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気ままな一人暮らしの、ささやかな日常
美術鑑賞からプログラムのコードまで、思いつくままに思いついた事を書いています。
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平成淀川花火大会に行きました。

大阪市に流れる、淀川よどがわという大きな川の河川敷で開催される、大きな花火大会です。
神社の夏祭りでもなければ、由緒ある花火大会でもなさそうなのに、よく開催が続けていられるなと不思議に思います。

開催日の8/5土曜日は仕事だったので、仕事が終わってから普通に行くと、最寄り駅に着くのは入場制限が掛かった後。
という事で、午後から半休を取りました。

半休なら浴衣に着替えて行ける!と思っていたのですが……去年洗濯して干した後そのまま片付けたので、浴衣が皺くちゃでした……。
アイロンなどという文明の利器は我が家にありません。

諦めて普通の服で行ったら、友人から苦情が来ました……。笑。
私だって浴衣着たかったよ!

久々にコンタクトの予定でしたが、こちらは時間がなくて諦めました。
せっかく半休を取ったのに、シャワーを浴びる予定が烏の行水になりました……。

というグダグダ振りを発揮しながら、何とか待ち合わせ時間通りに到着しました。
阪急電車十三じゅうそう駅の出口です。

ちなみに大学在学中に一度、ほぼ同じメンバーでドレスコードが浴衣指定で来た事があります。
大学卒業後に引っ越しした二人は来られませんでしたが……。

花火大会にベビーカーで子供を連れて来る馬鹿親ってまだいるんですね……。
小学校低学年頃までは大型の花火大会は諦めた方が良いと思います。

さて、もう一つ苦言を。
……死人って結構いるんですね。

本来は高貴な身分の方にだけ許された合わせ目だそうですが……ただの一般人が不遜です。
お茶席のにじり口を使わない程のご身分ならともかく。
合わせ目は左前(自分から見て、左から右に重ねたのが上側)が正しいです。

和美達が場所を取ったすぐ隣に、破れ鍋に綴じ蓋な幽霊カップルが場所を取ってしまい、全員でげんなりしました。

十年前に来た時は、一人の友人がアルバイトで唯一合流できませんでした。
その友人が、当時は見られなかった浴衣で来ました!
「着方がよく分からない」との言でしたが、合わせ目さえ正しければ良いと思います。

浴衣の着方を調べても、体型補正のやり方なんてまず書かれていませんからね……。
胸に一枚、腰に一枚のタオルを入れて腰を太くして体型の凸凹を平らにするのです。
(専門学校時代に専門の講師から習ったので知っている)

花火開始まで二時間もありましたが、近くに出店が多く、雑談と買い食いでなかなか楽しかったです。
鶏皮餃子が美味しかったのですが、高くて少ない(´・ω・`)
浴衣で来た友人は、ビール二缶を持参して呑んだくれていました。
暇だったので途中からゲームをしていました。

かき氷とかたこ焼きとかもっと食べたかったです……。
ベビーカステラを持って帰ろうと思っていたのに買い損ねました。

花火は……そもそもどこから打ち上げているのでしょうか。
中学の理科で習った、音と光の伝わる速さの違いからすると、かなり遠くで上げているのかな。
計算式は
光の速さ(通常では1秒間に340m)×音が聞こえるまでの時間(秒)=花火を打ち上げている場所までの距離(m)
です。参考:りかちゃんのサブノート

花火は打ち上げる玉の大きさで◯尺玉と呼ぶのですが、そもそも何尺から『大きい花火』と感じるのかな、とか。
ちなみに一尺は約30.3cmです。

一回の花火大会で打ち上げられる花火の数からして、一回に使う量だけを直前に作るとは考えにくい。
なので、花火職人の方は閑散期(冬)に花火玉を作り貯めて夏に使うのだと思いますが、一人当たり何玉ぐらい作るのかな、とか。

そんな事をぼんやり考えていました。

大玉は綺麗ですが、かなり上の方に上がるので、見やすい高さで大量に上がる中玉が一番好きです。
川に沿うように上がる花火は、橋に邪魔をされて見えにくかったです……。

終わってからは、兵庫県に住む十三駅組と、大阪府内に住む大阪駅まで歩く組に別れました。
和美は大阪駅組です。
……十年前の参加時も別の友人と大阪駅まで歩いたのですが、予想以上に遠かったです……。
大阪市内に住む、駅周辺に詳しい友人ですら「こんなところまで迂回させられるとは……」と驚愕する程の道でした。
そう言えば大阪駅周辺で踏切って見た事なかったわ。

友人は大阪駅からバスですが、和美はバスがなかったので電車。
家から一番近い駅がある路面電車は既になかったので、諦めて少し遠い南海電車→タクシーにしました。

地元と東京で酷いタクシーに遭ったので、乗ってから色々確認したのですが。
乗ったタクシーの運転手さん曰く「前から歩いてきてタクシーを選ぶのは大丈夫」(後ろからだと「前に行ってほしい」と言うが、前から来た場合は何か事情があって避けたと分かるため)との事だったので、今度からカーナビがついているタクシーを選ぼうと決意しました。
「サービス業なんで、そこはお客さんは気にせんで良いですよ」と仰ってくださったので良かったです。
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パソコン雑誌【 Windows 100% 】が休刊になりました。

雑誌でも告知でも【 休刊 】とはなっていますが、【 廃刊 】として雑誌コードを手放すと出版社的に都合が悪いので【 休刊 】にしてあるだけです。
この【 Windows 100% 】に限らず、一度休刊になった雑誌が復刊する可能性はほぼありません。

昔はアングラ系の魅力に溢れていた雑誌ですが、数度のリニューアルを経て軽いサブカル系に落ち着いてしまったのが敗因でしょうか。
元読者として感じていた編集方針は「時代に流されろ」でしたし。

想定読者層も、当初は40代〜50代の古くからパソコンを使っていて自作もする、調子が悪くなったら自分で原因を特定できる、高レベルの男性でした。
途中のリニューアルから、電気屋さん(パソコンショップではない)で買った量産型のパソコンを使って何かを作る若者(性別は問わない)に変わった(パソコンが目的から手段になった)のも一つでしょうか。

そんなWindows100%の思い出語りです。
最終号は数年振りに買いました。

合成音声歌唱界隈では、MMD講座とUTAU講座があり、割と話題にはなりました。

MMD講座は、VOCALOID黎明期に初音ミクのデモソングであった「01 ballade」のPVでデビュー、続く「melody...」で一躍有名になり、使用した3Dモデルを配布したキオさんがモデラーを務めていました。
MMD配布開始前という、VOCALOIDでも黎明期に発表された動画ですが、3Dモデルとしては未だ最高傑作に君臨していると思っています。
(クリプトンの公式3DモデルよりKEIさん絵にそっくりなのです)

UTAU講座はまるさん担当。
毎号の録り下ろし音源が魅力でした。

そんなWindows100%最終号の知らせをたまたまTwitterで見たので、遅ればせながら探したのですが……。
どこも完売になっていました。
そういえば六月発売の七月号ですね!
買ったのは七月ももう二週目に入ってからですが。

天王寺で本屋さんを三軒回って、最後の喜久屋書店様に泣きついたら普通に出て来て「さすが……!」と思いましたありがとうございます。
喜久屋書店様にはよくお世話になっています。

Windows100%を探している最中に気づいたのですが、兄弟誌のiP!は季刊になって残るのが不思議です。
iP!もパソコン雑誌で、紙面もほとんどWindows100%と同じ。
というか、Windows100%からサブカル笑とエロを抜いただけのライト向けに見えるのですが、読者層が微妙に違うのでしょうか……。
謎です。

以下、Windows100%本文の感想です。

巻頭特集がWindows100%の歴史を振り返る。
2000年代(ゼロ年代)の企画が懐かしくて大好きでした!
この頃、定期購読ではありませんが、父がたまに買っていました。
脱衣雀の完全版って家にあったかなぁ。

ミクが取り上げられているのに、なんで絵がゴミ新絵師なんですか……!
絵が下手くそ過ぎて、塗り潰したくなりますね。
後釜絵師ってオリジナルより悉く画力が落ちているので全員大嫌いです。
KEIさんより絵が上手いとか思っていそうです。
(勘違いしていないと後釜なんて引き受けませんけれどもね……)

違法ダウンローダーのcabosも懐かしいのですが、多分ここら辺で親が買う回数減ったのですよね。多分。
Parfect Dark特集は覚えているから09年かな?
十周年と100号の記念号を親に買わせた覚えがあるので、その時かもしれません。

『2010年がニコニコ動画の絶頂期』に完全に同意します。
ニコニコ動画の運営元であるニワンゴの初代代表取締役は、2ちゃんねるの開設者として有名な西村ひろゆき氏でした。
そのひろゆきが超会議の開催に大反対していて、代表取締役を辞任するきっかけになったので、今でも超会議が大嫌いです。
個人的に超会議嫌いにとどめを刺したのは、UTAUをVOCALOIDカテゴリで投稿できるようにした第二回の発表ですが。

フリーOSのUbuntuの特集にも覚えがあるのですが……このWindows100%ハイパーライト時代って何を目的に買っていたのでしょうか。謎。

月刊ニコニコが記憶の限りゴミ企画でした。
ヒャダインってまだ捕まっていませんでしたっけ?
……ヒカキンと言い、後に違法行為をするような連中ばっかり連載させている気がします。
死んで良いと思うのですが。
キオさんとまるさんは当然の例外ですが、ジャンルの問題ですかね。

Windows100%を読んでいた頃の謎企画というと、間違いなく「サポートが切れた後のWindows98」連載だと思います。
パソコン雑誌のくせにセキュリティを無視して古いOSを使い続ける謎精神も好きでした。
MacOSをインストールする特集もなかなか面白かったです。
フリーOSであるLinaxもUbuntuもWindows100%で知りました。

Tシャツの作り方の翌月号を買ったのは覚えています。
確かUTAU講座でムック……ではなく、中の人の松田さんの音源がついた回でした。

2014年のデジタル登山特集が地味に気になります。
以上が巻頭特集の歴史でした。

次が過去収録のソフト。
最終号に違法DLとフリーソフト特集を入れるのは、本来の購読者層を把握できている証拠でしょうか。
Claving Explorerを愛用していました。
懐かしい。
でも最終号特集ならちゃんとエロ入れてくれ!!!
この辺はネット環境ないと何とも評価できませんが。

年表形式で再びの歴史特集。
ミクの説明にある「YAMAHAのVOCALOIDに対応」って日本語がおかしいです。
初音ミクはVOCALOID音源であり、他の用途に使うのは全て規約違反です。

不細工な歌い手(笑)が未成年との淫行で逮捕された事件は覚えていたのですが、年表に載っていた名前は全く聞き覚えがありませんでした。
盗作なので緒方 恵美を含めて全員捕まってほしいです。
例外として許されるのは、ピコ(歌手音 ピコの中の人)、真優(MAYUの中の人)、小林 幸子(Sachikoの中の人)、林原 めぐみ(アンナ名義で恐山ル・ヴォアールを歌った)だけです。
著作権法違反も、もう親告罪ではなくて良いですよ。

歌い手(笑)の小林幸子がVOCALOID化された事を記念して、という「VOCALOIDのデザインを元にした雑誌オリジナル衣装」という謎のMMDモデルは一体どこに何の需要があるのでしょうか。
VOCALOIDのSachikoそのままならVOCALOIDのPVを作る際に使えますが……。

違法ダウンロードで感染が広がったイカタコウイルスが可愛くて大好きでした。
当時テレビニュースを見ながら画像が欲しかったのを思い出します。
違法ダウンロードはしないのですが、どこかのサイトで全てのウイルス画像をまとめて見られないかなと。

イカタコウイルスは、exeファイルを実行すると、パソコン内のデータが全てイカやタコなどの画像に差し変わってしまうウイルスでした。
イカやタコの絵はウイルスを開発して逮捕された人の自作です。

クラナドウイルスの名前で話題になった、アニメ「CLANNAD」の画像が出てくるウイルスも同じ作者で、京都府警はアニメ版「CLANNAD」を制作した京都アニメーションに依頼して「著作権法」で逮捕しました。
著作権法は、著作権者が訴えないと犯罪にならない「親告罪」です。
当時はパソコンウイルスの作成も配布も犯罪ではなかったので、そんな罪状になったのです。
イカタコウイルスは器物損壊で検挙したのだったかな。

そんなクラナドウイルスで「著作権者がいない画像にすれば良い」という斜め上の発想に至り、超絶可愛いイカタコウイルスは生まれたのでした。

誰かたこルカでパロディイラストを描いてほしいです。

当時はお金がありませんでしたが、今なら安いネットブック一台ぐらい潰せる収入があるので全ての画像が欲しいです……。

当時の報道を思い出す限り、OSには被害出ないようでしたし。
そして確かイカタコウイルスってmp3.exeのような、分かりやすいファイル名末尾になっていたはずですし。
……どんだけ覚えているでしょうね。私。
ほんと可愛かったです。

以上。


最後まで読んだのですが、巻末は怪しげな出会い系じゃないし、投稿者コーナーもないし、その隅にあった今号の編集部コーナーもないし、エロを切り捨てたのがほんと嫌でした。
実写グラビアもAVも興味はありませんが、エロゲコーナーは好きだったんですよ!!!
折角復活したエロが、読者アンケートの不人気コーナーで上位独占なんて回もありましたが……。
5/28日曜日、あべのハルカス美術館で開催されていた「マティスとルオー」展に行きました。



本当は前日の5/27土曜日に行く予定だったのですが……開館時間が平日は午後八時まで、休日は午後六時までとは知らず。
天王寺に着いた時点で、開館時間は既に終了していたのでした……。
最終日だよ、おい!

家でだらだらしてしまったので相変わらずの遅出ですが、今度はちゃんと開館中に間に合いました。

さて、目的の美術館です。
ちなみにあべのハルカス美術館は、日本で最も高い商業建築物である、「あべのハルカス」の中にあります。
日本で一番高い建築物:東京スカイツリーから数えると、あべのハルカスは第五位ぐらいに入ります。
十六階にあるので、展望台と美術館だけ止まる高層階専用エレベーターで行くのが早いです。
館内からは一応エスカレーターもありますが、ご飯ついででもないと面倒かと。

美術館と名乗っていますが、一階も占有していない、建物の中の部屋です。
京都伊勢丹にある美術館「えき」と同じぐらいの広さでしょうか。

さて、本題の美術館。
マティスとルオーは、国立美術学校で教授をしていたギュスターヴ・モローの授業で知り合ったそうですが。
生徒が六十人?もいる中でよく知り合ったなとか、マティスが入試に落ちた後の聴講生、ルオーは正規入学って立場が違い過ぎる……。
マティスは一旦就職してから画家を目指した、と略歴に書かれていたので、ルオーと年が離れているのかと思ったら、三歳差ぐらいでした。
(年齢差がある友情だと、本願寺の蓮如上人と禅宗の一休禅師は十九歳差という例があります。一休禅師が年下)

ちなみに出会いの時点では格差があるように見えましたが、この後マティスは正規入学を果たし、ルオーは学校が合わず、モローの勧めで退学しています。
しかも年表によると、後年、同じ年に褒賞を受賞しているので、ほぼ互角の評価だったようです。(図録の年表には見当たりませんでしたが)
ただ、マティスは普通のお葬式、ルオーが国葬、と最期も異なります……。

ルオーと言えば、パナソニック汐留ミュージアムで開催していた「モローとルオー展」に行けなかった思い出が蘇ります。
今回の出展作も、そんな思い出(行った事はありません)のパナソニック汐留ミュージアム所蔵品が多かったです。
特別展自体、パナソニック汐留ミュージアムからの巡回展のようですし。
他には泉屋博古館 別館(先日行った方ではなく、東京にある別館)の所蔵も少し。

さて本題の手紙と絵の話。
手紙はフランス語でした。
翻訳は出来ませんが、何となく読めますね。
サイン以外は割と字が綺麗でした。
館内のあちこちに、二人の手紙から引用した一文が大きく掲示されているのですが。
……展示されている手紙の翻訳文に、その文章が、ない。
手紙の翻訳に(以下略)や(中略)とあるので、翻訳されていない文章があるのだとは分かりますが……。
掲示と手紙の翻訳は一致させてほしかったです。

絵は……ルオーはさすがに絵が上手いなぁと思っていたら、すぐにマティスの画力も追いついて、二人とも割と初期から独特の画風で描いていたのだなあと思いました。

前述のパナソニック汐留ミュージアムに行けなかった思い出から、ルオーのが割と気になっていたのですが……。
全て見て回ると、何度も見に行っているマティスの方が好みの絵が多かったです。
マティスの晩年の切り絵シリーズ「ジャズ」(音楽の意味ではなく、「即興」という意味)なんて、全作を揃えている明石市立美術館の常設展示なので、行くたびに見ているのですが……絵とは違った雰囲気だなぁ。
教会の装飾も手掛けたそうで、映像で紹介されていたステンドグラスはすごく綺麗でした。
見に行きたい。
二人とも抽象画っぽい雰囲気が似合いそうです。

次の特別展は仏像だそうですが、興味がないのでパス。

二回程紛失した近鉄百貨店のポイントカードをもう一度作るかどうかで悩みます……。
なぜか本人確認書類が必要なので、面倒なのですよね。
その割に紛失しても再発行できず、ポイントは全てなくなるのが不思議で堪りません。
それでもICカードなのですよ……。


季節を知らせぬ花などない。
大浜公園で花菖蒲を見ました。

仕事が早く終わった訳でもない6/2金曜日の夕方、そういえばそろそろ菖蒲が咲く頃かと思って見に行きました。
最近は日が落ちるのが遅くて、六時半でもまだ明るいですね。
大浜公園の中にある花しょうぶ園が目当てです。

花菖蒲園という名前から、一面に紫の花を想像していたら……十種類は軽く超える、早生から晩生まで、紫陽花を交えて多種多色な花が咲いていました。

元々、幕末に外交を求めてきた外国船に備えるため、全国の港に築かれた石垣と堀、大砲台の場所だそうです。
比較的よく残っていた石垣と外堀を活用したとの事。

早生で既にほとんどが散ってしまったようですが、「愛知のかがやき」という名前の、種間交配種の黄色い花がすごく気になりました……。

調べてみたところ、ヨーロッパからの帰化植物「キハナショウブ」と日本古来の菖蒲の交配品種第一号だそうです。
花菖蒲としても最も広まっているそうで、黄色い花菖蒲はほぼこの「愛知の輝」らしいです。
参考リンク:ハーブと花の畑から:ミニ知識

品種名の立て看板に、江戸系、肥後系、伊勢系、種間交配、と書かれていたので、こちらも調べてみました。
(上のURLに書いてあるより詳しく説明されています)
花菖蒲について:播州山崎花菖蒲園
改良された場所によって特長が似ているようです。
上記リンクの紹介文をまとめて、以下に載せてみます。

江戸系:風雨に強く、草丈も高い、平咲きの花が多い。奇花を含め多様な花形がある。

肥後系:大輪で花弁も広く重いため、ゆったりと垂れて咲く。遅咲きが多い。

伊勢系:優美な花に、花弁が垂れた三英咲きが基本。
雄しべの先に「くも手」と呼ばれる鶏冠状の切れ込みがある。
草丈は最も低く、葉と花茎の高さがほぼ同じ。

(他に長井古種という古い品種があるそうですが、花菖蒲園にはありませんでした)

江戸系に「野辺の桜」「桜狩」という品種がありました……。
確かにどちらも綺麗な桜色でしたが、他の花の名前をつけるのは失礼だと思うのです。


こちらは桜狩です。

ちなみに、野辺の桜の方が、蕾は少しだけ紫寄りのようでした。

遅咲きの花しょうぶを見に、もう一度訪れようと思いました。


季節を知らせぬ花などない。

今更ながら、春のお花見記事です。
……和美はソメイヨシノがあんまり好きではありません。

単色だし、あちこちに咲いていて多分見飽きたのですよね……。
地元に綺麗な八重桜らしき花が咲いているのもあるかと思いますが。
(昨年、品種が気になって調べたところ、桃の可能性が浮上しました……)

職場近くの公園にあるらしいという藤棚を見に行きました。
新聞は取っていないのですが、投函されていた市の広報に紹介されていたのです。

藤棚といえば、過去に何度か行った松柏美術館にもあるのですが。
咲いている時期には、興味のある特別展がなくて逃したままでした。
大和文華館も四季折々で花が咲いているようですが、そちらも興味のある特別展が開催されていません……。

4/16日曜日のお昼から行ったのですが……藤が……まだ蕾でした。


広報によると、例年四月上旬から開花。
ソメイヨシノも遅かったそうですが、大阪名物、造幣局「桜の通り抜け」が始まっていたので大丈夫かと思っていたのです。
(造幣局の敷地内に植えられている、百三十種類、三百五十本の桜が見られる行事です。毎年ソメイヨシノの後に開催される事が多い)
参考リンク
造幣局桜の通り抜け
詳しい紹介:気になること、知識の泉:大阪造幣局の桜の通り抜け。2017年の日程と見どころは?


ちなみに広報の藤棚の紹介に「猿飼育舎」(の横に藤棚)とあったのですが、動物園でも何でもないのに、本当に猿だけが飼われていて驚きました。
昔あった動物園は猿山が有名だったため猿だけが残され、後に猿山が撤去されて飼育舎になったそうです。

全国でも数の少ない実物のラジオ塔だとか、三角点がある日本で一番低い「蘇鉄山」だとか、意外に色々あって驚きました……。
※日本で一番低い山として有名な天保山と、どちらが低いのかは知りません。

蘇鉄山の頂上にあった歌碑です。


実物のラジオ塔。
ラジオが高価で貴重だった頃、公園など、人が集まる場所に設置されていたそうです。
本物は移設されて人があまり来ない場所にありますが、元の場所には復元されたラジオ塔があり、朝と夕方にラジオ体操が流れるそうです。

ソメイヨシノと藤の開花時期である四月と五月だけはバーベキューができるそうで。
桜の下でバーベキューって本当にやる人がいるんだと驚きました。
……和美は人付き合い少ないんですね。知ってた。

有名な灯台にも行きたかったのですが……公園からは結構離れていた上、暑いし出掛ける予定もあったので諦めました。

後日4/26水曜日、たまたま早く仕事が終わったので行ってみたら、今度はちゃんと咲いていた藤棚です。


この記事を書くために検索したら、同じ公園内にある別の藤棚は白い花が咲くそうで……。
そっちも見れば良かったとすごく後悔しています。
来年は引っ越した後だよ!
さすがにこんな何もない場所に、藤棚を見るためだけには来られないよ!!泣

ついでに他の花の話も。
チューリップと桃?が咲いていました。


ソメイヨシノではないと思いますが、グラデーションになっていて綺麗でした。



街路樹です。
何て名前の花でしょう……。


四月下旬から五月上旬までは、大仙公園という公園の日本庭園(有料)で牡丹やさくらそうが咲いていまして。
そちらも見に行きたかったのですが……G.W.を実家の都合で潰されたので無理でした……。

大仙公園は公式サイトから開花状況が分かるので、来年の休みの日に来ようかなぁ。
牡丹は絵でしか見た事がないので、一度本物を見たいのです。


記事最上部に書いた「季節を知らせぬ花などない」は、ソメイヨシノの写真集が発売されたというmixiニュースについて書かれていた呟きからです。

薔薇は品種によって咲く時期が違うので、ほぼ一年中咲いているはずですが……。
二度目の小林美術館に行きました。
今回の特別展は「春の息吹と夢見る乙女」です。
こんにちは、和美です。

【目次】

  1. 特別展の感想
  2. 常設展の感想
  3. 一日乗り放題切符
  4. 次の予定

1. 特別展の感想

小林美術館
ポスター
さて、特別展の題名は「春の息吹と夢見る乙女」
春っぽい絵と女性の絵です。
以下、良かった絵の画家と内容です。
橋本 関雪の ≪ 巣鶴 ≫ 雛を見つめる親鶴が可愛い。
中村 岳陵の ≪ 薫春 ≫ と川端 龍子の ≪ 香雀図 ≫ だったかな。
両方とも画風は違いますが、どちらも可愛い鳥と梅でした。
竹内 栖鳳の ≪ 春暁 ≫ 木の幹は好みですが、枝に留まるミミズクはイマイチでした……。
でも、何となく眠そうに感じました。
「春暁」は有名な「春眠暁を覚えず」から始まる杜甫の五言絶句ですので、感想は間違っていません。

竹内栖鳳の隣にあった塩川 文麟の ≪ 蛍と蛙 ≫
塩川文麟は初めて聞く名前でしたが、特別展の白眉。
蛍の灯りが灰色なのは不思議でしたが、おっさんのような蛙が本当にいい感じでした。
説明を読んだところ、塩川 文麟は竹内 栖鳳の師である幸野 楳嶺の師匠だそうです。
上村 松園から上に師弟系譜を辿って行くと、ことごとく好みの絵で驚きます。

大橋 翠石 ≪ 猛虎護児之図 ≫ 虎が恰好良い!
眼光が鋭くて、子供でもやっぱり虎は虎だなぁと思いました。

美人画も出展されていましたが、今回は全く好みと合いませんでした……。
藤田 嗣治は割と好みでしたが、素描のような雰囲気だった上、春らしさは皆無です。

2. 常設展の感想

次は常設展「四季の万華鏡 - 春の足音 -」です。
会場に入って真っ先に目に入ったのが、あまり好きではない中島 千波の ≪ 梅花富士 ≫ だったので少し悩んだのですが、飛ばさずにちゃんと一周して良かったです。

……中島 千波の、特に代表作である桜の絵が嫌いです。
以前えき京都で見た富士山の絵はまだ良かった思い出もありますが……。
当ブログ内記事:美術鑑賞:富士山名品展

常設展は現代画家が多めです。

木村 圭吾の ≪ 花あかり ≫ 枝垂れ桜が幻想的でした。

奥村 美佳 ≪ 風の森 ≫
春らしさどころか季節感の全くない風景画ですが……バルビゾン派のカミーユ・コローのような、幻想的な森の中の道がすごく綺麗でした。
が、説明を読んだら、まさかの日本、奈良市 白毫寺からの風景で驚きました。
しかも2014年の展覧会で発表(入選作)という新しさ。

佐藤 太清 ≪ 牡丹 ≫ 徳岡 神泉 ≪ 芍薬 ≫ と、花の絵は良いですね。

稗田 和穂 ≪ 朧春 ≫
こちらも枝垂れ桜が綺麗だったのですが、右下に浮かぶデザイン的な月が……雰囲気ぶち壊しでした。
月明かりが欲しかったのは分かるのですが、見えない月を想像するのも良いと思うのですよ!

最後が梅原 龍三郎 ≪ 静物 ≫
梅原龍三郎は人物画が絶望的に下手なのですが……花の絵は良かったです。
三月頃にあべのハルカスで開催していた特別展を逃したのですが、やっぱり行くべきでした ……。

特別展、常設展とも著作権の関係上、図録は販売されていないので、絵葉書を二枚買いました。

前回の小林美術館 鑑賞記事はこちら→当ブログ内記事「京都 円山四条派 美の系譜展」

3. 一日乗り放題券

今日は、天王寺のあべのハルカス美術館で開催している「マティスとルオー」展にも行きたかったので、いつもの回数券ではなく、「全線1日フリー乗車券 てくてくきっぷ」を使いました。

表紙です。
よくあるポイントカードと同じようなサイズです。


中身。
銀が貼られていて、使う日の年月日だけを爪で削って剥がして使います。

日付は、iPhoneの予測変換で「きょう」と入力して調べました。
平成二十九年で良いでしょ今日は!
(和暦は年の途中で変わる可能性があるので、西暦の方が便利なのだとは思いますが……)

4. 次回の予定

だらだらしていたので、到着は四時半前。
公式サイトで見てから食べたいなーと思っていた、併設喫茶店の氷くるみ餅は無理でした……。
ラストオーダーは美術館の入場と同じく四時半です。

九月二日まで開催予定の、次の特別展も行くつもりなので、次回に持ち越しですね。
(お盆休みにでも行っておかないと……イベントと引っ越しと重なって逃してしまいそうです)

次こそは氷くるみ餅!


この記事は美術館鑑賞です。

5/21日曜日、京都国立博物館で開催していた、海北かいほう 友松ゆうしょう 展に行きました。
当日が最終日で混雑が予想できるのに、この国立博物館は列形成が下手くそで不快なので、開館時間に到着を目指していたのですが……。
寝坊したので間に合いませんでした\(^O^)/

当日は本願寺(浄土真宗 本願寺派の本山。通称:西本願寺)にある国宝:唐門が、修復のため三十四年振りの開門でした。
開門は午後五時までで、一般開放されるのが午後一時までとの事だったので、一度通ってみたかったのですが……。
僧籍、寺族、門信徒のどれかで別に時間をください(真顔)
(一応どれでも当てはまる)

京都国立博物館に話を戻します。
ごりごりと宣伝を流していた割には入場待機列がなく、比較的快適に見られました。
海北かいほう 友松ゆうしょう は、この京都国立博物館 開館百二十周年記念 特別展の告知で初めて知ったのですが、有名な画家だそうです。

狩野 元信か狩野 永徳に入門、永徳の死後に狩野派から離れた後の、六十代以降の作品しかほとんど残っていないとの事。
資料によって入門先が元信か永徳か異なるらしいですが、狩野元信に入門後、永徳門下に移ったとかではないかなぁと思いました。
(日本画家の上村 松園が、鈴木松年に入門後、幸野 楳嶺門下に移り、幸野 楳嶺の死後は兄弟子:竹内 栖鳳の弟子になっています)

出展目録がA4の紙の裏表だけだったので数が少なく感じてしまい、あまり作品が残っていないのかな、と思っていたのですが。
襖絵や屏風など、壁一面を覆う大型の作品が多く、目録の量より遥かに多く感じました。
ポスターなどに使われた龍の絵は、三枚で一部屋を使われていましたし。

ちなみに出展目録を見ながら作品を鑑賞していたところ、達磨絵など前期のみ出展の作品もあったので、実物を鑑賞できた作品は、目録よりも更に少ないです。

狩野派は年代が下るに従い、装飾的で非現実的な絵柄になってしまっていたのですが。
さすがに狩野派の始祖の直弟子というだけあって、初期の狩野派にあった勇壮な絵柄が残っていて好みでした。
海北友松の真筆と判断されてからは初公開となる初期の絵は、松の幹が真っ直ぐで違和感を覚えていたら、途中はちゃんと折れ曲がった松っぽい松になっていました。
……後年の作品では真っ直ぐの松もまた出てきていましたが……。
盆栽にありそうな松が好きです。

本人の手紙を含め、ちらほらと書も出展されていました。
普段は解説を読みながら「多分これが解説にある文章なんだろうな」と推測しながら眺めているのですが。
たった一人だけ、原稿用紙を下敷きにでもしたのかと疑うほど綺麗な楷書体の方がいて驚きました。
文語体なので、文字が読めても意味が分かるわけではありませんけれども。

一番の見どころは、ポスターにもなっていた龍の絵。
ですが、同じお寺に描かれた消え入るような松の襖絵が、和美は一番好みでした。
襖絵なので、もちろん実際の松よりは小さいのですが、全てを実線で描くより「見えていないだけでもっと上まで伸びている大きな松の木」と、端に見える枝に繋がる枝までも想像させられて、勇壮な松なんだろうなぁとわくわくしました。

そういえば同じ京都国立博物館で見た長谷川 等伯も国宝の松が綺麗で(同じ場所に飾られていた気が……)自分で思うより、松が好きなのかなぁと思いました。
長谷川 等伯は他の絵の方が好みだった記憶がありますけれども。
画題としては梅が好きです。(台無し)

テナガザルの絵が以前大阪市立美術館で見た狩野 山楽に似ていると思ったのですが、長谷川 等伯を含めて、あの時代ののよくある描き方だったようです。

ポスターに使われていた以外にも、龍の絵は大量に出展されていました。
五点か六点あったのかな?

でもポスターの龍がやっぱり一番恰好良かったです。
同じ龍でも「晩年の作品は、勢いは足りないがより荘厳さを感じさせる」とか説明がありましたが、よく分からない。

時間があったので、開催されていたワークショップにも行ってみました。
テーマは、友松の特徴でもある「肥瘦ひそうのある線」を描いてみよう、です。
肥瘦は漢字の通り肥えたと痩せた、つまり強弱のある前回です。
最初が細く、真ん中は太く、また最後が細くなっていて、太い線は体重が掛かっていたり、ボリュームがあったりする部分です。

内容は、出展されていた馬と、酒席の男性のそれぞれの絵で一部の線が消えていて、その消えた線を描いて友松と合作してみよう、との事。
出展作の馬があんまり似ていなかった事と、描ける線が男性は二本(馬は一本)という事で、男性を選びました。
最初の細い線がなかなか難しくて何度も描き直したり、ついでに馬を自力で描いてみたり。
結構時間が掛かって、結局最後まで納得がいかないまま終わりました……。

かなり前に松柏美術館で見た上村 松園の下絵展で、筆であんな絵が描けるのはすごいなぁとずっと感じていたのを思い出しました。

デザインセンス絶無の龍の絵葉書と図録を買って、案内所の人に「いい加減グッズも税込み表示にしてください」とかなり強い苦情を入れて、年間パスポートに悩んでとりあえず辞めて終了です。
美術館と博物館で税抜き表示なんてここだけですし、図録は税込み、絵葉書は税抜きって更に意味不明だし。
(以前からアンケートに書いているのですが、改善されないので直接入れました)
龍の絵葉書は、なぜか全体図と部分拡大の二種類を無理矢理押し込んでいました。
どっちか片方で良いのに。

年間パスポートは国立国際美術館に行った時から入会しようかなと思っていたのですが、京都国立博物館で入会すると、京都府内にある他の美術館やお寺の観光も割引になるそうで。
入会場所によって特典が違うなら、見比べてから入ろうかなと思いました。
……あと、特別展しか行かないのに割引だけというのは得なのか損なのか。


自由気ままな一人暮らし一年ちょっと目の、部屋の片付け記事です。

たまに散らかりますが、基本的に物が少ないのと、引っ越しが決まっているので、汚部屋と呼ばれるまでには片付けています。

ずっとやらなきゃいけないなぁと思いながら、なかなか腰が上がらなかった冷凍庫の中を掃除しました。
レンタル家具の『基本三点セット』の一つで、冷凍庫+冷蔵庫(最下段に小さな野菜室)という、高さ1m程の小さい冷蔵庫です。
冷凍庫に……霜が降りました。
ご飯を冷凍する場所が削られてしまっているので、対策は既に検索してありました。

・冷凍庫の中身を減らす
・ドライヤーなどで温めながら霜を削る
・霜防止のサラダ油を塗る
という手順なのですが……めんどくさそう。

本来は、冷蔵庫の中身を空にして二日間程電源を抜くのが最善らしいですが、冷蔵庫を空にするなんて無理。
再検索して出てきた、『冷凍庫の中身を減らし、ドライヤーで溶かす』方法を使っています。

そんな理由で放置していたのですが、週末に炊いた六合+既に冷凍していた一回分のご飯を入れる場所が……ない。
という事で、早く起きられた朝に、急遽掃除と相成りました。
週末にたまたま魚を大量購入したのも、冷凍庫の中身が圧迫された原因ですね。

冷凍庫の中身が割といっぱいの状態でしたが、何とか 氷 を取り切れました。

まずは冷凍庫の中身を取り出し。
ドアポケットにまで被害が及んでいなかったのは良かったです。
時間が掛かりそうだったので、ここで冷蔵庫の電源を抜きました。

次にドライヤーでとりあえず底辺から溶かし始め。

……なかなか溶けそうにないので、キッチンばさみでガツガツ削りました。
今日は仕事です。
ガツガツ掘って、冷凍庫の壁を割る勢いで一ヶ所を剥がすと、そこから面の四分の一程がごっそり取れるのでまだ良かったです。
……上面は厚さ3cm程あって驚きましたが……。

全て取り終わるのに、大体三十分ぐらい掛かりました。
背面が一番難しかったです。
大きな氷は流しに直接置きましたが、流しが近くない場合は、細かい氷を入れられる丼鉢などがあると楽だと思います。
直線50cm程が、遠い。

見た目よりも量が多いので、洗い物が溜まっているなら片付けてからの方が良いかも。
汗ばむ程の作業量なので、季節的にはちょうど良かったかな……。
あちこち行っているのに、全く書いていない美術館感想記事です。(最早定型文……)

京都駅にある伊勢丹の中の「えき」で開催していた「芳年」、大阪の国立国際美術館で開催していた「クラーナハ」と、同時開催の「ピエール・アレシンスキー」も書いていませんね……。
三月に行った、姫路市立美術館の「バロックの巨匠たち」も。
グランフロント大阪のピーターラビットは書きましたが。


泉屋せんおく博古館はくこかんは今回初めて知りました。
京都市の東山にある、私立博物館です。
東山駅は国立近代美術館、京都市立美術館、細見美術館と美術館が固まってあるので、割とよく行く場所です。
今年はうっかり行き忘れてしまいましたが、『みやこめっせ』こと京都勧業会館もあります。
細見美術館は、過去に二回程 特別展を逃してしまい、まだ行った事はありませんが……。

今回の目的地である泉屋博古館は、近代、市立、みやこめっせ等とは少し離れた場所にあります。
チラシには最寄り駅である東山駅、蹴上駅から徒歩十五分~二十分となっていましたが、方角が分からなくて結局三十分程掛かりました……。
帰りも迷ったので、バスに乗った方が良さそうです。

泉屋博古館は、政治家の西園寺公望の弟でもある、住友グループの創業者の収集品だそう。
常設展示は中国の青銅器、企画展が今回の目的です。
「楽しい隠遁 山水に遊ぶ ~ 雪舟、竹田、そして鉄斎 ~」という、内容は中国絵画と南画です。
そう言えばちょうど去年のG.W.、兵庫県立美術館で開催された、富岡とみおか 鉄斎てっさいの企画展を行き逃したなぁ、と嫌な思い出が蘇ります……。
(去年のG.W.は引っ越しで忙しかったのです)
富岡 鉄斎は、通っていた芸術大学の授業でを知ってから、ずっと気になっていた画家です。

雪舟は言わずと知れた水墨画家、富岡 鉄斎は中国の想像上の風景を描いた画家。
題名で二人の間に挟まれた「竹田」は、今回初めて知りました。
田能村たのむら 竹田ちくでんという名前の画家です。
和美も勘違いしましたが、「たけだ」ではありません……。
(鉄斎で分かる通り、副題の画家は名前で統一されています)
雪舟は白黒のはっきりした絵、富岡 鉄斎は太い線で描き込みの多い黒っぽい絵、田能村 竹田は細かい描線のほんのりした絵柄……かなと思います。

七賢人とか桃源郷とか、ちゃんと分かっていない事が多いのですが、滝が流れる山奥で隠居生活を送る文人達の絵が多かったです。
とりあえず桃源郷の原作(詩)は、翻訳を読んでみようかなと思いました。

隠居、というと、俗世間の喧騒を離れた印象から、好みは「シンプル・イズ・ベスト」に近くなるのかな、と思っていたのですが……。
出展されていた文具は特に、装飾過多な物が多かったです。
ちょっと高めの宝飾店やアンティークショップの店頭で見かける、「掘り出した鉱石そのままドーン」の置物なら、自然体なのでまだ分かるのですが……。

文具・茶道具は数点「取り合わせ」として出展されていました。
が、説明文に書かれた制作年代がバラバラで、博古館側の選択なのか、画家達が好んだ取り合わせだったのか分かりませんでした。
何も書かれていなかったので博古館側の選択だと思います。

そうそう。
特別展の入り口には、大体主催からの挨拶というか企画意図のような解説があります。
(特定画家の展覧会だと画家の財団、海外美術館だと美術館の館長と大使館辺りも同時にありますね)
その解説が紙でも配布されていて、展示会場に入る手前に置いてある椅子に座って読めたのが便利でした。

特別展はそんな辺りかなー。
会場の外にポスターが貼ってあった、別館の特別展も面白そうだったのですが。
場所を確認したら東京でしたフザケンナ。
京都市立美術館の別館(本館から徒歩十分程)みたいなノリを期待したじゃないですか。

常設展は大量の青銅器でした。
世界でも最も早く全集と解説を出した事で有名らしいです。
が、青銅器よく分からない。

というか、夏(史実がちゃんと残っていないため実在するかどうか不明)、殷(商)、周(西周)、明以外に興味がありません。
ええ、全て週刊少年ジャンプで連載されていた、藤崎 竜先生の漫画:封神演義の影響です。
(明は原作の封神演義が成立した年代です)

とりあえず錫が入った鏡が銀色っぽくて綺麗でした。
……それを【青】銅器と呼ぶのかはさて置きますが。

出展されていたのは大阪と京都ばかりでしたが、青銅器の鏡といえば、地元から出土してくれなくてモヤモヤします。
箸墓古墳は掘り返せませんが、そこから鏡がざくざく出てきてくれたら邪馬台国の畿内説が確定しますね!
……畿内説の唯一にして一番弱いのが、中国から贈られたという鏡が出土しない点なんですよね……。

他の方に学芸員と思しき方が解説していたのを聞いたところによると、鼎の個数は王族が七個、そこから二個ずつ減った奇数個で地位を表すそうです。
「鼎の軽重を問う」という滅多に使われない慣用句の「鼎」は王族しか持てない二個の重さって事なんですかねー。

青銅器は四室ぐらいに分かれていて、あまりにも色味も形も変わらないので、途中をかなり飛ばしました。
最後の部屋が楽器(青銅器なので打楽器)で、試聴があって良かったです。
周りが静かだったら録音したかった笑
(妖怪:オンゲントロ)
復元模型を使った試し打ちもできました。
結局博古館を出たのは閉館後の五時過ぎでした……。
次?の特別展も面白そうなので、また行きます。

結論:もっと早く行けば良かった


京都伊勢丹の「アニエス・ベー 写真コレクション」も、近代美術館の「技を極める―ヴァン クリーフ&アーペル  ハイジュエリーと日本の工芸」もついでに行きたかったです。(言うだけならタダ)
今回は、住吉鳥居前駅で乗り換えたので、住吉神社の太鼓橋も見たかったです。

引っ越してしまう前に行かないと。

おまけ。
迷った周辺にあった、結構有名な建物らしいです。

先日書いた記事 「 雑談?布団カバーとインテリア 」 の続編です。

この記事で、


生成り(薄汚れたような白)とパイル地(タオル生地)がありました。

普通の生地で真っ白が欲しいです。

と書いた後もずっと探し続けていたら、見つけました!
京都伊勢丹なので、お値段は推して知るべし、ですが……。

待望の真っ白!!!

です。
ちょっと生地が薄いらしく、中の布団の色がうっすら透けて見えますが……ちょっと生地が暖かくありませんが……良いや、真っ白だし!

後は敷布団カバー……と思ったのですが。
常にシーツを被せているので、そのシーツを買い換えた方が、見た目で分かりやすいよなぁと思いました……。

しかも、今の時期に店頭に並んでいるのは、もちろんこれから迎える夏向け。
今の和美のシーツはまだ冬用。
時期が遅かったなぁ……。と後悔しています。
とりあえず夏用シーツの真っ白から探しますか。
前回の記事でも書いた通り、夏用シーツはほとんどが水色(後は変な柄とたまにピンク)なので、頑張ります。

追記。
他の用事でニトリに行ったら、割とちゃんとした白っぽいアイボリーの夏用シーツがありました。
暑くなってきたらそれを買おうと思います。
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書いている人:七海 和美
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更新少な目なサイトの1コンテンツだったはずが、独立コンテンツに。
PV数より共感が欲しい。
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