気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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こちらは久々なお菓子作り記事です。
半年に一回しか作れていない事に気づいたので、もっと頻度を上げたい和美です。
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実家からりんご二個と柿一個をもらったのですが、柿をそのまま食べるのに飽きて……ネットで見つけたレシピでお菓子を作りました。
参考レシピ:Eレシピ:りんごと柿のパイ
グラニュー糖がないので上白糖で代用、強力粉は買うつもりもないので薄力粉(小麦粉)で代用、アプリコット以下は省略しました。
冷凍パイシートを冷蔵庫に移動させ忘れたので、電子レンジで解凍したところ……端がほんのり焼けてしまいました……。
バターを計る時に、同じ物を計ってもg数が毎回違うというハプニングに見舞れわたので、砂糖の量が正しいかは不明です。
味が薄かったので少なかったのかなぁ。
IHなためか上白糖のためか砂糖がなかなか溶けず。
困って検索したところ、強めの中火で溶けると知って、火力をIH1〜3にしていたのが原因と気づきました。
冷凍パイシートを延ばす段階になって麺棒がない事に気づいて、ラップを敷いた上から水筒を転がして急場を凌ぐ羽目に……。
分量通りに作ったはずなのに、なぜかりんごと柿が大量に余ったのが謎です。
そのまま食べたら良いんですか。
オーブンは普段使わないので片付けていまして。
電子レンジを移動させてオーブンを繋いで、使い終わって冷めたらまたオーブンを移動させるという余計な作業も大変でした。
翌日の朝食にしたところ、
・味が薄い気がする
・裏面が生っぽい(表面は焦げかけ)
・柔らかくて切り辛いし食べ辛い
・柿が少ない……。(ほぼりんご)
という辺りは気になりました。
食べられない代物ではなかったので良かったです。
次はチョコレートで何か作りたいなー。
ケーキ型とマドレーヌ型を買ってしまったので使いたいです。
半年に一回しか作れていない事に気づいたので、もっと頻度を上げたい和美です。
実家からりんご二個と柿一個をもらったのですが、柿をそのまま食べるのに飽きて……ネットで見つけたレシピでお菓子を作りました。
参考レシピ:Eレシピ:りんごと柿のパイ
グラニュー糖がないので上白糖で代用、強力粉は買うつもりもないので薄力粉(小麦粉)で代用、アプリコット以下は省略しました。
冷凍パイシートを冷蔵庫に移動させ忘れたので、電子レンジで解凍したところ……端がほんのり焼けてしまいました……。
バターを計る時に、同じ物を計ってもg数が毎回違うというハプニングに見舞れわたので、砂糖の量が正しいかは不明です。
味が薄かったので少なかったのかなぁ。
IHなためか上白糖のためか砂糖がなかなか溶けず。
困って検索したところ、強めの中火で溶けると知って、火力をIH1〜3にしていたのが原因と気づきました。
冷凍パイシートを延ばす段階になって麺棒がない事に気づいて、ラップを敷いた上から水筒を転がして急場を凌ぐ羽目に……。
分量通りに作ったはずなのに、なぜかりんごと柿が大量に余ったのが謎です。
そのまま食べたら良いんですか。
オーブンは普段使わないので片付けていまして。
電子レンジを移動させてオーブンを繋いで、使い終わって冷めたらまたオーブンを移動させるという余計な作業も大変でした。
翌日の朝食にしたところ、
・味が薄い気がする
・裏面が生っぽい(表面は焦げかけ)
・柔らかくて切り辛いし食べ辛い
・柿が少ない……。(ほぼりんご)
という辺りは気になりました。
食べられない代物ではなかったので良かったです。
次はチョコレートで何か作りたいなー。
ケーキ型とマドレーヌ型を買ってしまったので使いたいです。
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夜十時に寝ると、朝は六時に起きても睡眠時間が八時間ある事に気づいて驚きました。
和美です。
……まあ布団に入ってから実際に寝付くのに掛かる時間が原因ですね。
『早起きは三文の得』とことわざにある通り、早起きは夜更かしするよりメリットが多いと言われます。
最近では『朝活』なんて言葉も定着してきましたね。
……私は全くできていません。
朝起きられない原因は、以下の二点。
それぞれの原因と解決策です。
目次
- 布団から出られない
- 何時までに何をすれば良いのか分かっていない
今しなくて良い事をしてしまう - まとめ
1.布団から出られない。
【原因】十一月下旬の今なら寒くて眠い、夏なら暑くて動く気がしない。
【対策】
スヌーズ機能のある目覚まし時計を、布団から離して置いてみました。
手を伸ばしても届かない位置であれば、目覚まし時計を止めるために布団からは出られます。
2.何時までに何をすれば良いのか分かっていない、今しなくて良い事をしてしまう
【原因】- 起きた直後で頭が動いていない
- やるべき事を把握していない
- 所要時間が分かっていない
- やるべき事が多い
必要な事を書き出して、順番を決めました。
できれば優先順位をつけて、その順番通りにやって行きたいのですが……優先順位と順番が全く一致しません。
例:お弁当を詰めるためには「一度温めたご飯を冷ます」時間が必要。
それぞれの所要時間も少しずつ計っています。
合計から逆算すると、起きる時間を三十分は早める必要がありそうですが……。
着替えに関しては、前日に準備しておくと時間を短縮できる事も多いと気づいたので、寝る前の生活も改善しようと思います。
例:翌日着る服を全て同じ箱に入れておく。(和美は仕事の都合上、天気に関わらず、毎日ほぼ同じ組み合わせの服を着ています)
作りかけですが、今使っている「朝やる事・夜やる事」リストです。
洗濯ばさみで挟んで棚から吊るしているので、ちょっと皺が寄っています……。
最近は、ソーシャルゲームをする時間が意識せず減ってきました。
このまま無駄な時間を更に減らして、時間を有効に使えるようにしたいです。
まとめ
- 目覚まし時計は布団から離す
- 朝やる事を書き出す。
目指せ、毎日ブログ更新
十月から始まった三館連携の木島櫻谷 生誕百四十周年 記念特別展に、最終日になってから行きました……。
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目次
日本画家です。
京都の写実主義である円山四条派の今尾 景年の元で学び、文展(現:日展)で活躍しました。
当時は竹内 栖鳳と並び称された腕だったとか。
京都の美術学校の教師を引退してからは隠遁生活を送り、最期は電車による事故死という経歴からか、画壇から完全に忘れ去られてしまっていた様子……。
狸と虎を特に好んで描いていましたが、動物全般が綺麗でした。
特別展『画家のたくらみ 絵画の愉しみ』展と同時に、常設展で『木島櫻谷の世界』を開催していました。
孔雀の絵が綺麗だった思い出。
※記事を書こうと思ってまだ書いていないシリーズ。(他にもあるのか)
……ちなみに、この京都文化博物館だけ開催期間が長かったので、他を先に行くべきでした……。
京都文化博物館の最寄り駅が乗り換えなので、少しだけ他の二軒より近いのです。
今年二度目。
参考リンク:前回行った時の告知(当ブログ内過去記事)で、今回の三館連携特別展を知りました。多分。
通し前売り券を買い損ねたのが悔やまれます。
三館中で一応ここが最も大きな会場です。
……一階しかありませんけれども。
とりあえず感想。
水を飲む虎が!可愛い!
ライオンは頭が大きいような……。
カラスはもう少し黒い方が好みです。
狸が可愛い。
元は掛け軸に描かれていたのに、軸装も剥がされて、丸めて旧邸に保存されていた行方不明の作品が見つかったそうで。
TV番組で修復の様子が放送されていたらしく……人が多くてげんなりしました。
TV番組を見て特別展に来る連中と、混雑した美術館が大嫌いです。
別の理由もあって、可能な限りTV放送局は後援に入らないでほしいです。
ほとんど大きな絵ばかりで、そのほとんど全てに動物がいる、というのも珍しい気がします。
……一枚だけ、琳派かと思うような金地に菖蒲と竹の屏風絵があったのですが……はっきりと分かるような櫻谷の癖がなくてがっかりしました。
東京にある、泉屋博古館 分館で開催された特別展には、金地に桜の屏風絵が出展されたようなので、他にもあるのかもしれません。
『櫻谷』という名前なので、桜が好きなのかなとも思いますしね……。
円山四条派に、付立と呼ばれる、輪郭線を引かず筆の腹だけで面を表す技法があるそうです。
櫻谷はそれを二十代で使いこなしていたとか、三十歳になる前には既に画塾を主宰していたとか、芽が出るのも早かったようです。
猫が不細工で、猫好きとしては残念に感じたのですが。
櫻谷の絵に出て来る猫は全てハチワレの細面、下絵帳には同じ模様で子猫の絵もある事から「おそらく櫻谷の飼い猫」と解説にありました。
写真はなかったのですが、モデルになった猫が本当にこんな顔だったんだろうなと推測する他ありません。
代表作は≪寒月≫
月が煌々と照る夜、雪の積もった林の中を狐が一匹歩いている、という作品です。
狐の眼光が鋭く、どんな絵なんだろうと思いました。
一番可愛かったのは≪月下遊狸≫
縦長の掛け軸で、月の出る夜、草むらから狸がひょっこり顔を出した絵です。
京都の端(旧邸がある場所)に引っ越した頃から絵に狸が多く描かれるようになり、本当に庭先に狸が出ていたのでは、と推測されているそうです。
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全く場所が分からなかったので、こちらを先に行くべきでした……。
地図を見ても、検索しても、場所がよく分からず。
諦めてタクシーを使ったのですが……往復の交通費+特急料金代ほど掛かってしまいました。
検索結果ではバスを二路線乗り継ぐ必要があると出たのですが、地下鉄の駅から何とか歩けそうな場所でした。
京都の路線バスは観光客で常に混雑しているので乗りたくありません。
時間があったら、泉屋博古館の最寄り駅である地下鉄東山駅に、行きたいお店があったのですが。
改めて旧邸の話。
文展(現:日展)で一度特賞を受賞すると、家が一軒建つほどの収入が得られたそうで。
三度特賞を受賞した櫻谷の旧邸は、母屋、別館(洋館)、画室(離れ)と三棟あり、更に現在はテニスコートになっている場所には元々池があり、まだ畑もあり、とものすごく広かったです。
櫻谷が引っ越してくる前は竹藪だったので土地代は安かったものの、建築は当時一級の棟梁が手掛けたそう。
こちらで虎の下絵が限定公開されているのが今回の見所だったのですが、それ以外にも随所に小品が飾られていました。
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櫻谷直筆の打掛も飾られており、櫻谷の玄孫 が結婚式の時に実際に着用した時の写真が載った雑誌『家庭画報』が展示されていました。
本文も読んでみたかったので、二〇一四年の六月号を探そうと思います。
ちなみに最初の回顧展が開かれた年だそうですが、全く情報が拾えていなかったようで残念です。
同じ部屋の押入れに画材があり、「別棟の画室から割と遠い母屋になぜ?」と不思議でした。
割と傾斜の急な階段を上った二階は、本題:虎の下絵。
我が家もそうなのですが、昔の家の階段は割と段が高くて幅が狭いですね。
下絵と言いつつ70cm×50cm程の彩色ですが、本当に虎だけでした……。

十五枚程ありましたが、見た目の変化に乏しいので今一つでした。
他には、櫻谷が師の今尾 景年達と共に参加した、南禅寺の天井の龍の下絵も。
……今だったら誰に依頼するんでしょう……。
二階に上がると廊下、そして部屋があり、部屋の中に大きな掛け軸の絵が展示されていました。
先に続く物置のような部屋の襖 には、櫻谷が描いた蕨 の絵が。
ちなみにこの洋館は、櫻谷が自分の絵を飾って眺めるために建てたんだそうです……。
不思議な人だ。
京都全域の美術館に対応するらしい、学芸員のような方から解説が聴けました。
作品集に写真が残っているものの、今どこにあるか分からない作品がある。
金銭面が厳しくて旧邸の中もまだ調べ切っていないため、紛失した、未発表などの作品がまだ残っているかもしれない。
……おい。
少なくとも櫻谷本人はかなりの高額を稼いでいますし、遺産とか……使い尽くしたのでしょうか……。
洋館には、『まぼろしの作品』として、過去の図録に載っているものの行方不明の作品が六枚ほど挙がっていたのですが……。
ボロボロになる前にとっとと調べ切ってくれませんかね。
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竹の花が咲くのは竹枯れる前兆なので良いものではないのですが……。
しかもイネ科なので全く花らしくないという。
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改めて画室。
手前に生える楓の古木は、絵にも展示されていた絵にも描かれたとあったのですが……どの角度から見たら絵と一致するんですか。
画室は洋風小屋組構造という方式で作られているとの説明があったのですが……屋根に隠れてトラスが見えません!
建築業界で働いているので見たかったです……。
住宅は好きですが、工場に使われるトラスって何の意味もなくて、制作の面倒臭さに殺意だけが湧きます。
以上です。
岡本神草の時代展に行きたかったのですが……京都近代美術館への行き方が理解できなくて諦めました。
※翌週の記事です。
目次
- 初めに
- 京都文化博物館
- 泉屋博古館
- 木島 櫻谷 旧邸
1. 初めに
木島 櫻谷とは誰ぞや、という話から。日本画家です。
京都の写実主義である円山四条派の今尾 景年の元で学び、文展(現:日展)で活躍しました。
当時は竹内 栖鳳と並び称された腕だったとか。
京都の美術学校の教師を引退してからは隠遁生活を送り、最期は電車による事故死という経歴からか、画壇から完全に忘れ去られてしまっていた様子……。
狸と虎を特に好んで描いていましたが、動物全般が綺麗でした。
2. 京都文化博物館
最初に行ったのは、京都文化博物館。特別展『画家のたくらみ 絵画の愉しみ』展と同時に、常設展で『木島櫻谷の世界』を開催していました。
孔雀の絵が綺麗だった思い出。
※記事を書こうと思ってまだ書いていないシリーズ。(他にもあるのか)
……ちなみに、この京都文化博物館だけ開催期間が長かったので、他を先に行くべきでした……。
京都文化博物館の最寄り駅が乗り換えなので、少しだけ他の二軒より近いのです。
3. 泉屋博古館
今年二度目。
参考リンク:前回行った時の告知(当ブログ内過去記事)で、今回の三館連携特別展を知りました。多分。
通し前売り券を買い損ねたのが悔やまれます。
三館中で一応ここが最も大きな会場です。
……一階しかありませんけれども。
とりあえず感想。
水を飲む虎が!可愛い!
ライオンは頭が大きいような……。
カラスはもう少し黒い方が好みです。
狸が可愛い。
元は掛け軸に描かれていたのに、軸装も剥がされて、丸めて旧邸に保存されていた行方不明の作品が見つかったそうで。
TV番組で修復の様子が放送されていたらしく……人が多くてげんなりしました。
TV番組を見て特別展に来る連中と、混雑した美術館が大嫌いです。
別の理由もあって、可能な限りTV放送局は後援に入らないでほしいです。
ほとんど大きな絵ばかりで、そのほとんど全てに動物がいる、というのも珍しい気がします。
……一枚だけ、琳派かと思うような金地に菖蒲と竹の屏風絵があったのですが……はっきりと分かるような櫻谷の癖がなくてがっかりしました。
東京にある、泉屋博古館 分館で開催された特別展には、金地に桜の屏風絵が出展されたようなので、他にもあるのかもしれません。
『櫻谷』という名前なので、桜が好きなのかなとも思いますしね……。
円山四条派に、付立と呼ばれる、輪郭線を引かず筆の腹だけで面を表す技法があるそうです。
櫻谷はそれを二十代で使いこなしていたとか、三十歳になる前には既に画塾を主宰していたとか、芽が出るのも早かったようです。
猫が不細工で、猫好きとしては残念に感じたのですが。
櫻谷の絵に出て来る猫は全てハチワレの細面、下絵帳には同じ模様で子猫の絵もある事から「おそらく櫻谷の飼い猫」と解説にありました。
写真はなかったのですが、モデルになった猫が本当にこんな顔だったんだろうなと推測する他ありません。
代表作は≪寒月≫
月が煌々と照る夜、雪の積もった林の中を狐が一匹歩いている、という作品です。
狐の眼光が鋭く、どんな絵なんだろうと思いました。
一番可愛かったのは≪月下遊狸≫
縦長の掛け軸で、月の出る夜、草むらから狸がひょっこり顔を出した絵です。
京都の端(旧邸がある場所)に引っ越した頃から絵に狸が多く描かれるようになり、本当に庭先に狸が出ていたのでは、と推測されているそうです。
4. 木島 櫻谷 旧邸
全く場所が分からなかったので、こちらを先に行くべきでした……。
地図を見ても、検索しても、場所がよく分からず。
諦めてタクシーを使ったのですが……往復の交通費+特急料金代ほど掛かってしまいました。
検索結果ではバスを二路線乗り継ぐ必要があると出たのですが、地下鉄の駅から何とか歩けそうな場所でした。
京都の路線バスは観光客で常に混雑しているので乗りたくありません。
時間があったら、泉屋博古館の最寄り駅である地下鉄東山駅に、行きたいお店があったのですが。
改めて旧邸の話。
文展(現:日展)で一度特賞を受賞すると、家が一軒建つほどの収入が得られたそうで。
三度特賞を受賞した櫻谷の旧邸は、母屋、別館(洋館)、画室(離れ)と三棟あり、更に現在はテニスコートになっている場所には元々池があり、まだ畑もあり、とものすごく広かったです。
櫻谷が引っ越してくる前は竹藪だったので土地代は安かったものの、建築は当時一級の棟梁が手掛けたそう。
A. 母屋
まずは母屋から。こちらで虎の下絵が限定公開されているのが今回の見所だったのですが、それ以外にも随所に小品が飾られていました。
櫻谷直筆の打掛も飾られており、櫻谷の
本文も読んでみたかったので、二〇一四年の六月号を探そうと思います。
ちなみに最初の回顧展が開かれた年だそうですが、全く情報が拾えていなかったようで残念です。
同じ部屋の押入れに画材があり、「別棟の画室から割と遠い母屋になぜ?」と不思議でした。
割と傾斜の急な階段を上った二階は、本題:虎の下絵。
我が家もそうなのですが、昔の家の階段は割と段が高くて幅が狭いですね。
下絵と言いつつ70cm×50cm程の彩色ですが、本当に虎だけでした……。
十五枚程ありましたが、見た目の変化に乏しいので今一つでした。
他には、櫻谷が師の今尾 景年達と共に参加した、南禅寺の天井の龍の下絵も。
……今だったら誰に依頼するんでしょう……。
B. 洋館
洋館は入口すぐに勾配が急な階段。二階に上がると廊下、そして部屋があり、部屋の中に大きな掛け軸の絵が展示されていました。
先に続く物置のような部屋の
ちなみにこの洋館は、櫻谷が自分の絵を飾って眺めるために建てたんだそうです……。
不思議な人だ。
京都全域の美術館に対応するらしい、学芸員のような方から解説が聴けました。
作品集に写真が残っているものの、今どこにあるか分からない作品がある。
金銭面が厳しくて旧邸の中もまだ調べ切っていないため、紛失した、未発表などの作品がまだ残っているかもしれない。
……おい。
少なくとも櫻谷本人はかなりの高額を稼いでいますし、遺産とか……使い尽くしたのでしょうか……。
洋館には、『まぼろしの作品』として、過去の図録に載っているものの行方不明の作品が六枚ほど挙がっていたのですが……。
ボロボロになる前にとっとと調べ切ってくれませんかね。
C. 画室
……の手前にあった教室(後年建てられたコンクリート製)の脇に、竹の花が咲いたのでついでに公開されていました。竹の花が咲くのは竹枯れる前兆なので良いものではないのですが……。
しかもイネ科なので全く花らしくないという。
改めて画室。
手前に生える楓の古木は、絵にも展示されていた絵にも描かれたとあったのですが……どの角度から見たら絵と一致するんですか。
画室は洋風小屋組構造という方式で作られているとの説明があったのですが……屋根に隠れてトラスが見えません!
建築業界で働いているので見たかったです……。
住宅は好きですが、工場に使われるトラスって何の意味もなくて、制作の面倒臭さに殺意だけが湧きます。
以上です。
岡本神草の時代展に行きたかったのですが……京都近代美術館への行き方が理解できなくて諦めました。
※翌週の記事です。
預金通帳の残高が、安い新車なら買えそうな金額になりました。
一人暮らしを始めた時に決めた目標額にはまだ到達していないのですが、普通預金として預けていても何の効用もないので、とりあえず定期預金に預け替えようと思いました。
が、ATMでは操作ができず……他の用事で休んだ平日、銀行に相談に行きました。
- 定期預金
- 積立NISA
- 外貨積立
- 閑話休題:ビットコイン
- 投資の注意点
定期預金
定期預金では普通預金よりマシとは言え金利が低いのは変わらないから、メリットが少ない。
積立NISAか外貨積立はどうか、と勧められて、結局外貨積立だけ申し込みました。
資産運用とか言われると、東洋経済オンラインさんかプレジデントさん辺りが延々と主張している「資産の分散投資」を思い出します。
積立NISA
NISAは、数年前に始まった少額の投資運用です。
プロに手数料を払ってお金を預け、株や債権などに投資してもらって利益を受け取ります。
もちろん金融情勢の影響を受けるので、預けたお金より受け取れるお金の方が少なくなる時もあります。
少額運用のNISAですが、三年以内であれば税金の掛からないという短期運用が基本でした。
新しくできた積立NISAという制度では、二十年以内なら非課税となる長期運用向けです。
和美が使っている銀行では、投資先が三種類ありました。
- 日本国内の株
- 海外の株
- 国内外の株や債権、不動産など
VOCALOIDが好きなので、国内では森永乳業、電通、ぺんてる、日本ハム、ファミリーマート、earth、国外ではユニリーバ(Luxの発売元)が嫌いになりました。
そして他の理由でソフトバンク、KDDI、Googleが嫌いです。
という理由で、東証一部上場企業の株が対象となる、1.国内、2.日本以外の全世界の上場企業が対象となる海外の株投資、は選択肢から外しました。
(VOCALOIDのおかげで好きになった企業は、別記事を書く予定です)
手数料は高いものの、資産運用の基本である「投資リスクの分散」が一番できる3.が一番かなーというところです。
NISAは政府が作った制度なので、マイナンバー登録申請カードが必要、と言われ……とりあえず諦めました。
捨てていないので、部屋のどこかにあるとは思うのですが……。
申し込みから投資開始までに一ヶ月程掛かるそうです。
外貨積立
外貨積立は、日本円が安い時に米$や€などを買い、日本円が高い時に両替をして利益を得るシステムだそうです。
申し込み時に他の情報が必要ないので、とりあえず米$と豪$を申し込みました。
大事な注意点
投資は「数年間は使わないお金で運用する」が基本です。
定期預金の『この日まで解約できません』という条件はありませんが、例えばリーマンショックの直後は、最初に預けた金額より引き出せる金額の方が少ないです。
「三年後までに下ろしたいけど、利益が出ていない今は下ろせない」という計画が必要になります。
もちろん確認されたのですが……預金を全額下ろすほどの買い物というと、家、車、結婚、辺りでしょうか。
家を買う予定は当面なく、結婚資金は親が貯めています。
車は……欲しい製品が2019年頃発売予定だそうですが、こちらも親が管理しているので問題なし。
休日もごく稀に相談会を開催しているようなので、マイナンバー申請カードを見つけたら、積立NISAに申し込もうかと思います。
……現時点で貯まっている預金が結局そのままなので、定期預金も開設すれば良かったです……。
※外貨積立は、今の収支で確実に余る金額で申し込んでいます。
美術館に行く程度だと生活費の中から出している感覚なので、あまりお金を使わなくなりました。
再来年のゴールデンウィークは、土曜日や日曜日と祝日が重なって十連休というニュースを見たので、実際にあったら欧州旅行でも行こうかな……。
※多分何日か出勤になるフラグなので、早く真っ当な職場に行こうと思います。
美術感想の記事を探していると、こんなブログを見つけました。
僕がなるほど!と思った美術鑑賞のポイント
美術鑑賞に慣れた熟練者と初心者を比較して、特別展の見方、考え方の違いをまとめた記事です。
おそらく熟練者の側にいる和美からは、同意できる部分もあり、できない部分もあり。
知識がないけど行く(予定がある)方に、和美の視点から『こんな見方はどうですか』という提案です。
今回は事前情報編。
実例を交えて、特別展の題名だけで「どんな特別展か」が分かる方法を五種類に分けて解説します。
目次
- 題材一覧
- リアルの行方
- マティスとルオー
- バベルの塔/怖い絵
- ピーターラビット
- まとめ
特別展の題名には、凝縮された「こんな作品を集めましたよ」が現れています。
『リアルの行方』
『マティスとルオー』
『バベルの塔』『怖い絵』
『ピーターラビット』
全て、当ブログに感想記事がある特別展の題名です。
この五件の題名を元に、企画主旨を読み解いていきます。
まずは一件目。
『リアルの行方』
写実の反対は幻想。
現実にある物を描いているのかな、と想像がつきます。
「こんな絵を集めました」ですね。
『バベルの塔』と同じ記事でまとめて感想を書いた『怖い絵』もこちらに当てはまります。
『マティスとルオー』
いずれも人名ですね。
人名がつく特別展は五種類あります。
- 画家の名前
- 収集家の名前
- 描かれた絵の人物
- 美術館の名前
- 派閥の名前
友人であったマティスとルオー。
二人の絵と交流が取り上げられています。
2.収集家の名前:『松方コレクション』
3.描かれた絵の人物:『マリー・アントワネット』
4.美術館の名前:『ランス美術館』
5.派閥の名前:『円山四条派美の競演』(円山四条派の円山は"円山"応挙から始まりました)
チラシやネット、ポスターなど、調べた情報に絵があれば、必ずどこかに絵の情報が書いてあります。
題名、画家の名前は必須で、所蔵者、描いた年、油彩・版画などの表現方法が追加されている事が多いです。
『バベルの塔』
作品名にして、モチーフの名前です。
という有名な伝承/神話を元にしています。
その民達は、名声を得るため、天まで届く程の高い塔を建てようとした。
神の怒りを買って塔は潰された。
同じ事ができないように、神が言葉を乱し、その民は別々の言語を使うようになった
特別展の企画主旨で最も分かりやすい「この有名な絵を出展するから見てね!」です。
この主旨の特別展に同時出展される作品は、三種類あります。
- 同じ画家が描いた違う絵
- 違う画家が描いた同じ絵
- 同じ美術館が所蔵する他の作品
『ピーターラビット』
これまでに挙げた、特別展の題名のつけ方の二種類に当てはまる複合版です。
一つ目は「人名がつく特別展」のうちの『3.描かれた絵の人物』の派生。
二つ目は企画主旨「この有名な絵を出展するから見てね!」
絵の題名ではありませんが、ピーターラビットの絵は誰もが知っているでしょう。
副題が『ビアトリクス・ポター生誕150周年記念』なので、もちろん出展された絵は「同じ画家が描いた違う絵」です。
まとめ
特別展の題名は以下の四種類に分かれます。- 同じ主旨の絵を集めました
- ある人をピックアップ
- この絵を見て!
- 複合型
今度特別展の広告を見かけたら、「どんな特別展なのかな?」と想像してみてくださいね。
正直なところ「今の戸籍のまま死にたくありません」
今更ですが、そのために色々何とかしようと思いました。
こんにちは、和美です。
【目次】
- コンタクトレンズ(済み
- 逆さ睫毛の矯正
- ついでに
- ほくろ除去
- 染髪(一応済み)
- 脱毛
順番はバラバラですが、数年掛かる見通しです。
以下が理由です。
1.コンタクトレンズ(済み)
ショッピングモール内にあったコンタクトレンズ屋さんがチラシを配っていたのでお話を聞いたところ。
同じショッピングモール内に、提携している眼科がある、と言われて言ったのがきっかけでした。
詳しくは当ブログ内過去記事までどうぞ。
今のところ、一ヶ月に一回装着するかしないかという頻度ですが……。
2.逆さ睫毛
逆さ睫毛は上の睫毛が下向きに、目の下の睫毛が上向きに生える症状です。
年齢と共に改善される事もあるようですが、さすがに二十歳もいい加減に過ぎた現在では、自然に治るとも思えません。
他にも、右目に生えている、ものすごく短くて瞼に貼りつく睫毛も気になっています……。
色々調べたところ、二重手術の一種である「埋没法」という手術方法で改善されるようなので、一度相談に行ってみます。
和美は一応奥二重なのですが、二重でも逆さ睫毛の手術はできるそうです。
……左右の目で二重の幅が異なっている上、右側の二重幅が細くて気に入らないのでついでに修正したいです。
保険治療に対応している病院を見つけたので、仕事休みの日に行こうと思います。
予約優先、夜は19時までというのが面倒ですが……。
3.ほくろ
左目の目元にあるのが……化粧をするにしても邪魔なのですが、手術で取れる物なのか分かりません。
逆さ睫毛と一緒に手術できると嬉しいのですが。
4.ついでに
ここには書けませんが、他にも身体で気になる部分があるので、逆さまつげと一緒に聞きたかったのですが……。
逆さまつげのところに書いた病院は、他の部位には対応していないようなので、別途聞く必要がありそうです。
5.染髪
横着な性格なので、生え際だけが黒いプリンになってしまうのが嫌。
知人を見て気づいた、眉の色を髪に合わせないと不自然。
という二点で悩んでいました。
それ以前に、「自分に似合うのか」という問題もあったのですが。
コンタクトレンズの記事で書いた、地元の美容師さんから「お客さんに似合うようにするのが、美容師さんの技術」という後押しを頂いたので、とりあえずやってみようと思ったのです。
さて、プリン問題。
外部リンクARINE:黒髪さんのハイライト特集!
GREEに提供されていた記事で知った「ハイライトカラー」なら、生え際は黒いままなのでプリンも目立たないのかなーと考えました。
あと周りを見て気づきましたが、金髪でなければプリンも目立ちにくいですね。
相変わらずハイライトカラーに憧れつつ、とりあえず焦げ茶色に染めてみました。
初めての美容院で「周りも違和感を抱かない暗めの色から徐々に明るくしていくと、自分でも髪色に慣れますよ」というアドバイスを頂いて選択しました。
改めて見ているとかなり黒めなので、もう少し明るくしてもらおうかな……と悩んでいます。
パーマも当てたいし、ハイライトカラーにもしたいし。
6.脱毛
今までお金がなかったのです……。
その上、
・現住所の周りにやっているところがない。
・県境を跨いで引っ越した
・転職して再度県境を跨いで引っ越したい。
という理由で悩んでいたのですが、大手を選んでおけば、転職した後、どこに転居しても大丈夫かな、と思いました。
ネットで評判の悪い大手チェーン店でも、肌の弱い従姉妹は大丈夫だったようですし。
調べたところ、思っていた程頻繁に行く必要もないようですしね。
予約がなかなか取れないようですが、頑張る。
更に調べると、美容脱毛は二年ほど掛かるそうですが、医療脱毛だと一年程で完了するそうです。
兵庫県にある姫路市立美術館で開催されていた特別展「リアルの行方」展の感想記事です。
こんにちは、和美です。
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「リアルの行方」展へは、兵庫県立美術館へ怖い絵展を見に行った時に前売り券を見つけて買ったのがきっかけです。
開催期間が終わりに近い事に気づいたので、慌てて行ってきました。
姫路市立美術館は近畿圏の端にあるためか、近畿圏の特別展ではほとんど告知されていないのが時々困ります……。
姫路市立美術館は、白鷺城とも呼ばれる世界遺産:姫路城のすぐ隣にあります。
JR姫路駅から徒歩もしくはバス。
今回はバスに乗りました。
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姫路駅にはお昼前に到着したので、何となく姫路駅をうろうろしてお昼ご飯。
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前売り券やポスターに使われている絵は高橋由一の代表作「鮭」が二枚。
……と思っていたのですが、片方は高橋由一の ≪ 鮭 ≫
もう片方は現代画家の磯江 毅が描いたオマージュでした。
写真では分かりませんが、本物の絵では、端に実物の荒縄がはみ出していて、絵に描いてある荒縄と全く継ぎ目が分からなくて不思議でした……。
高橋 由一は京都近代美術館に特別展を見に行った事があるのですが、大量の大きな新巻鮭しか印象に残っておらず。
「こんな絵も描いていたのか」と時々驚きます。
記事は書いていませんが、京都文化博物館で開催されている「絵の愉しみ、画家のたわむれ」展に出ていた絵がすごく綺麗でした。
そして……何となく黒田 清輝と同じ明治時代の画家だと思い込んでいたのですが、江戸末期なので日本で一番古い洋画家だそうです。
写実主義を目指していた高橋 由一ですが、新巻鮭に限っては写実的とは思いませんでした。
≪ 鴨図 ≫ の鴨が纏う羽毛の柔らかさ加減は「目指した場所に到達できたんだろうなぁ」と感じたので、成長過程なのでしょうか。
時代を経るに従い、画壇の傾向は高橋 由一らが目指した写実主義からは離れていったという解説があまり理解出来ませんでした。
非現実的な絵も好きですが、和美は本物は本物らしく描いてほしいので。
写実主義を主題としている割にはあまり写実的ではない絵も出ていたのが不思議です。
以下、印象に残った絵を画家と共に挙げてみます。
五姓田 芳柳 ≪ 婦人画像 於足利 ≫
伝統的な日本の肖像画通り、着物で座った全身を背景なしで描いているのですが、陰影がついているので不思議な雰囲気を感じました。
岸田劉生 ≪ 野童女 ≫
……麗子像ですかこれは。
聞くところによると ≪ 麗子像 ≫ のモデルになった娘の麗子さんはものすごく美人らしいので、岸田 劉生は人物画が下手なのかなと思いました……。
この ≪ 野童女 ≫ も同じく、なぜか後頭部がやけに大きいですしね。
牧島 如鳩はキリスト教の宗教画のように仏教画を描いたそうで。
出展されていた絵も、弁財天が聖母降臨のような雰囲気で描かれていて不思議な感じがしました。
よく考えると釈迦来迎図にも似ている気がしますが……。
キリスト教だと周りは天使(子供)ですが、仏教だと周りは天女(大人)なんだなと今気づきました。
三輪 四郎 ≪ 自画像 ≫
作品自体は普通の洋画なのですが……名前に驚きました。
重松 鶴之助 ≪ 閑々亭肖像 ≫
モデルは三枚目辺りの歌舞伎役者でしょうか。
浮世絵に多い輪郭の特徴を誇張した絵に陰影がついているので、不思議な雰囲気です。
現代画家の上田 薫、一辺2mを超える大きな白い画面に、写真と見間違えるような精密な生卵。
それだけなのですが、大きさとリアルさに驚く絵でした……。
絵画ではスーパーリアリティと呼ばれるジャンルだそうです。
奈良県立美術館で開催される特別展の告知ポスターに使われている、スプーンに乗った生卵の絵の人だと気づきました。
行く予定です。楽しみ!
吉村 芳生は一面のコスモスの絵。
添えられていたコメントがすごかったです。(要約)
絵とは関係ありませんが、父の実家の苗字で、男系に引き継がれている名前一文字が一致している画家が二人いました。
聞いた覚えはありませんが、父も叔父も絵が好きなので、可能性はあるのですが……親戚かなぁ。
まさか。
平安時代の女御や戦国時代の武士の絵を描く画家だそうです。
民俗学者の柳田 國男の弟との事。
印象に残ったのが ≪ 室君≫
平安時代ぐらいの屋敷仕えの女性達なのに、すごく気怠げな雰囲気で驚きました。
華やかに描かれる宮仕えですが、疲れる日も休みたい日もあるはずですよね……。
解説によると、正しくは遊女。
第十回の文展で発表され、大和絵に新しい解釈をもたらしたと評価されたそうです。
展示替えすらほとんどないのですが、怖い絵展などに数点貸し出されていたそうです。
ルオー展ちょっとこっち来い。(巡回なし)
そんな展示替えのない常設展示の目的は、バルビゾン派のコローです。
≪ 湖 ≫ という、コロー特有の靄がかかったような木漏れ日の風景画がすごく綺麗で、毎回見に行ってしまいます。
そんなところかなー。
絵葉書はコスモスの絵を描いた吉村芳生のが欲しかったのですが、特別展のは少ないのが残念でした。
こんにちは、和美です。
【目次】
- きっかけ
- 特別展
- 所蔵品展
- 常設展示
1. きっかけ
「リアルの行方」展へは、兵庫県立美術館へ怖い絵展を見に行った時に前売り券を見つけて買ったのがきっかけです。
開催期間が終わりに近い事に気づいたので、慌てて行ってきました。
姫路市立美術館は近畿圏の端にあるためか、近畿圏の特別展ではほとんど告知されていないのが時々困ります……。
姫路市立美術館は、白鷺城とも呼ばれる世界遺産:姫路城のすぐ隣にあります。
JR姫路駅から徒歩もしくはバス。
今回はバスに乗りました。
姫路駅にはお昼前に到着したので、何となく姫路駅をうろうろしてお昼ご飯。
2. 特別展
前売り券やポスターに使われている絵は高橋由一の代表作「鮭」が二枚。
……と思っていたのですが、片方は高橋由一の ≪ 鮭 ≫
もう片方は現代画家の磯江 毅が描いたオマージュでした。
写真では分かりませんが、本物の絵では、端に実物の荒縄がはみ出していて、絵に描いてある荒縄と全く継ぎ目が分からなくて不思議でした……。
高橋 由一は京都近代美術館に特別展を見に行った事があるのですが、大量の大きな新巻鮭しか印象に残っておらず。
「こんな絵も描いていたのか」と時々驚きます。
記事は書いていませんが、京都文化博物館で開催されている「絵の愉しみ、画家のたわむれ」展に出ていた絵がすごく綺麗でした。
そして……何となく黒田 清輝と同じ明治時代の画家だと思い込んでいたのですが、江戸末期なので日本で一番古い洋画家だそうです。
写実主義を目指していた高橋 由一ですが、新巻鮭に限っては写実的とは思いませんでした。
≪ 鴨図 ≫ の鴨が纏う羽毛の柔らかさ加減は「目指した場所に到達できたんだろうなぁ」と感じたので、成長過程なのでしょうか。
時代を経るに従い、画壇の傾向は高橋 由一らが目指した写実主義からは離れていったという解説があまり理解出来ませんでした。
非現実的な絵も好きですが、和美は本物は本物らしく描いてほしいので。
写実主義を主題としている割にはあまり写実的ではない絵も出ていたのが不思議です。
以下、印象に残った絵を画家と共に挙げてみます。
五姓田 芳柳 ≪ 婦人画像 於足利 ≫
伝統的な日本の肖像画通り、着物で座った全身を背景なしで描いているのですが、陰影がついているので不思議な雰囲気を感じました。
岸田劉生 ≪ 野童女 ≫
……麗子像ですかこれは。
聞くところによると ≪ 麗子像 ≫ のモデルになった娘の麗子さんはものすごく美人らしいので、岸田 劉生は人物画が下手なのかなと思いました……。
この ≪ 野童女 ≫ も同じく、なぜか後頭部がやけに大きいですしね。
牧島 如鳩はキリスト教の宗教画のように仏教画を描いたそうで。
出展されていた絵も、弁財天が聖母降臨のような雰囲気で描かれていて不思議な感じがしました。
よく考えると釈迦来迎図にも似ている気がしますが……。
キリスト教だと周りは天使(子供)ですが、仏教だと周りは天女(大人)なんだなと今気づきました。
三輪 四郎 ≪ 自画像 ≫
作品自体は普通の洋画なのですが……名前に驚きました。
重松 鶴之助 ≪ 閑々亭肖像 ≫
モデルは三枚目辺りの歌舞伎役者でしょうか。
浮世絵に多い輪郭の特徴を誇張した絵に陰影がついているので、不思議な雰囲気です。
現代画家の上田 薫、一辺2mを超える大きな白い画面に、写真と見間違えるような精密な生卵。
それだけなのですが、大きさとリアルさに驚く絵でした……。
絵画ではスーパーリアリティと呼ばれるジャンルだそうです。
奈良県立美術館で開催される特別展の告知ポスターに使われている、スプーンに乗った生卵の絵の人だと気づきました。
行く予定です。楽しみ!
吉村 芳生は一面のコスモスの絵。
添えられていたコメントがすごかったです。(要約)
サヴァン症候群や自閉症など、発達障害を抱えた人ってこんな感じなのかなと思いました。
私の絵には、特別な技術、才能はいらない。
単純作業である。
小手先で上っ面だけを写す。
自分の手を、目を機械のようにただ動かす。
延々と同じ作業が続くだけである。
一時間に進む量は決まっている。
一定の時間が経てば作品は仕上がるようになっている。
絵とは関係ありませんが、父の実家の苗字で、男系に引き継がれている名前一文字が一致している画家が二人いました。
聞いた覚えはありませんが、父も叔父も絵が好きなので、可能性はあるのですが……親戚かなぁ。
まさか。
3. 所蔵品展
所蔵品展は、新しく美術館のコレクションに加わったという松岡 映丘の下絵でした。平安時代の女御や戦国時代の武士の絵を描く画家だそうです。
民俗学者の柳田 國男の弟との事。
印象に残ったのが ≪ 室君≫
平安時代ぐらいの屋敷仕えの女性達なのに、すごく気怠げな雰囲気で驚きました。
華やかに描かれる宮仕えですが、疲れる日も休みたい日もあるはずですよね……。
解説によると、正しくは遊女。
第十回の文展で発表され、大和絵に新しい解釈をもたらしたと評価されたそうです。
4. 常設展示
常設展示は近代フランス絵画です。展示替えすらほとんどないのですが、怖い絵展などに数点貸し出されていたそうです。
ルオー展ちょっとこっち来い。(巡回なし)
そんな展示替えのない常設展示の目的は、バルビゾン派のコローです。
≪ 湖 ≫ という、コロー特有の靄がかかったような木漏れ日の風景画がすごく綺麗で、毎回見に行ってしまいます。
そんなところかなー。
絵葉書はコスモスの絵を描いた吉村芳生のが欲しかったのですが、特別展のは少ないのが残念でした。
マイクロブログ『マストドン』を始めました。
アカウントはこちらMastodon.love
旧アカウント:Mastodon.jp(引っ越し設定済み)
マストドンを始めた理由は色々あります。
・美術館記事を後日に書くため、行った日付は書いておきたい
・Twitterのタイムラインを見たくない
という理由で、FC2のマイクロブログサービス『PIYO』を『プチざく』と名付けて移転していたのですが。
サイドバーからのリンクを削除しました。
更新は終了していますが、過去投稿はこちらから。
→プチざく
メール投稿が反映されない時があり、PIYO自体も開発が止まっているので、新しい移転先を探していました。
あちこち検討した結果、Mastodonです。
Twitterの後継サービスと目されていたものの、今のところその前評判通りとはなっていませんが……。
Twitterに比べて繋がり方が薄く、PIYOのような使い方ができるので便利です。
Twitterとは異なり、いくつもの専用サーバーがあるので自分の用途に応じて選びます。
ニコニコ動画関係専門、VOCALOID関係(合成音声歌唱全般)専門もあるのですが、和美は歌ってみた完全否定派で、美術館の事以外を呟く予定もないのでどちらも却下。
結局マストドンの公式日本語サーバーであるmsdn.jpに登録を決めました。
Twitterは公式、サードパーティアプリから呟けるのですが……msdn.jpは公式アプリがありません。(移転先のmstdn.loveにもありません)
そもそも和美は絶対時間表記が好きです。
絶対時間表記は11/12 15:25など、実際に表示されている日付・時間が表示されるタイプです。
反対は相対時間表記で、1分前、12日前など、今から起算して何分前かを表示します。
Twitter公式は相対時間表記ですね。
そういうところも大嫌いです。
マストドンも相対時間表記なので、絶対時間表記のサードパーティアプリ「Toot!don!」を使っていました。
が、ある日突然ログイン不能になり……確認したところ、そもそも開発が続いていないようなので使用を断念。
今は「星プテラノ」というアプリを使っています。なぜか写真を添付するとエラーを吐きますが。
サイドバーにはそのうち追加予定です……。
それまではこちらからご覧ください。
Mastodon:和美
11/18追記
ウィジェットが上手く動かないので断念しました……。
サイドバーに貼ったリンクからお願いします。
ウィジェット導入方法
こちらを読んでも理解不能でした。
最上部にいる象の画像は、msdn.jpサーバーに設定ページにいるキャラクターです。
Twitterは鳥ですが、マストドンは象をモチーフにしている模様。
象と言えば、和美はEverNoteの印象が強いですが、EverNoteはElephants never forget(象は決して忘れない)という西洋の諺が元。
マストドンの象は元々絶滅した古代種の名前で、そこから名付けられたバンドがサービスの名前の直接的な由来です。
行ったのに書いていなかった美術館の感想記事です。
怖い絵とバベルの塔感想の記事で、
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正式名称は『広がる彫刻〜熱き男達によるドローイング〜』という題の特別展です。
……その前に、会場であるB.B.プラザ美術館の紹介を。
兵庫県立美術館と同じ、JRでは灘駅、阪神電車では岩屋駅からすぐのB.B.プラザというビルの一角にある小さな私設美術館です。
マリー・ローランサンや具体派の特別展を開催した事もありますが、基本的にあまり知られていない作家を紹介する事が多いように感じます。
和美はこの美術館に単体で行く事はなく、兵庫県立美術館のついでに寄る事が多いです。
……今度は珍しく、和美の興味が沸く特別展を開催するようですが。
わざわざ行く程ではないですが、行くと興味深く見られる美術館です。
さて、改めて特別展の話。
過去の例に漏れず、今回も全く知らない彫刻家です。
……立体作品が苦手なので、和美はアルベルト・ジャコメッティ、ニキ・ド・サンファル、エドガー・ドガ、ヘンリー・ムーアぐらいしか知りませんが……。
三期に分けて、植松 奎二、JUN TAMBA、榎 忠の三人の現代彫刻家が扱われていました。
……が、行った時期が遅く、三期目の榎 忠しか見られませんでした……。
チラシを見る限りでは、丸い棒状の鉄を曲げて作品を制作する第二期のJUN TAMBAに興味が湧いたのですが。
ちなみにJUN TAMBAの作品もいくつか展示されていたので、少しだけ楽しめました。
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入場券は会期中何度でも入れる缶バッジで、今回の榎 忠と見られなかったJUN TAMBAで悩んで、JUN TAMBAを選びました。
が、彫刻の写真ではなく絵のような気がします……。
なんでだ。
一番初めの展示は、カーテンで仕切られた部屋でした。
ネットで話題になったブラックボックス展を思い出して微妙な気分で入ったら、かなり大きな全身鏡があり、作品題名は ≪ 一番美しいもの ≫ でした。
……うん、こういうのすごく苦手。
榎 忠は建築廃材を使って作品を制作しているそうで、建築工場で働く和美は 「 これ梁の端っこだ……」 と複雑な気分に陥りました。
スプライスめんどくさいのに。(発注担当の本音)
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隅に置かれていたチョコレートフォンデュのようなタワーが可愛くて、ひっくり返して土台をつけたら机になりそうとか妙な事を考えました。
美味しそう。
最後は再びカーテンの中でした。
美術館の展示室にあるような休憩用ソファがあり、正面の壁はテレビを16×9台程並べて作った画面。
ドライブレコーダーで録画したと思われる、夜の道を走っている光景を、全て数秒ずつずらして上映し続けるという全く分からない作品でした。
……どんな意図だったんだろう。
眼鏡を外してぼんやり眺めていると、万華鏡のようだなと感じましたが。
怖い絵とバベルの塔感想の記事で、
と書いた、B.B.プラザ美術館の特別展の感想記事です。
「怖い絵」は兵庫県立美術館で開催。
一度、日曜日午後に行ったら、入場まで二時間待ちと言われて断念。
仕方がないのでB.B.プラザ美術館の特別展を見て帰りました。
正式名称は『広がる彫刻〜熱き男達によるドローイング〜』という題の特別展です。
……その前に、会場であるB.B.プラザ美術館の紹介を。
兵庫県立美術館と同じ、JRでは灘駅、阪神電車では岩屋駅からすぐのB.B.プラザというビルの一角にある小さな私設美術館です。
マリー・ローランサンや具体派の特別展を開催した事もありますが、基本的にあまり知られていない作家を紹介する事が多いように感じます。
和美はこの美術館に単体で行く事はなく、兵庫県立美術館のついでに寄る事が多いです。
……今度は珍しく、和美の興味が沸く特別展を開催するようですが。
わざわざ行く程ではないですが、行くと興味深く見られる美術館です。
さて、改めて特別展の話。
過去の例に漏れず、今回も全く知らない彫刻家です。
……立体作品が苦手なので、和美はアルベルト・ジャコメッティ、ニキ・ド・サンファル、エドガー・ドガ、ヘンリー・ムーアぐらいしか知りませんが……。
三期に分けて、植松 奎二、JUN TAMBA、榎 忠の三人の現代彫刻家が扱われていました。
……が、行った時期が遅く、三期目の榎 忠しか見られませんでした……。
チラシを見る限りでは、丸い棒状の鉄を曲げて作品を制作する第二期のJUN TAMBAに興味が湧いたのですが。
ちなみにJUN TAMBAの作品もいくつか展示されていたので、少しだけ楽しめました。
入場券は会期中何度でも入れる缶バッジで、今回の榎 忠と見られなかったJUN TAMBAで悩んで、JUN TAMBAを選びました。
が、彫刻の写真ではなく絵のような気がします……。
なんでだ。
一番初めの展示は、カーテンで仕切られた部屋でした。
ネットで話題になったブラックボックス展を思い出して微妙な気分で入ったら、かなり大きな全身鏡があり、作品題名は ≪ 一番美しいもの ≫ でした。
……うん、こういうのすごく苦手。
榎 忠は建築廃材を使って作品を制作しているそうで、建築工場で働く和美は 「 これ梁の端っこだ……」 と複雑な気分に陥りました。
スプライスめんどくさいのに。(発注担当の本音)
隅に置かれていたチョコレートフォンデュのようなタワーが可愛くて、ひっくり返して土台をつけたら机になりそうとか妙な事を考えました。
美味しそう。
最後は再びカーテンの中でした。
美術館の展示室にあるような休憩用ソファがあり、正面の壁はテレビを16×9台程並べて作った画面。
ドライブレコーダーで録画したと思われる、夜の道を走っている光景を、全て数秒ずつずらして上映し続けるという全く分からない作品でした。
……どんな意図だったんだろう。
眼鏡を外してぼんやり眺めていると、万華鏡のようだなと感じましたが。
来年のカレンダーを買いました。
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……カレンダーを買ったのは十年振りぐらいでしょうか……。
絵にしか興味がないので、過去に買ったカレンダーは一度も活用した事がありませんでした。
が、就職してからは休みの日を把握する必要性に迫られて……一年間は貰い物で済ませていました。
家では引っ越した時にもらったSUMOが昨年、今年は美容院でもらったもの。
そして職場では生命保険会社のキティちゃんです。
サンリオと同じ山梨県に生命保険会社の本社があるそうで。
カレンダーも、営業の方にキティちゃんが好きだと言ったら色々頂いた、非売品グッズのうちの一つです。
……カレンダーは、既製品に保険会社のロゴマークが入っただけですが。笑
職場が移転したせいで今年はもらえそうになく、諦めて自分で買いました。
来年もやっぱりキティちゃんです。
今使っているカレンダーと同じ絵柄のも売っていたのですが、CGっぽい絵よりふんわりした手描きの可愛い絵が好みです。
キティちゃんは、VOCALOIDの猫村 いろはちゃんからすっ転んだのですが、人気キャラクターは色々発売されていて楽しいですね。
さ、さすがに買わない……!と思いながら色々見てしまいます。
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表が普通のブロック型、裏はホリゾンタルです。
(横長で見開き1ページ程度に収める配置の呼び方です)
包装には「プライベートと会社用の使い分けなどもOK」と書いてありましたが。
手帳のマンスリーとウィークリー、デジタルとアナログなども含めて、予定を複数箇所に書くのは、予定が重複する原因になるのでお勧めしません。
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今年はシール付きです。
始業式?春休み?……使えない……。
……カレンダーを買ったのは十年振りぐらいでしょうか……。
絵にしか興味がないので、過去に買ったカレンダーは一度も活用した事がありませんでした。
が、就職してからは休みの日を把握する必要性に迫られて……一年間は貰い物で済ませていました。
家では引っ越した時にもらったSUMOが昨年、今年は美容院でもらったもの。
そして職場では生命保険会社のキティちゃんです。
サンリオと同じ山梨県に生命保険会社の本社があるそうで。
カレンダーも、営業の方にキティちゃんが好きだと言ったら色々頂いた、非売品グッズのうちの一つです。
……カレンダーは、既製品に保険会社のロゴマークが入っただけですが。笑
職場が移転したせいで今年はもらえそうになく、諦めて自分で買いました。
来年もやっぱりキティちゃんです。
今使っているカレンダーと同じ絵柄のも売っていたのですが、CGっぽい絵よりふんわりした手描きの可愛い絵が好みです。
キティちゃんは、VOCALOIDの猫村 いろはちゃんからすっ転んだのですが、人気キャラクターは色々発売されていて楽しいですね。
さ、さすがに買わない……!と思いながら色々見てしまいます。
表が普通のブロック型、裏はホリゾンタルです。
(横長で見開き1ページ程度に収める配置の呼び方です)
包装には「プライベートと会社用の使い分けなどもOK」と書いてありましたが。
手帳のマンスリーとウィークリー、デジタルとアナログなども含めて、予定を複数箇所に書くのは、予定が重複する原因になるのでお勧めしません。
今年はシール付きです。
始業式?春休み?……使えない……。
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プロフィール
書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
PV数より共感が欲しい。