか……。
でも低音が出るというなら演奏された事はあるはずですし。

今回は聖武天皇の一周忌の法要で使われた品が多く出展されていました。
大半を占める布は、経年劣化でバラバラになって「 残欠ざんけつ 」という細かい切れ端になってしまうのですが……。
たまにやけに綺麗に残っていて、後年の補作かと思いました。
あとは用途不明の鈴も多かったです。

終盤は文書で、よく見ると意外と字が乱れているな?と思ってしまいました。
鬱の字がやけに縦長ですよ?

そして最後は、全く関係ない様々な文書を継ぎ合わせて一枚の巻物にした品だったのですが。
展示されていた部分は
・写経の校正担当と装飾担当に毎月五日間の休暇を与えてほしい
・以前は毎日麦を支給されていたのに最近は途絶えている
(いずれも解説より)という労働環境の改善を求める内容でした……。
休みが取れない、給料が支払われないって奈良時代からだったのかよ!

図録と絵葉書を買って、他の色々なグッズを悩んで諦めて、アンケートにグッズが高いとか苦情を書いて、毎年変わる記念スタンプを押して、お茶席を諦めて出ました。

奈良国立博物館で開催される快慶は見に行きたいですが、東京国立博物館の運慶は行けません。
なんで奈良の仏像を東京まで見に行かなきゃいけないんだよ!!

しかも両方とも興福寺の金色堂再建を記念した特別展なので、なおさら東京で開催される理由がありませんし、それ以前に和美は仏像や寺宝をお寺から持ち出す事自体に反対です。
鳥獣戯画は高山寺の寺宝なんだから、高山寺で展示すべきです。
見に行けないなら諦めろ。

とか思っていたら、すぐ外から見える庭に有名(らしい)茶庵がありました。
昔は「大和三庵」と呼ばれたそうですが、他の二軒は東京に移設され、うち一軒は戦火で焼失……。
ふざけんな首都直下型が来る前に残っている一軒だけでも返せ!!
(南海トラフで潰れたならまだ心情的に理解できる)
追記:この二軒の茶室と関わりがあるかは分かりませんが、東大寺の茶室が潰されそうになり、東京に移築したという頭のおかしい話が出てきました。

近くの移動販売車で肉まんを買って食べました。
有名らしいですが、味はコンビニとあまり変わらなかったような。
鹿が寄ってきて可愛かったです。
(鹿のいない普通の奈良県出身)

北円堂が特別公開中らしいですが……時間が。
(お寺なので、開門は五時まで)

今度は京都に若冲展とメアリー・カサット展を見に行く予定ですが、大阪市立美術館の所蔵品展も行きたいなぁ。
若冲展は東京で360分待ちを記録したらしいので怖いです。
京都市美術館は国立博物館よりは列形成が上手い方ですが、国立博物館と同じく無駄に混雑するのです……。
開館時間に到着できるかなぁ。

雪村は東京なので行けませんが(上野公園って無駄に人多かったし)
「宇宙と芸術」展は、森美術館と知った瞬間興味が失せました。
コインロッカーが有料なんて美術館ではありません。
一人暮らしで金銭的に余裕がなくなっても、美術館巡りはやめられません。
和美です。

大阪は天王寺にある近鉄百貨店本店の十六階、あべのハルカス美術館に行きました。
開催しているのは「ピカソ、天才の秘密」展です。

【目次】

  1. 初めに
  2. 感想
  3. ピカソが目指した場所
  4. 来館スタンプ

1. 初めに

ピカソといえば、大作ゲルニカに代表される抽象画のキュビスムが有名ですが。
その前である「青の時代」「バラ色の時代」を中心に、キュビスムという発想に至るまでを辿ってみよう、という意図です。

ちなみに和美は抽象画自体あまり好きでもなく、キュビスムならピカソと同じく創始者であるブラックの方が好きです。

ピカソは十八歳頃に描いた戴冠式の絵がすごかったので、初期の絵が見たいのです。
……何だかんだ言いつつ、有名な画家なので、開催されていたら見に行ってしまいますが笑

音声ガイドが池田 秀一だったのですが、金銭的に厳しいので諦めました……。
うう、やっぱり借りれば良かったかなぁ。

2. 特別展の感想

父親が美術学校の教師だったので、英才教育を受けて育ったようです。
しかも顔も割と良いので嫉妬。

画家といえば有名美術学校を首席卒業から始まる経歴が多いのですが、ピカソは飛び級で入った美術学校を途中で退学したそう。
時期によってモディリアーニ、マティス、セザンヌなど有名画家の影響を受けているので「これはあの人の絵に似ているな」とか考えられて楽しかったです。
あとルーベンスが天才には同意。

青の時代最初期に描かれた ≪ 鼻眼鏡をかけたサバルデスの肖像 ≫ がすごく良かったです。
以前に他の画家の展覧会で書きましたが、普通に描いたら上手いので、本人が普通に描くことに飽きてしまうのでしょうね……。
でも肖像画ではない絵は割と微妙でした。

バラ色の時代は……素描が多くて判断がつきませんでした。
異世界のような雰囲気の ≪ パンを頭にのせた女 ≫ はバラの時代の終盤らしいですし。

キュビスムは……なぜかギターの絵が多くて疑問でした。
たまたま出展が偏っただけなのか、好んでよく描いたのかは分かりません。
現実を抽象画として描いているらしいですが、題名を見ないと描かれている物が何か分からない絵が多かったです。
現実との繋がりを持たせるため、絵に文字を入れるようになったという解説も理解不能でしたが。

最後にあった ≪ 肘掛け椅子の女 ≫ は薄い青地に線画と白いハイライトだけで描かれていて綺麗でした。

3. ピカソが目指した場所

ピカソは 「 子供のような絵が描きたい 」 と言っていたらしいですが(出典:父)
ピカソが最終的に目指したのは 「 父の呪縛から逃れる事 」 なのではと感じました。

美術教師の父からみっちり英才教育を受け、美術理論に則った、デッサン的に正しい絵しか描けない。
心理学用語でエディプスコンプレックスと呼ばれる、同性の親に抱く嫌悪感・競争心だったのかなと思いました。
「 子供の頃に許されなかった、子供のような自由気ままな絵 」 が目標とか。
そんな感想です。

4. 来館スタンプ

あべのハルカス美術館は特別展の三回に一回ほどの割合で来ていますが、今回から来館スタンプが始まりました。
が……今回を含め予定されている特別展の六回分でスタンプを貯め切らないと割引やプレゼントがもらえないらしいです……。
次はスターウォーズなので絶対に行きませんし、大妖怪展は悩んでいる最中。
棟方志功は行く予定ですが、今回のピカソ展と他にもう一回行かないと入場料は割引になりません……。
特別展の内容に関わらず来館回数で、だったらピカソ展に行く予定の父親の協力も得られるのですが。
ピカソ展の記事も書いたので、たまには今後の予定でも。
和美です。

……禅展の後に行った生頼範義展はまだ書いていませんが……。
三月末に行ったルノワール展も書いていませんね。

7/8-8/21
富岡鉄斎コレクション展:大和文華館(奈良)

6/25-8/28
ヴェネツィア展:佐川美術館(滋賀県守山市)

7/1-9/4
ダリ:京都市美術館

7/9-9/4
ダリ版画展:京都文化博物館

7/9-9/25
デトロイト美術館展:大阪市立美術館(天王寺)

9/10-11/6
大妖怪展:あべのハルカス美術館

11/19-1/15
棟方志功展 あべのハルカス美術館

以上六件です。
京都がダリ祭ですね。何があった。
デトロイト美術館展は大型のようなので、混雑しない日を探します。
兵庫県立美術館で開催された富岡鉄斎展を引っ越しで行き損ねてしまったので、規模は小さいですが大和文華館で開催される富岡鉄斎展は行きたいです。

ちなみに富岡鉄斎は生誕百八十周年記念だそうです。
……十年後にまた大規模特別展があるんですかね。
いや二十年後の方が大きい?笑

ヴェネツィア展は行きたいのですが、佐川美術館は交通の便が悪過ぎて悩みます。

そうそう。
行けないので載せませんでしたが、本日6/26まで京都文化博物館で「イングリッシュ・ガーデン」展が開催していました。
絵の参考に見たかった……。

他に浮世絵と藤田嗣治のチラシはもらってきましたが、両方とも実はそんなに好きでもないですし、その割にあちこちで散々見たのでもう良いかなぁと思います。
……モネ展ルノワール展を含めてあちこち行っているのに、記事を全く書かなくなりました……。
京都国立博物館で開催中の「禅展」に行きました。和美です。

ずっと興味のあった、兵庫県立美術館の富岡鉄斎展を、就職と引っ越しの忙しさで逃してしまって落ち込んでいたのですが……禅展は何とか行けました。

最終日ですが。
来週五月二十九日を最終日を迎える、明石市立文化博物館で開催中の「生頼範義展」と併せて行こうと思い立ちまして。
七時半の電車に乗れば、九時半の開館に間に合う!(多分ロクでもなく混むし無駄に待たされるし)と計算していたのですが……結局三十分ほど遅れて家を出ました……。

が、最終日にも関わらず入場列が全くなく……驚きました。
入場列に並ぶのはもちろん嫌いですが、会場である国立博物館は、いつも係員が案内もせず、列を綺麗に並ばせようともしないので、なるべく待ちたくなかったのです。
すぐ後ろに入場されたおばさまと、展示館に行く途中まで愚痴り合ってしまいました。
特別展で混雑するのは、この京都国立博物館と京都市立美術館ぐらいなのです。
そして係員の対応が悪いのは国立だけです。
(市立美術館はチケットの売り方がおかしい)

展示品。
慧可断臂図の話に驚きました。
入門の意思を告げても拒絶されたため、片腕を切り落としたそうです。
……ヤンデレ?(多分違う)

禅宗の基本経……なのかな?の般若心経の一部が、浄土真宗の基本経である浄土三部経の一冊、仏説阿弥陀経と一部が同じで驚きました。
おお、読めるぞ。

大体の絵が顔は薄めの色、衣装はくっきりした線で描かれていて不思議でした。
あと達磨仏とも呼ばれていますが、古代インドに実在した人なのですよね……。
達磨座像は、顔がほぼ実物大なのに身体がやけに小さい事に気付いたり。

雪舟が出てきた事に驚いたり。

元々禅宗のお坊さんだった人が還俗して職業絵師になったという解説にあれー?と思ったり。
他宗・他国で見られない禅画最大の特徴は、職業絵師と同等の画力を持った高僧が絵を描いている点だと聞いた事があったのです。

そうそう、絵は綺麗だとか好みだとか思うのですが、文字(墨跡)はさっぱり理解不能です。
解説によるとものすごく上手い人、らしい讃や書でも、大体下手だなぁと感じてしまいます……。
あと焼き物も理解不能です。

1/5日曜日に、会期最終日の京都市美術館で開催していた「フェルメールとレンブラント 世界劇場の女性~17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち~」に行きました。

フェルメールは≪水差しの女≫が初来日!でしたが……そういえばフェルメールは割と実物の絵が小さいのでした……。
東京に≪首飾りの少女≫を見に行った時にも思ったのですが、忘れていました。
≪天文学者≫は比較的大きかったのですけれども。
和美は大きな絵を描く人が好きです。

他は、冬の月で有名だというアールト・ファン・デル・ネールの≪月明かりに照らされる村≫や、メインデルト・ホッベマの≪水車小屋≫も良かったです。
この時代は風景画の中でも専門分野が細かく分かれていて、建築画家は少なかったという解説がありました。
西洋も東洋も建物を描くのは難しいので当然です。

コルネリス・クラースゾーン・ファン・ウィーリンゲンの≪港町の近くにて≫も割と良かったのですが、私は帆船はあまり好きではないようです……。
海洋画家も、もっと展示して欲しかった。

レンブラントの≪ベローナ≫(戦いの女神)もフェルメールの≪水差しの女≫と同じく初来日らしいです。
が、レンブラント門下で早逝したカレル・ファブリティウスの方が良かった思い出。

最終章「黄金時代の終焉」で一枚だけあったアルノルト・ハウブラーケン≪イピゲネイアの犠牲≫も好きです。
叙事詩を元にした絵ですが、この時代の詩の定義が全く分かりません。
小説という分類があったら小説と呼ばれていたのでしょうかと時々思います。

同じ京都市美術館の半分で日展が開催されていて、興味はあったのですが先立つものがないので断念。

無料らしいので、別館で開催されている「三軌展」に行きました。
現代画家の公募展……なのかな。
図録もパンフレットもなく、チラシが二枚だけだったのですが、小林俊彦という画家を筆頭に、樫原隆男、下徳芳人、平尾倫子、水沢健太、六鹿泰が良かったです。
チラシに載っていた小林俊彦の「潮汐」という絵が見たかったのですが……なかったのでショックです。
東京で開催された絵画、彫刻・工芸、写真合同の第67回目特別展で三軌会賞を獲ったそうです。


そうそう。
美術館本館の前で発掘調査が行われていました。
柵の間から中を見たところ、柱の跡が狭い間隔で多数あり、どんな建物だったのか全く想像がつきませんでした……。
移転のために地質調査をしたら出てきたので、詳しくはこれから、との事です。

しらっと埋めてその上に建築なんて、馬鹿げた真似はしないと信じています。
(遺跡の多い奈良県民)



11/7(土)に京都の美術館に行ってきました。
「琳派」展と「レオナルドダヴィンチとアンギアーリの戦い」展の二軒です。
琳派は京都伊勢丹で開催中の派生展にも行きたかったのですが……時間が。手持ちが。

琳派展はもう少し先まで開催中なのですが、風神・雷神図屏風が今三幅出ています。
琳派の始祖:俵屋宗達、琳派という名前の由来ともなった尾形光琳、更に後年の酒井抱一の三人が揃っているのが11/8(日)までだったのです。
ということに11/6(金)お昼過ぎに気づいたので、慌てて行ってきました……。

会場の京都国立博物館は本館こと明治館が修理と発掘調査(?)の最中なので、初めての平成館こと新館です。
新館も色々興味深い特別展があるのですが、つい他の特別展を優先して諦めてしまいます。
京都国立博物館は前回の高山寺展に引き続き、相変わらず対応が下手でした。
大型の特別展だから対応が悪くても見に来るだろう、と胡坐を掻いているのがよく分かります。
しかも今回は臨時ロッカーがやけに遠いですし。

本題。
冒頭で来場者の中から腐った発言が聞こえて不快でした。ジャンルと会社ごと死んでほしい。
あとはー。書とか分かりません。
伊勢物語は東下りのかきつばたの段しか知らないので、やっぱり読まなきゃ駄目かなぁ。
あの短歌が今でも大好きです。
三十六歌仙も誰だか分からないのですが、誰だか分かったら漢字がもう少しは読めるのかなぁとか思いました……。
添付二枚目にある、鶴を描いた巻物が綺麗でした。

尾形光琳と尾形乾山が呉服屋の次男と三男だそうで、という事は呉服屋の後継ぎとなった長男も絵の才能があったのかなあとか妄想していました。
検索したら、呉服屋は兄の世代で破綻したそうですね……。

貝の内側を剥いで貼りつけた螺鈿細工が好きです。
あと花が綺麗ですね。描きたい。

風神雷神は……解説に書かれていたような金箔背景の違いがよく分かりません。
それより何より章タイトル「かたちを受け継ぐ」の下の解説「オリジナルが重視される現代においては」の記述に違和感を抱きつつ全力で同意しました。
(※ ボカロ公式の 頭 と 耳 がおかしい だ け )
絵は模倣から技術を習得していくものですし、特に日本は、師弟制度による流派の継承が他国より多いようなので当然だと思います。
北斎漫画など「絵の描き方」を指南する本もありますね。
そもそも後述の「アンギアーリの戦い」を代表例に、逸失した絵の全貌を知れるのは残っている模写だけ、なんて事もよくあります。

風神雷神で、酒井抱一の解説に「琳派の私淑の系譜を示す作例として重要」とあって、特にうまいとも何とも書かれていなくてもやっとしました。

ちなみに一番気に入ったのは、尾形光琳だったかな?の三十六歌仙の絵でした。
三十六歌仙は生没年代がバラバラなのですが、それを一ヶ所の部屋に集めて描いた絵です。

そうそう、途中に常設展示がありました。
「光琳と同時代の仏像」というテーマだったのですが、彫刻よく分からない……。
と思いながら見ていたら「玉眼や寄木細工など、日本固有の作り方に変わっていく」の解説に驚きました。
玉眼(頭の後ろを開けて、貴石などで作った目をはめ込む)ってスーパードルフィーに代表されるドールのグラスアイの原型だと思うのですが……あれはどこ発祥なのでしょう??と思いました。

百体の人形で当代の風俗を表した小さな置物がありまして。
小学生を連れた中学生くらいの子が人形の数を頑張って数えていました。
表から見えるのは九十七体だったようですが、解説には宮廷と武家が表裏になっている、と書かれていたので、裏からしか見えない武家の三人を足すとちゃんと百人になりました。


添付は復刻された尾形光琳の風神雷神図屏風です。
元々は表裏に風神雷神と秋草図(かな?)が描かれていたのですが、作品保護の観点から、現在は剥がして別々に保存されています。
それを複製して元の形式に戻そう、という試みだそうです。


次は京都文化博物館でのアンギアーリの戦い展。
……なぜか出展目録が英語しかありませんでした。謎。
そもそもダヴィンチとミケランジェロがイタリア?の会議場の壁画を描くという企画だったのに、両方完成せず後年他の絵を上から描いたという話です。
未完成とはいえ、ダヴィンチとかミケランジェロの絵の上から絵を描くとか埋めるとか、その神経が信じられません……。

ダヴィンチって割と絵の描き方を変えて失敗する人ですね……。
例:最後の晩餐
そんな理由もあって、ダヴィンチよりルーベンスに興奮しました。
大きな絵を描く人は良い人だ。
下絵を残している人も良い人だ。
でも一番良かったのは、完成想像図を元に再構成したという絵でした。

終盤がそれまでとうってかわって低年齢向けの展示で見辛かったです。
小説「ダヴィンチ・コード」でも、クリプテックスという物が実体化されていましたね。
一番有名なのはヴォイニッチ手稿だと思っていたら、こちらはダヴィンチ作ではないそうで。
マドリード手稿と呼ばれる手稿にアンギアーリの戦いや、過去に二度ほど触れたスフォルツァの騎馬像などが載っているそうです。

グッズ売り場に、ずっと各特別展で探し続けていた缶ミラーとカードミラーがありました!
悩んだ末、袋入りの缶ミラーにしました。
化粧ポーチに痛鏡を直接入れていると汚れてきますしね……。

そうそう、京都文化博物館ではニット展とかいうのが開催されていて、入場無料だったのでついでに見てきました。
神戸と姉妹提携を結んでいる各都市をモチーフに作ったタペストリーが展示の目玉なのかな?
他に幾何学模様のタペストリーや、開いている教室の生徒さんが編んだセーターもありました。
タペストリーが縦3mぐらい×横2mぐらいとあまりにも巨大で編み目が綺麗だったので、何となく機械編みなのかなぁと思って見ていたら。
解説に棒針編みと書かれていて驚きました……。
すごいなー。このまま独学で編み物を続けていても、あそこまで上達できる予感がしない!

いや一度編み方を覚えたら、後は根気とやる気次第なのは分かっているのですけれどね。
(かぎ針で得た経験)

余談。
カテゴリー名を編集したのに反映されません。なぜだ。
追記。
不具合だそうです。数日中に修正との事でした。
書き忘れていたつもりではないのですが、10/7の午前中、たまたま美術館に行きました。
という話です。
以前書いたシーテックジャパンは、同日10/7の午後から行ったのでした。

永青文庫
美術館特別展の公式サイトです。18禁

東京周辺で午前九時から十二時過ぎまで自由時間があり、事前に友人と色々話したところ「特に予定もないから東京駅周辺でもうろうろするかー」という事になっていたのですが。
10/6になってから、旅行の準備をしていた時に「諦めていた春画展に行ける!?」と気づき、出発日に慌てて相談、決行となりました。

ええ、春画展に行けました。

一緒に行った友人が、決まる前に「東京駅の近くに美術館とかありそうやんね」と言っていたので、てっきりそれなりに美術展を見に行く人なのかなと思い込んでいたのですが……小学校だか中学校だかの頃に行ったきり、との事でした;
(東京駅にも美術館があります)
春画展はLINE NEWSに載っていたのを読んで興味があったそうですが。
……十年振りぐらいの美術館がこんな空前絶後のキワモノでごめんなさいw
(春画だけを集めた特別展は日本初です)

最寄り駅が有楽町線荒川駅で、そこからチラシ裏面のアバウト地図を元に、江戸川を越えて適当に曲がって目白通り?沿いを行ったのですが……間違えました\(^O^)/
……途中、手帳で有名な高橋書店や米倉千尋が所属するキングレコードが見られて楽しかったです。
あと、駅の案内に書いてあった鐘がものすごく大きい大聖堂とか。

会場の永青文庫は、坂をひたすら登っていった住宅街から少し離れた一角にあります。
永青文庫を所有する細川家の元個人邸宅だそう。
初日や土曜日は入場制限が掛かるほど混雑する、と聞いたのですが、平日の午前だったのでまだ人が少なくて安心しました。

学生割引が効くかなーと思ったのですが、18歳未満の入場が禁止なのでさすがに無理でした。

副題は「世界が先に驚いた」で、英国で特別展が開催され、好評だったそうです。
(宇多田ヒカルか誰かが「国内でもやってほしい」と呟いたらしいですね)
国内でも開催が検討されていたのですが、性描写という印象でスポンサーがつかず。
そんな理由で巡回展の開催もほぼ不可能だと思われます……。
追記。
後日、京都にある細井美術館で開催されました。

ちなみに入口の解説によると、海外では性描写は駆け出しの画家の仕事だったのですが、浮世絵の春画では、現役最高峰の絵師が手掛けていたのも特徴だそうです。

どうでも良いですが、問題の性描写はかなりグロめです。
一部屋目か二部屋目の陰陽勝負?とかいうのが特に濃密な描写でした。

三部屋目だったかな。
北斎だったと思いますが、有名浮世絵師が春画の周りにみっちりと文章を書いていて、さすがに直接文字は読めませんでしたが、解説でねっとりとした台詞が読めて面白かったです。

面白かったのは、江戸幕府の八代将軍:徳川吉宗の時代に規制が掛けられたものの、その規制を逃れるために大手出版社を通さず、個人的に楽しむ私家版が増加。
空刷りなど豪華絢爛な作りが増えた、という歴史の辺りです。
場所で言うなら後半……というか最後の部屋。
そこら辺には、主催の細川家が所有する春画も出ていました。

同行した友人の感想が心配でしたが、BL好きなためか男色に驚いたり(江戸時代の男色は割と有名なのですが……)、浮世絵に詳しくないので首の曲がり方に突っ込んだり、とそれなりに楽しんでくれたようで何よりです。

時間が危ういかと思った頃に、最後の展示室に辿り着いたので安心しました。
もう少し会場が広かったら泣くところでした……。
大英博物館より展示替え回数が多くなっているんだろうなぁ。

別棟のグッズ売り場もじっくり見られました。
開催期間がしっかり書かれた告知ポスターが一万円!で売っていて、どういう値段設定なのかと疑問に思っていたら、特殊紙に特殊印刷らしいです。

春画が印刷されたTシャツやバッグもあり、Tシャツは胸ポケットで性器部分が隠されていて、その発想には笑ったのですが……。
結合部分が隠されていても、春画だと明らかに分かる絵をTシャツや鞄にして、一体誰が買って誰が使うのでしょうか。寝間着?

ちなみに図録は四千円でした。高い!
(でも買った)
なぜかバイブルサイズを大きくしたような判型で、家で本棚に片付けるのにも手間取りました……。

長くて急な階段を降りると江戸川沿いの公園に出るので、そちらから行った方が近いと思います。
途中に松尾芭蕉の最後の庵があったので写真を撮って終了です。
朝ごはんを食いっぱぐれましたが、楽しかったー!

添付はまた後日。
9/12まで頑張って書いていたのですが、とりあえず投稿します。

入っていた予定が潰れてしまったので、親にくっついてルーブル美術館展に行ってきました!
京都市美術館です。

ついでに同じ京都市美術館で開催されているマグリット展にも……と画策していましたら。
空調設備が故障したため今日から中止。

泣いた。
全俺が泣いた。

ということで、感想はルーブル美術館展だけです。
プロローグが古代発掘品だったので心配しましたが、それ以外は全て絵画でした。
(歴史宝物が苦手です……)
その中で水差しのような焼き物があったのですが、作者「ぶらんこの画家」って何だろう。
描かれている絵は確かにぶらんこに乗っているように見えたのですが……作者不詳にしない理由が分かりません。
その辺りの絵に影響を受けたという「アモルを売る女」が綺麗でした。
が……天使を売って良いのかこれ。
モチーフは謎です。

プロローグでは他に「キリストのエルサレム入城」や「狩人としての画家の肖像(自画像)」も良かったです。
エルサレム入城ってどんなイベントなんでしょう。
やっぱり聖書読まなきゃ駄目かなぁ。

後者を見ている時に、隣の親子連れが「手出しちゃダメよ」だとか「触れそう」だとか不穏な会話をしていて不快でした……。
絵画に傷なんかつけたら2032年頃まで続く予定のルーブル美術館展が中止になる!
(最悪、国内の美術館展が全て中止という事態も想定されますね……)

ここから第一章。
「リンゴの皮をむく女」で、女性がリンゴの皮を剥くのは理想の女性(主婦)像だとか解説されていて「?」になりました。
静物画みたいで理解不能です。
「抜歯屋」怖い。
偽医者がパフォーマンス的に歯を抜く事があったらしく……無理。
痛いの嫌い。

第二章。
「トランプ遊びに興じる人々のいる衛兵詰所での聖ペテロの否認」
聖書読まなきゃ駄目かなぁ。(二度目)
どれが聖ペテロ?と思いました。
「神殿から追い出される商人たち」
聖書読まなきゃ駄目かなぁ(三度目)
商人達を追い出している人が、青い服を着ていて後光が射しているのでキリストかと思ったのですがどうなのでしょ。
他の絵の解説で「キリスト教は清貧を美徳とするため、商人は信心と生活の間で折り合いをつけなければならなかった」とあったので神殿から商人達が追い出されるのは分かるのですが、なんでいたんだ。
「女占い師」は占ってもらっている女性の肌が白過ぎる以外は綺麗な絵でした。
真ん中の男性の自慢げな顔が面白かったです。

フェルメールの「天文学者」は今回の目玉です。
天球儀や読んでいる本が特定されている事に驚きました。
絵が描かれる半世紀前の天球儀って……歴史のレベルじゃ。
放蕩一代記より「オックスフォードの放蕩者」
……叙情詩も読まなきゃ駄目かなぁ。

第三章。
「二人の従姉妹」が良かったです。
この時代は、従姉妹という言葉に仲の良い女友達という意味があったそうで。
グッズ売り場で女性二人が「真ん中辺りにもう一組いる」と言っていたのを聞いてから眺めて驚きました。

第四章。
「象狩り」は命懸けの緊迫感があり、なかなかの迫力でした。
あと「風景、雷鳴」も。

第五章。
「鏡の前の女」が良かったらしいです。
書き掛け。

この後京都伊勢丹にあるえき美術館で開催していた幽霊展にも行きました。
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プロフィール
書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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