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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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予告をしたので、美術館の観賞記録です。

【目次】(リンクは繋いでいません)
0.京都国立博物館:国宝(断念)
1.堺市東文化会館:知られざる絆 堺ゆかりの日本画家・松岡政信と杉若義幸
1.5.単眼鏡(別記事です)
2.大丸神戸店:オルセー美術館 至高のリマスターアート

0.国宝


10/15日曜日に京都、大阪府堺市、兵庫県神戸市の美術館巡りを企画して……寝坊のために京都を諦めました。
間抜け!

京都国立博物館の国宝展で四回もある展示替えのうち、初回の展示が十五日までなので行きたかったのですが……。
四回行ける割引前売り券も欲しかったのですが。

1.知られざる絆 堺ゆかりの日本画家・松岡政信と杉若義幸



気を取り直して、最初の目的地:大阪府堺市へ。
実は和美の旧居住地なのですが……政令指定都市という事もあって割と広く、全く知らない地名と駅と会場です。

堺市東文化会館で開催された「知られざる絆 堺ゆかりの日本画家・松岡政信と杉若義幸」
入場無料で市の文化会館、とどめに両方とも知らない画家なので、全く期待はしていませんでしたが……駅で見かけたポスターで興味が湧いたので行きました。

添付にもある、告知ポスターに使われていた松岡 政信がすごく良かったです。

二人の画家の解説。
画壇に出てきた、まだ若い松岡 政信に、当時既に高名な画家だった杉若 義幸が興味を抱いたそうです。
師弟関係は結んでいないものの、松岡が求めると杉若は助言を与える、という関係だったようです。


告知ポスターに使われていた虎も、当初は派手な色彩で非現実的な絵を描いていた松岡に、杉若が動物を描くことを勧めたために描いた絵だそうです。
非現実的な絵もKAGAYAのようで綺麗でしたが、この次に展示されていた動物園のペンギンの絵も写実的で綺麗でした。

杉若は東南アジア系の人の絵であまり好みではありませんでしたが……大家だったというので人気があるのでしょう。
和美が苦手なゴーギャンに雰囲気が似ています。

写真は撮れなかった上に絵葉書なども販売されていなかったのですが。
入場の時に、出展作品が全て掲載されたフルカラーの図録が無料でついてきて驚きました……。

最終日という事もあり諦めかけていましたが、行って良かったです。

1.5.単眼鏡


次が大丸神戸店で開催されていた「オルセー美術館 至高のリマスターアート」展。

……の前に、乗り換え駅の大阪梅田にあるヨドバシカメラで、美術館用単眼鏡を買いました。
こちらは別記事です。
単眼鏡を買いました
リマスターアート展にルーペ付き前売り券の設定があった事がきっかけです。

大丸神戸店:オルセー美術館 至高のリマスターアート


三ノ宮駅にある神戸市立博物館の手前に大丸があるので、存在は認識していましたが……全く入った事がありませんでした。
神戸市立博物館も、時間があったら行きたいけど無理なら諦めがつく、程度の特別展しかないので、滅多に行きませんし。
さすがに今開催中のボストン美術館展は行きますが。


という事でリマスターアート展。
正直ルーペも単眼鏡もいりませんでした……。
美術館に展示されている本物は、作品保護のため手前に線が引かれているので近寄れる限界があるのですが。
複製原画なので、作品を覆う額とガラスにさえ触らなければ大丈夫な距離まで近づけます。
肉眼でもじっくり見えました。

残念だったのが印象派。
リマスターアートは、高画質と言えども所詮は「印刷」です。
モネの雪が降った朝の絵がそうでした。
同じ絵の中にある雪でも、日が当たる場所では解けかけ、影の部分は氷状になっている、と状態が描き分けられているのですが。
筆致が残って立体になっているのに、リマスターアートには原画には存在しない筆致の『影』があって「ここが限界か……」と残念でした。

ちなみに日本公開済み作品と同じモチーフで、別の構図が未公開になっている作品も何点かありました。
……和美は公開済み作品の方がぶっちゃけ好みでしたが。笑。
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数年に一回発症する「活字の本を読まなきゃいけない気がする病」に罹患しました。

そんな一応……多分活字中毒の和美です。

古本屋で本を買ったついでに、数年放置していた若草物語を読み切りました。

【目次】

  1. 本紹介
  2. 再読
  3. 感想
  4. 余談

1. 本紹介

原作はルイーザ・メイ・オルコットの、自伝的小説です。
十九世紀のアメリカを舞台に、出征した父、優しくも厳しい母とメイドがいる、四姉妹が主役です。

著作権が切れた作品を公開しているサイト:青空文庫から見つけた「読んだ事はないけど常識的に読んだ方が良いんだろうなと思われる名作」のうちの一作です。
ちなみに青空文庫で初めて読んだのは室生 犀星の詩集でしたが、一行たりとも覚えていません……。

2. 再読

読んでいたのがかれこれ二年程前なので、主役となる四姉妹のうち誰一人として名前は覚えておらず。
Androidアプリで挟んでいたはずの栞も消失していたので、改めて読み直しました。

3. 感想

終わり方がなんか尻切れトンボ。
でした。
題名にある「若草」が、主役四姉妹の事を指すのは明白です。
物語の中で、飾り気のない「草」が成長して「蕾」になっていきます。
物語の中で、「女性としての幸せは結婚して子供を持ち家庭を築く事」と四姉妹の母は作中で繰り返し語りました。
長女であるメグが婚約し、母が語ったその幸せである「花をつける」未来を予見させたところで「若草」の物語は終わりなんだろうなと思いました。

……今、この文章を書くために四姉妹の名前を確認しようとWikipediaを見たら、続編が出ているそうです。
何一つ「若草」じゃない……。
原題が「Little Wemen」(小婦人)なので別に構わないのですが……。
さては第一作目だけ読んで題名を訳ししたな?

本作の感想。
母親がものすごく道徳的というか説教混じりで面倒でした。
最終章でブルック先生がメグに好意を寄せていると知った叔母とメグ・母親勢が一触即発の状態になり、メグがブルック先生の好意を受け入れて婚約のきっかけになる辺りは、嫁姑問題に見えて仕方ありませんでした。

あと、全体的な印象としては、こういうのが私小説かー。です。
純文学の中で最も位が高いと言われる私小説ですが、自分の身の回りの事を掘り下げて書いて、作家も読者も何が楽しいのか。と思って今まで手を出していなかったのです。
……読者が楽しい理由は、週刊ゴシップ誌にある有名人の私生活を暴くのと似た感覚なのだと今気づきましたが……。

芸能人が落ち目になってくると自分の過去話を喋り出すというのもよくあるので、そういうのが好きな人が多いという事なんですね。きっと。

4. 余談

添付の本の表紙は捏造です。
こちらからテクスチャをお借りして、iPhoneアプリのAPRILで編集しました。
全く記事を書いていませんが、美術館巡りはそれなりに行っています。

最近は「怖い絵」展、「バベルの塔」展、「知られざる絆」展、「オルセー美術館 至宝のリマスターアート展」を見ました。
とりあえず「怖い絵」と「バベルの塔」から。
「知られざる絆」と「リマスターアート」はこちらの記事です。


「怖い絵」は兵庫県立美術館で開催。
一度、日曜日午後に行ったら、入場まで二時間待ちと言われて断念。
仕方がないのでB.B.プラザ美術館の特別展を見て帰りました。

翌週の土曜日に行ったら、一時間待ち程で入れたのですが……開催前から話題になっていたせいか、質の悪い観客が多かったです。

兵庫県立美術館含めて、和美が行く美術館は限られているのでどこかの美術館の友の会に入会しようかな、と悩んでいるのですが。
友の会の特典によくある入場料の割引より、混雑した時の優先入場権がほしいなと思いました。
前回の特別展の時に前売り券を買って楽しみにしていた和美と、当日に近くのお店で入場券を買って来た人達とを同列に扱わないでほしいです。

展示されている絵は綺麗で良かったのですが、解説の見出しが絵に合わないギャグテイストで興醒めしました。
「お前ももう死んでいる」「けだものだもの」を挙げると、ご理解頂けるかと思います。
ただ、この特別展は、怖い絵とその背景を解説した本が売れた事がきっかけで、その本の作者に企画を持ち込んで実現した展覧会です。
なので、笑えない感性の解説も、元の解説本の作者が書いている可能性が高く……和美が本を買って読む事はないだろうなと思いました。

追記。
たまたま本を見掛けたので確認しましたが、そんな題名は全くありませんでした。
が、学芸員か……?

和美にしては珍しくポスター絵が一番好みでした。
王女が反乱を起こされて、まだ十代にも関わらず処刑される場面です。
隣に立っている男性は、解説によると「優しく誘導する執行人」らしいのですが……処刑台に誘導している時点で、全く優しくありませんが。
背景より絵そのものが綺麗で良かったです。

図録は完売していましたが、再販を郵送してくれるそうなので実家に送りつけました。
無事に届いたようです。


次の国立国際美術館。
バベルの塔は……予想外のハズレでした。
あれだけ大型の特別展だと、一枚ぐらいは好みの絵が見つかるのですが……。
コレクション展の方が全般的に好みでした。
怖い絵には及ばないものの、こちらも大混雑でした。
国立国際美術館は滅多に行かないので、前売り入場券は購入しておらず……。
(クラーナハとピエール・アレシンスキー以来でしょうか)
入場券購入列に並んだのも痛い点でした。
チケットショップをどこかで探すべきですね。反省。

兵庫県立美術館で開催された「ベルギーの奇想」展と似た雰囲気かと思っていたのですが……有名らしい画家:ヒエロニムス・ボス自体に興味がない。
版画作品が苦手なのに多い。(終盤二十作品以上が白黒の版画でした)
バベルの塔自体が見ていて特に綺麗と感じる建物ではない。(装飾のない建物が苦手です)
という理由かなと推測しています。

……ブリューゲルの作品の中に出てくる、魚に食われた人の絵を原型にしたゆるキャラがいたのも一因かと思いますが。
不細工なゆるキャラが和美は大嫌いです。

そんなところかなー。


最近、数年振りに「なんかそろそろ活字の本を読まなきゃいけない気がする」発作に襲われました。
というきっかけで気づいた、書いたと思い込んでいたのに書いていなかった記事です。
水没した前のiPhoneで書きかけだった、という可能性もありますが……確認のしようがないので諦めて書きます。
こんにちは、和美です。

【目次】

  1. 初めに
  2. シンデレラの時計
  3. I was born
  4. こころ
  5. 向田 邦子
  6. 開高 健
  7. それから
  8. 平和学習の間違い
  9. 思い出の交差点
  10. 落窪物語
  11. 記憶の中で

1. 初めに

mixiのコラム記事からサルベージ。
今回は『忘れられない!国語の教科書のあの話 』という話題で、国語の教科書・副教材の思い出話です。

2. シンデレラの時計

この話題で真っ先に思い浮かんだのは、中学二年頃の教科書でした。
小説でも絵本でもなく、シンデレラの時計の話が出てくる短いエッセイです。
和美は、物語の裏話というか『空想科学読本』のように、架空の物語の設定を真面目に考察した話が割と好きです。
このエッセイは、学校の図書室にたまたま教科書の出典元の本があったので、全部読んだ記憶が残っています。

童話のシンデレラに真夜中の十二時を知らせたのは、どんな時計だったのか。
歴史背景から推測した結論は、机の上に置く小さな置き時計だろうとの事でした。

この記事を書いた際、改めて本の題名を教えて頂きました。
ポプラ社から発売されている角山栄:著『シンデレラの時計』です。

3. I was born

次は「I was born」
高校辺りの教科書に載った散文詩……らしいですが、句読点があるため、詩には思えないエッセイのような短文です。
幼い頃に母を亡くした「僕」と父が、妊娠した女性とすれ違った事をきっかけに父がカゲロウの話を始めるという詩、らしいです。
カゲロウの卵のように母の胎内にみっしりと詰まっていた僕。
だったかで終わる、吉野弘の作品です。
追記:正しくは

ほっそりした母の 胸の方まで 息苦しくふさいで
いた白い僕の肉体
でした。
参考URL(こちらで全文が読めます)
外部リンク:I was born

4. こころ

中学校か高校で習った夏目漱石の「こころ」は嫌いでした。
国語の教科書には、第一章、第二章の粗筋と、第三章の「先生」の遺書が載っていました。
なので、習ったのは第三章のみ。
ただ、先生が言った「この『先生』よりもKの方がかっこいいというエピソードが、載っていない場面に出てきます」という話だけは覚えています。
……その話が気になって、後年に青空文庫で通読したはずですが……具体的な内容を全く覚えていません。
「もしやこの場面の事か?」と思った記憶があります。

5. 向田 邦子

その他では、向田 邦子むこうだ くにこのエッセイも印象に残っています。
初めて一人暮らしをした筆者に、父から手紙の書き方に則った堅苦しい手紙が定期的に送られてくる、といった内容の、手紙にまつわる逸話を集めた文章でした。
今検索したところ、「字のない手紙」だそうです。

そうそう、字が書けない妹が疎開する事になったため、住所を書いた葉書を渡して「調子が良かったら丸を、悪かったらバツを書いて送りなさい」という話が最初でした。
習った覚えがないので、教科書には載っていたものの飛ばされたのでしょうか……。
国語の教科書は渡された数日以内に読み切ります。

6. 開高 健

それから開高 健。
小児麻痺の後遺症で片足を引きずっているから鏡が嫌いという話です。
こちらは検索しても出て来ず。
Wikipediaを読んでも開高健が小児麻痺とは書いていないので、作者名を覚え間違えている可能性が高いです……。
中学校一年の一学期にあった最初の授業で、「この文章を読んで感想を書きなさい」(読書感想文という程ちゃんとした物ではない)と言われて「私も鏡が嫌いです」とだけ書いた記憶が残っています。
そんな軽い話ではないぐらいは分かっていますけれども。笑

7. それから

……ここまで挙げて、教科書で好きになった小説が一本もない事に驚きます……。
(「こころ」は小説ですが、「先生」の我儘振りが嫌いです)
中島敦の「山月記」も李徴の性格が自分に重なってしまうので嫌いでした。
(頭の出来は違います。念のため)

冒頭で「朝起きて虫になっていなかっただけ幸運だと思うべきか」と呟く、平凡なサラリーマンの話が印象に残っていたのですが。
今検索したら、開高健の「任意の一点」だそうです。
上に書いた呟きはカフカの「変身」を元にしているので、元々相当な本好きだったんだろうな、今はそんな余裕もないんだろうな、と推察してしまって辛かったです。

検索していると、谷川俊太郎の「朝のリレー」、ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」など色々出てきて記憶が蘇ります。
ヘッセは「車輪の下」の粗筋が副次教材に載っていて「一生読まないだろうな……」と思いました……。
「大人になれなかった弟たち…」と並んで、正直思い出したくない作品でした。

8. 平和学習の間違い

「大人になれなかった弟たち…」を含め、学校で行われる、第二次世界大戦を典拠にした『平和学習』が大嫌いです。
核実験なら第五福竜丸事件もありますし、「戦争はいけない事です」なんて、誰に言われずとも知っている話です。
「こんな悲惨な事があったんですよ。怖いですね。やめましょう」ではなく、なぜ起きたのか、なぜ止められなかったのか、を考えない限り、何度でも繰り返される話です。
歴史を学んで分かるのは、『人は過去の歴史から何も学んでいない』という事だ。
なんて名言もあるぐらいですし。
ドイツの哲学者、ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel)が書いた『歴史哲学講義』より。

9.思い出の交差点

光村図書の教科書クロニクル
光村図書の教科書に載っていた教材から抜粋した本が発売されています。
こちらで確認したのですが……開高 健の鏡の話は中学校の教科書ではなかったらしいです……。
なぜだ。
それどころか開高 健自体が採用されていないのですが……表紙は合っているのに、なぜだ。

10. 落窪物語

ここからは教科書ではありません。

滑り止めで受けた高校入試の、過去問題集で読んだ古典「落窪物語」はすごく好みの話でした。
平凡未満の主人公である姫が、実は名家の落としだねだった、という粗筋を後で調べた覚えだけが残っています。
「醜いアヒルの子」のように、良家の子供(貴種)が貧しい家で育ち、素質の良さを誰かに見出されて本来の扱いを受けるようになる、という粗筋の、貴種流離譚きしゅりゅうりたんと呼ばれる設定が大好きです。

11. 記憶の中で

今度は副次教材から小説を二本。
両方とも、題名、作者名等全く覚えていませんでした。
冒頭だけ印刷して藁半紙で配られたので、多分紛失してしまったかと思います……。
いずれも結末を知りません。

まず一本目。
アパートの庭に生えるキウイを食べるのが好きな「オトトイ」という謎の生物を、小学生の姉と弟が親に内緒で面倒を見る話。
……今検索したら、文春文庫の伊藤 たかみ著「ミカ!」だそうです。
正しくは姉と弟ではなく、双子との事。
後年(2023年)に文庫本を買って読みました。

続いて二本目。
小学生の女の子と男の子が、両親に許可を得てペットショップに猫を買いに行った。
(ずっと二人が欲しがっていて、面倒は自分で見るとか何かの理由で許可をもらった感じ)
どんな猫を買ってくるのかと思ったら、不細工な黒猫。
「なぜこんな成長していて可愛くない猫を選んだのか」と聞くと、明日で一歳になる=殺処分されてしまうから。
黒猫の名前は月。
少し年の離れた兄が、眼鏡の位置を直しながら「今夜は新月だからですよ」という。(なぜか敬語)
こちらが……全く題名が分かりません。

2ちゃんねる改め5ちゃんねるに、本の粗筋や内容から題名を教えてもらうスレッドを見つけたので書き込んでみましたが、回答はつかないままです。
ご存知の方、いらっしゃいましたらコメント欄から情報をお願いします。
追記:後日回答がついて、「猫ではなく犬」と発覚したのは覚えているのですが……肝心の題名も作者名も失念したので、改めて聞いたら瞬間で回答がつきました。
「月子」新井満:PHP出版
きっかけが記憶と全く違い、小説ではなくて絵本、その上出版年が和美の中学校在学年より少し遅いのですが、粗筋が大体合っているのでこちらだと思います。
紹介によると実話らしいので、他の人が書いた同じ内容の小説があるのかもしれませんし、先生は絵本が好きだと言って授業で『赤鬼と青鬼』を読み聞かせられた記憶もあるので、本当に絵本だった可能性もあります。
教室は高校だったような気もしてきました。笑
全く記事を書いていませんが、美術館へは相変わらず行っています。
最近は兵庫県立美術館の「怖い絵」展と大阪にある国立国際美術館で「バベルの塔」展を見ました。

職場移転のため望まない引っ越しをしてから、生活が全く落ち着かず……。
そろそろ行きたい特別展を書き出しておかないと、何か逃しそうだなと思いました。

結果、喫緊の休日である10/15日曜日が最終となるのは二ヶ所。
・堺市立東文化会館:知られざる絆〜堺市ゆかりの日本画家・松岡政信と杉若義幸〜
・大丸神戸店:オルセー美術館 至宝のリマスターアート展〜高精彩技術が織りなす美と感動〜

あと、京都国立博物館で開催中の国宝展は、二ヶ月しかない会期中に四回もある入れ替えのうちの一回目が10/15で終了します。

美術館は午前十時頃開館、午後五時に閉館してしまうので、時間制限があります。

どういう経路だと一番移動時間が短くなるのかを、Yahoo乗り換え検索で調べようとしたのですが……。
・出発地と目的地を同じにする
・経由地同士を入れ替える
事が出来ませんでした。

軽い気持ちでYahooに要望を送って、他のサイトで検索しようとしたのですが。
複数の場所を経由して、一番移動時間が短くなるように経路を検索するのは「セールスマン問題」という名前で、かなり難易度が高いようです……。

Yahoo乗り換え検索に限れば、駅同士だけなので何とかなりそうな気もするのですが、
・路線バスの本数が多い
・駅とバスの停留所が近い
・徒歩圏内に駅が複数ある
上記の条件に合致する地域だと、候補が多くなり過ぎるのかなと思いました。
目的地を入力すると最寄駅を表示してくれるシステムとの兼ね合いもありますし。

ただ、せめて
・出発地と目的地を同じにする
・経由地同士を入れ替える
ぐらいは設定できるようにしてほしいなあと思いました。
経路を自分で設定できれば比較して選ぶので。

ちなみに実情は以下の通りです。
・京都の国宝展
大混雑が予想されるため、九時半の開館直後、遅くても午前中に到着したい→最初に行く
・大阪府堺市の知られざる絆
五時半まで開催→遅くても大丈夫
・大丸神戸店のオルセー美術館展
午後七時まで開催している→最後

という事で、今回は考えるまでもなく京都→大阪→兵庫の順でした(笑)

……なお、当日は寝坊したため、京都を諦めて大阪府堺市と兵庫県神戸市しか行けませんでした。
よくある話です。しょんぼり。
七月下旬のニュースをきっかけに記事を書き始めたはずですが、内容がまとまらないまま放置して九月が終わってしまいました。
十月も中旬に差し掛かりますし、諦めて投稿します。

七月二十四日、作詞家の山川 啓介氏が亡くなりました。

ネットニュースには代表作として、火曜サスペンス劇場のエンディングテーマであった「聖女たちのララバイ」とNHKみんなのうた 「 北風小僧の寒太郎 」 が挙がっていましたが……あまり興味が湧きませんでした。

が、関連記事で知りました。
「機動刑事ジバン」の作詞も手掛けた方のようです。
同名主題歌、エンディングの「未来あした予報はいつも晴れ」ともだそう。

「 機動刑事ジバン 」は和美が幼かった頃なので、二十年以上前の作品のはずです。
仮面ライダーなどと同じ、子供向けの等身大の特撮ドラマです。
メタルヒーローシリーズという十七作あったシリーズ作品の一作でした。

全く見た記憶がありません。

ではなぜ知っているのかというと、当時の子供向け作品の主題歌を集めたカセットテープが家にあったからです。
ちゅうかなぱいぱい、機動刑事ジバン、ファイブマン、仮面ライダーBLACK RXは覚えていますが……他に何があったかな。
どれも全く見た記憶がありません。

今検索したところ、アニメ「 銀河鉄道999 」 同名主題歌や 「 にこにこぷん 」「 ドレミファ・ど〜なっつ !」(NHK教育テレビの着ぐるみ人形劇OP)も担当されていたそうです。

……ニュースには「 作詞家 」 としか出ていなかったと記憶していますが。
十年間放送された 「 にこにこぷん 」 と七年間放送された 「 ドレミファ・ど〜なっつ!」全ての脚本を書いた、脚本家でもあったそうです。

そして今知る、じゃじゃ丸ってジャイアンと同じ声だったのですね……。
いや見ていたはずなのにも関わらず、全く覚えていないせいはあるのですが。
特番か何かでじゃじゃ丸の声は聞いた覚えがあるのです。
ポロリがれっしーやにゃんちゅうと同じ、ばいきんまんの声なのは知っていましたけれども。
(NHK教育テレビ「天才てれびくんワイド」で出演者達に声優の講師をしていたのです)

そして、代表作として冒頭でも挙げた 「 北風小僧の寒太郎 」 は堺 正章が歌っていると知って再び驚きました。

……才能豊かな方だったんだろうなぁ……。
七月上旬のニュースをきっかけに記事を書き始めたはずですが、内容がまとまらないまま放置して九月が終わってしまったので、諦めて投稿します。

七月十三日、中国でりゅう 暁波ぎょうは氏が亡くなりました。

共産主義の中国で民主化を訴えて、思想統制により投獄され、二〇一〇年、獄中でノーベル賞の平和部門を受賞した事で有名になりました。
本業は著作家……だそうですが、人権運動家と言った方が正しい気がします。
ちなみに、人権運動家になる前は、アメリカの大学で客員教授をしていたそうです。

ノーベル賞は投獄中の授賞なので、劉氏は授賞式には出られず声明が発表されたのみでした。
……ちなみに、他の部門も含めて中国在住のままノーベル賞を授賞したのは初めてだそうです。

その後末期癌に罹り、外国で治療を受けたいという希望が出されましたが、劉氏の影響力を懸念した中国政府により、希望は通らないままでした。
(国内の病院で治療は受けたそうです)

「ペンは剣よりも強し」という諺があります。
『ペン』は『言葉』、『剣』は『武器』。
言葉はどんな武器よりも強い。という意味です。

劉氏が平和賞を受賞した際、中国政府は「内政干渉」として強く反発しました。
ですが、劉氏は六十歳の高齢で、しかも末期癌、先の限られた病気です。
そんな弱り切った、たった一人の人間を外国に渡航させる事すら出来ないほど、中国政府は『言葉の力』を信じているのだな、と少し不思議に感じました。
今日の話題は「日本人はどうしたら結婚するようになる?」です。

元はガールズちゃんねるというサイトで立てられたスレッドだそう。
和美はニュースコラムで読みました。

さて、本題。
……婚姻数を増やして何がしたいのでしょうか。
日本の現行民法で規定される結婚の意味は「産まれてくる子供の父親を確定させる」ための制度です。
(離婚後、女性のみ一定日数が経過しないと再婚できない、という規定があるのも同じ理由です)
ですが、実際のところ結婚しても「子供を産まない」という選択をする夫婦はいます。

このスレッドを立てた人は、何が最終目的なのでしょうか。
例を挙げると、政府が憂う婚姻率の低さは、そのまま少子化の原因で、少子化によって日本の人口が減少し「税収が減る」事と、「年金制度が崩壊する」事などを危惧しています。
スレ主はおそらくそこまで深く考えていないので、当ブログでは政府の主目的である
・税収を増やす(今より減らさない)
・年金制度を存続させる
この二点を最終目標として話を進めます。

いきなりですが、両方とも婚姻率とは何の関係もありません。
結婚せずに子供を産む女性も、結婚して子供がいない夫婦もいます。
ただ単に「夫婦は子供をもうける事が多い」という確率論です。

さて、最終目的の「税収」と「年金制度」
両方とも払う側(納税者)に「安定した収入」が必要です。
結婚していないが子供がいる女性の場合、片親家庭なので税金が優遇されます。
(死別、離婚の場合も同じ制度を使いますが、この話には関係ないので無視)
なので「結婚して子供を生む」という安定しやすい家庭環境のために婚姻率が出て来るだけです。

和美の考えは、安定して税金を払ってほしいなら、児童養護施設からの養子縁組を進めた方が良いんじゃない?

というのも、児童養護施設で育つと、高校卒業時に施設を出てから生活に困ると聞いたためです。
高校卒業での就職先は、生徒側が選択できません。
就職先の企業が高校に希望を出し、生徒と面接、採用となります。
面接時に詳しい話を聞いた生徒が「就職したくない」と感じても、です。
児童養護施設出身の場合、高校卒業時に帰る場所がなくなるのが分かっているので、住み込みの仕事を探す事になります。
元から高卒で就職した時の離職率が高いのに、住み込みでとなると尚更辞められないはず、と足元を見られる可能性が高いです。

そんな環境で仕事をしていて、貯金ができる、遊びに行ける、恋愛ができる、余裕のある生活が出来るとは思えません。
貧困は連鎖すると言います。
施設を出た子が、貧乏子沢山を体現するような状況に陥っている可能性はないのでしょうか。
生まれた子を再び児童養護施設に預けてしまう可能性も充分あり得ます。
少なくとも「一般的な家庭」を経験した事はないのですから。

さて、養護施設が子供がほしい方との養子縁組を進めれば、将来安定した職業に就きやすいです。
安定した職業に就くと、納税者となる可能性が高くなります。

これが最終目的です。

生活と人生を安定させて、納税者に育つ可能性を高める、という理由で養子縁組を進めるなら、同性同士のカップルでも養子を取れるようにする、というのも一案でしょう。
……審査はかなり厳しいものの、独身でも一応養子縁組は可能だそうですし。
和美自身は同性カップルが婚姻届を出せるようにする、という、現行民法と合わない自治体の動きには反対ですが。
(当記事の冒頭で書いた通り、日本の現行民法で規定される婚姻とは「産まれてくる子供の父親を確定させる」ための制度なので、子供が生まれる可能性が全くない場合は無意味)
既に同性同士での届出を受け付けている自治体が複数存在するので、現状に合わせて養子縁組の審査を緩めるのは構わないと思います。
……離婚した場合、法律婚とは異なるのが課題です……。

聞いた話ですが、今から百年程前、戦前までは養子出すのも貰うのも当たり前だったそうです。
実子がなければ、母方の親類(家長制度の時代なので、完全に他家)でも赤の他人でも構わなかったのだとか。
血の繋がりは重要ではなく、身分の高い家から養子を貰えば「家格が上がる」と喜んだほど。
変わったきっかけは、戦争で「養子に行った、養子に貰われた」を語れる経験者が格段に減った事。
そして、不妊治療により従来なら諦めていた「実子」の可能性が出て来た事です。

婚姻率や少子化を問題にするより、「何が困るのか」をもっと明確にすべきです。

少子化であれば、例に挙げた税収が減る、年金制度が崩壊する、以外だと、労働力が減る、介護ができない、単純に人口が減る、もあります。

けれど、それは本当に「次世代が生まれたら解決する」事でしょうか。

労働力が減ると言いますが、大抵の仕事は「人間がやらなければいけない事」ではありません。
後述する介護職や倉庫の軽作業のように、機械を入れるより安いから人間を使っているだけという仕事もあります。
元から人間の仕事としては不向きで、AIに置き換えるべき職種もあります。
和美は公立の学校教育はAIに任せた方が地域や教師の質による当たり外れが減ると思っています。
そもそも存在自体が不要な仕事もあります。
数十年後にAIに奪われる仕事一覧という話題が少し前にありましたが、AIに奪われる程度、人間がしなくて良い仕事です。

次の介護ができないについて。
介護は、きつい、汚い、給料が安い。
通称『3K』と呼ばれる「誰も就きたがらない仕事」の代表格です。
需要だけは安定していますが、それだけでは仕事を選ぶ時の選択肢には入りません。
介護職の従事者を増やしたいなら「高額を稼ぎたいから介護職を選ぶ」という考え方が広まるぐらい給料を上げる他ありません。
そうなるとロボットを入れた方が安くなる可能性も高いですね。

人口が減る、について。
戦後の第二次ベビーブーム(団塊の世代)が異常だっただけで、日本で居住可能な国土面積を考慮すると、現在が多過ぎるだけです。
長い年月を経て、国土面積に合った人口になっていく。今が過渡期です。

……当初の話題である「婚姻率の低下」であれば、問題はブライダル業界の縮小程度なので、大して困りませんね。


デジカメを買い直しました。

そういえば:デジカメ(当ブログ内記事リンク)
2012年のこの記事で買ったSONYのCyber-shotを、多分2014年頃までに紛失してしまいました。
夏コミに持って行ったのは確実なのですが、その後ホテルに問い合わせても見つからず行方不明です……。

という事で、唐突に買い直しました。

数年前から「欲しいなー」「でも特に今いらないしなー」を繰り返していたのですが。
職場の知人が、スマホのカメラ機能を使うような感覚でデジカメを使っていたのを見て、やっぱり欲しくなりました。

前回は画質重視で高機能型を選びましたが、今回は持ち歩きたいので軽さ重視です。
……でも相変わらずSONY信者なので、引き続きCyber-shotです。
しかも同じ白なのであまり見た目に変化がありません。笑

一番安い機種が一万円少々で売っていたので気にはなったのですが。
一つ上のランクからは、Wi-Fiで画像をスマホに送ったりできる……らしいです。
という機能が使いたかったので、下から二番目の機種を選びました。

目指せ、パソコンでこまめなブログ更新。

(カメラの問題ではない)
この機種を選んだのは、前回の購入後と今回の購入直前に、夜景が綺麗に撮りたいなぁと思っていたのもポイントです。

使い始めてから気づいたのですが、なんと、内蔵メモリーが……全くありません……。
メモリーカードを入れないまま撮影して、数十枚と一時間程が無駄になった事を知ったのは、家に帰ってからでした。
(後日、別途記事を書く予定です。多分!)

せめて『メモリーカードがありません』というエラー表示ぐらいは出して欲しいですね。


前回はケースも白でしたが、今回は赤にしてみました。
……こんなに高かったっけ……?

後日、たまたま家から花火が見えたので撮った写真を転送してみました。
iPhone SEで撮影したもの。

デジカメで撮影したもの。

どちらも手ブレでピンぼけを起こしてしまいましたが、やっぱりデジカメの方が綺麗ですね。
……iPhoneの内蔵カメラはSONYさん製のはずなのですが……笑
SEなので画質が悪くて、最新の7や、もうすぐ発表予定と言われている8だとまた違うのでしょうか。

アプリの設定方法は難しいですが、Wi-Fiは一回設定すると、ずっと記憶していてくれるので多分もう大丈夫なはずです。(いい加減)
正式名称『こうのとりのゆりかご』こと、俗称『赤ちゃんポスト』の話です。

たまには時事ネタでも。

赤ちゃんポストという呼び名は、設置団体側は全く使っておらず、むしろ「その呼び方を辞めてほしい」とすら話しているのですが、報道ではほとんど『赤ちゃんポスト』と呼ばれていますね。
分かりやすいって大事。

国内では二ヶ所に設置されていますが、最大の問題点は「子供を生んだ母親すら分からない」事。

設置される理由は「母親が思い詰めて赤ちゃんを殺してしまうよりは預けてほしい」という団体の願いだとは思いますが。

預けられた子供がある程度以上の年齢に達した頃、
・『こうのとりのゆりかご』に預けられた事
・母親が『自分の意思』で子供を手放した事
をどう感じているか、がそろそろ疑問です。
感じ方は人それぞれですし、ゆりかごに預けられた後の育ち方も、ずっと施設だったのか養子に引き取られたのかで異なるとは思いますが、子供本人が「生きていて良かった」と思えるのかなと考えてしまいます。
……障害児が多いらしいので、確認が取りにくい可能性もありますが……。

ただ、その「ある程度以上の年齢」に達した頃、一番怖いのが兄妹婚だと思っています。

海外では、身元を明かさずに子供を産める設備が整っており、そこから養子に出される事も多いようです。
子供本人が望めば、親の情報が得られるのが一番良いところ。

具体的な国名は忘れましたが、海外の実例をニつ。

一つ目。
「抗いがたい運命を感じた」と結婚を希望した男女が、入籍の際に実の兄妹である事が分かり、結婚を取り消されたという事件が起きています。
離婚によって別々に引き取られて育ったのか、育てられないため養子に出されたのかは知りませんが、親が分からない、というのはそんな悲劇も引き起こす可能性がある事を、もっと利用者も設置団体側も考えてほしいです。

二つ目。
こちらは『身元を明かさずに子供を産める設備』を利用したケースです。
とある夫婦には、養子が四人いました。
同じ施設から引き取った子供を育てていた夫婦は、ある時、四人の顔が似ている事に気づきました。
親の名前を聞く事は出来ませんが、施設に問い合わせたところ、同じ親から生まれたと分かったそうです。

四回も妊娠し、出産し、育てられないからと捨てる、そんな親も実際にいます。
別々に引き取られていたら分からなかった話でしょうけれども。
(日本では、子供四人を出生直後に殺した夫婦が、殺人罪で捕まった事件もありました)

女性が離婚した後、再婚するまでに180日空ける必要があるのは、妊娠しているかも知れない『子供の父親』を確定させるためです。

女性同士で同性婚をし、知人男性から精子を提供してもらって妊娠、出産したというニュースも挙がっていました。
子供が成長して結婚できる年齢になった時、結婚を考える異性が現れたら。
その異性が、実は母親が異なるきょうだいだったら。

民法の戸籍は、今生きている人間のためにある物ではありません。
これから生まれる子供のための法律なのです。
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プロフィール
書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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